第6部 一章 7話 事件調査
1911年10月14日 壊れた砦
目が覚める、私は騎士の手を持ったまま横になっていた
「大丈夫か?」
警部補が私の体を支えてくれていた、どうやら魔力をを使い過ぎたみたい
人間などの知性がある者の記憶は、その者が見た風景と共に感情も読み取れるので余計に疲れる...
あの騎士からは、愛する家族に会いたい、死にたいする恐怖の感情が伝わってきた..
私は、見たことを警部補にすべてを話した
「..白銀の髪の女ヴァンパイアか..ソイツは名前は名乗っていなかったか?」
「いえ...ただ騎士が、帝国軍の非魔力人だけで結成されている部隊だと言っていました」
「ふむ....なるほど」
警部補は何かに納得がいったようだった、私には全く分からない
「今回の依頼の大方の原因は分かった」
「え、まじですか?」
「ああ、その説明は後にする、まずはここの兵士たちを地上で葬ってからだ」
その後、私たちは彼らの死体を地上に上げて、簡易的な墓を作り埋葬した
すっかり周りは夕方になっていて、私の体も疲れ切ってしまった
これから、また下に降りて村に戻らなくてはならないと思うとすごく憂鬱だ...
「では、戻るか」
私は警部補の後に続いて、朝来た道を戻っていゆく
「今回の件だが、ヴァンパイアの件は村人には黙っているように」
「は、はい!」
100年前なら少数と思うけどヴァンパイアが居たと思うから言っても良いとは思うけど...
歩きながら警部補は話を続ける
「今回の件は、村の結界の力が弱くなり、村に近づけるようになったブラックドックが村人を守るために現れたとうのがオチだな」
その後、警部補の話によると、村に張られていた結界は戦闘の際に王国軍が村人を守る為に避難場所として張ったもので、
その避難場所に村人が住み着いて現在の村が形成された、最近その結界の力が弱くなり、ブラックドックが村に近づけるようになり、微量な魔力を通すことができた




