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第2197話、わたくし、今期夏アニメ『私的覇権レース』ラストスパートですの☆(その4)

ちょい悪令嬢「──さて、今回もいよいよ終盤に突入した、今期夏アニメについて語りたいかと思うのですが、実はわたくし、とんでもないことに気づきましたの☆」




メリーさん太「……何だよ、開始早々『とんでもないこと』って?」


ちょい悪令嬢「ほら、本作の作者ってば遅まきながら、『青○ブタ野郎シリーズ』の最新作を見始めたではないですか?」


メリーさん太「ああ、うん、確かテレビシリーズを見るのは、今回が初めてだったよな」


ちょい悪令嬢「そう言うと、いかにも『ニワカ』っぽく思われるかも知れませんが、実は本作の作者は、原作ラノベ版のファンなんですよ」


メリーさん太「ああ、原作第2巻を、新刊当時にリアルタイムで読んで、すっかり惚れ込んで、それ以来大ファンになって、一時は全巻揃えていたくらいだったしな」


ちょい悪令嬢「『青ブ○』の第2巻は、下手すると『時間SFラノベ』すべてにおいても、トップクラスの作品だと思っております」


メリーさん太「ええっ、初期の『青ブ○』って、そんなに凄かったっけ⁉」


ちょい悪令嬢「『時間遡行』とか『ループ』とかを、初めて本格的に『量子論』に基づいて、エンターテインメントに昇華させた作品と申しても、過言では無いでしょう!」


メリーさん太「え、『量子論ラノベ』と言えば、同じ電○文庫の『紫色のク○リア』が有ったんじゃ無いのか?」


ちょい悪令嬢「あれはラノベの皮を被った『ガチの量子論SF』なのだから、本来のラノベならではの『エンターテインメント性』には、著しく欠けていると言わざるを得ないでしょう」


メリーさん太「うん、それは否定できないな」


ちょい悪令嬢「とはいえ、『青ブ○』のほうも、特に原作ラノベ版においては、結構突っ込んだところまで量子論について説明してくださっているので、『紫色のク○リア』とともに、大変勉強させていただきました」


メリーさん太「その成果が、本作を始めとする量子論SF系のオリジナルWeb小説の数々であり、特に『カクヨム』様における『青ブ○』公式二次創作である、『教えて、理央先生!』シリーズと言うわけか?」


ちょい悪令嬢「ええ、文字通りに双葉理○嬢をメインに据えて、主に原典の主人公である梓川咲○君との、『会話劇』で進行するのを、基本的なフォーマットとしております」




メリーさん太「そもそも原作ラノベ版は、各巻において咲○君と深く関わってくる、『思春期症候群に罹患した女の子』が入れ替わっていくからね。むしろ毎回咲○君の相談役としてかなりのページ数にわたって登場している、理○ちんこそ、『裏のメインヒロイン』と言っても過言では無いかもな」




ちょい悪令嬢「……『裏のメインヒロイン』ですか? そうなんですよねえ、まさにそこが、すべての『勘違い』の始まりだったのです」




メリーさん太「え、何、『勘違い』って?」


ちょい悪令嬢「この作品て、完全に『化○○』の『パ○リ作品』では無いですか?」


メリーさん太「──おおっと! あんたが何を言っているのか、あたし全然わからないなあ。『化○○』とか『パ○リ』って、一体何のことでしょう☆」


ちょい悪令嬢「特に『参照元』同様に、小賢しくもハーレムもののくせに、最近ではスタンダードと化している『正妻システム』を、それこそ『化○○』そのままに導入していて、もう『本命』は桜島麻○さんに確定しているように描かれていますよね」


メリーさん太「その『ハーレムのくせになぜかいる正妻システム』って、賛否両論だよな。特に前回の『咲○君と塾の教え子との(ストーリー上どうしても必要な)デート』に、それこそ『正妻面』して無理やり参加してきた麻○さんて、むちゃくちゃ嫌な感じだったしな」


ちょい悪令嬢「そのように『ハーレム展開』を厚顔無恥にやっている作品における、『正妻』キャラは、下手すると読者や視聴者の『ヘイトの対象』になりかねませんからね。まったく関係無い話だけど、某『化○語』においても、『正妻』の戦○ヶ原ひたぎ嬢よりも、羽○翼嬢のほうが人気が有るくらいですし」


メリーさん太「……そういや、麻○さんとガ○ラさんて、よく似たタイプだし、理○ちんと羽○さんに至っては、『巨乳な眼鏡キャラ』と言うまったく同じ属性で、読者の熱い支持を集めているよな? どうしてこんなにも共通点が多いんだろ?」


ちょい悪令嬢「──『まったく関係無い』と言っているだろうが⁉ 滅多なことを口走るんじゃ無いよ!」


メリーさん太「悪い悪いw ──それならあんたは、一体何が言いたいわけなんだ?」




ちょい悪令嬢「実はそもそも理○ちんこそが『メインヒロイン』であり、咲○君の『ベストパートナー』であることに、今更ながらに気がついたのですよ」




メリーさん太「──はあああああああああああ⁉ そんな馬鹿な!」


ちょい悪令嬢「おや、何が『馬鹿な』なのでしょうか?」


メリーさん太「ベストカップルも何も、この二人って両方共、『想い人』がちゃんといるだろうが⁉」


ちょい悪令嬢「咲○君には麻○さんが、理○ちんには国○佑真君が──って、ことですか?」


メリーさん太「そうだよ、そんなのアニメ版の第1期から、『周知の事実』だろうが⁉」


ちょい悪令嬢「それがどうしたのです? 二人の仲が今以上に深まるのに、何の障害も無いでしょうが?」


メリーさん太「いや、咲○君を中心とした『ハーレム展開』は、ある程度認めてもいいけど、『彼氏』のいる女の子をメンバーに入れては駄目じゃんか⁉」




ちょい悪令嬢「何言っているんですか、理○ちんには『彼氏』なんていませんよ? 何せ国○君には、別に彼女さんがちゃんとおられるのですからね」




メリーさん太「へあ?………………………………ああっ! 言われてみれば、確かにそうじゃん⁉ ──そ、そうなると、どうなるんだっけ?」




ちょい悪令嬢「つまり理○ちんは『フリー』なんだから、『咲○ハーレム』に加入するのも自由だし、何なら麻○さんから寝取って、正式にお付き合いすることだって、絶対に不可能では無いってことですよ」





メリーさん太「──いや、いやいや、いやいやいやいやいやいや! ハーレムに入れるかどうかはともかく、麻○さんから寝取るのは、どう考えても不可能だろうが⁉ 咲○君のほうもゾッコンのようだし、自他共に認める『正妻』ポジションじゃん!」




ちょい悪令嬢「ですから、『正妻』から男を奪うのを、『寝取り』と言うんじゃ無いですか? ──ぶっちゃけ、『青ブ○』シリーズにおいて、咲○君と最も同じ時間を共有している女の子と言えば、同居している妹さんを除けば、すべてのエピソードにおいて解説役を務めた理○ちんであり、それは『最も親密度が深い女の子』と言い換えてもよろしいのでは?」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「それに何よりも、いかにも学生同士がアカデミックな会話を交わすにふさわしい、『物理準備室』を舞台にしていた高校生時代はまだしも、今や別々の大学に通っていると言うのに、ほぼ毎回のようにしてお茶をしたり食事を共にしたりしているなんて、むしろ『正妻』がいる咲○君と、フリーの若い女の子である理○ちんとの組み合わせは、『不倫行為』以外の何物にも見えないでしょう☆」




メリーさん太「……言われてみれば、確かに」




ちょい悪令嬢「言うなれば、これが本当の『腐れ縁』てやつで、この話が青少年向けのラノベやアニメじゃ無かったら、ガチの『男女の関係』になっていても、おかしくは無いですしね」


メリーさん太「何せ長年『本音で語り合った』仲なんだ、意外と理○ちんのほうも、満更じゃ無かったりしてな」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、思わぬサブキャラが『ダークホース』の可能性を秘めていることが発覚した、今期夏アニメ版『青ブ○』ですが、クライマックスに向けて『ヒロインレース』がどうなっていくのか、これからも注目していきたいかと存じます♡」










メリーさん太「……いや、そんなまとめ方があるか、『青ブ○』はラブコメじゃ無いんだぞ? もっと他にあるだろうが? 『霧島透○の正体は一体誰なのか?』とか、『岩見沢寧○嬢の思春期症候群はなぜ発動したのか?』とか、『麻○さんの生命の危機はどのように回避するのか?』とか!」




ちょい悪令嬢「そうなんですよ、麻○さんの今後の成り行き次第では、理○ちんが『正妻』になれるチャンスも有り得るのです!」




メリーさん太「──うおいッ⁉ 言うに事欠いて、何たることを⁉」




ちょい悪令嬢「まあ、冗談はさておいて、『岩見沢寧○嬢の思春期症候群の原因』のほうは、あらかた見当がついていますけどね」


メリーさん太「え、そうなの?」




ちょい悪令嬢「具体的に言うと『ネタバレ』になりますから、『実は思いも寄らない雑魚キャラが、かなり重要な人物だった』とだけ述べておきましょう☆」

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