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第2331話、わたくし、サキュバスのエロエロ魔法少女を召喚して、聖○戦争を勝ち抜きますの♡

「「──イ○ヤお嬢様、英霊召喚の儀式の準備が整いました」」




「良くやったわ、セ○にリ○。今度こそ、この聖○戦争で勝利を手にするのよ!」


「「御意」」




 ……まったく、予想外だったわ。




 今回も召喚しようと思っていた『バーサ○カー』を、アメリカのマフィアの陰険サディスト野郎なんかに盗られてしまうなんて。

 バーサ○カーも、昔なじみのヒッポリ○テと再会できて、満更でも無さそうだし。


 ──何よ、私の『父親代わり』になってやるって言ったのは、嘘だったの⁉


 あなたは、私だけのしもべよ!


 他の女に色目を使うなんて、許さないんだから!


 ……見ていなさい、こっちだってものすごいサーヴ○ントを召喚して、むちゃくちゃイチャイチャして、バーサ○カーを悔しがらせてやるんだから!


 ちょっとネタバレ気味に言うと、私自身が聖○みたいなものだし、きっとバーサ○カーに負けないくらいの、最高最強のサーヴ○ントを召喚できるはずよ!




「──さあ、我がサーヴ○ントよ! 今こそ現界し、私の望みを叶えなさい!」




 私は、『Fa○e』シリーズマニアだったら、誰もが喉から手が出るほど欲しがるであろう、『オリジナル同人ゲーム版』を触媒にして、魔方陣に向かって叫んだ!




『……ウフフフフフ、いいわよ、私()()の魅力で、他のマスターやサーヴ○ントたちを、全員骨抜きにしてあげましょう♡』




 魔方陣内の魔力係数が爆上がりしたその刹那、唐突に聞こえてくる、どこかで聞いたような幼い声音。


 そして、その場に忽然と現れたのは──







「……………………私?」







 そうなのである、それは文字通り『魔法少女』みたいな衣装に幼い肢体を包み込んだ、イ○ヤスフィール=フォン=アインツベ○ン──すなわち、『プリズマ☆イ○ヤ』こと、プ○ヤ嬢であったのだ!




「……こ、この【突発短編】の作者ってば、前回は『勇者パーティを追放される勇者』なんて、『逆張り』そのまんまなことをしでかしたと思ったら、今度は、『聖○戦争でサーヴ○ントを召喚したら、自分自身が現界してきた⁉』とか、調子に乗り過ぎだろう⁉」


「イ○ヤお嬢様のおっしゃる通りです! 前回の『勇者』のやつは確かにオリジナルのアイディアでしたが、今回の『自分自身を召喚』のほうは、『Fa○e』シリーズの原作でも、十分起こり得ることですし!」


「……そもそも、元祖の同人ゲームでも、結果的に同じようなことをしていたしね」


「しかも、よりによって召喚されたのが『プ○ヤ』嬢とは、何ですか⁉ 常に気高く英邁なるお嬢様に対する侮辱です!」


「……私はエロっぽいプ○ヤお嬢様も嫌いでは無いけど、やはり自分が仕えるあるじは、イ○ヤお嬢様ただ一人なの」


 私に続き、セ○とリ○も苦言を呈するものの、たった今召喚されたばかりの『もう一人の私』のほうは、むしろにこやかな笑みを浮かべるばかりであった。


『申し訳ないんだけど、私は確かにこんないかにも萌え豚好みの、魔法少女のコスプレみたいな格好をしているけど、「プリズマ☆イ○ヤ」とやらじゃ無いわよ?』


「えっ、違うの⁉」


『魔法少女は魔法少女だけど、ちょっと特別な魔法少女なのよ』


「『特別な魔法少女』、って……」




『──まあ、今夜一晩だけで、私たち以外のすべてのサーヴ○ントもマスターも、行動不能にできるくらいは、特別な存在ね☆』




「「「なッ⁉」」」




 たった一晩だけで、『敵陣営』をすべて無力化することができるなんて、そんな馬鹿な⁉




 確かに最強の『半神』であるヘラク○スはいないけど、同じ『半神』で英雄王であるギルガメ○シュに、最凶の魔法使いの王女メデ○ア、英雄殺しのメド○ーサ、何度殺されてもしぶとく生き返るクーフ○リン、主人公の進化形と言う反則的存在、そして正規ルートの覇者である騎士王アルト○ア=ペンドラゴンと言った、錚々たるメンバーに対して、たかが魔法少女が何ができると言うの⁉




『──ふふっ、どうしても信じられないって顔をしているけど、まあ見ていなさな。「細工は流々仕上げを御覧じろ」ってね♫』




 そう言っていったん、私たちの前から姿を消す、『私の顔したサーヴ○ント』。







 ──そして、一夜経った今この時、


 確かに、私たち以外のすべてのサーヴ○ントやそのマスターたちが、行動不能になってしまったのだ。







 まず最初に、各マスターが全員一斉に、眠っている間に意識不明となり、みるみるうちに衰弱し、危篤状態となってしまった。


 そうなると、サーヴ○ントたちに魔力を供給する余裕が無くなり、ただでさえ現界し続けるのが困難となったところに、魔法少女である私のサーヴ○ントの『使い魔』たちが大挙して押し寄せて、長時間のバトルに持ち込まれたために、すべてのサーヴ○ントが魔力切れとなり、現界できなくなり消え去ってしまったのだ。




『──どう、約束通り、一晩ですべてが片付いたでしょう?』




「……マスターを全員ほぼ同時に昏睡状態にするなんて、一体どんな魔術攻撃を使ったの? それとも何かしらの病原菌の類いをばらまいたとか?」


『違うわよ。そんなことをしようとしても、マスターを守ることに全力を捧げているサーヴ○ントたちが、絶対に邪魔をしてくるでしょう?』


「だったら、どうやって……」


『原則的に、他の英霊たちが手を出せない「場所」で行ったの』


「『場所』、って?」


『「夢の中」、よ』


「は?」




『そう、私はただの魔法少女では無く、「サキュバスの魔法少女」であり、人の夢の中に入り込んで、「精気」を大量に吸い取り、昏睡状態にさせたり、衰弱死させたりすることだってできるの★』




 ──ッ。




「いやいやいや、そんな年格好のキャラなのに、実はサキュバスで、しかも実際に(おそらく夢の中であれこれとサービスを行って)『精気』を吸い取るとか、いろいろな意味でマズいだろ⁉」




『……それを言うなら、こんな幼い少女に、いかにもエロい魔法少女のコスチュームを着せること自体が、おかしいのでは?』




「──うぐぅッ⁉」


 ……こ、こいつ、言ってはいけないことを、平然と⁉


 それって下手すると、『Fa○e』シリーズの全否定じゃん⁉


『むしろ、プ○ヤ嬢やその仲間たちが、「実は私はサキュバスでした☆」と言ったほうが、みんな納得するんじゃ無いのお?』


 ……確かに実際に、多くのファンから、『吸い取って』いるだろうからなw


「──だからって、ぶっちゃけていいことと悪いことが、有るだろうが⁉」


『でもお陰で、こうして聖○戦争に、勝利できたわけじゃ無い?』


「うっ」


『何せいくらサーヴ○ントであろうと、夢の中までマスターを守ることはできないもんね(※一部の例外を除きます)』


「でもそういうのって、『マスターの夢に干渉している魔力を感じるぞ!』とか言ったふうに、気づかれてしまうのがお約束じゃ無いの?』


『そりゃあ、普通の「魔法による攻撃」ならね』


「え、あなたのは違うの?」







『そもそも夢の中でエロいことが起きるのは、単なる「生理現象」だしね☆』







「……こ、こいつ、またしてもぶっちゃけやがった⁉」


『むしろ、人間たちの欲求不満によるスケベな夢を、私たちサキュバスのせいにされて、迷惑千万でございます!』


「そりゃあ、現実的にはまったくその通りだけど、むしろそれじゃあなたたちサキュバスの、存在そのものを否定することにもなりかねないのでは⁉」




『だからさあ、人がエロい夢を見て、「精気」を我々サキュバスに奪われるのは、魔法でも何でも無くて、ただの「現象」だと言っているのよ。──これは「F○te str○nge Fake」の「ペイルラ○ダー」なんかも同じなんだけど、「彼」は「死そのものの存在」なのだから、別に魔法なんか使うこと無く、対象を死なせることができるわけ』




「……ああ、まさしく『チ○ンソーマン』の『死の悪魔』みたいなものか?」


『もっとわかりやすく言うと、「即○チート」の主人公君そのもので、彼こそは「死の波動」そのものであり、何も超常の力なんて有していないのに、対象をすべて死なせることができているでしょう?』


「それじゃあ、あなたは何もしていないのに、すべてのマスターたちがほぼ同時にエロい夢を見て、そこから放出された『精気』を、まんまとあなたが吸い取ったと言うわけ? ──偶然にしては、出来過ぎているんじゃ無いの?」


『もちろん偶然では無いわ。確かにそこには私のサキュバスとしての、「性質」が関与しているわけ。でもそれはけして「魔法」なんかじゃ無いから、他のサーヴ○ントたちに気づかれることは無いの』


「あなたならではの『性質』、って?」




『集合的無意識を介して、私自身の情報を各マスターの夢にダウンロードして、いろいろとサービスを行う「淫夢」を見せるわけ。元々「夢こそが天然の集合的無意識なのである」と言う説が有るくらいだから、集合的無意識こそ、我々サキュバスの「本拠地」とも言えて、別に魔法のような特別なことなんてする必要なく、何でもやりたい放題にできるって寸法よ♡』







(※次回以降の解説編に続くかも?)

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