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6分の1

「来ちゃったんだね…とはどういうことですか?水野さん」

僕が訪ねると発言の主、水野さんは

「美咲で良いよー、今のは人違いで友達かと思ったの、忘れて。」

彼女はニッコリ微笑んで言った。しかし来ちゃったんだねなんて友達に言うのか?と思いつつ友達の少ない僕にはわかるはずの無い話だった。

「では美咲さん、落ち着いて聞いてください。結論から言いますと、このままではあなたはこの6日後、次の雨の日に殺人事件によって亡くなります。」

すると太陽が

「お、おい!そんないきなり言っても混乱するだろ!」

しまった、僕はいつも事の最後から話してしまい相手を混乱させてしまう。いつも太陽に指摘されていて今度こそは直そうと思っていたのに…すると、目の前の女性はまたニッコリ微笑んで

「そっか、それは気を付けないとね。」

意味がわからなかった。能力の説明もしていないのにこんなよくわからないことを言われて納得するなんて天然にも程がある。あるいは全く信じていないか。

「冗談じゃ無いですよ?」

と僕が確認すると、今度は真剣な眼差しで

「うん、わかってる。わかってるよ。」

と優しく諭されるように言われてしまった。納得するしか無くなってしまい

「わかりました、ですが何もわからない僕には他にはできることがありません。6日後、完全に自分の家を密室にして極力外から出ないでください。未来が変わるかもしれません。では僕はこれで」

太陽がもう良いのか?という目を向けてきて、それに僕も大丈夫と頷く。すると今度は悪戯っ子な顔をして僕の袖を掴む。

「何ですか…?」

と僕が問うと彼女はハッキリと

「本当に殺されるなら私のボディーガードになってよ!」

またあのニッコリ顔でそう言った。翌日からボディーガードにならざるを得なかったのは言うまでもない。


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