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第2154話、わたくし、今期夏アニメ、いよいよ本番突入ですの☆(その14)

ちょい悪令嬢「……毎度お馴染みの今期夏アニメのご紹介コーナーですが、今回取り上げるのは、非常に『微妙』な二作品となっております☆」




メリーさん太「な、何だよ、『微妙』って?」


ちょい悪令嬢「作品の世界観自体は、本作の作者の趣味に合致しているのですが、いろいろな理由で、現在視聴継続すらも危ぶまれているのです」


メリーさん太「趣味に合致しているのに、視聴を切るかも知れないって、どういうこと⁉ 一体どの作品のことなんだ⁉」




ちょい悪令嬢「『光○死んだ夏』と、『9ーn○neー Rulers Cr○wn』です」




メリーさん太「……あー、なるほど、『9ーn○neー』はともかく、『光○死んだ夏』はわかるわ」


ちょい悪令嬢「既に本作において、『問題点』について述べていますからね」


メリーさん太「『無駄にホモ臭い』だったっけ? それが最新話で、もっと酷くなったとか?」




ちょい悪令嬢「今回の内容ってどう見ても、一般人ノンケだった辻中佳○君が、実は正体が化物ガチホモの忌堂ひ○る君との『交わり(ホモセ)』に溺れて、霊能力者のおばさんの忠告をガン無視して、自分から『交わり(ホモセ)』をねだり始めると言う、腐女子の皆様大歓喜のエピソードでした★」




メリーさん太「──もう流れ的に完全に、『BL同人誌』じゃん⁉」




ちょい悪令嬢「貴重な本格的和風ダークファンタジーだから、あまり切りたくは無いのですが、予想以上に『ホモ度』が爆上げ状態になってきましたので、そろそろ忍耐の限界に差しかかりつつあります」


メリーさん太「……うちの作者って、和風ホラーが大好物だから、本当に惜しいよなあ。『BL』をやりたかったら、ちゃんとそのジャンルでやればいいのに」




ちょい悪令嬢「あ、誤解なされては困りますけど、別に本作の作者は、『BL』や『ホモ』を作品内に登場させることが、絶対に駄目だと言っているのでは無いですよ?」




メリーさん太「えっ、何ソノ突然の、『日和り』っぷりは⁉」


ちょい悪令嬢「たとえば、ひ○る君を『エヴ○』のカ○ル君に、佳○君をシ○ジ君に『脳内変換』して、同じようなストーリー展開をしているとしたら、どうでしょう?」




メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」




メリーさん太「──イケる! むちゃくちゃイケるじゃん! 『カ○ル×シ○ジ』なら、全然OKだよ⁉」




ちょい悪令嬢「そうでしょう、そうでしょう」


メリーさん太「……でも何で? 高校生と中学生との違いは有るものの、同じ学生同士で、『普通の少年と人外の美少年との交わり』の描写をやっているのに、ノンケの視聴者の『嫌悪感』に、こうも差が出るわけ?」


ちょい悪令嬢「それは、『少年愛』と『BL』との、『絶対的な違い』ゆえなのですよ」


メリーさん太「それって、同じようなものじゃ無いの?」




ちょい悪令嬢「いえいえ、全然違いますよ! 『少年愛』──発祥当時は『ジ○ネ』と呼ばれていたものは、あくまでも『風○木の詩』や『変○曲』や『トー○の心臓』等の、『少女漫画』にルーツを持っており、現在の特に過激な『BL』と呼ばれるものは、ずっと昔から存在していたホモカルチャアである『さ○』や『ア○ン』をルーツとし、それに『少女漫画』やそれこそ『ジ○ネ』のエッセンスを加味したのであって、『系統的』にはほとんど『別物』と言っても過言では無いのです」




メリーさん太「──ええっ、何でうちの作者って、『少年愛』とか『BL』のことに、そんなに詳しいの⁉ あいつはむしろ、『百合』の専門家では⁉」


ちょい悪令嬢「実は日本における『百合』文化と『BL』文化は、根っこが一緒なんですよ」


メリーさん太「なっ⁉」




ちょい悪令嬢「かの『百○姫』の前身にして、日本初の本格的百合漫画専門誌の『百○姉妹』は、ガチの『ホモ文芸誌』を発行していた出版社から刊行されたのだし、そもそも女性同士の恋愛を『百合』と名付けたのも、男性同士の恋愛の象徴である『薔薇族文学』の大家の方ですもの」




メリーさん太「何と、『百合』は『薔薇』から生み出されて、育てられたのか⁉」


ちょい悪令嬢「当時はどちらも『少数派』であり、圧倒的な『日陰者』でしたからね。お互いに助け合い伸ばし合わなければ、やっていけなかったのですよ」


メリーさん太「……それだけ『同性愛』全体に理解が深いのなら、『光○死んだ夏』も受け容れてやれよ?」


ちょい悪令嬢「そこはあくまでも、『個人的趣味』の問題なのです」


メリーさん太「『個人的趣味』、って?」




ちょい悪令嬢「……『エヴ○』のシ○ジ君とカ○ル君みたいに、『少年同士の友情』の延長線上ならいいのですが、『光○死んだ夏』みたいに、モロ『ホモセ』を想像させるような描写の有る作品だと、『やり過ぎ』だと思えて、どうしても『嫌悪感』を覚えてしまうのです」




メリーさん太「ああ、『百合』と『ガチレズ』の違いみたいなものか?」




ちょい悪令嬢「──そうそうそうなんですよ! 今期夏アニメで申せば、『ば○どがーる』レベルなら許容できても、『わたし○恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった⁉)』レベルになれば、『やり過ぎ』に感じられて、どうしても受け容れられないのです」




メリーさん太「……あー、それは何となくわかるよ。『マリ○て』は好きでも、ガチの『レズ文学』は苦手な人なんて、結構いるからな」




ちょい悪令嬢「もちろん、『光○死んだ夏』や『わた○れ』をお好きな人の嗜好を否定するつもりは、毛頭ありませんけどね。『同性愛』と言う大きなカテゴリィとしては、同じジャンルの作品だし、むしろいろいろなレベルの作品が増えることで、『同好の士』の総数自体が増加することは、喜ばしい限りでございます♡」




メリーさん太「そりゃあ仮にも『百合作家』を名乗っておきながら、『同性愛』ムーブメントの拡大を阻害するような言動は、けして許されるものでは無いよな」


ちょい悪令嬢「……それで『光○死んだ夏』も、どうにか受け容れようと視聴を続けているのですが、あの『ヌルヌル』した『交わり』描写を散々見せつけられて、いい加減限界に達しようとしていますの」


メリーさん太「『ヌルヌル』て。まあ確かに、『言い得て妙』だけどなw」


ちょい悪令嬢「いわゆる『ガチでホラー的な触手』がまとわりついてくる表現であって、けして卑猥なわけじゃ無いですけどねw」


メリーさん太「ホント、『ホラー』としてはマジで本格的なのに、惜しいよな」


ちょい悪令嬢「『BL』では無く『少年愛』だったら、むしろ『超傑作』になっていたかも知れないのに」




メリーさん太「まあ、『光○死んだ夏』については、この辺にしておこうぜ。あまりしつこいと、『アンチ』かと思われるしな。──それよりも、もう一つの『9ーn○neー』の最新話のほうも『微妙』と言うのは、どういうことなんだ?」




ちょい悪令嬢「前にも申しましたが、世界観からキャラデザにストーリー自体や各キャラの台詞回し等に至るまでのすべてが、『おまえは平成アニメか⁉』と怒鳴りたくなるほど、『古臭い』のですよッ!」




メリーさん太「……あー、これも前から言っていたよな」


ちょい悪令嬢「普通に『カ○スヘッド』あたりと同世代のアニメと言っても、ほとんどの人に信じてもらえますもん!」


メリーさん太「ぷッ!………………た、確かに」




ちょい悪令嬢「しかも原作ゲーム版のファンの方に言わせると、今回の最新話はそれぞれ『別章』扱いの、『そらいろそらうたそら○おと』と『はるいろはるこいはる○かぜ』がミックスされていて、次回からは『妹ちゃんBADルート』に続いていく恐れ有りとのことなのですが、純粋な『アニメオンリー視聴者』である本作の作者にとっては、ちんぷんかんぷんでしかないのですよ!」




メリーさん太「……簡単に言えば、『詰め込み過ぎ』ってことか?」


ちょい悪令嬢「そうなんです! 同傾向の『Summer P○ckets』が、二クール枠で丁寧にストーリーを進めているのに対して、複数のストーリーラインを無理やりギチギチに詰め込んだ『9ーn○neー』のほうは、『新参者』にはもはやついていけない状態となっているのです!」


メリーさん太「せっかくキャラデザやSF設定が、うちの作者好みだと言うのに、もったいない話だな」




ちょい悪令嬢「まあでも、今の段階で十分に『面白い』のは間違いありませんから、『オチ』をどのように料理してくれるかによっては、『覇権級』の評価も有り得ますけどね」




メリーさん太「と言うことは、『視聴継続』に変更は無いわけか?」




ちょい悪令嬢「『ギャルゲ』や『エロゲ』の原作アニメって、思わぬ『大どんでん返し』を見せてくれる可能性が高いですからね☆」

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