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序章
僕は雨が嫌いだ。
僕の名前は雨音将太。北海道の私立高校に通う高校3年生だ。
僕には雨が嫌いな理由がある。それは『雨の日だけ事故や事件にあう人の声や個人の情報が聞こえる』というものだ。生まれつきこの能力を持ち合わせているのだがやっかいこの上無い。
色々な人を救える、などと思うかも知れないがよく考えて欲しい。日本中の人を救えるわけないし、かなりの悪い情報が入ってくるため心も重くなる。しかし情報を遮断することができ、何も気にしないこともできる。だが…
「将太ー、帰るぞー。」
と、雨の降りしきる中、放課後の教室でいつものごとくボーッとしていた僕に話しかけてきた短髪で少しつり目の同級生の少年、荒川太陽だ。
「そうだね、帰ろうか」
そう答えて僕はリュックを背負って太陽と教室を出た。
最終章まで30分位で読めますので是非読んでください!




