表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2132/2223

第2132話、わたくし、今期夏アニメ、ファーストインプレッションですの☆(その5)

ちょい悪令嬢「──実は今期夏アニメにおいては、『青○ブタ野郎シリーズ』の新作もやっていて、これはご存じのように単なる『ラブコメ』と言うよりも、かなり本格的な『SF』と見なすことができるのですが、男性主人公がどうしても生理的に受け付けられず、しかもラノベアニメの『鬼門』である【大学生編】に突入してしまったので、(ゼロ)話切りです」


メリーさん太「ホント、何で【大学生編】なんてやろうとするんだろうな? ほとんどの作品が失敗していると言うのに」




ちょい悪令嬢「そんな絶不評のラブコメ作品の中で、唯一視聴を継続しようかと思えたのが、『帝○三姉妹は案外、チョロい。』ですね」




メリーさん太「……何で? あれってそれこそ、『五○分の花嫁』や『甘○さんちの縁結び』の正統なる後継者である、『美人姉妹を全員オトすぞ!』な、ハーレムラブコメじゃんか?」




ちょい悪令嬢「──先ほど(前回)メリーさん御自身がおっしゃったように、とにかく主人公が『バカ』なのですよ」




メリーさん太「え? ああ、うん……」


ちょい悪令嬢「しかも、むちゃくちゃ卑怯で、平気で人の弱みにつけ込んだりするのです」


メリーさん太「──それでいいのか、主人公⁉」


ちょい悪令嬢「そもそもが、大した能力も持たないくせに、世界的な大女優の息子であるため、顔だけはいいと言う、もはや『ヘイトキャラ』の権化のような存在なのです」


メリーさん太「ええっ、何でそんな作品がお薦めなの⁉」


ちょい悪令嬢「なぜなら彼の『行動原理』が、一貫しているからですよ」


メリーさん太「……『行動原理』、って?」




ちょい悪令嬢「何かと多忙を極めていた母親とは、まったくおやの触れ合いが無かったのですが、実は彼女は息子のことを想いつつも無理を重ねて健康を損ねて、まだ高校生になったばかりの主人公を残して他界してしまったのです!」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「その時の母親の遺言が、『……ゆ○、あなたは本当に幸せな家族をつくりなさい』であって、彼女の知り合いの超天才揃いの美人姉妹の家に預けられることになった主人公は、天才ゆえにいろいろと悩みを抱えている彼女たちと、『本物の家族』になるために、獅子奮迅の努力をしていくことになるのです!」




メリーさん太「──おおっ、主人公自身はもとより、ストーリー自体にも、『一本筋が通っている』わけか⁉ それは仮に『ハーレム展開』になったとしても、十分説得力が有るな⁉」




ちょい悪令嬢「何せ、ほとんど下心無しに、あくまでも姉妹たちのことを、『家族』として支えようとしてくれるのですからね。名家の娘として『天才』であることを強要されて、親子の情など抜きに厳格に育てられてきて、『本物の家族』と言うものに飢えていた姉妹たちなんて、むしろイチコロですよw」




メリーさん太「……ああ、だからタイトルが、『帝○三姉妹は案外、チョロい。』って言うんだ」




ちょい悪令嬢「他にラブコメ──と言うか、『百合モノ』として挙げておきたいのが、一部の界隈では前評判が良かった、『わた○れ』こと『わ○しが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった⁉)』ですわね!」




メリーさん太「タイトル、長ッ!…………………それって確か、『みかみ○れん』先生のやつか? だったら『ガチの百合』間違いなしだな?」


ちょい悪令嬢「しかも凄くテンポが速くて、下手すると一話に一人ずつ、ヒロインをオトしていくのでは無いかと、心配になってくるほどでしたw」


メリーさん太「──えっ、そんな話だっけ⁉ 女子に人気の『王子様』系美少女が、主人公の女の子を強引に百合の園に引きずり込む話じゃ無かったっけ?」


ちょい悪令嬢「ああ、その自称『王子様(w)』なら、第1話であっけなく陥落いたしましたよ☆」


メリーさん太「……陥落したって、王子様のほうが? ヒロインでは無く?」


ちょい悪令嬢「あと三人もターゲットが残っているのに、たかが一人に、そんなに時間をかけたりできるものですか」


メリーさん太「いやてっきり、『やがて君○なる』とか『ささやくよう○恋を唄う』とかみたいに、大人気のレズ上級生に粉かけられたノンケの主人公が、1クール費やしてだんだん百合に落ちていく──と言った話かと思ったんだけど?」




ちょい悪令嬢「実は主人公こそが、無自覚の『百合ジゴロ』なのですよ♡」




メリーさん太「──そっちのパターンか⁉」




ちょい悪令嬢「まあ、自分自身も百合作家である本作の作者としては、当然視聴継続決定ですわね」


メリーさん太「……同じ百合とはいえ、かなりタイプが違うと思うけどな」




ちょい悪令嬢「──さてお次は、作者が一見して気になった、結構『変わり種』の作品をご紹介いたしましょう!」




メリーさん太「ほう、何と言う作品だい?」


ちょい悪令嬢「『雨と君○』と言うタイトルで、どちらかと言うと『日常系』でしょうか」


メリーさん太「──いかにも大人の女性を主人公にした、『ラブロマンス』って感じだな⁉」


ちょい悪令嬢「ある意味正しいですね、特に『アポカ○プスホテル』ロスの方にお薦めなんですが、残念ながらタイトル中の『君』は、大人の女性でも、その相手方の大人の男性でも無く、」


メリーさん太「『でも無く』?」




ちょい悪令嬢「『タヌキ』、です」




メリーさん太「──『アポカ○プスホテル』の後継作って、主人公が大人の女性であることでは無く、そっちのほうだったのかよ⁉」




ちょい悪令嬢「あ、失礼、タヌキでは無く、『犬』でした」


メリーさん太「どっちだよ⁉」




ちょい悪令嬢「見た目は完全にタヌキなのですが、なぜかみんな彼(?)のことを、『犬』だと認識してしまうのです」




メリーさん太「──怖い怖い怖い怖い怖い! タヌキ相手にそれじゃ、化かされているんじゃ無いのか⁉」




ちょい悪令嬢「いえ、別に『君』ちゃんのほうは、危害を加えるつもりは毛頭無く、主人公の小説家の女性と、ただ一緒に暮らしたいだけのようです」


メリーさん太「ホントに日常系なのか?……………『デキる猫○今日も憂鬱』パターンなら構わないけど、『犬とハサミ○使いよう』パターンだと、話が変わってくるぞ?」


ちょい悪令嬢「同じ『犬』ですからね」


メリーさん太「──まだ言うか⁉」


ちょい悪令嬢「今のところ家事を手伝ったりはしないようなので、どちらかと言うと『殿○犬』パターンの、単なる同居モノみたいな感じですけどね」


メリーさん太「……うん、『デキる猫○今日も憂鬱』みたいなのばかりになったら、それはそれで嫌だよな」




ちょい悪令嬢「──さてここで、残念なお知らせがあります」




メリーさん太「な、何だよ急に、改まって?」


ちょい悪令嬢「以前本作において、今期夏アニメの期待作として、『神○市建設中。』と言う作品をゲキ推しておりましたが、本日リアルタイムの7月11日の未明に、第2話目──正確には、前回の第0話に引き続いての第1話を視聴したところ、」


メリーさん太「『ところ』?」




ちょい悪令嬢「全然『意味不明』でした」




メリーさん太「──はああああああああああああ⁉ それってどういうこと?」




ちょい悪令嬢「いえね、これって前回の第0話から言われていたのですけど、まったく説明無しで、主人公の女の子がどんどん事件に巻き込まれていくのですよ。前回は初回と言うことで、こういった『説明抜きでのインパクト勝負』と言う手法も十分有り得るので、今回の最新話を楽しみにしていたところ、相変わらずの説明不足で、もはや擁護のしようの無い有り様となってしまいました」




メリーさん太「なんか『マギ○コ』っぽいし、『MyG○』や『Ave Muj○ca』と同じ監督さんの作品だから、むちゃくちゃ楽しみにしていたのにな」




ちょい悪令嬢「まあ、まだまだ二話目だし、これから尻上がりに面白くなっていくかも知れませんから、当分視聴を継続するつもりですけど、少なくともこれまでのエピソードについては、完全に『理解不能』であることは認めざるを得ませんわね★」




メリーさん太「……どっちにしろ、いまだ序盤のこの段階で、『本命作品』を決めつけるのは、時期尚早だったってことか」




ちょい悪令嬢「──そうですね、元々自分の好きなジャンルにこだわらずに、思い切って視野を広げれば、結構面白そうな作品が数多く放映開始している今期夏アニメは、言わば『宝の山』みたいなものですので、読者の皆様もけして見逃されること無く、『思わぬ幸運なる出会い』が有らんことを、お祈りいたしておりますわ♡」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
狸みたいな犬は自分も見ましたね。 家族がかわいいかわいい言っててひょげーって飯食いながら見てました。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ