第2135話、わたくし、今期夏アニメ、ファーストインプレッションですの☆(その7)
ちょい悪令嬢「──さて、いよいよ作品も出揃ってきた今期夏アニメですが、まだまだ超期待作が待機中ですので、楽しみですよね!」
メリーさん太「この座談会でゲキ推し中の、『Turk◯y!』や『クレ○テスー魔獣の王と赤子と屍の勇者ー』や『Summer P○ckets』も、既に第2話以降が放映&配信されているけど、期待に違わず絶好調だしな!」
ちょい悪令嬢「そしてついに今回は、本作の作者の──否、アニメファン歴15年以上の強者たちにとっての、『本命中の大本命』の作品をご紹介いたしますわよ!」
メリーさん太「……うちの作者の大本命って、『ぬき○し』か? いやそれにしても、『15年』て、やけに中途半端な数字だな?」
ちょい悪令嬢「失礼な! 『ぬき○し』なんて、あんな不埒きわまる作品を、仮にも筆頭公爵家令嬢であるこの私が司る座談会の場で、紹介したりするものですか!」
メリーさん太「そ、そうだよな? うちの作者って案外、あまりにも『あけすけなエロ作品』は、好みじゃ無かったりするからな」
ちょい悪令嬢「今回ご紹介いたしますのは、何と15年ぶりの続編を放映&配信開始した、『パン○ト』こと『New PANTY & ST○CKING with GARTERBELT』でございます☆」
メリーさん太「──超弩級の、不埒な作品、キタああああああああああ!!!」
ちょい悪令嬢「いやホント、まさか今更になって続編がつくられるとは、思ってもみませんでしたよ」
メリーさん太「わざわざ『15年』と言ったのは、そう言う意味だったのか?」
ちょい悪令嬢「うちの作者も、『カルト的人気作品』だとは知っていましたが、今回の続編発表に合わせて、各動画サイトで旧シリーズが無料配信されるまでは、実際に視聴したことが有りませんでしたしね」
メリーさん太「いかにも今○洋之監督らしい、シュール極まるスラップスティックアニメだけど、一部では超人気を誇っていたのに、続編がつくられるまで、やけに時間が空いたものだな?」
ちょい悪令嬢「元々『ガイナ○クス』様の作品だったことだし、ほとんど同じスタッフが制作するとはいえ、『ト○ガー』様に権利を移行するに当たって、一悶着有ったんじゃないですか?」
メリーさん太「……ああ、旧『ガイナ○クス』絡みの案件かあ? うん、納得したぜ」
ちょい悪令嬢「まあそこら辺の裏事情はともかく、今回は何よりも、『パン○ト』の奇跡的な復活を言祝ぎましょう!」
メリーさん太「それで、第一印象としては、どうだったんだ?」
ちょい悪令嬢「いやもう、15年のブランクをまったく感じさせないほどの、ファンキーでクレイジーでビッチでエロくてグロくてぶっ飛んでいて、サイコーでしたよ♫」
メリーさん太「──手放しで大絶賛だな!…………………いやそれ、本当に褒めているのか?」
ちょい悪令嬢「褒めてますよ? 何せ『クレージーなまでにエロくてグロい』は、『パン○ト』に対する最大の誉め言葉ですからね!」
メリーさん太「そ、そうか」
ちょい悪令嬢「何がぶっ飛んでいるって、何と今回の新シリーズの第1話は、15年前の旧シリーズの最終話の続きだったのですよ!」
メリーさん太「──ええっ、何それ、どういうことお⁉」
ちょい悪令嬢「うん? 私何か、おかしなことでも言いましたっけ?」
メリーさん太「おかしいよ、何もかもが、むちゃくちゃおかしいよ⁉」
ちょい悪令嬢「たとえ15年間が空いていようが、今回の話が前回の話を引き継いでいるのは、むしろ当然のことなのでは?」
メリーさん太「百万歩譲って、15年と言う膨大な月日については無視するとして、『パン○ト』って、一話完結のギャグアニメじゃ無かったの⁉ 旧シリーズの最終話って、一体どんな終わり方をしたんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「何と最終話のラストシーンでいきなり、妹のストッキ○グが『……私本当は悪魔だったの』と正体を現して、姉のパンテ○をバラバラのキューブ状の肉片に切り刻んで、悪魔一味とともに去って行くところで終わったのです!」
メリーさん太「──そんなところで終わっていたの⁉ それで15年も音沙汰が無かったわけえ⁉」
ちょい悪令嬢「ちゃんと最後に、『to be continued』と明示していましたけどね」
メリーさん太「それで続きが無いなんて、詐欺じゃん⁉」
ちょい悪令嬢「失礼な、ちゃんとこうして続編が公開されたではありませんか?」
メリーさん太「ただし、15年ぶりでな!」
ちょい悪令嬢「もう、メリーさんてば、突っ込むところなら、他に有るでしょうが?」
メリーさん太「突っ込むところって、どこだよ?」
ちょい悪令嬢「正真正銘天使の姉妹であるはずの『パンテ○&ストッキ○グ』の片割れが、悪魔だったってことですよ」
メリーさん太「──そういやそうじゃん⁉ 一体どういうこと⁉」
ちょい悪令嬢「それは新作において、ちゃんと解明されております」
メリーさん太「……つまりその真相を、ファンの皆様は、15年間もお預けにされていたわけだ」
ちょい悪令嬢「しつこい! ──それに見所は、まだまだ有りますわよ!」
メリーさん太「ほう、たとえば?」
ちょい悪令嬢「パンテ○とストッキ○グが二人共巨大化して、ビル街を蹂躙しながら、ド派手な姉妹ゲンカを展開いたします☆」
メリーさん太「………」
ちょい悪令嬢「………」
メリーさん太「………」
ちょい悪令嬢「………」
メリーさん太「………」
ちょい悪令嬢「………」
メリーさん太「──また『巨大化』かよ⁉ これも春アニメだったら、『機動戦士Gund○m GQuuu○uuX』とネタ被りするところだったな!」
ちょい悪令嬢「何せ、『ト○ガー』様の作品ですからね」
メリーさん太「ああっ、そうか! 『GQuuu○uuX』は『カ○ー』様制作だったから、両方共旧『ガイナ○クス』由来だったんだ!」
ちょい悪令嬢「そもそも天使の女の子が巨大化するのって、旧『ガイナ○クス』様の、『綾○レイ』がオリジナルですしね」
メリーさん太「……あいつらってホント、ワンパターンなことしかできないんだなあ(呆れ)」
ちょい悪令嬢「そして今回における最大の注目点は、言うまでも無く『モロ出しのエロ』です! 何と巨大化したノーパンのパンテ○を、しつこいまでにローアングルで描写しておりますの!(大興奮)」
メリーさん太「……いや、『巨大化したノーパンのパンテ○』って、この時点でもう意味不明でクレイジーなんだけど、『モロ出しのエロ』と言ってもどうせ、『デフォルメキャラ』だろうが?」
ちょい悪令嬢「『デフォルメ』だからこそ興奮するド変態が、この世界には無数にいるのですよ!」
メリーさん太「──力説するな、このド変態の代表格が⁉」
ちょい悪令嬢「その他にも、キャラデザも含めたシュールな世界観とか、デフォルメながらも十分大迫力のバトルシーンとか、見所満載ですけど、これについては読者の皆様におかれましても、是非その目で確かめてください!」
メリーさん太「……つまり、旧シリーズとは何も変わっていなかったわけか? そりゃあ15年も続編を待ち続けていた熱狂的なファンの皆様は、さぞかし嬉しいことだろうな」
ちょい悪令嬢「もちろん、現在ネット上においても、大盛り上がりとなっております!」
メリーさん太「……元々本作の作者はこういった作品は大好きだし、この第1話だけでいきなり、今期夏アニメの『私的覇権作』の大本命に躍り出たんじゃ無いのか?」
ちょい悪令嬢「以前べた褒めした『タ○ピーの原罪』はもちろん、、『Turk◯y!』や『クレ○テスー魔獣の王と赤子と屍の勇者ー』や『Summer P○ckets』や『神○市建設中。』等々、私的に注目している作品は、他にも多数有りますけどね」
メリーさん太「……あれ? 今期夏アニメって、前期春アニメに続いて、大豊作なのでは?」
ちょい悪令嬢「まあそれについての判断は、すべての作品が出揃ってからにすることにいたしましょう!……………何せ、最大の期待作の『ぬき○し』も、控えていることですしね♡」
メリーさん太「──結局『ぬき○し』も、期待しているわけじゃん⁉」