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第2277話、わたくし、実はホー=チ=ミンと鄧小平が、フランス留学仲間だったことに、びっくり仰天ですの★

「──本日はこうして我が校に、丁度フランスをご訪問なされていた、中○共産党の首脳部の方々にお越しいただいたのですが、これより皆様を徹底的に、『再教育』させていただこうかと思います★」




「「「──『再教育』って、中○の国家主席や外相と言う、文字通り最高権力者が、『粛正』されてしまうの⁉」」」




「……ああ、ご安心ください。確かに我がアカデミーは、由緒と伝統の有る、国際的な『共産主義育成機関』ですが、『再教育』と言っても、いわゆる共産主義に有りがちな、『自己批判』とか『文革』とか『紅○兵』的なアレでは無く、普通の『一般教養』的なやつです」


「「「な、何だ、良かったあ。驚かすなよ、まったく………」」」




「──何気を抜いているんですか⁉ これってつまりあんたらには、『一般教養』レベルの知能すら無いって、言っているんですよ!」




「「「き、貴様! 二十歳はたちそこそこの小娘が、我らに向かって何と言う口のきき方だッ!」」」




「だまらっしゃいッ! このアカデミーにいる限りは、あなたたちは単なる『生徒』であり、『教師』である私には、『絶対服従』で無ければならないのです!」




「「「な、何い⁉」」」




「ここは、かの鄧小平同志や、ホー=チ=ミン同志が、『共産主義』と言うものを、一から徹底的に学び、後の祖国の改革と発展に役立てた、言わば中○とベトナムの『聖地』とも呼ぶべき学び舎。たとえ現在における中○の指導者といえども、口答え一つ許されないのです!」




「「「──ッ」」」




「そもそもあなた方を我が校に招聘したのは、ロシアのウラジーミル=プ○チン大統領を始め、ベトナムのルオン=ク○ン国家主席に、キューバのラ○ク=カストロ国家評議会議長、そして北朝鮮の金正○総書記と言う、共産主義陣営を代表なされる方々なのですよ?」




「「「──我々中○以外の、共産主義陣営のトップばかりじゃ無いか⁉ どうして彼らが我々のことを、こんな『再教育機関』に放り込んだんだ⁉」」」







「……そりゃあ、おまえらの最近の日本国に対する発言が、あまりにも無教養で『恥さらし』だからに、決まっているだろうが?」







「「「──なッ⁉」」」







「特に『駐日中○大使』! おまえいい加減にしろよ、この共産主義陣営の恥さらしがッ!」


「わ、私が何をしたと言うんだ⁉」


「……まず何よりも、『敵国条項』! これって既に国連における正式な決議で、『死文化』されているんだろうが? しかもその議決には、おまえら中○もちゃんと参加してなあ?」


「確かに死文化はされたが、まだ条文自体は正式に削除も修正もされていないじゃ無いか⁉ だったら現在も国連の見解においては、日本を『世界の敵』と見なしても構わんだろうが!」




「黙れ、クソボケッ! それって完全に『ブーメラン』じゃ! 国際連合憲章の、最も重要な条文である、『国連の創設国にして、常任理事国』に関する記載は、おまえら『中○人民共和国』では無く、今もなお『中華民国』になっていて、削除も修正もされていないんだが、おまえら今すぐ国連を脱退して、常任理事国を台○政府に移譲しても構わないわけか?」




「あ」




「……それにおまえときたら、言うに事欠いて、『サンフランシスコ平和条約』が無効だと? だったら、おまえたちが喉から手が出るほど欲しがっている『台○』は、日本の固有の領土と言うことになるのはもちろん、何と現在係争中の『北方四島』どころか、千島列島や南樺太すらも、日本の正式な領土と言うことになってしまって、ロシアの大統領閣下がカンカンになって、『あの阿呆どもを徹底的に再教育しろッ!』と、我が校へ厳命なされたほどなんだぞ!」




「……え、プッチンプ〜リン閣下、ガチで怒っているの?」


「それどころか、独立や建国自体を否定されてしまった、北朝鮮もお忘れ無く」


「「「うげえッ」」」


「怒っているのは、あなた方の『お友だち』の、ロシアや北朝鮮だけではありません、イギリス政府もカンカンです」


「な、何でイギリスが?………………もしかして、『クソデカ大使館』をつくろうとしているから?」


「おまえら、『沖縄は日本で無く、元々中○の属国だったのだ!』とか、何の根拠も無い『電波話』を、馬鹿丸出しで世界中にばらまいているだろうが?」


「──それは日本が、『台○は独立した政府を持ち、一度でも共産主義者どもの支配に服したことがないので、中○ごときの支配権は及ばない』なんて、『正論で女を追い詰める』ようなことを抜かしやがったから、悔しくて悔しくて、『──だったら、沖縄だって、同じじゃ無いのッ⁉』って、逆ギレしただけだよ!」




「だ・か・ら、そこで『沖縄』を持ち出すこと自体が、『能無しの証し』だって言っているんだよ⁉ 沖縄と台○は完全に『別物』だろうが⁉ 『一時期アメリカに統治された後に返還された』沖縄と、同じような立ち位置にあるのはむしろ、『一時期イギリスに統治された後に返還された』香港だろうが⁉」




「そ、そういえばッ⁉………………でも何で、イギリスが怒っているわけ?」


「おまえらが、さっきの『敵国条項』関連で国連に泣きついても相手にされず、今度はイギリスに泣きついて、『台○は、中○の固有の領土ですよねッ⁉ それなのに余計な介入してくる日本のほうは、むしろ沖縄の統治権なんて持っていませんよね⁉』とかほざくから、逆鱗に触れたんだよ⁉」


「……どうして沖縄の話が、イギリスの逆鱗に触れるんだよ?」




「クソが! おまえ幼稚園児か⁉ いちいち教えないと、何もわかろうとしないのか⁉ いいか! 沖縄は! 日本に返還されてから! ちゃんと県民一人一人の権利が保障されていて! 『反米基地闘争』を始めとして! 政治活動さえも許されて! 誰もが自由に! 民主的に暮らしているんだよ! ──それに比べて、香港はどうだ⁉ 『一国二制度』とか、いかにも利いた風なことを言っておきながら、結局は『本国共産党による全体主義的監視社会』と成り果てて、あらゆる自由が奪われて、少しでも民主制の復活を図ろうとすれば、武力すら用いて弾圧する始末! そりゃあ、おまえらを信じて香港を返還した、イギリス政府も怒ろうと言うもんだよ! ──それで、何だって? 『日本は沖縄を領有する資格が無い』だって? おまえらこそ国を司る資格なんか無いよ! ここで一から『人としての在り方』を学び直さない限りは、『共産主義者』の資格自体を剥奪するからな⁉ このコミュニストの恥さらしどもが!」




「「「──うぐぅッ⁉」」」




「……そのように、国連にもイギリスにも相手にされなかったものだから、挙げ句の果てに我がフランスに泣きついてきて、性懲りもなく『告げ口外交』かよ? ──なあ、『外交部長』さん、おまえうちの外務大臣に、何と言った?」


「わ、私は何も、間違ったことなぞ言っていないぞ⁉」


「言っただろうが! 『……中○とフランスは、お互い第二次世界大戦の勝者ですから、共にかつての共通の敵である日本を、懲らしめてやりましょうよ、ゲヘヘヘヘ』とか、完全な『ほら話』を!」


「──それのどこが、『ほら』だと言うのだ⁉」




「さっきも言ったけど、国際連合の創設国──つまりは、第二次世界大戦の『戦勝国』は、あくまでも『中華民国』であって、おまえらは単なる非合法の『共産ゲリラ』でしか無かったんだろうが⁉」




「──うッ⁉」







「それに日本は、フランスとは戦っていないよ! 少なくとも現在過去未来において、フランスとおまえらにとっての、『共通の敵』なんかじゃ無いよ!」







「「「え?」」」







「………………『え?』、ってまさか、おまえら本当に知らなかったのかよ?」


「「「日本とフランスが戦争をしたことが無いって、第二次世界大戦においての話ですか⁉」」」


「第二次大戦だけじゃねえよ⁉ 有史以来、日本とフランスが正式に『宣戦布告』をして戦ったことなんか、一度も無いよ!」


「「「──はああああああああああ⁉ 連合国に加わった国は、自動的に枢軸国すべてに対して、宣戦布告をするわけじゃ無かったのかよ⁉」」」


「……マジかよ、こいつら。まさに今言った台詞は、戦後に生まれた一般庶民なら、まだ許せるかも知れないけど、おまえら常任理事国の首脳部なんだろうが、何で知らないんだよ? フランスの外務大臣も、さぞや呆れたことだろうな?」


「「「そ、そんな、まるで『久し振りの親戚の集まりで馬鹿みたいに興奮して、はしゃぎ回った挙げ句の果てに大失敗をしでかした幼稚園児』を見るような、哀れみの視線はやめていただけませんでしょうか⁉」」」




「もうおまえら、日本に対してはもちろん、『歴史的問題』については、何もしゃべるな。おまえら自身が恥をかく分は構わないけど、むやみやたらと馬鹿を晒すたびに、世界の共産主義者の評判がダダ下がりになってしまいかねないんだよッ!」




「「「──す、すみませんッ!」」」




「……まあ、そうは言っても、おまえらも立場上、そういうわけには行かないだろうから、ここでみっちりと『再教育』してやって、最低限の『常識』を身に着けさせてやるから、しっかりと学べよ!」




「「「──は、はい、先生! どうぞよろしくお願いいたしますッ!!!」」」

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