第2137話、わたくし、今期夏アニメ、ファーストインプレッションですの☆(その8)
ちょい悪令嬢「──さて、いよいよ盛り上がって参りました、今期夏アニメでございますが、当座談会が将来性を見込んで推していた『神○市建設中。』が、最新第3話に至って、ついに見逃せない『動き』を見せましたよ!」
メリーさん太「おお、ようやくかよ⁉ 視聴を切らずにいて良かったな!」
ちょい悪令嬢「まあそうは言っても、良く有るネタと言えば良く有るネタなんですけどね。『ま○マギ』シリーズで言えば、本家の第3話の『マ○る』シーンほどでは無く、外伝の『マギ○コ』の終盤において、『ド○ペル症候群』が明らかになる程度の、インパクトに過ぎませんしね」
メリーさん太「……『ド○ペル症候群』て、魔法少女たちが『ド○ペル』の姿のままになって、巨大な培養槽の中に封印されたやつか?」
ちょい悪令嬢「『神○市建設中。』はもっと酷くて、生きた人間を培養槽みたいなものに入れるところまでは同じですが、その中で分子レベルに『分解』されて、都市の大規模なバリア等の『燃料』として消費するのです」
メリーさん太「──確かに有りがちだけど、予想し得る中で、一番凶悪なやつがキタあああああああ!!!」
ちょい悪令嬢「そもそも都市の運営を担っているのが、人間では無い『ナニモノカ』である時点で、こういった『非人道的システム』が存在している可能性を、危惧するべきだったのですよ」
メリーさん太「……ある意味、思春期の少女ならではの『感情エネルギー』を、物理的にダイレクトに搾り取っているようなものなんだから、下手すると『キュ○べえ』よりも情け容赦ないよな」
ちょい悪令嬢「もしかして、『ま○マギ』シリーズの『鬱展開』を超えることを、目標にしていたりして」
メリーさん太「そこを目指しちゃ、駄目だろ⁉ もはや(同じ監督の作品の)『Ave Muj○ca』ってレベルじゃ無いぞ!」
ちょい悪令嬢「……ただですねえ、今回の『衝撃の事実』が、ちゃんと『面白さ』に結びつくのかは、まだ何とも言えないんですよ」
メリーさん太「考えられるパターンとしては、『魔女の娘』たちが市の運営陣に疑問を抱き始めて、彼女たちと管理者である『ナニモノカ』の関係が、ギクシャクしてしまうってところかな?」
ちょい悪令嬢「それが悪化していくと、『魔女の娘』たちが反抗的になったり、業を煮やした管理者たちが『処分』しようとしてきたりして、都市の防衛体制が立ち行かなくなった時、敵勢力である『テセラ○ター』の大群が攻め寄せてきて、これまでに無い大ピンチになったりして」
メリーさん太「それを受けて、『一時的にわだかまりは捨てよう』と言うことになって、都市全体が協力して、どうにか敵を撃退して、元の鞘に収まればいいんだけどな」
ちょい悪令嬢「──いや、無理でしょう」
メリーさん太「……何でそんなことを、断言できるんだ?」
ちょい悪令嬢「主人公格の森先化○ちゃんが、『燃料』が入った培養槽を見たのは、今回が初めてでは無く、実は『テセラ○ター』が攻めてくるたびに、人間を防衛機能の『燃料』として『消費』していたりしてね★」
メリーさん太「──ッ」
ちょい悪令嬢「むしろこれを切っ掛けにして、どんどんと『世界の謎』が暴かれると言ったパターンだと、結構期待できるんですけどね」
メリーさん太「どちらかと言うと、『マギ○コ』パターンか? 同じように異形の怪物がどんどん出てくるのなら、3DCGでは無く手描きのほうが良かったかもな」
ちょい悪令嬢「……う〜ん、『MyG○』や『Ave Muj○ca』が、3DCGなのにちゃんと『アニメ』になっていたし、同じ柿○広大監督作品と言うことで期待していたんだけど、やっぱ手描きのほうが温かみが有って良かったですかねえ」
メリーさん太「キャラデザも、『マギ○コ』はもちろん『MyG○』なんかと比べても、ちょっと『冷たい』感じがするよな」
ちょい悪令嬢「ああ、それに関しては、今回フィーチャーされた夜河世○ちゃんが、作画も動きもあまり不自然なところが無く、『Ave Muj○ca』のむ○みちゃん並みの美少女だったことも有って、ちゃんと見られましたよ」
メリーさん太「──おおっ、それは朗報だな⁉」
ちょい悪令嬢「……ただですねえ、メインキャラの『魔女の娘』の皆さんは、『中の人』主体のメディアミックス路線を行っており、『ま○マギ』のマ○さんみたいに、ストーリーの途中で死なせて退場させることは、原則的に有り得ないと思われるのですよ」
メリーさん太「──だったら、『ま○マギ』路線は無理じゃん⁉」
ちょい悪令嬢「だからこその、『マギ○コ』路線ですかねえ」
メリーさん太「そっちもアニメ版においては、『もう一人の主人公』である黒○さんを始めとして、も○こさんやみ○まさんやア○ナさんやう○ちゃんや灯○ちゃんやね○ちゃん等々、メインキャラも結構死んでいるじゃんか?」
ちょい悪令嬢「──そういえば、そうでしたッ!」
メリーさん太「……監督の柿○さんて、『Ave Muj○ca』を見た時点で、『マギ○コ』に結構影響を受けていると思ったけど、今回の『神○市建設中。』においても、ようやくその片鱗を見せ始めたってところか?」
ちょい悪令嬢「とは言っても、これは既に世界観も基本的なキャラ属性もストーリーそのものも、メディアミックス全体にわたって確定しているようなものだから、アニメ版においてもオリジナル展開をぶっ込む余裕は無いのではありませんの?」
メリーさん太「……つまり、柿○監督ならではの『独自性』を、十分に発揮できないってことか?」
ちょい悪令嬢「考えられる展開としては、『魔女の娘』たちが覚醒して、更に強大な力に目覚めるとかかなあ?」
メリーさん太「……今思いついたんだけど、『テセラ○ター』が『魔女の娘』の成れの果てだったりはしないよなあ?」
ちょい悪令嬢「──『ま○マギ』シリーズ、そのまんまじゃん⁉ いやいくら何でも、そこまではやらないのでは?」
メリーさん太「他にも『進○の巨人』等で、散々使い古されたネタだもんな」
ちょい悪令嬢「……とはいえ、監督さんてば、結構『マギ○コ』を意識なさっているようですしねえ」
メリーさん太「やるとしても、ちゃんと一ひねり加えてきて、オリジナリティを主張可能なものになるのでは?」
ちょい悪令嬢「そこは何と言っても、あの柿○監督ですからね。大いに期待しておきましょう」
メリーさん太「……う〜ん、『世界の謎』だか何だか知らないけど、これからの展開で最も重要な『鍵』となるのは、『魔女の娘』たち固有の『歌の力』であることは、間違いないだろうよ」
ちょい悪令嬢「──ああ、それは結構、有り得ますよね⁉」
メリーさん太「さっきの話じゃ無いけど、実は『魔女の娘』って、『テセラ○ター』たちの『女王蜂』みたいな存在だったりしてな」
ちょい悪令嬢「『化物』の正体が人間では無く、『人間』の正体が化物だったと言う、逆のパターンですか?」
メリーさん太「前々から気になっていたんだけど、『魔女の娘』に『テセラ○ター』の特殊個体と思われる存在が、『忠実な部下』として従っていることにも、納得性を生むからな」
ちょい悪令嬢「と言うことは、人間の中で『魔女の娘』だけを尊重する、都市の管理者である『ナニモノカ』たちも、『テセラ○ター』の仲間だと言うことですか?」
メリーさん太「……ていうか、別に『魔女の娘』が『女王蜂』的存在で無くても、彼女たちの『歌の力』そのものが、『テセラ○ター』に何らかの作用を及ぼしていると言ったパターンのほうが、やはり有り得るんじゃ無いのか?」
ちょい悪令嬢「──結局は、『超時空要塞マク○ス』や『戦姫絶唱シンフ○ギア』や『ク○スアンジュ 天使と竜の輪舞』のパターンかよ⁉」