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第2217話、わたくし、今期秋アニメファーストインプレッションですの☆(その2)

ちょい悪令嬢「──うおおおおおおおお!」


メリーさん太「──うおおおおおおおお!」


ちょい悪令嬢「──うおおおおおおおおおおおおおおおお‼」


メリーさん太「──うおおおおおおおおおおおおおおおお‼」




ちょい悪令嬢&メリーさん太「「──うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」




ちょい悪令嬢「──皆さーん! 全世界40億以上(推定)の、『悪役令嬢作品』の愛好家の皆さーん!」


メリーさん太「特に、ちょっと他とは違った感じの独特の、『悪役令嬢アニメ』ファンの皆さーん!」




ちょい悪令嬢&メリーさん太「「──超『朗報』ですよおおお!!!」」




ちょい悪令嬢「いやあ、『他とは違った独特の悪役令嬢作品』と言えば、本作も結構自信が有りましたが、何とその主人公であるわたくし自身が、認めざるを得ない作品が現れるとは」


メリーさん太「すげえよな、いかにも『テンプレ』だと思わせておいて、まさか自ら『物理』で婚約破棄するとは………」


ちょい悪令嬢「それでも回想に入るまでは、『出オチ』かなと思いましたけど、まさか回想に入ってからのほうが、『酷い』とはw」


メリーさん太「うん、婚約者の第二王子に、いびられていびられていびられて、我慢に我慢を重ねていたけど、婚約破棄されると同時に、前世が『最強の武道家』であることを思い出して、その場に揃っている『第二王子派』の貴族たちを、全員ボコボコにする『流れ』かと思っていたら、」


ちょい悪令嬢「──幼い頃から、『狂犬姫』とか呼ばれていて、何事も話し合いとか権力でゴリ押しするとかじゃ無くて、そういうのをすべてすっ飛ばして、『拳で落とし前をつけて』きたとは」


メリーさん太「──いや、あたしでも、こんな婚約者なんて嫌だよ⁉ むしろ第二王子のほうに『正当性』が有るのでは⁉」


ちょい悪令嬢「まあでも、第二王子のほうも、派閥ぐるみで権力を笠に着て、散々自分の婚約者であるスカーレ○ト嬢に嫌がらせをしていましたからね。『相手が王族だから婚約を破棄できない』と、父親にたしなめられて我慢していたのに、愚かにも『サンドバッグ』のほうから婚約破棄してきてくれたので、これ幸いと『サンドバッグした』だけの話だったりしてw」


メリーさん太「阿呆が、自分から『命綱』をぶっちぎっていたんじゃ、世話は無いわw」


ちょい悪令嬢「とはいえ、王侯貴族が全員腐っているわけでは無く、国王陛下はこの件について、元々第二王子のあまりの横暴さと、彼の派閥の貴族たちの悪行に心痛していたので、むしろこれ幸いと、第二王子を廃嫡して、貴族たちも粛正してしまい、王政の一新を成し遂げて、『狂犬姫』改め『撲殺姫』には感謝すらしており、もちろん『お咎め』は一切無かったとのことですw」


メリーさん太「そもそも、ちゃんと国王の肝いりの王侯貴族の派閥も、第一王子を旗頭に担ぎ、他ならぬスカーレ○ト嬢の兄君を中心として、内偵活動を行っていたんだしな」


ちょい悪令嬢「むしろスカーレ○ト嬢の『暴挙』は、相手の旗頭である第二王子を廃嫡するための、ていのいい『口実』をつくってくれたようなもので、願ったり叶ったりでしょうよ」


メリーさん太「……しかも、第一王子が『善人』かと言えば、こいつはこいつで、とんでもない『食わせ者』だったりして、スカーレ○ト嬢の『本性』と『(物理的な)実力』を見抜いて、面白がってストーカーと化し、彼女とともに面倒ごとに首を突っ込んでいって、その『……やはり、暴力だ! 暴力こそが、すべてを解決するッ!』のを、大いに煽ったりして、直属の部下であるスカーレ○ト嬢の兄君の、頭痛と胃痛の種になっていたりしてな☆」


ちょい悪令嬢「実は現在におけるスカーレ○ト嬢の、『最も殴りたいやつ』は、他ならぬ第一王子だったりしてw」


メリーさん太「──碌な王子様がいないな、この王国⁉」


ちょい悪令嬢「ただですねえ、第一王子ってOPを見る限り、スカーレ○ト嬢と互角に渡り合うほどの、剣術と魔術の達人みたいなんですよ」


メリーさん太「……え、何それ、『渡り合う』って? 普通この場合、王子様とヒロインの関係になるんじゃ無いの?」


ちょい悪令嬢「どちらかと言うと、『好敵手』的な関係かと」




メリーさん太「──もはや作品自体が、『悪役令嬢』モノでは無く、『バトル』モノじゃんか⁉」




ちょい悪令嬢「本作の作者は原作を読んでいないから、確かなことは言えませんが、これから先の展開としては、国内最大の敵である現宰相を拳でブチ倒した後は、戦闘民族の国家等の外国勢や、最終的には魔族の国家に対して、拳一つで挑んでいくと言う、『バトル物語』になったりして」




メリーさん太「──もうそれ、個人的な『バトル』なんかじゃ無く、『内乱』や『戦争』だろ⁉」




ちょい悪令嬢「でも、スカーレ○ト嬢が一人で、相手側の『剛の者』と、拳で戦ってケリをつけていくのだから、あくまでも『個人的なバトル』なのでは?」


メリーさん太「何で、国同士の戦争が、個人的なバトルで勝敗が決まるんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「スカーレ○ト嬢って、何か碌でもない神様から『加護』を受けていて、無限の戦闘エネルギーと、バトル向けの各種魔術も行使できるそうで、結構な数の武装集団を単独撃破できるらしく、その『鬼神』のごとき戦いぶりに、ほとんどの兵士たちが恐れをなしてしまって、『……それならこの俺様が、あの女を倒してやるッ!』と、国一番の『力自慢』がのこのこ出しゃばってきたところ、毎度のごとく『ワンパンでKO』を食らうものだから、国王以下すべての敵勢力が『降伏』を申し出て、戦争だろうが動乱だろうが、たちまちのうちに決着がついてしまうそうです」




メリーさん太「実はそいつ、『公爵令嬢』なんかじゃ無く、『人型決戦兵器』だろ⁉」




ちょい悪令嬢「ほとんどの読者様のご意見も、それで統一されているみたいですよw」


メリーさん太「……ホント、こんな常識外れな『悪役令嬢』作品が有ったなんて、驚きだぜ」




ちょい悪令嬢「これは非常に今後が楽しみな作品ですが、何度も申しますように、『独特な悪役令嬢アニメ』であるとともに、『正しいフェミニズムアニメ』である点も、ポイントが高いですわね♫」




メリーさん太「……『フェミニズム』って、これがか?」


ちょい悪令嬢「『王侯貴族からなる「男社会」において、理不尽に抑圧されていた女性が、最後の最後に盛大なしっぺ返しをお見舞いして、女性の読者や視聴者がスカッとする』なんて、完全に『フェミ御用達』の展開ではありませんか?」


メリーさん太「た、確かに……」




ちょい悪令嬢「つまりですね、皆さん誤解なさっているかも知れませんが、本作の作者は『フェミニズム系の作品』を全否定しているわけでは無く、何度も何度も申しておりますように、『面白ければ』それでいいのです! 『着○恋』もそうですが、これからもどんどんと面白い『フェミニズム』や『ジェンダフリー』の作品が登場してきたら、全力で応援いたしますよ♡」




メリーさん太「……要は、この作品や『着○恋』のように、『イデオロギーを剥き出し』にするんじゃ無く、あくまでも『エンターテインメント』であることを優先して、『隠し味』や『背景要素』程度に抑えるべきってことだよな☆」

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