第2212話、【スパイフ○ミリー】わたくし、戦後世代の子供たちには、何の罪も無いと宣言しますの☆
ちょい悪令嬢「──今回は、現在『私的覇権作賞』を選考中の『夏アニメ』については、ひとまず置いといて、いよいよ放映&配信が始まった、『秋アニメ』について語ろうかと思います☆」
メリーさん太「え、『秋アニメ』って、もう始まっているの? (この作品を執筆中の現在は)まだ9月だぞ?」
ちょい悪令嬢「すでにWeb上で無料配信されているのでは、『永久のユウ○レ』なんてのが有りますね」
メリーさん太「──かの『PA W○RKS』様の新作オリジナルアニメにして、秋アニメの注目作の一つじゃん⁉」
ちょい悪令嬢「とはいえ、今回はいわゆる『第0話』で、『プロローグ』みたいなものでして、本格的に話が動き始めるのは、次回以降のようですわね」
メリーさん太「それじゃ、まだ『可もなく不可もなし』って感じか?」
ちょい悪令嬢「本作の作者の第一印象的には、結構面白そうだったので、当分視聴継続ですわね」
メリーさん太「他には何か、既に放映が開始された作品は有るのか?」
ちょい悪令嬢「放映&配信自体はまだですが、『秋アニメ』において俄然注目すべきは、『SPY×FAM○LY』の第3期ですかねえ」
メリーさん太「あ、『SPY×FAM○LY』の第3期も『秋』なんだ? でもどうせいつも通りに、『ファミリー向け』のコメディ路線だろうし、それ程注目に値しないのでは?」
ちょい悪令嬢「実は現在原作漫画版が全話無料公開中なので、第2期以降の分をぱらぱらっと読んでみたら、結構『シリアス』な話が含まれていたのですよ」
メリーさん太「……『シリアス』って、どんな?」
ちょい悪令嬢「連載当時話題になった、『バスジャック』のやつとか。たぶんこれを『ラストエピソード』に持ってきて、クライマックスを大いに盛り上げるのではないでしょうか」
メリーさん太「ああ、確かに『バスジャック』のエピソードは『シリアス』だし、十分盛り上がるだろうけど、それ故に作品きっての『感動作』でもあって、『カタルシス』も有るから、それ程深刻な内容では無いのでは?」
ちょい悪令嬢「実は第3期の該当部分には、それだけでは無く、よりによって序盤早々に、例の『ロ○ドさんの少年時代』のエピソードが有るのですよ」
メリーさん太「そ、それって──」
ちょい悪令嬢「ええ、突然『東国《オスタ○ア》軍』が攻めてきて、ロ○ドさんは両親を失い、過酷な子供時代を送った後に、年齢をごまかして『西国《ウェスタ○ス》軍』に入隊して、両親の敵である、『自分と同じ民族と殺し合い』をすると言う、誰もが認める【シリアス巨編】です★」
メリーさん太「──『温度差』! そのエピソードは、これまでの『ファミリー路線』とは、あまりにも異質過ぎるだろうが⁉」
ちょい悪令嬢「そうなんですよ、だからこそ『楽しみ』なんですよねえ」
メリーさん太「はあ?」
ちょい悪令嬢「果たしてアニメ版制作陣としては、これまでの『コメディ路線』を維持するために、あえてこのエピソードを省略するのか? それともいっそ『チャレンジ精神』を発揮して、ちゃんと番組に組み込むのか? これは大いに注目に値するかと思われますよ☆」
メリーさん太「た、確かに…………………ちなみに、うちの作者は、どっちを期待しているんだ?」
ちょい悪令嬢「もちろんちゃんと組み込んで、原作者様本来の『ダークサイド』を、まざまざとご披露なされることです!」
メリーさん太「やっぱりなあ、そんなやつだよ、あいつは」
ちょい悪令嬢「……ただし、それは結構、難しいかも知れませんねえ」
メリーさん太「どうして? 原作自体にちゃんと有るエピソードだし、こう言う刺激的な内容のやつも、ギリギリ許容範囲じゃ無いのか?」
ちょい悪令嬢「これって、例の『進○の巨人』の【ガ○編】に対して騒ぎ立てた、某国の人たちが、またしてもイチャモンつけてくる可能性が高いのですよ」
メリーさん太「へ?」
ちょい悪令嬢「たぶん以前もこの座談会で言及したかと思いますが、普通この作品の舞台である『分断国家』は、冷戦時代に東西に分かれていた、『ドイツ』をモチーフにしていると思われがちですが、今回のエピソードに有るように、作中では『実際に戦争が起きている』のに対して、分裂時のドイツには、そのような事実は無いのです」
メリーさん太「あっ、そうか、そう言うことか⁉」
ちょい悪令嬢「そうです、このエピソードは、同じ分断国家で同じ民族同士でありながら、実際に戦争を始めて殺し合った、某『半島戦争』をモチーフにしているとも、読み取れるのですよ」
メリーさん太「──ッ」
ちょい悪令嬢「一口で戦争と言っても、自分と同じ民族同士で殺し合うほど、悲惨なものは有りませんからね。もしかしたら自分が実際に手を下したのが、単なる知人どころか、親兄弟の場合だって、十分有り得る状況だったでしょう」
メリーさん太「少なくとも、現在でも某国においては、『センシティブな問題』と言うことか? 確かに勝手に邪推して、イチャモンをつけてくる可能性は高いな」
ちょい悪令嬢「ホント、敗戦国の日本なんかよりも、朝○や中○のほうがよほど悲惨なのは、どうしたことでしょうねえ? 中○なんかは、戦後すぐの『国共内戦』からこっち、『人民解放軍』が最も殺した民族は、自分たちと同じ『中○人』なのですからね」
メリーさん太「……これで台○に本当に『武力侵攻』したら、もう完全に『人民解放軍』は、『中○人専門の虐殺部隊』以外の何物でも無いよな」
ちょい悪令嬢「皆さんつい忘れそうになりますが、人民解放軍が台○に攻め込むと言うことは、『中○人が中○人を殺す』と言うことに他ならないわけで、『それも選択肢の一つだ』と言い切る中○の現指導部は、自分の正気を疑ったほうがよろしいのでは?」
メリーさん太「それに比べて、ドイツ人は幸福だったよな。少なくとも自分の親兄弟や親戚や友人等と、殺し合うことは無かったんだしな」
ちょい悪令嬢「だからこそ、『SPY×FAM○LY』の作中の、ロ○ドさんの悲惨さが際立つのですよ。戦争で両親を始め何もかも失ったのも不幸ですが、自分と同じ民族を憎み、現在も事実上戦争状態にあるなんて、これ以上残酷な話は無いでしょう」
メリーさん太「この作品の素晴らしいところは、『少なくとも、そんなことなんて、子供たちには関係無いだろ?』と言い切って、『子供が泣かないでいられる国造り』を目指していることなんだよな」
ちょい悪令嬢「そうです、戦争を勝手に始めたのは大人たちであって、子供たちには何の罪も無いし、子供たち同士が争う理由はどこにも無いんですよね」
メリーさん太「現実には、生まれてからずっと平和を守り享受し続けている、日本の『戦後世代』の人々に対して、現在も同じ民族同士で事実上戦争状態にある、中○や朝○の『戦後世代』のやつらが、『反省しろ!』とか、『賠償しろ!』とか、難癖つけてくるんだから、滑稽極まりないよなwww」
ちょい悪令嬢「そうです、『SPY×FAM○LY』は、何よりも何の罪も無い子供たちのために、大人たちが相争うことを明確に非難すると言う、『世界平和』を目指した高尚な作品なのであって、間違っても現在同じ民族同士で争い合っている、『平和の敵』のような国家の者たちが、文句を言う資格なんて無いので、是非とも堂々とアニメ版第3期においても、この大感動のエピソードを、全世界に向けて放映&配信なされることを、心から期待しておりますわ♡」




