第6部 一章 1話 見習い魔術師
この物語は、シリーズなのですが
こちらは第6部になります
STAR WARS方式で、第1部ではなく6部から始まります
第6部の時代背景としては、大方、現実の1900年時代初頭と同じだと思っていただいて問題ありません
それに魔法が加わるような感じです、それで各部で主人公が変わります。
1911年 10月12日 王国 王都魔法団 地方調査課 クレア クラーク(女)
私は今年に魔術師学校を卒業したばかりで、現在師匠を絶賛募集中の魔術師見習いです
通常、一人前の魔術師と認められるには師匠の下で共に仕事をしながら修行を行い
師匠より一人前と認められなければ魔術師になれず
しかし、今は魔力保持者の減少と、非魔力保持者との対立など様々な要因で今は仕事と師匠を探すことが難しいの現状。
元々魔術師の家系ではない私はほとんど師匠が見つけられていません。
私の魔力は持っているスキルは触った人モノの記憶が視れる変わった能力で地方で起きた魔術がらみの調査を行う地方調査課にいます。
その地方調査課は王国の全土から寄せられる魔術や魔獣などの魔法に関連した事件を調査し解決する国の機関で、私は事務方で仕事をしています。
そんな地味な課も昔は魔術師騎士団という名称でエルフ、ゴブリン、リザードマンなどの非人種から対黒魔術、戦時下は敵国の偵察や戦闘部隊までと昔はバリバリの魔術師集団でしたが
現在は、非人種の絶命、王国の魔力保有者の大幅な減少により魔法関係の仕事は少なく
畑を荒らす魔獣退治やら、稀に非魔力保持者の家庭で魔力保有して生まれた赤ちゃんが暴走した際の子守、見習い兼師匠もいない私はひたすら書類整理ばかりの毎日で日々魔術師とは何なのかと思っています。
そんな憂鬱なある日
「クレア君、ちょいといい?」
上司の副団長に私は呼ばれ副団長の個室に向かう
「副団長御用でしょうか?」
「ああ座って、座って、いやぁね」
副団長がいやぁねという時は私に仕事を押し付ける時によく使います。
今朝早くに北の地方から調査依頼があってね」
「また、思春期の子供の魔力暴走ですか?」
「あはは、その節はありがとうね」
愛想笑いで副団長は私の嫌味をかわす、これが中間管理職のなせる技なのか
「いや、今回は魔獣とゴーストの案件になるかな」
「珍しいですね…」
「内容としてはブラックドックの目撃と村長所有の魔法石ラジオに”変なノイズ”が流れるとか」
「ブラックドックですか…」
生唾を飲む…
ブラックドック…炎の牙を持ち攻撃力が非常に高い上に
高度な知性を持っている狼型の魔獣
「もし、村人が目撃したのがブラックドックなら、魔術師が関係しているのでは?」
「ふむ、そう思ったから魔術師登録を調べたけど、あの村には魔術師の登録の記録はないんだよね」
ブラックドックは野生だが、人間が飼いならしていた歴史があり、野生の可能性は低い。
私は副団長の意図が分かった。
「私の能力で調べてこいという事ですか?」
「あはは、君の能力でブラックドックを退治または捕獲して飼い主を割り出して欲しい」
そうだろうと思った
「ですが、副団長…ブラックドックは狂暴で…私は対魔獣戦術に長けていません…」
私は事務方で武闘派じゃないし魔術師見習いにできるか不安…
「大丈夫今回はブラックドックの退治は同行する専門家が行うから、明日早速彼と村に行ってほしい」
「その方がそっち(力仕事)をやるなら…招致しました」
それと、前々からお願いしていた件について副団長に尋ねてみた
「副団長、話が変わるのですが、師匠の件で契りの契約はいつしますか?」
私はこの部署の魔術師全員に師匠のお願いをしていて
すべての人に断られた
そして一番ないと考えていたこのひよわな副団長に頼んだら一発OKされた
後から先輩から聞いたら
今は頼りないおじさんだけど、昔はバリバリの魔術師で今では解散した対魔術師討伐軍に所属していたと…いい掘り出し物件だ…
「それがねぇ…4日前にねぇ…知り合いに娘の魔術師の師匠になってくれって言われてねぇ、なかったことにして欲しいんだよね」
「はぁ!?」
思わず口に出してしまった
「私、1週間前にお願いしたじゃないですか!!私が先ですよ!!私が副団長を貰うんですよ!!」
「貰うって…僕奥さんいるし…」
「何勘違いしてるんですか!!!取消ですよ!いいじゃないですか!!私だって容姿には自信がありますよ!言われれば脱ぎますよ! 脱ぎます!」
「ちょと!ダメだよ!僕が捕まるから…それに何をしてるんだい…」
落ち着けるわけない、まてよ…時期的に私の同級生じゃないの!
「その女は誰ですか!?どこの馬の骨ですか?!!!」
「えーと、武装貴族のハイド家の…」
ハイドって…あのアラちゃんか!学校のカーストの上位だけど私みたいな一般家庭の生徒にも優しくて、みんなのアイドルだった…てか武装貴族だったのか…貴族とは聞いていたけど
貴族の中でも名門中の名門じゃない…
「でも、その貴族制度は昔の話ですよ!関係ないです!こんな寝取られ許せません!」
「そうなんだけどアラ君の御父上にはお世話になったから、断れなくて…」
「先に先客がいるっていえばよかったじゃないですか!!!」
「僕のお嫁さんの義兄なんだよね…本当にごめんね…」
「わかりました…取り乱してすいません」
私はおじさんを完璧な相手に寝取られた、悔しすぎる…
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
誤字脱字あれば教えてください。
そのほかのことでもなんなりと教えてください。




