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第2176話、わたくし、今期夏アニメ、いよいよ本番突入ですの☆(その34)

ちょい悪令嬢「──前回のラストでちょこっと述べましたが、現在今期夏アニメ最新作として人気を誇っている、『公女殿下の家○教師』について、かなり批判的な内容になったことも有って、【原作Web小説版】を確認したところ、主人公たち有力貴族陣営による、『第二王子』と言うれっきとした王族に対するリンチまがいの暴力行為に関しては、彼が明確に『謀反』を企てていることが判明しましたので、むしろ正しい行いと言うこととなり、全面的に反省するとともに、原作者様並びにアニメ制作スタッフの皆様に対しては、心からお詫び申し上げる次第であります」




メリーさん太「……まったくだよ、ちゃんと作品の世界観設定やキャラ関係を確認した上で考察をしないから、そんな見当違いな批判をしてしまうことになるんだぞ?」




ちょい悪令嬢「と言うかですね、そのように各種設定の是非を問う以前に、アニメ版の最新話においては、ロリキャラも含めて主人公側が、第二王子をフルボッコする『絵面』が面白かったのですよ! 見ていて『こいつらひでえッ!』としか言いようが無くて、『……相手は一応王子様なんだから、もうちょっと手加減してやれよ?』てな感じだったのです☆」




メリーさん太「う、うん、考えてみればその時点では、まさか第二王子が謀反を企んでいるとは思っていなかったんだから、王族を集団リンチするのは、どんな理由が有ろうとやり過ぎだよな」


ちょい悪令嬢「その理由が、『惚れた腫れた』とか、『王族が庶民を侮辱した』とか、どうでも良かったり、『庶民が王族に侮辱されたとしても、普通なら我慢するところじゃ無いの?』と言えなくも無かったりしますしね」


メリーさん太「それでも一応原作を確認してみて、良かったじゃないか? 作品に込められた真の意図を知らずに、原作者様やアニメスタッフ様を批判したままだったら、いい恥さらしだったしな」


ちょい悪令嬢「──いやそれが、そんなのは瑣末なことでしか無かったのですよ! 原作とアニメ版て、基本設定からキャラ関係まで、むちゃくちゃ違いが有ったのです!」


メリーさん太「あ、そうなの?」




ちょい悪令嬢「主人公のア○ン君が恩師(?)の『教授(※もはやこれが固有名詞になっている)』から預けられている黒猫が、アニメ版では結構活躍していますけど、原作ではむちゃくちゃ影が薄かったりします」




メリーさん太「──ええっ、何ソレ⁉」




ちょい悪令嬢「あと、『温泉回』でいきなり何だか病弱な『目隠れ美少女』ちゃんが登場しましたが、原作では結構大きな商家の一人娘で、大口の商取引を巡って、ア○ン君と丁々発止の駆け引きを展開するほどの才女かつ烈女であって、『うたごえはミルフ○ーユ』で言えば、熊○ちゃんとム○ブちゃんくらいの違いが有ります」




メリーさん太「──つまりは、『正反対のキャラ』と言っても、過言では無いじゃん⁉」




ちょい悪令嬢「まあ、アニメは何と言っても『尺』の問題が有りますからね。大長編の原作を一期十二、三話内でキリのいいところで収めるには、イベントの取捨選択や、時系列の組み替えや、キャラ関係の変更等々、手をつけざるを得ない場合も有りますので、あまり目くじらを立てないようにしたいかと存じます」




メリーさん太「……そうだな、今回の失敗は『いい勉強をした』と思って、これからの『アニメ考察』の糧とすることにしようぜ」


ちょい悪令嬢「一応アニメ版と原作のWeb小説版は別物と捉えて、それぞれ独自に批評すべきですが、『批判的』な意見を述べる際には、慎重を期す意味からも、原作等他のメディアミックス作品を確認する必要が有るかも知れませんね」


メリーさん太「……だったら、『批判的では無い原作モノ』の場合は、どうなるんだ?」


ちょい悪令嬢「──そりゃあもう、アニメ単体として、大絶賛ですよ!」


メリーさん太「今期夏アニメで言えば、『タ○ピーの原罪』や『Summer P○ckets』みたいなやつか?」


ちょい悪令嬢「それがもう一つ、『ダークホース』と言うか『目玉作品』と言うかを、見つけたんですよ」


メリーさん太「既に夏アニメ各作品共、佳境に突入しようとしている今更になって、新しい『目玉作品』だって⁉」




ちょい悪令嬢「ええ、それも何と、あの『ぷ○るはかわいいスライム』の第2期だったりするのです!」




メリーさん太「『ぷ○る』って………………ああ、そういえばつい最近も、この座談会で取り上げていたっけ?」




ちょい悪令嬢「あのエピソードに注目したのは、某まとめサイトで取り上げられたからですが、ただ単に作画的なインパクトや、ニューフェイスのヒロインが刺激的だっただけでは無く、オチも秀逸だったので、非常に高評価だったのですけど、試しに次のエピソードも見たところ、単なる『子供向けのちょっと過激な漫画』をアニメ化しただけでは無く、前回に引き続いてアニメスタッフ様のこだわりが大いに感じられる、注目に値する内容となっておりました」




メリーさん太「ええ、あの『ぷ○る』がか⁉」




ちょい悪令嬢「……その懐疑のお気持ち、良くわかります。先ほども申しましたが、アニメ版の第1期はあくまでも、『子供向けのちょっと過激な漫画をアニメ化しただけ』ってな感じでしたが、第2期に突入するや否や、制作陣の『こだわり』が非常に感じられる、まさに正当な意味での『アニオタ向けの作品』となっており、これは注目せざるを得ないでしょう」




メリーさん太「普通第1期が好評なやつでも、第2期になるとトーンダウンする作品が多いのに、やるじゃん!」




ちょい悪令嬢「もちろんすべてはジ○レちゃんと言う『ライバルヒロイン』が新登場することによって、主役のコタ○ー君とぷ○るの関係性に刺激を与えたことを始めとして、作品全体の『カンフル剤』になったと言うのが『大前提』として有りますので、結局は『原作自体が素晴らしい』の一言に尽きるんですけどね♫」




メリーさん太「おっ、前回の失敗を糧に、ちゃんと原作者様のフォローも怠らないなんて、えらいぞ!」


ちょい悪令嬢「何せ原作自体が面白いからこそ、アニメスタッフ陣もやる気が出ようと言うものですよ」


メリーさん太「『タ○ピーの原罪』なんかも、そうだったしな」




ちょい悪令嬢「そういえば、『ぷ○る』に対して一部の考察では、『ソフトな沙○の唄』ってのが有るそうですが、言い得て妙ですわね♡」




メリーさん太「それについても以前この座談会で言及していたけど、『サマ○ケ』にしろ、『神○市建設中。』にしろ、今期夏アニメは『クトゥルフ神話』ネタが多いな⁉」


ちょい悪令嬢「『光○死んだ夏』も、見ようによっては『沙○の唄のBL版』とも言えますしね★」


メリーさん太「──それはまた、斬新な見解だな⁉ 確かに完全に否定はできないけどッ!」


ちょい悪令嬢「あと、『タ○ピーの原罪』とかも」


メリーさん太「……え? 『タ○ピー』に『クトゥルフ』の要素とか有ったっけ?」


ちょい悪令嬢「『ニャルラトホテプ』ってタコっぽいし、そもそもあいつは宇宙から来たんだから、『外なる神々』の一味とも言えるのでは?」


メリーさん太「──もうそこまで来たら、『こじつけ』の類いじゃ無いのか⁉」


ちょい悪令嬢「SF系やホラー系のアニメには、大なり小なり『クトゥルフ神話』の影響が窺えるのでは無いでしょうか? ──例えば、最近まで無料配信が行われていた、『ま○マギ』シリーズなんて、人類の歴史自体が、『キュ○べえ』と言う『外なる神』の一味みたいなのに仕組まれていた──と、見なすことができますしね」


メリーさん太「……ていうか、そもそも『ま○マギ』のメインスタッフの虚○玄さんこそが、『沙○の唄』の生みの親でもあるんだしな」




ちょい悪令嬢「──と言うことで、今回は今期夏アニメの諸作品を、いつもとは違った角度から検証してみましたけど、いかがだったでしょうか? ご興味を惹かれた方は是非とも、今回取り上げた作品を一度視聴なさってみてください。何か新たなる発見が有るかも知れませんよ☆」

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