第2185話、わたくし、今期夏アニメ、いよいよ本番突入ですの☆(その41)
ちょい悪令嬢「ウタああああああああああああああ──」
メリーさん太「クマああああああああああああああ──」
ちょい悪令嬢&メリーさん太「「アラあああああああああああああシ!!!」」
ちょい悪令嬢「さて今回も、アニメ界に『透明な革命の嵐』を巻き起こす、革新的リアル系百合アニメ、『ウタ熊嵐』こと『うたごえはミルフ○ーユ』最新話の、詳細解説を行いますよ!」
メリーさん太「──いやいやいや、今回はそんなに小牧○歌ちゃんと熊○弥子ちゃんの絡みが無かったから、別に『ウタ熊嵐』じゃ無かっただろうが⁉ 一体いつまでこのキャッチフレーズを(強引に)使うつもりなんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「そりゃあもちろん、現在絶賛公開中の、御本家『ユ○熊嵐』の全話一挙無料配信が、終了するまでですよ」
ちょい悪令嬢「──こいつ開き直って、『ス○マ』まがいなことを、平然と言い出しやがった⁉」
ちょい悪令嬢「失礼な、『ス○マ』なんかじゃありませんよ? 仮にも『百合作家』の端くれとして、『歴史的カルト百合作品』を無料で見る機会が訪れたことを、広く『同好の士』に知らしめているだけですわ!」
ちょい悪令嬢「だからと言って、ほとんど関連性の無い、今期夏アニメの新作と絡めてPRするのは、どうなんだ⁉」
ちょい悪令嬢「関連性は有るじゃ無いですか? 『うた○ミル』は夏アニメ指折りの、『さわやかリアル百合』なのですよ?」
メリーさん太「──それはうちの作者のような『百合厨』が、勝手に言っているだけだろうが⁉ しかもあいつってば、主人公の○歌ちゃんのお姉さんが登場するたびに、『きっと二人は姉妹百合だ!』とか何とか、有りもしないことをしつこく言い続けやがって!」
ちょい悪令嬢「ふっふっふっ、ところが、そうでも無いのですよ」
メリーさん太「へ?」
ちょい悪令嬢「今回の最新話において、主人公の○歌ちゃんの実のお姉さんの仙石喜○さんが、自分自身の『百合姉妹』願望を告白なされたのです!」
メリーさん太「──はあああああああああああ⁉ それこそうちの作者の願望通りじゃんか!」
ちょい悪令嬢「まさか、公式が認めてくださるとはね」
メリーさん太「……おいおい、一体どういった状況なんだ?」
ちょい悪令嬢「ついに○歌ちゃんが、現在のアカペラ部内の人間関係の修復を図ろうと立ち上がって、自分のお姉さんも所属している大人気女子大生アカペラバンドである、『Parab○la』のリーダーの藤代ミ○キさんに相談に行くのですが、(陰キャならではに?)着眼点が非常にユニークな○歌ちゃんに、女子大生にしてカリスマボーカリストのミ○キさんが興味を覚えて、冗談半分で『○歌ちゃん、うちのバンドに入らないか?』と誘ったところ、お姉さんの喜○さんが、『バンド内姉妹百合路線もアリね!』などと、世迷い言をほざかれたのですよ☆」
メリーさん太「ええっ、○歌ちゃんがスカウトされたの⁉ あの子やっぱりカリスマが認めるほどの、『才能』が有ったわけ⁉」
ちょい悪令嬢「ミ○キさん自身、『かなり鍛えないとモノにならない』とおっしゃっていたから、玲○先輩やム○ブちゃんみたいな天才レベルでは無いにしても、『見所』は有るようだし、そして何よりも『人間観察眼』の鋭さを始めとする、『おもしれー女』として気に入ったようです」
メリーさん太「──楽○ちゃんかよ⁉」
ちょい悪令嬢「それに対してあっさりとお断りするところが、ますますミ○キさんに気に入られたりして」
メリーさん太「……え、断ったの? もったいないなあ」
ちょい悪令嬢「せっかく『姉妹百合』が成立しそうでしたのにねえ」
メリーさん太「しつこい! ──そうじゃ無くて、プロレベルの大学生バンドに揉んでもらえれば、得るものが少なく無いだろうが⁉ それに『ガチ百合』路線なら、愛○部長と玲○先輩で、十分だろうし」
ちょい悪令嬢「○歌ちゃんとしてはとにかく今は、せっかくできた同級生の友人たちとの絆を深めることを優先したいだろうし、しかも上級生二人に関しても、どうやら『破局』の可能性が有るようですよ?」
メリーさん太「えっ、いきなりどうした⁉」
ちょい悪令嬢「○歌ちゃんまでやる気になって、少々寂しい気分になった愛○部長が玲○先輩に対して、『……結局純粋なエンジョイ勢は、私たちだけになってしまったね』と同意を求めたところ、一瞬答えに窮したように見えたのですよ」
メリーさん太「……ああ、玲○先輩ってば、ム○ブちゃんに突き上げられたり、ミ○キさんからバンドに誘われたりして、これまで愛○部長に遠慮して抑えていた、『本気』を出してみたくなっているみたいだよな」
ちょい悪令嬢「もうね、ミ○キさんの女子大生バンドのせいで、今や女子高生アカペラ部の人間関係は、ガタガタですよ!」
メリーさん太「すべての責任がミ○キさんたちに有るとは思えないけど、それにしてもむちゃくちゃアカペラ部に絡んでくるよな、女子大生バンドってば」
ちょい悪令嬢「先行公開された『オーディオドラマ』においては、ほとんど絡みが無かったから、この展開は本作の作者も予想外でしたわ」
メリーさん太「でも、とにもかくにもストーリーが大きく動いたんだから、こっちの路線で正解かもな」
ちょい悪令嬢「まあ言ってみれば、『バン○リ!』シリーズにおいて、1クールの中できっちりと、『MyG○(バンド名)』に『Ave Muj○ca(バンド名)が、絡んできたパターンのようなものですわね。そもそも『Ave Muj○ca』と言うバンドは、『MyG○』の前途に立ち塞がる、『ライバル』的ポジションかと思っていたのに、『バンド活動』としては立ち位置の違いからか、ほとんど絡むことは無く、『前途に立ち塞がる』どころか、むしろ何かと『MyG○』のメンバーにサポートしてもらうと言った体たらく。これじゃ『ライバル』と言うよりも、『お荷物』か『手のかかる子供』って感じでしたわ」
メリーさん太「──そのように『事実を列挙』してみると、『Ave Muj○ca』って、かなり『情けない』よな⁉」
ちょい悪令嬢「それに比べて、『うた○ミル』の女子大生バンドである『Parab○la』のほうは、『Ave Muj○ca』のあるべき姿を、ちゃんとこなしているように思えますの」
メリーさん太「……プロ並みのカリスマバンドが、素人の女子高生バンドを、時には指導し、時には翻弄することによって、その成長を促すってパターンか? まさに『正統派ガールズバンド』って感じだよな?」
ちょい悪令嬢「何か、『MyG○』と『Ave Muj○ca』が、正統派じゃ無いような言い方はよしてください!」
メリーさん太「いや、『MyG○』と『Ave Muj○ca』は、正統派じゃ無いからこそ、素晴らしいんじゃ無いのか?」
ちょい悪令嬢「──言われてみればッ⁉」
メリーさん太「何せそれこそが、うちの作者の最大の『判断基準』だしな☆」
ちょい悪令嬢「このように、『MyG○』や『Ave Muj○ca』の正当なる後継作品と言っても過言では無い、『うたごえはミルフ○ーユ』ですが、先行二作と違わず、今回の最新話のラストでは、視聴者はもちろん主人公の○歌ちゃんに対しても、『音楽で殴って』来ましたよ♫」
メリーさん太「ああ、『Ave Muj○ca』の最終話みたいなやつか? それを『うた○ミル』でもやったわけ?」
ちょい悪令嬢「もうね、さすがはトップレベルと讃えられし『Parab○la』のライブでして、これまでの演奏とは明らかに格が違っていて、急遽当日に席を用意してもらった○歌ちゃんはもちろん、実はこっそりと聴きに来ていた玲○先輩までもが、完全に圧倒されておりましたわ」
メリーさん太「そんなに違ったのか? 主人公たちの『アカペラ部』も、結構いい感じだったと思うぞ?」
ちょい悪令嬢「選曲自体が玄人好みだったことも有りますが、非常にわかりやすく申しますと、アカペラのはずなのに、まるで楽器で伴奏しているように聴こえるのですよ」
メリーさん太「──なッ⁉」
ちょい悪令嬢「言うなれば、普通にCDなんかで、普通に流行曲を聴いているって感じで、もはや『アカペラ』っぽさすら感じさせなくて、ミ○キさんが目指している、『アカペラによる音楽界征服』が、別に『大言壮語』なんかでは無いことを、まざまざと思い知らされましたわ」
メリーさん太「……うわあ、それじゃ更に○歌ちゃんがネガティブになるとともに、玲○先輩が『Parab○la』加入に傾きかけたと言った感じで、ますます『アカペラ部』の危機じゃんか?」
ちょい悪令嬢「──果たして○歌ちゃんは、残り二話だけで、部内の人間関係を修復し、学園祭のセカンドコンサートにおいて、『Parab○la』にも負けない演奏を実現できるのか、乞うご期待ってところですわね♫」