第2333話、わたくし、『幼女のベッドの下で眠る吸血鬼』とか、『聖○戦争』以前の問題だと思いますの⁉
私は聖○教会の某特務機関の新米シスター、ノエル=クリス=セイヤだ。
好物は、敬愛する大先輩の影響もあり、カレーライスである。
──そうなのである、まさにその特務機関とは、俗に言う吸血鬼である『死○』を狩ることを任務としている、極秘の超戦闘集団、人呼んで『埋○機関』であったのだ。
「……この病院が、あの吸血鬼、ジ○スター=カルトゥーレの潜伏先ね」
ようやく掴んだ、これまで数年にわたって探し求めていた、『標的』の居場所。
アメリカの片田舎に『政治的な意図』によって造られたと言う、いわくつきの中規模都市、『スノ○フィールド』。
現在ジ○スターはここで、『聖○戦争』と言う極秘の国家的宗教儀式に、重要なプレイヤーとして参加しているとのことであるが、そんなことは『神の僕』である我々には関係無かった。
──『神敵』は、ただ滅ぼすのみッ!
そもそも『聖○戦争』自体が、我々聖○教会の監督の下で行われるべきものなのだが、合衆国上層部や、その裏にいる黒幕どもは、あえて我々を排除して、自分たちの思うがままに事を運ぼうとしているらしく、こちらも遠慮なく干渉できると言うものだ。
とはいえ、俗世間の俗物どもが、このような欲にまみれた儀式を行ってくれたお陰で、ジ○スターの消息を掴めたわけであり、その点は感謝しよう。
本来なら『第一発見者』である、ハ○ザ=セルバンテス神父に一任すべきなのだが、彼も遅ればせながら聖○戦争における『監督官』として、死○と同格以上の『化物』どもの相手をしなければならないとのことで、ジ○スターに関してのみは、私が担当させてもらうことにした。
そして様々な情報網を駆使して、ついに突き止めた彼の居所へと赴いた私は、
──想像を超えた、衝撃的光景を目の当たりにしたのだッ!
何と、立派な成年男子の姿をした、誇り高き死○が、重病で入院中の幼女のベッドの下で、さも心地よさそうに眠っていたのであるッ!
「──起きろこの、あらゆる意味で『人類の敵』がッ⁉」
「うごおッ⁉」
私はもはや何の容赦も無く、死○の頭を蹴り上げて、たたき起こしたのであった。
「──き、貴様は、埋○機関の見習いシスターの、聖別名『クルセイヤーズ』! どうしてこんなところに⁉」
「……ホント、『こんなところ』だよなあ? おい、吸血鬼、こんな幼い女の子のベッドの下に潜り込んで、一体何やっているんだ? はっきり言って、ドン引きするくらいヤバい、『事案発生』なんだけど?」
「『事案発生』って………………あ、いや、違う! 違うぞ⁉ 実はこれには深い事情が有りましてッ!」
「いや、どんな事情が有ろうと、意識不明の幼女のベッドの下に潜り込んだ時点で、『スリーアウト試合終了』で、何も言い訳できないだろうが?」
「──うぐぅッ⁉」
このように『現場』を押さえられてしまえば、たとえ『究極のイレギュラー的存在』である死○と言えども、二の句が告げなくなったようだ。
さてこの、『すべての少女の敵の現行犯』を、どうしてくれようかと、思案し始めた、
──まさに、その時であった。
「……見下げ果てました、まさかこれほどまでに、下劣な存在だったとは」
突如部屋の隅の暗がりから聞こえてきた、いかにもあきれ果てたかのような声音。
ギョッとなって振り返れば、そこには文字通り闇が凝って現出したかのような、顔までも隠した全身黒ずくめの女性がたたずんでいた。
……一体、いつの間に?
仮にも埋○機関に属する私が、気配すらも感じられなかったなんて⁉
しかし、私以上に驚愕の表情となったのは、最凶の人外であるはずの、死○のほうであった。
「──お、おまえは、『偽アサ○ン』⁉」
「……話しかけないでください、穢らわしい、この女の敵がッ!」
「ぐふぅッ⁉」
「とにかく、金輪際私に関わってこないでくださいね。本当は大人の女性には興味なんて無いくせに、『ロリコンの隠れ蓑』にされたんじゃ、堪ったものじゃありませんから」
「いやだから、違うんですってばッ!」
「言い訳なら、そっちのシスターさんにでもなさってください。──では、永遠にさようなら★」
そう言い捨てるや、闇に溶け込むように姿を消す、『偽アサ○ン』と呼ばれた女性。
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「……どうする? 言い訳が有るのなら、聞いてもいいけど?」
「……もういっそのこと、滅してください」
本命の、どうやら成人の美人らしい女性(※つまりこれで『ロリコン疑惑』はほぼ否定された)から、こっぴどく振られてしまった吸血鬼の哀れ極まりない姿を見て、とても邪険に扱うことのできなくなった、埋○機関所属のシスターであった。
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メリーさん太「……まあた、『F○te str○nge Fake』ネタかよ? それにしても、何でジ○スターさんが、こんなことになっているんだ?」
ちょい悪令嬢「ある意味前回までの、『サキュバス』ネタの続きのようなものなのですよ」
メリーさん太「はあ?」
ちょい悪令嬢「しかも一応、『原作通り』だったりして☆」
メリーさん太「──はあああああああああああああああ⁉」
ちょい悪令嬢「そりゃあ、先日購入した『F○te str○nge Fake』原作ラノベ版において、ジ○スターさんが、現在病院で寝たきり状態となっている、繰丘つ○きちゃんのベッドの下なんかで眠っていたら、本作の作者としてもネタにしないわけにはいかないですよねw」
メリーさん太「何でそんなことになっているの⁉」
ちょい悪令嬢「これはあるサーヴ○ントの『ウォッチャー』と言う、スノ○フィールド市内のことなら何でも『覗き見』できる、チートスキルによって判明したのですが、ジ○スターさんの意図については、想像レベルでしかわかりません」
メリーさん太「と言うと?」
ちょい悪令嬢「現在夢の中でしか『マスター』としての力を振るえないつ○きちゃんですが、彼女のサーヴ○ントである『ま○くろさん』が規格外過ぎて、つ○きちゃんの望みを現実世界において何でも叶えることができるので、それを上手く利用してやろうと、自分も夢の中に入り込んで、幼く素直なつ○きちゃんを、自分の思い通りになるように、誘導しようとしているのでは無いでしょうか?」
メリーさん太「えっ、死○って、他人の夢の中に入れるの⁉」
ちょい悪令嬢「それが死○全体の力なのか、ジ○スターさんの固有スキルなのかは知りませんが、まるで『サキュバス』みたいでしょ?」
メリーさん太「……ああ、それで前回までの続きのようなものなわけなのか? 確かに『ネタ被り』が多いな?」
ちょい悪令嬢「第3巻の後書きを読むと、そもそも同じ『Fa○e』シリーズの執筆陣である、『F○te str○nge Fake』の成○良悟先生と、『FG○』全体監修の奈須き○こ先生と、『ロード・エルメ○イⅡ世の事件簿』の三○誠先生との間でも、しょっちゅう『ネタ被り』が起こって困っていると言うお話でしたので、本作の『Fa○e』シリーズをネタにした【突発短編】においても『ネタ被り』が生じても、ある程度仕方ないのでは無いでしょうか☆」
メリーさん太「……いや、他人様の作品をネタにするんなら、『ネタ被り』は極力避けるべきじゃ無いのか?」
ちょい悪令嬢「でも、『幼女のベッドの下で眠る吸血鬼』なんて、完全に『ツッコミ待ち』以外の何物でも無い絵面を見せつけられたんじゃ、ツッコまないほうが無作法と言うものでは?」
メリーさん太「う、うん、それはまあ、確かに」
ちょい悪令嬢「しかもそれを意中の『堅物美人女性』に見られるところまでが、『ラブコメのお約束』ですからね!」
メリーさん太「……『F○te str○nge Fake』は、『ラブコメ』だった?」
ちょい悪令嬢「……それにしても、『褐色ロリ』大好きなギルガメ○シュ様といい、『イ○ヤちゃん』大好きな真アーチ○ャーさんといい、今回の『F○te str○nge Fake』は、『ロリコン紳士』ばかりですわね♡」
メリーさん太「──そんな、根も葉もない『風評被害』を流すのは、ヤメロ!」




