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第2131話、わたくし、今期夏アニメ、ファーストインプレッションですの☆(その4)

ちょい悪令嬢「──既に多くの注目作が放映&配信され始めた今期夏アニメですが、今回も期待できそうなのを何作かピックアップしてご紹介いたしますよ!」




メリーさん太「……何かもう、手当たり次第だな?」




ちょい悪令嬢「各シーズンの最初のうちは、それでいいのですよ。下手に『先入観』に囚われていたら、滅多に無い超傑作な『穴馬作品ダークホース』を、見逃してしまうかも知れませんからね」


メリーさん太「……なるほど、『Turk○y!』なんか、まさにそうだしな」


ちょい悪令嬢「単にJKがボウリングをやるだけのアニメだったら、うちの作者は見ていませんよ」


メリーさん太「それで、今回はどんなアニメを紹介してくれるんだ?」




ちょい悪令嬢「──まずは、前評判がなかなか良かった、『サイレント・ウィ○チ』です!」




メリーさん太「ああ、あれって既に、原作版のWeb小説はもちろん、商業誌やコミカライズにおいても、かなりの人気を誇っているんだっけ?」


ちょい悪令嬢「第1話については、ストーリーの構成も演出もいいし、キャラデザを始めとする作画もバトルアクションも上出来で、原作ファンの方も大満足の逸品でした」


メリーさん太「──おおっ、と言うことは、『視聴継続』決定か?」




ちょい悪令嬢「……うう〜ん、今のところ、保留ですかねえ」




メリーさん太「──どうして⁉」


ちょい悪令嬢「第1話を見た限りでは、最近では珍しい本格的ハイファンタジーっぽさが感じられるんですけど、なんか次回あたりから【学園編】が始まって、一気に『トーンダウン』して、ありきたりな展開になりそうなのですよ」


メリーさん太「ああ、同期の『俺様』野郎が、王侯貴族の子女が通う学園に『潜入捜査』をしろとか何と言っていたな? 原則的に同格であるはずの『七賢人』同士なのに、あんなふうに一方的に命令したりできるものなのか?」


ちょい悪令嬢「同じ『七賢人』でも、大先輩とかだったらわかりますけど、あくまでも『同期』らしいですしね」


メリーさん太「……おい、これってひょっとして、『オラオラ強引な鬼畜片眼鏡(モノクル)キャラ』を、出したいだけなのでは?」


ちょい悪令嬢「ちなみに原作者様は、女性だそうです」


メリーさん太「ああ、やっぱり! ──つまりこれからこの作品は、いろいろなタイプの魅力的な、『美男子キャラ』ばかりが登場するってわけか?」


ちょい悪令嬢「しかも学園を舞台にするので、今回の第1話のような、『一国の運命を左右するドラゴン退治』なんて派手なエピソードは、あまり期待できなくなったりして」


メリーさん太「せっかくの、本格的ファンタジー作品の登場かと思ったのになあ」


ちょい悪令嬢「そう言う意味では、いかにも女子高生と言った年頃の主人公や友人たちをメインに据えながら、学園なんか一切舞台にしなかった、前期春アニメの私的覇権作である『ある魔女○死ぬまで』は、非常に賢明だったと言えるでしょう」


メリーさん太「『なろう系』は【学園編】に突入すると、途端に面白くなくなると言うのが、『定説ジンクス』だからな。まさか第2話で禁忌タブーを犯すなんて、一体何を考えているんだ?」


ちょい悪令嬢「まあまあ、アニメスタッフ様の実力とセンスによっては、第2話以降も面白くなるかも知れませんから、当分は様子見しましょうよ」


メリーさん太「うん、そうなることを期待したいところだよな。──それで、他にはお薦めの作品は無いのか?」




ちょい悪令嬢「こっちは間違いなく本格的な(ハイ)ファンタジー作品である、『クレ○テスー魔獣の王と赤子と屍の勇者ー』と言うのを、是非ともご紹介させてください!」




メリーさん太「え、そんなの有ったの? 初耳なんだけど」


ちょい悪令嬢「元々『L○NEマンガ』発祥の作品でして、そこから人気が出て、(コマ割り等の)再構成版が紙媒体から出版された後、今回晴れてアニメ化したそうです」


メリーさん太「おお、実力でチャンスを掴み取ってきたのか? それは期待できるな!」


ちょい悪令嬢「こういったWeb媒体においては、他と同じことをしていても埋もれるだけなので、何よりも独特な作風とストーリー展開を必要とされており、この作品もかなり尖ったものとなっております」


メリーさん太「ほう? 一体どういったストーリーなんだ?」




ちょい悪令嬢「基本的に4匹の強大な魔獣の王に支配された世界なのですが、ある王国が南の魔獣王の『クレ○テス』を討伐せんと、13人の勇者を差し向けるものの、あっさりと皆殺しにされて、王国自体も滅びかけるのですが、なぜかいきなり『クレ○テス』が気まぐれを起こして、王族の最後の生き残りの赤ん坊を、自分の手で育てることにするのです」




メリーさん太「──何ソレ⁉ 話が全然繋がっていないんですけど⁉」




ちょい悪令嬢「実は既に虫の息だった赤ん坊の従者の少年から、『……人間と言うものを知りたかったら、この子を育ててみろ。この子がおまえに、人間の「価値」と言うものを教えてくれるだろうよ』と煽ったものだから、魔獣としても興味を覚えざるを得なかったのですよ」


メリーさん太「……王族の血を引いていることに、何か秘密でも有るのか?」


ちょい悪令嬢「最強の魔獣王に敗れたとはいえ、勇者とも呼び得る指折りの強者つわものたちに、他国には存在しない『特殊な武器』を与えることができたのは、王族だけが扱える『謎技術』を使用しているそうで、まさにこの赤ん坊の生存こそが、人類そのものの運命を左右しかねない状況にあるのです」


メリーさん太「……なるほど、これからの展開としては、むしろ人間側の各勢力が、赤ん坊のことを強奪したり殺害したりしてくるかも知れず、それに対して魔獣王のほうが守り続けてやると言う、何とも皮肉な話となるわけか?」


ちょい悪令嬢「いえ、一番割を食いそうなのが、赤ん坊の養育係として魔獣王の力で甦らせられた、勇者の一人の女性で、何かと面倒な赤ん坊の世話を押しつけられたのみならず、人類社会に疎くて無理難題ばかり命じてくるクレ○テスにも翻弄されっぱなしで、大変な『苦労人』であることは間違い無いでしょう」


メリーさん太「へえ、意外にも『コミカル』な面も有りそうだな?」


ちょい悪令嬢「魔獣王様ってば、第1話のラストで、人里に潜り込むために(赤ん坊の従者だった)少年の姿に変身するんだけど、その(ように人間並みの脆弱な身体能力となった)途端ついうっかり、山賊だか奴隷商人だかにとっ捕まってやんの」


メリーさん太「──余裕で王国一つを滅ぼす力を持った、最強の魔獣じゃ無かったのかよ⁉」




ちょい悪令嬢「そのように『お約束を外す』と言う意味からしても、『クレ○テスー魔獣の王と赤子と屍の勇者ー』は非常に期待大であり、現時点において視聴継続決定ですわね♫」




メリーさん太「ほう、『Turk○y!』に続いて、早くも期待作に巡り合えて、ラッキーだったじゃん」


ちょい悪令嬢「この勢いで、どんどんと覇権候補作やダークホース作を見つけていこうと思ったのですが、やはりそうは問屋が卸しませんでしたねえ……」


メリーさん太「うちの作者は、SFやファンタジー作品に傾倒する嫌いがあるから、いっそのこと別のジャンルに挑戦してみたら?」




ちょい悪令嬢「そう思って、前評判が良かった作品やつを見てみたのですが、『カッコウ○許嫁』は開始1分切りで、『彼女、○借りします』は開始0分切りでしたね」




メリーさん太「──全然見ていないじゃんか⁉」




ちょい悪令嬢「もうあの、何の工夫も無い『ハーレム展開』は、完全に肌が合わないのですよ」


メリーさん太「『カノジョ○彼女』みたいに、登場人物が全員『バカ』なら、どうにか許せるんだけどなw」




(※次回に続きます)

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