第2129話、わたくし、今期夏アニメ、ファーストインプレッションですの☆(その3)
ちょい悪令嬢「──いやちょっと、この暑さは何なのです⁉」
メリーさん太「……う、うん、普通だったら、『──いきなり何言っているんだ⁉』とかと、たしなめるところなんだけど、こればっかりは『完全同意』だわ」
ちょい悪令嬢「特に7月7日の午後が、殺人的な暑さでしたわね……」
メリーさん太「全国200箇所以上も、『猛暑日』だったそうだぞ」
ちょい悪令嬢「実は去年も同じ7月7日に200箇所以上が、気温35度以上の『猛暑』を記録したそうですけど、今年の夏は体感的に、去年や一昨年以上の暑さのような気がするのですが、どうでしょうか?」
メリーさん太「……う〜ん、どうだろうな? 去年から当然、秋や冬や春を挟んでの、一年ぶりの夏なんだから、去年の暑さを完璧に覚えているわけでも無いし、まだ暑さに慣れていないだけかも知れないしな」
ちょい悪令嬢「それに、基本的な『条件』も違いますしね。去年までは本作の作者は、父親の介護をしていましたから、自分が汗だくになりながらも、朝昼晩と一日に三度も、エアコン無しの室内で、父親の身体を濡れタオルでくまなく拭いてあげたりしなくてはならず、暑さなんか感じる暇が有りませんでしたしね」
メリーさん太「……逆に今年は、他人のために強制的にやらなければならないことが無くなったからこそ、この『暑さ』をダイレクトに感じるようになったとも言えるわけか?」
ちょい悪令嬢「とはいえ、もうこの時点で今年の暑さが、記録的な『猛暑』や『酷暑』であった、去年や一昨年と同レベルであることは、確定でしょうね」
メリーさん太「それどころか、今年は梅雨が例年よりかなり早く終わった分、夏が長引きそうなのが、むちゃくちゃ不安だよな」
ちょい悪令嬢「まだ深夜や明け方が、若干過ごしやすいのが救いですが、それも後ごくわずかな間だけでしょう」
メリーさん太「これまでの経験から、昼間の高熱が地面に蓄積していって、夜中も気温があまり下がらないから、地面も冷えることが無く、大気だけでは無く地熱も高温のままと言う、『Wパンチ』状態が夏中続いて、涼しい時間が皆無になってしまうんだよな」
ちょい悪令嬢「去年は普通に、水道の蛇口から『温水』が出ましたからね。お湯代が二、三ヶ月分浮いたのは助かりましたよw」
メリーさん太「その分、扇風機や大型冷蔵庫の電気代が嵩んで、『トントン』だったのでは?」
ちょい悪令嬢「作者の実家は亡き父親の方針から、稼働可能なエアコンが存在せず、一般家庭よりも夏の電気代が、かなり低めなのですよ」
メリーさん太「──この暑さで『エアコン』が無いなんて、ガチで死ぬぞ⁉」
ちょい悪令嬢「実は本作の作者はこれまでの人生で、自宅にエアコンを設置したことは原則的に無く、一応慣れてはいるんですけどね」
メリーさん太「それでもここ数年の暑さは、尋常じゃ無いだろ⁉ 下手すると『親の介護』と言う生きる目的を失っている今、『ガクッ』と来て暑さに負けて、倒れたり重病にかかったりするんじゃ無いのか⁉」
ちょい悪令嬢「一応それなりに、気をつけてはいますけどね。何よりもまず『水分補給』を心掛けつつ、屋外の作業は午前中だけにすると言った、徹底的な『熱中症対策』とかね」
メリーさん太「……まあ、『体力』的には、それでいいかも知れないけど、問題なのは去年までは、『自分が倒れたら父親の面倒を見る者がいなくなるんだから、暑さなんかに負けてはいられないッ!』と言った、『気力』面の頑張りが有ったからこそ乗り越えられたとも言えるのに、それが無きに等しい本年においては、かなり危険な状況にあるんじゃ無いのか?」
ちょい悪令嬢「それがそうでも、無いんですよ」
メリーさん太「へ?」
ちょい悪令嬢「実は今、『相続問題』でかなり揉めていて、本作の作者のほうが結構『大ピンチ』の状態にあったりするのですw」
メリーさん太「──それって、『w』を語尾につけるような、『笑い事』じゃ無いだろ⁉ 一体どうなっているんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「何せ相手が、作者の実家の地方きっての『権力者』ですからね」
メリーさん太「実の姉で、地元の自治体の幹部職員だったっけ?」
ちょい悪令嬢「いやあ、あれ程あからさまに『攻撃的』になるとは、予想だにしませんでしたよ」
メリーさん太「『攻撃的』って?」
ちょい悪令嬢「半年間も、『仕事が忙しい』とか『病院に行かなければならない』とか、のらりくらり話し合い(※『遺産分割協議』と言う)を避け続けてきたくせに、それを注意したらいきなり『弁護士』を雇って、それ以来実の兄弟でありながら、完全に没交渉になってやがんの」
メリーさん太「──それって最初から、話し合いをする気が無かったんじゃないのか⁉」
ちょい悪令嬢「それどころか、半年前の最初の時点から弁護士に入れ知恵をされていて、とにかく協議を長引かせて、経済的に弱い立場にある作者を追い詰めて、自分たちに有利な方向に持っていくことが『狙い』だったりして」
メリーさん太「──『籠城攻め』かよ⁉ それが本当なら、実の姉なのに『血も涙も無い』な⁉」
ちょい悪令嬢「『お金』が絡むと、人間て『本性』を現すものなんですね、怖い怖いw」
メリーさん太「……何だか余裕だな? 追い詰められているんじゃ無かったのかよ?」
ちょい悪令嬢「追い詰められてますよ? でも姉や弁護士のお陰で、去年以前と同様に、『暑さなんかに負けていられない』状況になっているのは確かで、ある意味助かっているんですよ」
メリーさん太「──ッ」
ちょい悪令嬢「どうやら姉の雇った弁護士さんが、少々『強引』な方のようで、昨日(7月7日)なんかあの熱い中を自転車をこいで、警察の『知能犯』の方に相談に行ったくらいです」
メリーさん太「え、そんなにヤバいやつなの⁉」
ちょい悪令嬢「いえいえ、今すぐ犯罪に問われるようなことは、さすがに行われていませんが、こうして暑さや労力を厭わずいちいち法的機関に報告をすることで、この件に関して法廷で争った時に、こちらが有利になるのですよ」
メリーさん太「……それでこの熱い中、必死こいて自転車を駆って、片道30分もかけて警察署まで行ったわけか?」
ちょい悪令嬢「まあ、『相続問題』なんて、身内のみっともない話はここまでにして、今回もタイトル通りに、いよいよ放映&配信が始まりました、夏アニメについて述べることにいたしましょう!」
メリーさん太「──今更かよ⁉ もう字数はほとんど残っていないじゃ無いか!」
ちょい悪令嬢「その点は大丈夫です、今回は既に本作で何度も取り上げた、『サマ○ケ』こと『Summer P○ckets』の最新話についてですから♫」
メリーさん太「は? 『サマ○ケ』?……………………ああ、そうか⁉ アレって連続二クールだから、むしろ『夏アニメ』の範疇に入るんだ!」
ちょい悪令嬢「そもそもタイトルからして、『夏アニメ』そのものであり、まさしく『これからが本番』ですからね!」
メリーさん太「そういや、今回のエピソードは、『空門あ○ルート』の最終話だったっけ? ──それで、お姉さんの空門○いちゃんは目覚めることができたけど、あ○ちゃんのほうは無事なのか⁉」
ちょい悪令嬢「その心配はようくわかります。──何せこれまでのルートのオチはすべて、『ヒロインは生きた人間では無かった』と言う、絶望エンドでしたものね」
メリーさん太「──やはり、あ○ちゃんも駄目だったのか⁉」
ちょい悪令嬢「今回冒頭で、○いちゃんが目覚めたことの『代償』のようにして、今度は彼女のほうが眠り込んでしまいました★」
メリーさん太「──駄目じゃん! やっぱりこのパターンが続くのか⁉」
ちょい悪令嬢「ああ、大丈夫です、本編が終わってからですが、ED内で、あ○ちゃんはしっかりと目覚めていますから」
メリーさん太「え、そうなの?」
ちょい悪令嬢「それどころかネット上の『考察スレ』では、これまでの三ルートのすべてにおいて、主人公はちゃんとすべてのヒロインと、『生きたまま再会している』ことになっているそうです」
メリーさん太「──はあああああああああああ⁉ そんな馬鹿な!」
ちょい悪令嬢「その気持ちも良くわかります。最初の久島か○めちゃんは『生き霊』だったとしても、最後に眠り続けている彼女(本体)に再会できたし、将来今回のあ○ちゃんみたいに目覚めるかも知れないから、『生きて再会できた』とも言えなくも無いかも知れませんが、2番目のつ○ぎ=ヴェンダースちゃんのほうは、再会できたと言っても、あくまでも『ぬいぐるみ』のほうでしたからね」
メリーさん太「『ぬいぐるみ』と再会したところで、意味無いじゃん⁉」
ちょい悪令嬢「……もちろん本作の作者も、最初はそう思っていました。──しかし、考察スレであれこれと質疑応答を繰り返しているうちに、考えが変わったのです」
メリーさん太「『変わった』って、一体どういうふうに?」
ちょい悪令嬢「そもそも、『生き霊』とか『世界間転移者』とかの、『不思議キャラ』が跋扈している『ギャルゲ島』において、一般常識なんて通じるわけが無く、主人公自身が納得していれば、『ぬいぐるみの正ヒロイン』もアリなんじゃ無いでしょうか?」
メリーさん太「──言われてみれば、確かに⁉」
ちょい悪令嬢「と言うわけで、ルートを進めるごとに、どんどんと『本作の作者好み』の作品になっていく『サマ○ケ』ですが、ついに次回から『メインルート』が始まると言うことでも有りますし、ますます目が離せませんよ♡」