第2335話、わたくし、マスターとサーヴァントで合体して『魔法少女』になりますの☆【解説編】
メリーさん太「……ええと? 前回の【突発短編】は、一体?」
ちょい悪令嬢「話せば長くなりますが、順を追って詳しくご説明いたしますと、実は先日の1月31日まで限定で、かの超レア作品『ひぐ○しのなく頃に』の、OAV板『煌』と『礼』が、公式YouTubeチャンネルで、全話無料配信がなされていたのですよ」
メリーさん太「『F○te str○nge Fake』の話題のはずなのに、『Fa○e』シリーズでは無く、いきなり『ひぐ○し』かよ⁉ 確かに話が長くなりそうだな! ──とはいえ、双方共かつては同人ゲーム界の人気を二分していた、超傑作シリーズだし、制作者同士が凄く仲がいいのは有名だけどな」
ちょい悪令嬢「『煌』については、『ひぐ○し』のセルフパロの『極北』として有名だし、全話を一度に拝見できるのは千載一遇の大チャンスなので、万難を排して視聴したのですが、実はより注目すべきは、『礼』のほうだったのですよ」
メリーさん太「え、そうなの? 『礼』って『煌』に比べると、どうしても『地味』なように思っていたんだけど」
ちょい悪令嬢「おそらく『礼』と言うのは『0』のもじりであって、つまりあのスピンオフは、いわゆる『ひぐ○しのなく頃に0』と言う位置づけなのでは無いでしょうか?」
メリーさん太「──一気に『重要度』が増したように感じられるのは、なぜなんだ⁉」
ちょい悪令嬢「何か『ゼロ』と付けるだけで、けして見逃せない番外編て感じになるじゃないですか? 『Fa○e Zero』しかり、『呪術○戦0』しかり、『アルド○ア・ゼロ』しかり」
メリーさん太「最後のはちょっと違うんじゃないのか? ──それはともかくとして、『ひぐ○し』の0は、具体的にはどういった内容だったんだよ?」
ちょい悪令嬢「全五話のうち、最初の第1話と最後の第5話は、『……これって「煌」じゃねえの?』と言いたくなるような、いかにもギャグ調のセルフパロでしたが、第2話から第4話までの全三話は、完全に【本編】でした」
メリーさん太「……【本編】て、つまり梨○ちゃまがまたしても、『死に戻りループ』するわけ?」
ちょい悪令嬢「それの『亜種』だったから、驚いたのですよ」
メリーさん太「『亜種』、って?」
ちょい悪令嬢「『過去』の時間軸では無く、『パラレルワールド』の世界線へと、転移してしまったのです」
メリーさん太「──ええっ、今更⁉」
ちょい悪令嬢「ええ、ある意味『別作品』にもなりかねない急展開だし、下手すると、ここから『新シリーズ』が始まってもおかしく無いほどですが、それをたった三話でやっちゃったのです」
メリーさん太「……うん、それは『0』を名乗る資格が、十分有るわ」
ちょい悪令嬢「とはいえ、本作の作者が、前回の【突発短編】の作成に当たって影響を受けたのは、やはり『煌』のほうですけどね」
メリーさん太「──うおいッ⁉」
ちょい悪令嬢「『煌』のエピソードで最も有名なのは、断然第2話の『魔法少女おやし☆ロリカ』編ですので、同じように、『F○te str○nge Fake』のマスターの誰かを、『魔法少女』にしたら面白いんじゃないかと、思いついたのですよ☆」
メリーさん太「……ツッコミどころが多過ぎて、処理しきれねえ。──まず何よりも、どうして魔法少女になるのがマスターなんだ? 普通はサーヴ○ントじゃ無いのか?」
ちょい悪令嬢「神話級の英霊たちを魔法少女なんかにしたら、むしろパワーダウンするだけじゃないですか?」
メリーさん太「なるほど…………………いや、なるほどか? だったら、元々戦力にする必要の無いマスターのほうも、魔法少女にする意味は無いじゃん?」
ちょい悪令嬢「そうなのです! メリーさん、いい質問です! 戦力アップしないのなら、マスターであろうとサーヴ○ントであろうと、それぞれ片方だけが対象なら、魔法少女にする意味が無いのですよ!」
メリーさん太「へ?」
ちょい悪令嬢「そこで思い出したのが、あくまでも外伝である『マギアレ○ード』の、元祖である『魔法少女ま○か☆マギカ』に対する、『存在意義』についてなのです!」
メリーさん太「……また急に話が変わったな? 確かに『煌』は、『ま○マギ』のパロディでもあったけど」
ちょい悪令嬢「ここら辺は前回の【突発短辺】で述べた通りですが、一見『ま○マギ』の物語の中核をなす『魔女化による絶望』を、『マギ○コ』の『ド○ペル化』設定によって『骨抜き』にしたことは、大きな間違いのようであるものの、実はその本質を理解すれば、非常に正しく、しかも『ま○マギ』ワールドや『Fa○e』ワールドを、更に発展させる可能性を秘めていることに気づいたのです!」
メリーさん太「……それが【突発短編】で述べていた、あくまでも『自分自身の暗黒面』である、『魔女』をも受け容れるってことか?」
ちょい悪令嬢「『魔法少女』の正義の心と、『魔女』の莫大な破壊力との、両方を手に入れれば、神や悪魔レベルの最強の存在ともなれますからね」
メリーさん太「実際『ま○マギ』シリーズにおいても、『アルま○』ちゃんや『デビほ○』ちゃんや『インムい○は』ちゃんになれたしな」
ちょい悪令嬢「──最後の!」
メリーさん太「つまりそれを『F○te str○nge Fake』で応用させるとなると、単にマスターが単独で魔法少女になるのでは無く、マスターとサーヴ○ントが合体することになるわけか?」
ちょい悪令嬢「魔法少女と魔女との関係同様に、マスターにとってある意味サーヴ○ントは、『自分の隠された願望の具現』とも言えますからね」
メリーさん太「マスターの願望を実現するのに、最も適した英霊が召喚されるのだから、その説もあながち間違いじゃ無いだろうな」
ちょい悪令嬢「しかも、ただでさえ神話級の英霊であるのに、そこにトップクラスの魔術師の知略が加わるのだから、両者の合体形としての『魔法少女』は、それは強大な戦闘力を有することになるでしょう♫」
メリーさん太「……なるほど、『F○te str○nge Fake』のキャラをただ単に魔法少女にするよりも、いっそ『魔法少女と魔女との合体技』にしたほうが、より効果的であり、それは『Fa○e』シリーズで言えば、マスターとサーヴ○ントの合体を意味すると言うわけか? 言いたいことは大体わかったけど、よくそんな回りくどいことを考えつくものだな?」
ちょい悪令嬢「もちろんこれも、『オリジナル作品づくり』のためなのですよ!」
メリーさん太「へ?」
ちょい悪令嬢「単に『F○te str○nge Fake』のキャラを『魔法少女』にするだけだったら、繰丘つ○きちゃんや、テ○ーネ=チェルクちゃんや、フランチ○スカ=プレラーティちゃんあたりを、『プリズマ☆イ○ヤ』みたいにトリオを結成させて変身させれば、事足りるでしょう」
メリーさん太「──何ソレ見たい! 名付けて、『魔法少女プリズマ☆つ○き Fake』と言ったところかッ⁉」
ちょい悪令嬢「でもそんなんじゃ在り来たりだし、『オリジナル作品づくり』どころか、話がそこで終わってしまいかねませんよね?」
メリーさん太「うん、『出オチ感』を、ビシバシ感じるよな」
ちょい悪令嬢「そこでどうせやるのなら、『魔法少女アニメ』と言うものを、一から検証し直そうかと思いまして」
メリーさん太「……『魔法少女アニメを検証』、って」
ちょい悪令嬢「ほら、現在では『プリキ○ア』シリーズに代表されるように、魔法少女になった女の子って、基本的に『善性』の塊で、そこに『悪意』は微塵も無く、己の『正義』をつゆほどにも疑わないじゃないですか?」
メリーさん太「まあ、一応『魔法少女は正義の味方』ってのが、鉄板だからな」
ちょい悪令嬢「ただし、この2月から放映開始の『プリキ○ア』最新作には、『悪の組織側のプリキ○ア』が登場しますけどね」
メリーさん太「ああ、あの子か? あのダークな雰囲気が、既にファン(大きなお友だち)の間で、大人気になっているらしいなw」
ちょい悪令嬢「とはいえ、彼女は彼女で『自分の正義』を信じて、主人公たちと対立しているわけで、『絶対的な悪』と言うわけでも無いんですけどね」
メリーさん太「なるほど、あんたが言いたい『魔法少女の暗黒面』とは、『プリキ○ア』等の主人公格の女の子たちにおける、表の『善性』の裏側に隠されている、どす黒いまでの『秘められた悪意』のことなんだな?」
ちょい悪令嬢「そう言う意味では、『ま○マギ』シリーズは、最初から正しかったのですよ」
メリーさん太「……ああ、あれは何よりも、魔法少女の『負の側面』をアピールするのがウリだからな」
ちょい悪令嬢「しかも、元祖TVシリーズの最終回の段階で、既に『神霊』レベルになっているのが凄い! 鹿目ま○か嬢が、すべての魔法少女の『魔女化の業』を引き受けることで、単なる『善性』だけでは無く、『人の悪意』を併せ持つことによって、『アルティメットま○か』と言う、『女神様』となったのは、必然と申せましょう!」
メリーさん太「何と、『女神』と言うのだから、むしろ『善性の究極形』かと思っていたら、『少女たちの悪意の象徴』である、『魔女』をも含んでいたのか⁉」
ちょい悪令嬢「そりゃあ『神様』ともなれば、人の『善性』のみならず、『悪意』すらも踏まえていないと、本物の『救済』なんかできませんしね」
メリーさん太「そりゃそうだ」
ちょい悪令嬢「しかも続編的劇場版の『叛○の物語』に至っては、これまで本人の意識とは断絶されていた『魔女化』が、『自覚的』になるんですよね」
メリーさん太「ほ○らちゃんが自分が既に『魔女化』していることを自覚するのが、最大級の『驚愕の展開』であるのはもちろん、そんな彼女の追及を逃れるために、さ○かちゃんが一瞬だけ『魔女化』するシーンも有るんだよな」
ちょい悪令嬢「そしてほ○らちゃんは、自分のま○かちゃんに対する、『どす黒い欲望』を自覚することによって、女神様である『アルま○』ちゃんに匹敵する、『悪魔』にまで登り詰めてしまうのですよ」
メリーさん太「──うおッ、確かにこの時点で既に、『Fa○e』シリーズの英霊たちとも、同等以上の存在となってしまっているよな⁉」
ちょい悪令嬢「それを更に進化させたのが、『魔女化』を『ド○ペルシステム』として再構築して、最後には主人公のい○はちゃんが、自分の『負の側面』である『ド○ペル』を受け容れて、真の完全体である『インフィニットい○は』ちゃんへと昇華する、『マギ○コ』なんですよね」
メリーさん太「……つまり、真の意味で『完全な魔法少女』になるためには、善性だけでは無く、自分の負の側面も自覚すべきであって、『Fa○e』シリーズで言えば、マスターはただ英霊を召喚して自分の使い魔として使役するだけでは無く、一体化すべきってことか?」
ちょい悪令嬢「ね、この『魔法少女』論──ひいては、『召喚術』論は、『オリジナル作品づくり』に、大いに役に立ちそうですよね?」
メリーさん太「……確かに」
ちょい悪令嬢「このように、いろいろと考察がはかどり、創作意欲を刺激してくださる、『F○te str○nge Fake』は、近年希に見る超傑作だと断言できますので、これからもどんどんと検証していきたいかと存じます♡」
メリーさん太「最新話では、『新(真)ED』も発表されたしな♫」
ちょい悪令嬢「──あれって、むちゃくちゃ良かったですよね!」




