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第八十三話、わたくし、『ちょい悪令嬢』になりましたの。【新年記念特別編】(その5)

ちょい悪令嬢「──謹賀新年、パート(ファイブ)‼ 三が日は終わりましたが、松が取れるまでは、まだまだ正月気分は有効ですよ! 今回も前回に引き続き、【新年特別座談会】の第5回目を、わたくしこと『ちょい悪令嬢』を司会に、いつもの量子魔導クォンタムマジックチャットルームより、いつものメンバーを交えて、昨年の反省と本年の抱負について、熱き激論を闘わせていきたいかと存じます! 読者様並びに参加者の皆さん、どうぞよろしくお願いいたします!」




ちょい悪令嬢以外の全員「「「よろしくお願いいたしまーす!!!」」」




ちょい悪令嬢「──さて、前回は急遽予定を変更して、前々回に引き続いて、昨年最後の本編の【魔王と勇者編】(仮称)について、その最重要テーマの一つであるところの、『本編の大幅な路線変更の煽りを食って、埋没し続ける『正統派ヒロイン』アイカ=エロイーズ嬢を、いかにして目立たせていくか?』についての、補完解説をいくつか付け加えることに終始してしまいましたが、今回は当初の予定に立ち返りまして、いよいよ当エピソードの中核を担う、『魔王と勇者との関係性』について、主に新登場の『魔王』様サイドを中心に、本編中において晴れて当代の『勇者』として覚醒された、アイカ嬢──HN(ハンドルネーム)『えろいか』さんを、前回及び前々回同様にスペシャルゲストとしてお迎えして、語り合っていきたいかと思います! 『えろいか』さん、今回もよろしくお願いいたします!」




えろいか「え、いや、よろしくって、言われても、ねえ…………」




ちょい悪令嬢「──あ、あれ? 何かいきなり口ごもられたりして、どうかなされたのですか?」


えろいか「……うん、どうしたもこうしたも、なくてさ」


ちょい悪令嬢「はい?」




えろいか「──何で正月三が日も終わったというのに、私とあなただけ依然として、ミニスカサンタコスなんかを、着せられているのよ⁉」




えろいかとちょい悪令嬢以外の全員「「「何いっ、すでに松の内も終わろうとしているのに、サンタコスプレだとう? ──いいぞ、もっとやれ!!!」」」




えろいか「──やかましい! このどエロ王侯貴族の子息子女どもが⁉」




ちょい悪令嬢「どうどう、お気持ちはわかりますが、どうか落ち着いてください、『えろいか』さん。このコスチュームには、ちゃんと理由があるのです」


えろいか「はあ? 正月にサンタコスプレすることに、何の理由があるって言うのよ⁉」


ちょい悪令嬢「それはこれから、ご自身の目で、お確かめくださいな♡ ──では()()()、どうぞご入場エントリーなさってくださーい!」




???「「「──はーい!!!」」」




えろいか「なっ⁉」


ちょい悪令嬢とえろいか以外の全員「「「うおおおおおおおおおおー⁉」」」




ちょい悪令嬢「……いやはや、もはや『天丼』とはいえ、とても王侯貴族の御子息や御令嬢のものとは思えない雄叫びですが、それも無理からぬこと。何と何と、5歳から7歳くらいまでのの美幼女がわんさかと、わたくしや『えろいか』さん同様、ミニスカサンタコスで現れたのです!!! ──そう、【魔王と勇者編】のみならず、あの【クリスマス特別編】をも加えまして、年末の本編に登場なされた、『都市伝説三人娘』と『ロシアンサンタの三つ子の孫娘』(一部重複あり)の皆様が、四人一緒に勢揃いしてご登場なされたのですよ♡ ──では皆様、一言ずつご挨拶のほど、よろしくお願いいたします!」




メリーさん太「……あたし、『メリーさん太』さん。恥ずかしながら、帰ってきたの」


サンタ・コサンタ・マゴサンタ「今回は、妹たちもお世話になるから、よろしくねー♡ ──ほら、あなたたちも、ご挨拶ご挨拶!」


アグネス聖下たん「………………(ムスッ)」


クラ立ちぬ「………………(びくびく)」




かませ犬「……嘘だろ、メリーさんに、ロシアンサンタの孫娘スネグーラチカ嬢に、アグネス聖下たんに、そしておまけに今回本編初登場のクララ魔王陛下(たん)の、本作ロリヒロイン揃い踏みなんて」


メイ道「しかも、メリーさんやスネグーラチカ嬢は言うに及ばず、あのアグネス聖下やクララ陛下までもが、揃いも揃って、ミニスカサンタコス、ですと⁉」


真王子様「いくら新年特別企画ゆえの、読者サービスとはいえ、あまりにサービスしすぎて、こちらの許容範囲が、すでに臨界点突破だぞ⁉(ボタボタボタボタ)」


ジミー「──鼻血鼻血! ……しかし、『アグネス聖下たん』のむっつりふくれっつらはいつものことだけど、今回初登場の『クラ立ちぬ』さんの、本編での魔王の名に恥じない威風堂々した姿が嘘みたいな、まるで小動物のような怯えっぷりは、一体何なのよ?」


妹プリンセス「……仕方ありませんよ。──ほら、本編で『あんな酷い目』にあったというのに、まさにその『加害者』が、この場に一緒にいるのだから」




ほぼ全員「「「じぃいいいいいいいいいいいいいっ(『えろいか』以外の全員の視線が、『えろいか』へと向けられている擬音)」」」




えろいか「──ちょっ、何だよその、人のことを責めるような視線は⁉ 仕方ないじゃないか、あの時の私は、自分の御先祖様だという『大昔の英雄の魂』に、身も心も乗っ取られていたんだから!」




クラ立ちぬ「(びくびくびくびくうっ!!!)」




ちょい悪令嬢「──ああっ、いきなりそのような大声を出したりして、駄目じゃないですか! ほら、『クラ立ちぬ』さんが、すっかり怯えてしまわれたではありませんか⁉」


かませ犬「……ったくもう、これだから、『正統派ヒロイン』様はよう」


メイ道「『脇役』の──しかも、『悪役』の気持ちなんて、わかりもしないんでしょうね」


真王子様「しかも相手は、一応魔王とはいえ、いまだ年端もいかない幼女だというのに」


ジミー「いくら『勇者』だからといって、何をしても赦されるってわけじゃないんですけどね」


妹プリンセス「あ〜あ、あんなに『トラウマ』を植え付けてしまって、これからの『魔王VS勇者』イベントのほうは、一体どうするおつもりなのですかねえ……」




えろいか「──いやいやいや、確かに今のは私も悪かったけど、何このフルボッコ状態⁉ みんなそんなに、私のことが嫌いなの? だったらいいよ、もう『正統派ヒロイン』なんかやめて、本編からも退場フェードアウトするよ!」




サンタ・コサンタ・マゴサンタ「──待って待って待って、そんな短絡的な! みんなもほんのちょっぴり、悪乗りが過ぎているだけなんだよ! だから落ち着いて! クララのほうも、別にそれほど気にはしていないんだからさあ!」




えろいか「……え、そ、そうなの?」


サンタ・コサンタ・マゴサンタ「うんうん、やはりあれだけのことがあったのだから、あの子もいろいろと気まずいわけなのよ。例えば、魔王としての沽券プライドが、どうのこうのとかねえ。──だから年上のあなたのほうから、『仲直り』の言葉をかけてやってちょうだいな」


えろいか「仲直りの言葉って、そんなんでいいの⁉」


サンタ・コサンタ・マゴサンタ「そうさ、うちの妹たちは素直でいい子ばかりだから、ちゃんとコミュニケーションさえ取れれば、大丈夫なんだよ♡」


えろいか「そ、そう、お姉さんがそう言うのなら、やってみるよ!」


えろいか以外のホワンロン王国民一同「「「(えっ? 『クラ立ちぬ』さんはともかく、『アグネス聖下たん』が、『素直でいい子』だってえ? あのずる賢くて陰謀大好きの、聖レーン転生教団の教皇様が⁉)」」」


えろいか「……ね、ねえ、『クラ立ちぬ』ちゃん。今ここにいる私は、けしてあなたに意地悪なんかしないよ? この前の『私』は、本当の私じゃなかったんだ。だからもう何も心配は、いらないんだよ?」


クラ立ちぬ「……ほんと?」


えろいか「ほんとほんと、嘘なんか言わないよ!」


クラ立ちぬ「じゃあ……」


えろいか「じゃあ?」




クラ立ちぬ「……もうクララに、痛いこと、しない?」




クラ立ちぬ以外の全員「「「──ズギューン!!!(ハートを撃ち抜かれる音)」」」




ちょい悪令嬢「何ですこの、本作においてはすでにお馴染みの台詞だというのに、これまでにない『イケナイ』感は⁉」


かませ犬「……やはり、一桁の幼女は、破壊力が違うぜ」


メイ道「お嬢様一筋であるはずの私すらも、一瞬転びそうになりましたよ!」


真王子様「おいおい、『()の巫女姫』とその従者が、仮にも魔王に懸想したりしたら、シャレにはならないではないか?(ボタボタボタボタ)」


ジミー「──鼻血鼻血! ……いや、私たち『境界線の守護者』だって、マズいでしょうが?」


妹プリンセス「仕方ありませんわ、本編ではあんなに大人びて気丈な女の子だったところに、このギャップ萌えですもの、誰だってイチコロですよ」




えろいか「──そういうわけで、みんな! ちょっと私と『クラ立ちぬ』ちゃんを、二人っきりにしてくれるかな? ここは勇者と魔王とで、腹を割って話し合って、両者の間にわだかまっている誤解を、完全に解消しておきたいと思うんだ!」




えろいか以外の全員「「「──は?」」」




えろいか「じゃあ、行こうか、()()()(肩に手をかけながら、さりげなく呼び捨てにして)」


クラ立ちぬ「え、え、あ、あの?(顔を真っ赤に染め上げて)」


ちょい悪令嬢「ちょ、ちょっと、『えろいか』さん、いきなりどうしたんですか⁉」


えろいか「……悪いけど、部外者は、黙っていてくれるかな? これは勇者と魔王にとって、必要不可欠な『儀式』なんだ」


かませ犬「うわっ、あの勇者、完全に目がイッちゃっているぞ」


メイ道「……一体どんな『儀式』を、するつもりなんでしょうね?」


えろいか「何か余計なことばかり言っているやつらがいるけど、気にする必要は無いから。──さあ、()()()()()と、あっちに行こうね♡」


クラ立ちぬ「あんっ(いきなり腕を強く引っ張られての、可愛らしい嬌声)」


真王子様「……お姉ちゃんて」


ジミー「その子はあくまでも『ロシアンサンタ三姉妹』の末っ子で、別に『えろいか』さんの妹というわけではないでしょうが?」


妹プリンセス「……うわあ、本作きっての常識人も、『泣きロリ』の魔力には勝てなかったかあ」




えろいか「──外野どもが、やかましい! クララちゃんはみんなの妹なんだ! 魔王ならぬ『おう』なんだ! ──いいかいクララちゃん、今から君のHN(ハンドルネーム)は、『おう陛下たん』だからね♡」


クラ立ちぬ改めおう陛下たん「えっ、そんな? ──あ、あれ? もうすでに、HN(ハンドルネーム)が差し替えられている⁉」




えろいか「……くくく、クララちゃんを皮切りに、ゆくゆくは大陸中の幼女を、この勇者アイカ様の妹にしてやる! そして()だけの『妹帝国』を築き上げるのだ!」




ちょい悪令嬢「──いけない! 思考が完全に、勇者ではなく、魔王そのものになってしまっていますわ⁉」


メリーさん太「……これは非常に危険な状態なの。勇者が『負の覚醒』を果たしてしまったの。このままではこの世界そのものが、闇に包まれてしまうの」


サンタ・コサンタ・マゴサンタ「ちょっと、何勝手なことを言っているんだい? クララは私の妹だよ!」




ほぼ全員「「「──みんな、暴走勇者を、取り押さえるんだ!」」」




えろいか「──あ、何をする! 貴様ら、我の覇道の邪魔立てをするつもりか⁉ 許さん、許さんぞ!」


ちょい悪令嬢「きゃっ、アイカさんたら、お口から『漆黒の光線』なんか、吐き出しましたわ⁉」


メリーさん太「……『ブ○ックオーロライト』なの、もうすでに、かなりの魔王化が進んでいるの」


サンタ・コサンタ・マゴサンタ「ふざけんなっ! だったらこっちは禁忌の第二形態、『ブラックサンタ』化だ!」


ちょい悪令嬢「えっ、それって、サンタクロースというよりも、ドイツ地方の『なまはげ』みたいなものじゃ……」


メリーさん太「黒勇者と黒サンタとの、最終決戦なの。状況はついに、Aレベルへと移行しつつあるの」


ちょい悪令嬢「『ノエシス・プロ○ラム』かよ! やっぱりあなた、『メリーさん』じゃないでしょう⁉」


メリーさん太「ノンノン、あたしは間違いなく、メリーさんなの。みんなの疑う心こそが、事実を見抜くまなこを曇らせているだけなの。それよりも、こんな『はやしトモ○キ』先生ネタを連続して使用して、一体何人の読者が気づいてくれるかのほうが、非常に気がかりなの」




ちょい悪令嬢「──ああ、もう、こんなにぐだぐだになってしまっては、もはや本来の議題テーマである、【魔王と勇者編】の中核を担う、『魔王と勇者との関係性』について述べる余裕がなくなってしまいましたので、またしても次回以降に延期させていただきます! 読者の皆様におかれましては、どうぞご了承のほど、伏してお願い申し上げます! ──あっ、アイカさん、駄目です! それは『最凶の魔神』を復活させる禁呪ではありませんか⁉ 世界そのものが滅んでしまいますよ!」




えろいか「我が『妹帝国』の建設のためなら、一度世界が滅びるのも、やむなし!」




ちょい悪令嬢「何が、『やむなし』ですか⁉ 皆さん、構いませんから、それぞれの魔導力を全開にして、何としても取り押さえますよ!」




ほぼ全員「「「オウ!」」」




えろいか「──ぬう⁉ は、放せ! 放すのだ! くそう、我はけして負けぬ、絶対に、『妹帝国』を打ち立ててみせるからなっ!!!」













アグネス聖下たん「……一体、何をやっとるのじゃ、こいつら。別に我の出番もないようだから、もう帰ってもいいかのう?」

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