第2170話、わたくし、今期夏アニメ、いよいよ本番突入ですの☆(その29)
ちょい悪令嬢「──前々回の『魔法少女ま○か☆マギカ』特集は、終始興奮しっぱなしで、あらぬことばかり口走って、誠に申し訳ございませんでした!」
メリーさん太「……ホントだよ、そりゃあ長年の悲願だった、最終話の【概念シーンの完全無修正版】を見ることができて、感無量だったのはわかるけど、結局のところ、それ以外何も語っていないに等しいのは、どうなんだ?」
ちょい悪令嬢「め、面目次第もございません、心より反省しておりますゆえに、今回はその補足から入りたいかと存じますッ(汗)」
メリーさん太「『補足』って?」
ちょい悪令嬢「まず前々回もちょっとだけ触れましたが、今回の『ま○マギ』【元祖TV版】の配信動画一新の恩恵に与っているのは、当然最終話の【概念シーン】だけでは無く、全エピソードの全シーンに及んでいるわけで、文字通りの【劇場版クオリティ】を堪能するもよし、これまでの【配信版】との差異を比較するのも良し──と言うことで、アニメファンとしての楽しみ方も多彩化したわけなのですよ!」
メリーさん太「いわゆる『アニメ検証班』ってやつか? そういうのを『趣味』と言うか『生き甲斐』にしているやつも、少なくは無いだろうな」
ちょい悪令嬢「そして忘れてはならないのは、今回『ア○マTV』様で全話無料配信が始まったのは、【元祖TV版】だけでは無く、外伝の『マギアレ○ード』も同様であり、『ま○マギ』のファンか否かにかかわらず、いまだ未見の方には是非ご視聴していただきたいところです」
メリーさん太「えっ、もしかして『マギ○コ』のほうも、【円盤ヴァージョン】に差し替えられたとか?」
ちょい悪令嬢「こちらについては、公式様からのアナウンスが何も無いので断言できませんが、一通り目を通したところ、初放映時では若干わかりにくかったバトルシーンが修正されているような気がするし、そもそも元から作画面は良かったですし、絶対に『一見の価値』は有るでしょう☆」
メリーさん太「……確かに『マギ○コ』はラストが賛否両論だったけど、作画面のクオリティに関しては、批判的な意見はほぼ皆無だったよな」
ちょい悪令嬢「ストーリー等に関しても、かの魔法少女アニメの金字塔である『ま○マギ』の外伝であることにこだわらず、あくまでも『独立した作品』と見なせば、トップクラスの作品であることは間違い無いですしね」
メリーさん太「原作のソシャゲ版では生き残っているメインキャラを、情け容赦なく退場させると言った、思い切った展開も見せてくれたしな」
ちょい悪令嬢「数年前リアルタイムで見て、あまりにお気に召さなかった方も、この機会に見直してみれば、何かしら新たな発見が有るかも知れませんよ?」
メリーさん太「……うんまあ、せっかくだから『マギ○コ』のほうにも注目してもらいたいけど、やはり今回の無料公開においては、配信動画が一新された、『ま○マギ』【元祖TV版】のほうが気になるよな」
ちょい悪令嬢「本作の作者は、最終話以外だと、第1話と第10話と第11話と言う、シリーズ屈指の重要回だけを見終えており、今日あたり第2話と第3話にチャレンジしてみたいと思っております」
メリーさん太「──むしろ第3話こそが、最重要エピソードだろうが⁉…………と言うのはさておいて、いい加減『ま○マギ』関連の話はこの辺にして、そろそろ【本題】に入らないか? 今期夏アニメの新作のほうには、何か動きは無いのか?」
ちょい悪令嬢「ここ最近で最新話が放映されたうちでは、『Summer P○ckets』と『9ーn○neー Rulers Cr○wn』の二つを相変わらず注目しておりますが、こういったのの元祖である『ま○マギ』を視聴した後では、若干色褪せて見えるのも、致し方ないでしょうね」
メリーさん太「やべッ、そんなこと言ったら既に完結している『タ○ピーの原罪』も、ある意味『ま○マギ』系に含まれるから、(消去法で)今期の覇権は『うたごえはミルフ○ーユ』に決定か⁉」
ちょい悪令嬢「いえいえ、実は何とここに来て、思わぬ『ダークホース』が登場したのです!」
メリーさん太「──はあああああああああ⁉ 『ダークホース』って、既に各作品共『折り返し地点』に差しかかっていると言うのに、いくら何でも遅過ぎだろう⁉」
ちょい悪令嬢「もちろん今期の序盤からその作品の『存在』自体は認識していたのですが、実際に視聴し始めたのは、つい最近なんですよ」
メリーさん太「何でこんな中途半端な時期に? ──て言うか、何と言うタイトルの作品なんだ?」
ちょい悪令嬢「『青春ブ○野郎はサンタクロースの夢を見ない』、です☆」
メリーさん太「よりによって、それかよ⁉ ──あ、いや、むしろこれで、あんたが突然『途中視聴』を開始した、理由がわかったぜ!」
ちょい悪令嬢「と、申しますと?」
メリーさん太「これって幾つかのエピソードの集合体で、【オムニバス形式】だから、途中から見始めても、それ程おかしくは無いんだよな?」
ちょい悪令嬢「おっ、珍しく勘がいいですね、正解です。まとめサイトを見ていたら、新たに始まった新規エピソードが面白そうだったのと、ゲストヒロインがいかにもうちの作者が好きそうな『ルックス』をしていたのですよ」
メリーさん太「『ルックス』って、具体的には?」
ちょい悪令嬢「黒髪のおかっぱ頭と言うかボブカットで、しかも美人でありながら感情に乏しく、どこか冷たい感じがする娘です」
メリーさん太「──うちの作者の好みの、『ど真ん中ストライク』じゃねえか⁉」
ちょい悪令嬢「もちろんそれだけでは無く、肝心のストーリー自体も、超必見であることが判明したのです!」
メリーさん太「……今更『青ブ○』の新エピソードが、『必見』だと?」
ちょい悪令嬢「何せ本作の作者の『並行世界間移動SF』における、長年の不満点を解消してくださったのですもの!」
メリーさん太「えっ、何ソレ⁉」
ちょい悪令嬢「ずっと前に読んだラノベで、主人公の男子学生が『二つの並行世界』の間を行き来するのが有ったのですけど、片方の世界のほうのやつだけ、二つの世界のヒロインを独り占めしたり、あらゆる成果を自分だけのものにしたりして、『もう一人の自分』のことなんて、こいつどころか作者すら『何も考えていない』んじゃ無いかと思えるほど、いい加減な内容でして、ちゃんと世界観設定やキャラ設定をできないのなら、『小難しいSF』に手を出すなと、実際にお金を出して作品を購入した本作の作者としては、怒り狂った思い出が有ったりしてw」
メリーさん太「──いや、それくらいのことで怒るなよ⁉ どんだけ作品に入れ込んでいるんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「でも、ガールフレンドどころか、『主人公』としての立場すらも、すべて奪われてしまった、『もう一人の主人公』にとっては、堪ったものじゃないのでは?」
メリーさん太「そ、それはまあ、確かに……」
ちょい悪令嬢「うちの作者だったらむしろ、『もう一人の主人公』のほうを主役にして、作品を創りますけどね。最初完全に『劣勢』でありながら、『並行世界管理局のエージェント(もちろん美少女)』とかの力を借りて、あれよあれよと言う間に逆転していき、ヒロインや主人公としての立場を奪い返していくと言った展開にしたりして★」
メリーさん太「──おおっ! そっちのほうが、面白そうかも⁉」
(※次回に続きます)