終章
彼女の言葉の後、太陽と合流し太陽がすぐ救急車を呼んでくれた。しかし彼女は病院に搬送後すぐに死亡が確認されたらしい。
「将太、これはお前のせいじゃない。だから自分のせいにしたりするのはやめろ。」
「うん。わかったよ、ありがとう。」
太陽が僕を気にしてくれている。僕もそれに答えようと必死に声を出す。美咲さんの死後、親が殺人犯ということもあり、親戚も美咲さんの元に来てはくれなかったようだ。美咲さんは親戚から避けられていようだ。そのせいもあり、誰も葬式代を出してなどくれなかった。もちろん、親のいない僕から出せるお金などほんの少ししか無くて葬式代の足しにもならなかった。クラスメイトとも深い関わりがあったわけでもなく、皆悲しんだだけで何かしてあげようとするわけでもなかった。
美咲さんが亡くなってから、僕は美咲さんが本当に孤独だったのだと知った。美咲さんの時折見せる悲しい表情は孤独からでもあったのだろう。
それなのに僕のことを思って僕を助けるために行動してくれた。死という永遠の孤独が待っていたにも関わらず。
他の方法で彼女の孤独を救えたのは僕だけだったのに僕はそれができなかった。この能力でもっと…
僕はこれからも後悔し続けるだろう。美咲さんのこと。この能力を利用しきれなかったことに。こんな気持ちになるのなら…
雨なんて降らなければ良いのに
ご愛読ありがとうございました!ハッピーエンドを期待していた人はごめんなさい!面白かったらレビュー、評価お願いします!




