第2306話、わたくし、パーティに気になる子がいたから告白してみたら、何と正体が女神様でしたの⁉
「……ホント、この駄女神がッ! おまえが余計なことばかりするから、毎回俺たちファミリア全員が、酷い目に遭うって『オチ』は、どうなんだ? ──ええ? ヘステ○アさんよお」
「──いたたたたたあッ! ベ○さんやめて! 両の拳でこめかみをグリグリするのは、おやめになってえええええええ!!!」
「……あの、ベ○? 体罰だったら、ヘステ○ア様の代わりに、私にしてくれてもいいんだぞ? ハアハアハア♡♡♡」
「黙れこの、ドM脳筋剣姫! もうこれからは、ア○ズでは無く、『ヴァレンシ○タインちゃん』と呼ぶぞ?」
「──『ヴァレンシ○タイン』は、やめろと言っているだろうが⁉」
「……そうですよ、ベ○。ヘステ○ア様やア○ズさんばかりに絡んで、私のことをほったらかしにしていると、『一撃必殺、アル○ス・レイ!』をぶちかましますよ?」
「──おまえ、それって一日に一発しか撃てず、しかもその後ぶっ倒れてしまうじゃねえか⁉」
……ッたく、今日も今日とて、こいつら馬鹿女どものお守りをさせられて、頭が痛いよ。
──俺様ことベ○=クラネルが、この神様がいろんな種族のファンタジーキャラとともに暮らしている、ダンジョン都市オラ○オに異世界転生してきて、およそ半年。
ひょんなことから知り合った駄女神ヘステ○アと、いわゆる冒険者パーティである『ファミリア』を、半ばなし崩しに結成したのが運の尽きで、その後に加入してきたのが、実は名門貴族のお嬢様だが、ドMで脳筋で『剣姫』と呼ばれている、ア○ズ=ヴァレンシ○タインに、誇り高き妖精族でありながら、重度の中二病で、何かと爆裂魔法の『アル○ス・レイ』をぶっ放したがる、レフ○ーヤ=ウィリディスと言う、外見はすこぶるつきの美少女なのに、頭がおかしな残念問題児ばかり。
……あ〜あ、何でこうも『女運』が悪いのだろうか?
どうせ女神様と組むのなら、俺をこの世界に転生させてくれた、『愛と豊穣の女神』であられる、天界一の超絶美人のフレ○ヤ様と、ファミリアになりたかったのに。
「──おはようございます、ベ○さん! 今日もダンジョン探索ですか?」
突然往来のど真ん中で、笑顔で挨拶をしてくる、街一番の美少女さん。
「──シ○さあああああん、おはようございまああああす!!!」
「ちょっ、ベ○さん⁉ こんな人目の有るところで、いきなり抱きついてこないでくださいッ!」
「ほんの朝のご挨拶代わりの、スキンシップですよお♡」
「あんッ、そんなところをまさぐったりしたら……………もうッ、フレ○ヤ様に言いつけますよ⁉」
「ひっ、それだけは、ご勘弁をッ⁉」
単なる普通の『街娘』であるはずのシ○さんは、なぜかファミリアにも入っていないのに、フレ○ヤ様と昵懇の仲だったりするのだ。
「それよりもベ○さん、前々からお願いしている、『神器集め』に協力してくれませんか?」
「──何でただの『街娘』が、密かに『神器集め』なんかやっているのお⁉」
「フレ○ヤ様に、極秘に頼まれたんですよ。ベ○さんも、フレ○ヤ様からお聞きになっていません?」
……聞いた。そしておまけに、シ○さんにセクハラしたことを怒られた。
どうしてフレ○ヤ様はいつもいつも、シ○さんと同じようなことばかり俺に言って、彼女にセクハラをしたら怒るんだろう……………………………嫉妬かな?
「それに実は私のジョブは『盗賊』だから、既に所有者のいる『神器』をこっそりと盗み出すのに、好都合なんですよ」
「──それはもう、『ただの街娘』じゃ無いし、そもそも明確な『犯罪行為』では⁉」
「いいんですよ、これも人助けだから。超常の力を有する神器なんかを、ただの人間が手にしたら、その力に溺れて身を崩すだけなのです」
……確かにそう言うことも、有るだろうけど。
──ぶっちゃけこれ以上、面倒ごとを抱え込むのが嫌なんだよ⁉
「ちょっと、何勝手にうちのベ○さんを引き抜こうとしているのよ⁉ ベ○さんは、我が『ヘステ○ア・ファミリア』の大事な団員なのよ⁉」
「あら、ヘステ○ア様、いたのですか? あまりにも『存在感』が薄いので、気がつきませんでしたわ…………………フレ○ヤ様とは、違ってw」
「ああッ、この街娘、また私のことを、愛と豊穣の女神と比べて、馬鹿にした⁉」
なぜだろう、シ○さんてば、ヘステ○アに対しては、むちゃくちゃ辛辣だよな。
「……まったく、私が自ら転生させたベ○と、女神であることを隠して恋人同士になろうと思って、この『シ○の肉体』を作成しているうちに、まんまとかっさらって自分のファミリアに入れてしまうなんて、この恨み忘れないわよ、ヘステ○アッ!」
しかも何だか鬼気迫る表情になって、ブツブツつぶやき始めるし。
「──とにかくベ○さんには、近いうちに『神器集め』を手伝っていただきますからね! これはフレ○ヤ様のご意思でもあることを、どうぞお忘れ無くッ!」
そう言い捨てるや、足早に立ち去っていく、自称『ただの街娘』さん。
その場に残された俺に対する、ファミリアの女性陣の視線が痛いのは、果たして気のせいであろうか?
──だけど、大丈夫。
シ○さん自身に習った、盗賊スキルの『窃盗』によって、こっそりと彼女から奪った、『脱ぎたてほやほやのパンツ』が、今俺の手の中に有るのだからッ!
……さあ、今日もこれを心の支えにして、ダンジョン探索を頑張ろう!
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ちょい悪令嬢「──いやあ、前回お伝えしましたが、現在全期全話無料配信中の、『こ○すば』こと『この素晴らしい世界○祝福を!』を、『ク○スちゃん=エ○ス様』の視点で見直すと、むちゃくちゃ面白かったですわ☆」
メリーさん太「……え、そのネタ、まだ引っ張るつもりなの?」
ちょい悪令嬢「引っ張るも何も、今回の【突発短編】は、このネタから発想したのですから!」
メリーさん太「は? でもあれって『こ○すば』じゃ無くて、『ダン○ち』こと『ダンジョンに出会いを求める○は間違っているだろうか』だったじゃん?」
ちょい悪令嬢「詳しくは後で述べるとして、何よりも『こ○すば』ですよ! 特に必見はアニメ版第3期! 改めて見直してみると、『ク○スちゃん=エ○ス様』であることを、むちゃくちゃわかりやすくアピールしているんですよね⁉ 何で気がつかなかったんだろ、うちの『ニワカ』作者は! 『神器集めを手伝って』とか、『私(=クリス)へのセクハラはやめて』とか、エ○ス様ってば、ク○スちゃん関係のことしか言っていないしw」
メリーさん太「……いや、待て。そうなると、カ○マさんが、常にク○スちゃんにセクハラをしているのって──」
ちょい悪令嬢「そうなんですよ! 一応本体とは別に創られた『ホムンクルス』的な存在とはいえ、五感は共有されているから、実質『エ○ス様にセクハラしている』も同然なのです!」
メリーさん太「──もっと活躍して欲しかった、本作の作者イチ押しの『女神様キャラ』が、実は主人公からセクハラされ放題だったなんて、歪んだ性癖の持ち主であるあいつにとっては、大歓喜のシチュエーションじゃんか⁉」
ちょい悪令嬢「……誰が、『歪んだ性癖の持ち主』だよ?」
メリーさん太「じゃあ、『ク○スちゃん=エ○ス様』の何がそんなに、あいつの琴線に触れたって言うんだよ? 元々ク○スちゃんのほうは、別に好みじゃ無かったんだろう?」
ちょい悪令嬢「そこは、『ダン○ち』と同じなのですよ」
メリーさん太「だから何で、『ダン○ち』なんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「その作品世界の中で、最も美人で崇高なる女神様が、実は平凡な『街娘』とか『冒険者』として、日常的に主人公の側にいて、気安くスキンシップを繰り返していると言う、『身分差限界突破』のトリッキーな関係がいいんですよ♡」
メリーさん太「ああなるほど、『ク○スちゃん=エ○ス様』って、『ダン○ち』における、『シ○さん=フレ○ヤ様』と同じようなものなのか」
ちょい悪令嬢「そうなると、これまではほとんど興味が無かったク○スちゃんのことも、すっかり大好きになったりして☆」
メリーさん太「……現金なものだなあ。『ダン○ち』のほうは、シ○さん個人に対しても、最初からちゃんと気に入っていたのに」
ちょい悪令嬢「個々のキャラがどうしたと言うよりも、『主人公との関係性』のほうが重要なのですよ」
メリーさん太「なるほど、どっちの作品も主人公が気安く接していたのが、実は『アンタッチャブルな』女神様だったってところが、ポイントなわけか」
ちょい悪令嬢「しかも『こ○すば』のほうは、カ○マさんてば、ク○スちゃんにセクハラし放題ですからねw」
メリーさん太「……うん、それは確かに『萌えポイント』であるかも知れないけど、やはりうちの作者の性癖が歪んでいるのは確かだな」
ちょい悪令嬢「──何でですか⁉ 『女神様にもセクハラをすることができる』と言う意味では無く、むしろ『女神様にも普通の女の子みたいな面も有る』と言う、『ギャップ萌え』こそが至高なんじゃないですか⁉ 別にうちの作者の性癖が、特殊なわけではありませんよ!(※それはもう必死の形相でw)」




