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第2142話、わたくし、『ま○マギ』のサブスクでの『規制強化』が心配ですの⁉

ちょい悪令嬢「……とんでもない、『バッドニュース』が飛び込んで参りましたの。これはもはや文字通りに、『由々しき事態』と言わざるを得ませんの」




メリーさん太「──冒頭いきなり、どうした⁉」




ちょい悪令嬢「いえね、『魔法少女ま○か☆マギカ』について、大変残念なお知らせが有るのですよ」


メリーさん太「『ま○マギ』って…………………ハッ! ま、まさか、また『ワルプ○ギスの廻天』が、公開延期になったんじゃねえだろうな⁉」




ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………」




ちょい悪令嬢「──ちょっ、ガチで有りそうなことを、言わないでくださいよ⁉ 縁起でも無いッ!」




メリーさん太「あ、違うんだ。だったら何だよ?」


ちょい悪令嬢「今度『ま○マギ』の元祖TV版が、深夜では無くファミリー向けの時間帯で、再放送されることになったでは無いですか?」


メリーさん太「ああ、それこそ2026年2月に決定した『ワルプ○ギスの廻天』の公開に合わせる形で、今年の10月から地上波にて、毎週日曜午後5時から放送されることになったんだよな」


ちょい悪令嬢「……いやそもそも、そんな時間帯に『ま○マギ』をTV放送すること自体、問題アリアリじゃ無いんですかねえ?」


メリーさん太「某『プリキ○ア』みたいな普通の『魔法少女』モノと思って、幼気な女の子が見ていて、第3話に至って大ショックを受けたりして」


ちょい悪令嬢「──むしろ覚醒して、将来有望な百合系ダークファンタジーの、『同人漫画家』になったりしてね」


メリーさん太「……確かに『ま○マギ』には、老若男女を問わず、『オタク』として目覚めさせる力が有るかも?」


ちょい悪令嬢「でもですねえ、問題なのは、まさにその放送される『ヴァージョン』なんですよ」


メリーさん太「何だ、『ヴァージョン』て?」


ちょい悪令嬢「実は『ま○マギ』には元祖TV版においても、幾つか『ヴァージョン』が有るのです」


メリーさん太「え、そうなの?」




ちょい悪令嬢「まず一つは当然ながら、最初に放映されたTV版そのもののやつで、本作の作者が視聴している『ア○マTV』様が配信なされているのは、基本的にこのヴァージョンです。続いてはBDやDVD等のメディア化の際に主に作画面が修正された、いわゆる『円盤ヴァージョン』ですが、一部の有料サイトにおいては、このヴァージョンが配信されている場合も有ります。そして最後は今回の地上波再放送に合わせて新たに加えられたヴァージョンですが、何とTV版を劇場用に再編集した、『【前編】始まりの物語』と『【後編】永遠の物語』を、テレビの放映時間に合わせて再編集したとのことです」




メリーさん太「──最後の何だよ⁉ TV版を再編集した劇場版を、今度は再びTV版として再編集するなんて、キュ○べえで無くても、もうわけがわからないよッ⁉」




ちょい悪令嬢「まあ、利点もそれなりに有るんですけどね。作画面においては、円盤ヴァージョンよりも更に修正が加えられて、これぞ『究極アルティメット・ヴァージョン』と呼び得るものだし、元祖TV版や円盤ヴァージョンに無かった、新カットや新シーンが加えられていたりしますからね」


メリーさん太「おお、まさしく『究極アルティメット・ヴァージョン』と呼ぶにふさわしいな⁉……………『ま○かちゃん』だけに」


ちょい悪令嬢「──ただし、『問題』が一つだけ有るのです」


メリーさん太「え、こんな理想的なヴァージョンに、問題なんて有るのか?」


ちょい悪令嬢「おや、これについては劇場版の『始まりの物語』と『永遠の物語』の考察の際に、既に述べていたはずですけど?」


メリーさん太「劇場版の考察の時に?………………ああ、わかった! 劇場編集版と言うことは、TV版よりも時間的に短縮されているから、それをテレビ用に再編集したら、放映時間が足りなくなるってわけだろ⁉」


ちょい悪令嬢「普通だったらそうでしょうが、『ま○マギ』の劇場編集版は、あえて二回に分けて時間をたっぷりとかけているので、元祖TV版と総時間がそれ程違わないから、テレビ用に再編集しても、時間的な問題はほぼ有りません」


メリーさん太「だったら一体、何が問題だと言うんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「だから以前申したではないですか? TV版最終話でま○かちゃんとほ○らちゃんが『精神世界』で語り合うシーンにおいて、あくまでも『概念的存在』となっているから、二人共『☆裸☆』だったのに、なぜか劇場編集版においては、『衣服』なんか着せやがったのですよッ!」




メリーさん太「──ああ、そうだ、すっかり忘れていたけど、あんた──と言うよりも、うちの作者が、むちゃくちゃ怒り狂っていたやつだ!」


ちょい悪令嬢「何せ、両作品共、BDを購入しておりますしね」


メリーさん太「……別に『裸』と言っても、ほぼ闇に包まれていて、『肝心な部分』は何も見えないと言うのに、何で劇場版で服なんか着せたんだろ?」


ちょい悪令嬢「もちろん、『劇場版』だからですよ」


メリーさん太「へ?」




ちょい悪令嬢「視聴者が限定される深夜放送なら、ある程度規制がゆるくても許されますが、ファミリー層も普通に見に来る可能性の有る劇場版では、どうしても規制が厳しくなるのですよ」




メリーさん太「な、なるほど」




ちょい悪令嬢「これは当然、今回の夕方での再放送においても同様で、劇場版なんかよりも老若男女を問わず、全国民の目に触れる可能性が高く、規制が最も厳しくなるので、元祖TV版はもとより、例の概念的シーンが規制ゆるゆるに高画質化した円盤ヴァージョンなんて、絶対に放送できないのです」




メリーさん太「そりゃそうだろ、むしろ『当然の判断』と言うべきもので、あんたが何を『問題』にしているのか、まったくわからないんですけど?」


ちょい悪令嬢「ええ、これがテレビの再放送だけの話なら、何も問題は無かったのですよ」


メリーさん太「え、違うのか?」




ちょい悪令嬢「最近になって公式サイト様において、『現在各動画サイトで配信中のTVアニメ『魔法少女ま○か☆マギカ』につきまして、配信サービスによって複数の異なるヴァージョンの映像が配信されております。つきましては、2025年7月25日(金)以降、本作配信中のサービスの本編映像について規格統一を随時行ってまいります。ご利用中の配信サービスによっては、これまでご覧いただいた映像と異なる部分がございますが、予めご了承くださいませ』──と言う、告知がされたんですよ!」




メリーさん太「そ、それって──」




ちょい悪令嬢「……ええ、最悪の場合は、劇場版の『衣服』ヴァージョンに統一されて、すべての動画サイトにおいてこれ以降は、本来の概念的『裸』ヴァージョンは、未来永劫見られなくなる可能性が有るのですッ!」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「『Yah○○!ニュース』様等の一部報道では、『概念的裸』シーンの描写がよりグレードアップした、『円盤』ヴァージョンに統一するのではと言う、楽観的な意見も有りますけど、そうなったらうちの作者なんて狂喜乱舞することでしょうが、そんな都合のいい話は『期待薄』と言ったところでしょう」


メリーさん太「今回地上波放送用に、劇場版からわざわざ再編集版をつくるんだから、それを流用するのが妥当な線だもんな」


ちょい悪令嬢「しかもこれは『ま○マギ』だけの問題では無く、すべてのアニメにおける『サブスク』での、『表現問題』に関わってくるのです!」


メリーさん太「な、何だよ、『表現問題』って?」




ちょい悪令嬢「自ら特定の動画サイトを選び、更には『ま○マギ』と言う作品を指定して視聴する、『サブスク』の利用形態は、深夜アニメなんかよりも視聴者が限定されるので、これまではそれ程規制は厳しくありませんでした。──しかし逆の視点から申しますと、ネット上のサービスである『サブスク』は、世界中の誰もが視聴できるわけであり、日本よりも『年少者のキャラの表現』に対して規制が厳しい国も有って、そちらに向けて商売を行おうと思ったら、全体的に規制を厳しくせざるを得ず、今回『サブスク』ヴァージョンにおいても、『ま○マギ』の『幼気な少女の概念的裸シーン』の描写を厳格化したのも、そう言った趣旨が含まれているのでは無いかと危惧するのですよ」




メリーさん太「──それじゃあ、これからはネット上のアニメ作品のすべてにおいて、規制が厳しくなっていく可能性が有るわけか⁉」




ちょい悪令嬢「……これが本作の作者の杞憂ならいいんですけどね。最近の風潮を考えると、あながち楽観はできず、実際にサブスク版の『ま○マギ』がどのように改変されるかを、注意深く見守っていきたいかと存じますわ☆」

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