第2128話、わたくし、今期夏アニメ、ファーストインプレッションですの☆(その2)
ちょい悪令嬢「──既に多くの注目作が放映&配信され始めた、今期夏アニメですが、今回も期待の一作をご紹介いたしますよ!」
メリーさん太「……この前まであんだけ春アニメに熱中していたくせに、無節操なくらい心変わりが早いな?」
ちょい悪令嬢「前期春アニメについては、すでに第2125話において、各『作品賞』や各『キャラクター賞』を決定したことで、ちゃんとケリをつけておりますから、何も問題有りません!」
メリーさん太「ああまあ、いつまでも過去に囚われてるわけにもいかないのはわかるけど、そんなにめぼしい作品が有ったっけ、今回の夏アニメに?」
ちょい悪令嬢「ぶっちゃけ、今のところ『様子見』ですが、第1話を試しに拝見したところ、結構有望そうな作品を見つけました」
メリーさん太「ほう、『神○市建設中。』や『9ーn○neー Rulers Cr○wn』に続いて、もう新しい期待作を見つけたのか?」
ちょい悪令嬢「『タコピー○原罪』や、前期から続きの『Summer P○ckets』や、15年ぶりの待望の続編の『New PANTY & ST○CKING with GARTERBELT』も、お忘れなく☆」
メリーさん太「それで、今回見つけた作品て、一体何だったんだ?」
ちょい悪令嬢「『公女殿下の家○教師』です!」
メリーさん太「………」
ちょい悪令嬢「………」
メリーさん太「………」
ちょい悪令嬢「………」
メリーさん太「………」
ちょい悪令嬢「………」
メリーさん太「──ちょっ、よりによって、『公女殿下の家○教師』だとお⁉」
ちょい悪令嬢「……何ですか、『よりによって』って、失礼では無いですか? この作品について、何か問題でも有ると言うのですか?」
メリーさん太「これって確か、小説創作サイトの『カクヨム』様で公開されていて、そこで賞を獲ってから、『富○見ファンタ○ア文庫』で商業誌化されたんだよな?」
ちょい悪令嬢「ええ、既に六、七年ほど前の話ですけどね」
メリーさん太「──完全に、『ファンタ○ア文庫』ワンパターン作品じゃん⁉ 本当は才能の有る男性主人公がなぜか認められなくてくすぶっていたところ、同じく多大なる素質が有るはずなのにうだつの上がらない『美少女集団』の教育を任されて、彼女たちの秘められた才能を開花させて、世界随一の『異能ガールズ軍団兼個人的ハーレム』を築いていくと言う、いわゆる『ファンタ○ア教官モノ』そのまんまだろうが⁉」
ちょい悪令嬢「──うッ⁉」
メリーさん太「しかもこの『あらすじ』は何だ⁉ 『代々特殊な魔法を使えることで体面を保っている公爵家の令嬢が、まったく魔法が使えないので家系の存続が危ぶまれており、その教育のための家庭教師として白羽の矢が立ったのが、他者の長所を伸ばすことに定評の有る主人公の青年であった』って、同じく『富○見ファンタ○ア文庫』からアニメ化された、『アサシン○プライド』とまったく同じじゃんか⁉」
ちょい悪令嬢「──ううッ⁉」
メリーさん太「そもそもうちの作者って、『富○見ファンタ○ア文庫』は、『生徒会○一存』と『蒼○のカルマ』以外は読む必要無しと豪語するほどの、『富○見ファンタ○ア嫌い』だったのでは⁉」
ちょい悪令嬢「──うおいっ⁉ とんでもないことを言うなよ⁉ 『教官モノ』を含めて、好きな作品はごまんと有るよ! 特に『ロクでなし魔○講師と禁忌教典』では、主人公のお師匠様のセ○カさんをゲキ推しするくらいだからな⁉」
メリーさん太「……それはうちの作者が、前期春アニメの『ある魔女○死ぬまで』で言えば、『災○の魔女』のエル○ラさんのような、妙齢で達観した女性魔導士が、ピンポイントに好きなだけだろうが?」
ちょい悪令嬢「──ギクゥッ⁉」
メリーさん太「そうじゃ無いと言うのなら、今回の『公女殿下の家○教師』が、『アサシン○プライド』を始めとして、これまで何作もアニメ化された、『ファンタ○ア教官』作品とどこが違うのか、具体的に説明してみろ!」
ちょい悪令嬢「ああ、それなら簡単ですよ」
メリーさん太「え、そうなの?」
ちょい悪令嬢「まず『アサシン○プライド』との決定的な違いですが、家族の中でも激しい権力争いが行われていて、現当主である父親に対してもヒロインが魔法を使えないことは秘密であった『アサシン○プライド』に対して、『公女殿下の家○教師』においては、みんながヒロインが魔法を使えないことを知っていて、みんながサポートしてやっていると言う、まったく『真逆』の心温まる世界観とストーリーになっております」
メリーさん太「ほう」
ちょい悪令嬢「また、まさにそのストーリーの流れとしても、別に公女殿下の魔法教育に、いつまでも時間を割いたりはいたしません。何せ主人公がむちゃくちゃ有能だから、公女殿下の才能はすぐ開花します。しかもそれに呼応するようにして、国家的大事件が勃発して、師弟が力を合わせて様々な難問を解決していくと言った展開となります」
メリーさん太「ほうほう」
ちょい悪令嬢「更には何と、公女殿下が絶対的なメインヒロインと言うわけでは無く、主人公の幼馴染み的な『もう一人の公女殿下』が登場して、しかも既に『剣姫』として国家的に認められていて、件の大事件に関してもその解決に大いに貢献して、主人公どころか読者からの好感度も抜群で、ファン投票では堂々一位を獲得した超人気キャラだったりします」
メリーさん太「ほうほうほう」
ちょい悪令嬢「ね、『アサシン○プライド』は言うに及ばず、他の『ファンタ○ア教官』作品とは、一味も二味も違うでしょ?」
メリーさん太「『ヒロインの秘密』がバレそうになってドタバタを繰り返すとか、『幼馴染みが負けヒロイン』とか、陳腐な『お約束』に囚われずに、独自の展開を心掛けようとするのは、かなり好印象だよな」
ちょい悪令嬢「しかもキャラデザを始めとする作画もいいし、第1話を見た限りでは演出や脚本や構成もいいしで、今のところ視聴継続決定ですわね」
メリーさん太「そんだけ本作の作者が期待しているのなら、構わないんじゃ無いか? どうせ現時点では『お試し期間』みたいなものだしな」
ちょい悪令嬢「後気になる新作と言えば、『サイレント・ウィ○チ』と『ブサメンガチファ○ター』と『わたしが恋人にな○るわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった⁉)』と言うのが有るのですが、このどれもがいまだ無料配信が行われていないので、未視聴のままです」
メリーさん太「まあ7月も始まったばかりなんだから、焦ることは無いわな」
ちょい悪令嬢「──とはいえ、今回ちょっと字数が余りましたから、最近ネットで拾ったばかりの面白いネタを、ご紹介しようかと思います」
メリーさん太「……何だよ、『ネットのネタ』って?」
ちょい悪令嬢「『バイ○ハザード』の公式様と、『ドカ食いダイスキ! もち○きさん』との、コラボ(?)ネタです☆」
メリーさん太「──ああ、アレか⁉ ホント『バイ○』の公式様って、ああいうふざけたネタが好きだよな⁉」
ちょい悪令嬢「……それが、私ってば、最初アレを見た時、勘違いしてしまったのですよ」
メリーさん太「勘違いって?」
ちょい悪令嬢「ほら、もち○きさんがゾンビの親玉のようなやつに、大量のマヨネーズをぶっかけていたでしょう? アレってゾンビにマヨネーズを与えることで、必要な栄養価を達成させることで、自分への食欲を無くさせたものと思ったのです」
メリーさん太「あはははは! マヨネーズって高カロリーだからな。ゾンビに無理やり食わせて空腹感を奪うってのも、ある意味斬新な『サバイバル技術』かもなw」
ちょい悪令嬢「ところが、ネット上の反応を見ると、どうやら違ったようなのですよ」
メリーさん太「……『違った』って、一体何が?」
ちょい悪令嬢「マヨネーズって、『調味料』でしょ?」
メリーさん太「うん」
ちょい悪令嬢「調味料って、普通何にかけますか?」
メリーさん太「そりゃあ、今から食べようとする『食べ物』だろう?」
ちょい悪令嬢「そうなんですよ、もち○きさんはそんな『調味料』を、ゾンビの親玉に向かってぶっかけていたのです」
メリーさん太「………」
ちょい悪令嬢「………」
メリーさん太「………」
ちょい悪令嬢「………」
メリーさん太「………」
ちょい悪令嬢「………」
メリーさん太「──あいつもしかして、『ゾンビ』を食べようとしていたのかよ⁉」
ちょい悪令嬢「食べ物って、『腐りかけ』が最も美味しいとも、言われてますしね★」
メリーさん太「──いくら何でも、腐り過ぎだろ⁉」