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第2242話、わたくし、『同性婚』や『夫婦別姓』のためには、まったく新しい『結婚制度』を創るべきだと思いますの☆【解説編②】

ちょい悪令嬢「──前々回の【突発短編】内でも述べましたが、『ダン○ち』最新刊において初めて本格的に発動した、主人公のベ○君の『対魅了特化スキル』である、『魅惑《ヴァナデ○ー》○抗(ス・テヴェレ)』については、そのあまりにも『壊れスキル』っぷりに、ネット上の『考察スレ』では様々な『活用法』が考え出されたものの、大方の意見では、『シ○さんやヘ○ンさんをベ○君の冒険に同行させて、常に「魅了」をかけながら戦わせる』と言うものが、せいぜいと言ったところでした」




メリーさん太「ああ、確かそのスキルって、『魅了』の魔術だか呪術だかをかけられている状態だと、各種攻撃力がカンストするとともに、回復力もMAXとなり、どんなに体力や魔力を消費しようが、すぐに万全の状態に回復されて、疲れ知らずに戦闘を継続できるってやつだそうだからな」




ちょい悪令嬢「……でも、別に戦闘職でもヒーラーでも無い、シ○さんやヘ○ンさんを、ベ○君の冒険につれていくのは、あまりにも現実的では有りませんよね?」


メリーさん太「彼女たちに屈強な護衛を付ければ何とか行けそうだけど、それこそ前提条件として、彼女たちは常に『魅了』のスキルを発動しているので、周囲にいる味方の冒険者すべてが骨抜きにされて、『役に立たなく』なる可能性も否定できないからな」




ちょい悪令嬢「そこで考えついたのが、男女を問わず多数参加して行われる、『夜の格闘技』に、有効利用すると言った案なのですよ☆」




メリーさん太「──詳しくは【突発短編】で述べられているから、ここではあえて繰り返さないけど、そっちのほうが絶対に『アカンやつ』だろ⁉」




ちょい悪令嬢「……いいですか、ここで注目していただきたいのは、『夜の格闘技』では無く、『男女を問わず多数参加』のほうなのです」




メリーさん太「へ?」


ちょい悪令嬢「これって、今期秋アニメ随一の『ポリコレ問題作』である、『永久のユウ○レ』における、『エ○シー』システムそのものとは思いません?」


メリーさん太「あ」




ちょい悪令嬢「そうなのです、真に理想的な『夫婦別姓』や『同性婚』を実現するための『前提条件』とは、『多夫多妻制度』である『エ○シー』の実現を究極の目標としつつ、現実問題として、本作において以前より主張しております、『選択的一夫多妻制度』の正式採用に他ならないのです!」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「もちろん、この新制度を真に有効に運用していけるように、新たなる『前提条件』も必要となるわけで、まず一つ目には、すべての国民が自分が『バイセクシャル』であることを自覚することによる、原則的な『性的マイノリティに対する差別』の存在自体の解消と、二つ目には、あくまでも新たな結婚システムにおいても、一対の男女による同姓結婚を中核とすること──と言う次第であります」




メリーさん太「……それでどうやって、『夫婦別姓』や『同性婚』を実現するんだ?」


ちょい悪令嬢「まず『夫婦別姓』についてですが、これを選ぶ女性は、正式に結婚できても、基本的に生活を共にすることはできず、経済活動はまったく別々となり、もちろん住居も別だし、産まれた子供も独力で育てなければならないのです」


メリーさん太「──それ本当に、結婚したって言えるのか⁉ 別居している分、『事実婚』どころか、『愛人』や『お妾さん』みたいなもので、絶対に女性から反発を食らうだろうが⁉」


ちょい悪令嬢「そこは『逆』に考えるのです。これまで非合法で日陰者だった『愛人』や『お妾さん』を、合法的な結婚システムに組み入れることで、不幸な女性やその子供たちを無くそうと言う、非常に『人道的』なシステムなのです」


メリーさん太「でもさっき、『経済的にも独立している』って言ったけど、もしも愛人やお妾さんが働いていない上に、旦那さんの援助も無かったら、子供なんて育てられないじゃ無いか⁉」




ちょい悪令嬢「その場合は、旦那さんと『同姓』になればいいのですよ。それによって旦那さんのほうには、女性を扶養する義務が生じることになりますから」




メリーさん太「え、そんなシステムなの? ただ『姓』を旦那と同じにするだけで、もしも愛人が複数いても、全員が『本妻』扱いになるわけ?」




ちょい悪令嬢「『人道的システム』だと言ったでしょ? これはこれまで日陰者だった、『愛人とその子供たち』に対する救済制度でもあるのですから。どこかのド田舎で、父親が同じその土地の権力者だと言うのに、片方は父親の姓を名乗れて、片方は名乗れず、『妾の子』として蔑まれるなんてことは、新制度においてはけして許さず、望めば誰でも『本妻』になれて、誰もが『夫や父親の姓』を名乗れるようになるのです!」




メリーさん太「……ああ、そんなことを、前にもこの座談会で言っていたよな」




ちょい悪令嬢「逆に、そんなありがたい『夫の姓』を蔑ろにする、不届き者の『別姓派』には、経済的援助なぞする必要は無いのです! だってこいつらは、いわゆる『専業主婦』とはまったく逆の存在で、夫に頼らずに経済的に自立して子供を育てていけるからこそ、『夫婦別姓』を主張しているんでしょ? まさか自分や子供が旦那さんから扶養してもらわなければ生きていけないのに、『別姓を名乗りたい』なんて、口が裂けても言えないでしょうよwww」




メリーさん太「正論で女を追い詰めるなよ、あいつら逆上したら、何をするかわからないぞ? ──まあ、少なくとも『自立した女性』でも無い限りは、『夫とは別姓を名乗りたい』とは言わないだろうよwww」


ちょい悪令嬢「更には『同性婚』についても、この新システムにおいては、『部分的』に実現できます」


メリーさん太「……『部分的』、って?」




ちょい悪令嬢「何度も申しておりますが、人類はすべて『バイセクシャル』なのだから、既に複数の女性と正式に結婚している男性であろうとも、ある日突然『同性愛』に目覚める可能性が絶対に無いとは言えないので、その場合新たに男性を、一夫多妻制度である新システムのメンバーとして、迎え入れる場合も有り得るのですよ」




メリーさん太「──確かにそれだと、文字通り部分的とはいえ、『同性婚』が成立しているな⁉」


ちょい悪令嬢「ただし、既に『男女同士の同姓での結婚』が成立しているのが前提ですので、最初から男性同士や女性同士の本格的な『同性婚』は、法的には認められないことになっております」


メリーさん太「……そう言うのは文字通りに、『永久のユウ○レ』の『エ○シー』みたいな、『多夫多妻婚』が認められるように、社会そのものが劇的に変化しない限り難しいだろうな」


ちょい悪令嬢「むしろそこに繋げるための『前段階』としての、本作の作者推奨の『選択的一夫多妻制度』なのですからね。まずは比較的実現可能性の有りそうなところから、じっくりと取り組んでいくべきかと思います」


メリーさん太「……実現可能性が有りそうって、『一夫多妻制度』などと言った、時代に逆行した(男尊女卑的な)制度なんて、先進国としてはあるまじき所業として、国際社会で袋だたきに遭ってしまうんじゃ無いのか?」




ちょい悪令嬢「そんなことはありませんよ、今回詳しく述べましたように、この新システムを採用すれば、少なくとも現行の結婚制度よりも、『夫婦別姓』のような『ジェンダーフリー』の制度が採り入れやすくなるし、『同性婚』のような『性的マイノリティ』に対する制度についても、部分的に実現できるし、将来的には『エ○シー』のような真に理想的な制度に進化させることで、すべての『ポリコレ問題』の解決が図れるし、おまけにある意味『大家族制度』と同じようなものであるから、『出生率の上昇』も見込まれるし、むしろいいこと尽くめでは無いですか?」




メリーさん太「た、確かに……」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、やはり本作の作者が提唱している『選択的一夫多妻制度』こそが、現在の日本を蝕む諸問題を抜本的解決に導けるものと自負しておりますので、自○維○連立による新政権におかれましては、どうぞ御一考のほど、よろしくお願いいたしますわ♡」

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