第2191話、わたくし、今期夏アニメ【私的部門賞】の、中間発表を行いますの☆
ちょい悪令嬢「……相変わらず暑いし、今期夏アニメも続いておりますし、まだまだ『今年の夏』は終わりそうにはありませんが、気がつけば9月も中旬。そこで今回は夏の風物詩である『少女ラ○ネ』でも見ながら、過ぎゆく夏を惜しみましょう☆」
メリーさん太「──開幕一発目から、何てこと言い出しているんだ、てめええええええ!!!」
ちょい悪令嬢「? 何ですかメリーさんこそ、いきなり奇声を上げたりして?」
メリーさん太「お、おまえ、いくら何でも、『少女ラ○ネ』は無いだろ⁉」
ちょい悪令嬢「へ? 『少女ラ○ネ』が、どうかしたのですか?」
メリーさん太「だ・か・ら、そんなに気安く、その名を出すなよ⁉ 一応健全なWeb小説なんだから!」
ちょい悪令嬢「『気安く』って、現在各サイトの『Web広告』に、盛んにこの名が出ていますけど?」
メリーさん太「うちの作者ってば、普段一体どんなWebサイトばかり見ているんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「もちろんメインは、動画配信サイトの、『ア○マTV』様ですが?」
メリーさん太「いやいやいや、いくら何でも『ア○マTV』様で、『少女ラ○ネ』のPRはしないだろ⁉」
ちょい悪令嬢「嘘だと思うのなら、実際にご覧になったら? 丁度今話題の『チ○ンソーマン』の、総集編【前後編】を視聴していますので」
メリーさん太「おっ、あの音声を中心に大幅に改善を施して、現在各方面で好評を博しているやつか⁉」
ちょい悪令嬢「各キャラのセリフが、ちゃんとハキハキしゃべっていて、聞き取りやすくなっていますからね!」
メリーさん太「……何とEDの監督名のクレジットが、某『ドラゴン氏』では無くなっているだと?」
ちょい悪令嬢「この新しい方が、今度の劇場版も監督なされるそうですわ♫」
メリーさん太「【レ○編】か? それは期待がもてるな! ──おっ、CMが始まったぞ…………………………なッ⁉」
ちょい悪令嬢「どうです、私の申した通りでしょ?」
メリーさん太「……ホントだ、この某漫画アプリの広告、盛んに『少女ラ○ネ』って、連呼してやがる。──でも、これって、」
ちょい悪令嬢「ええ、『少女ラ○ネ』とは作品のタイトルでは無く、講○社系漫画アプリの『マガ○ンポケット』様で、2024年9月より連載している、『ジュミド○』と言う作品の主人公である、無敵の『拳闘士』の女の子の名前ですわ」
メリーさん太「──紛らわしいんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「……紛らわしいも何も、メリーさんが勝手に勘違いなさっただけでは無いですか?」
メリーさん太「わざとだろ⁉ 絶対わざとだ!」
ちょい悪令嬢「今度は言いがかりをつけてきやがったよ、こいつッ⁉ ──そもそもメリーさんが思っていた『少女ラ○ネ』って、一体何だったのですか?」
メリーさん太「──うぐぅッ⁉」
ちょい悪令嬢「……何でそこで、口ごもるのですか?」
メリーさん太「こ、こいつ、本当は知っていて、すっとぼけていやがるッ⁉」
ちょい悪令嬢「私たちが知っていようがいまいが、関係無いのです。重要なのは、この作品をお読みの皆様に、きちんとご説明することなのですわ!」
メリーさん太「こんな『ロリコン作家』の作品を読んでいるような読者様なら、『少女ラ○ネ』のことぐらい知っているはずだ! 何せ、『類は友を呼ぶ』って言うからなあ!」
ちょい悪令嬢「──いくら切羽詰まっているとはいえ、自分の作者どころか、読者様にまであらぬ疑いをおかけしては、駄目でしょうが⁉」
メリーさん太「くそッ、人のことを陥れておいて、自分たちのほうは『ロリコン』であることを否定するつもりかよ? ──禁止! これ以上、『少女ラ○ネ』と言うのは、禁止!」
ちょい悪令嬢「……何で、健全なる少年漫画の主人公の名前を言うのが、駄目なのですか?」
メリーさん太「こいつ、とことんしらばっくれやがって…………………もういいから、とっとと今回の【本題】に入りやがれッ!」
ちょい悪令嬢「はいはいw………………冒頭でも申しましたように、既に9月も中旬に差しかかり、今期夏アニメの各作品共、ラストスパートに突入したことですし、ここら辺で本作の作者による『私的覇権賞』のうち、何度も取り上げた作品賞の候補以外の、【部門賞】の中間発表をしておきたいかと思いまして」
メリーさん太「【部門賞】、って?」
ちょい悪令嬢「前期春アニメで言えば、『主演女優賞』とか『助演男優賞』とかのことです」
メリーさん太「ああ、なるほど。その他に挙げるとしたら、『監督賞』とか『脚本賞』とかも、該当するわけか」
ちょい悪令嬢「前期春アニメは『助演男優賞』が早々に決定しましたけど、今期はほとんど決まっておりませんねえ」
メリーさん太「今回は作品はともかく、個別のキャラ的には、あまり魅力的なやつがいなかったわけか?」
ちょい悪令嬢「そんなことはありませんわ、『最優秀主人公』兼『最優秀女優』は、ほぼ確定しておりますので」
メリーさん太「へえ、誰だよ?」
ちょい悪令嬢「『Summer P○ckets』の、加藤(鷹原)う○ちゃんです☆」
メリーさん太「──結局、『ロリコン』じゃねえかああああ!!!」
ちょい悪令嬢「むっ、失敬な。う○ちゃんを選んだのは、別に『ロリコン』だからじゃ無いですよ?」
メリーさん太「……ほう、何か申し開きをするつもりなら、言ってみろ」
ちょい悪令嬢「申し開きも何も、最初のうちは『サマ○ケ』のことを、純然たる『ギャルゲアニメ』と思っておりましたから、初登場時のう○ちゃんは、『攻略ヒロイン』にしてはあまりにも幼いので、単なる主人公の『妹分』的な『モブキャラ』と見定めて、今後本編中に何か『色っぽい話』が有るどころか、『登場シーン』自体あまり無いものと思っておりました」
メリーさん太「──うッ⁉」
ちょい悪令嬢「そんな彼女を初めて注目したのが、ある『ヒロイン攻略ルート』が終了した時点です。こういった『ギャルゲ原作のアニメ』は、一つのヒロインのシナリオルートが終われば、すべてを御破算にして、また新たなるヒロインのシナリオルートが開始されるのが常ですが、何と最初のヒロインのルートのラストシーンにおいて、う○ちゃんが世界から消え去ったのです! つまりこれはこの作品が、単なる原作ギャルゲの各ルートの寄せ集めなんかでは無く、何らかの形で各々のルートが繋がっていて、どうやらう○ちゃんは、各ルート間を移動することができるようなのですよ」
メリーさん太「──ううッ⁉」
ちょい悪令嬢「こうなると俄然う○ちゃんのことに注目せざるを得なくなるのですが、不思議なことに、各ヒロインルートを重ねていくごとに、基本的に他のキャラたちはほとんど変わらないと言うのに、彼女だけはなぜだかどんどんと、『精神的に幼くなって』いったのです」
メリーさん太「──うううッ⁉」
ちょい悪令嬢「そしてついに、本番の『AL○Aルート』に突入してから、う○ちゃんを中心にストーリーが展開していくことになるのですが、彼女が未来から来ていること、どうやら羽○里君とし○はちゃんが両親であること、そしてし○はちゃんを初産時に亡くした羽○里君が、すっかり生きる気力を無くしてしまったこと等々の、『惨憺たる未来』が明らかになるのです!」
メリーさん太「──ううううッ⁉」
ちょい悪令嬢「そうなのです、『サマ○ケ』は単なる『ギャルゲ』なんかでは無く、う○ちゃん自身もこういった作品にありがちな、『可愛いロリキャラ』なんかでは無く、本格的な『SFファンタジー』作品の、『真の主人公』だったわけであり、立派に今期夏アニメの『最優秀主人公兼主演女優』として選ばれても、おかしくも何とも無いんですよ!」
メリーさん太「……うん、悪かった。確かにう○ちゃんは、十把一絡げの『ロリキャラ』なんかじゃ無いし、現在彼女を熱烈に支持しているうちの作者を始めとする『紳士』の皆様は、けして『ロリコン』であるとは限らないよな」
ちょい悪令嬢「……どうして、『ロリコン』である可能性に、含みを残しているのですの?」
メリーさん太「──それは、普段の言動のせいだよ!」
ちょい悪令嬢「まあ、もはや今期夏アニメも残すところ二、三話ほどですので、う○ちゃんの『主人公兼主演女優賞』はほぼ確定ですけど、これはあくまでも本作の作者の個人的な判断基準に基づくものですから、読者の皆様におかれましても、ご自分なりの覇権作やベストヒロインを、どうぞ思いのままにお決めになられてくださいませ♡」