表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2122/2224

第2122話、わたくし、今期春アニメ『私的覇権作』最終選考開始ですの☆(その11)

ちょい悪令嬢「……ええと、いよいよ残すところ数作品となった、今期春アニメの『最終回ラッシュ』ですが、今回は一時は本作の作者による『私的覇権候補作』に挙げておりました、『ウ○娘 シンデレラグ○イ』の第1期が終了したことを、一応お伝えしておきます」




メリーさん太「──テンションひっくッ⁉ 何ソノ、いかにも投げやりな態度は⁉」




ちょい悪令嬢「いや、以前お話ししたように、『ウ○娘』ってその作品の性質上、メディアミックス全体が『史実』に縛られ過ぎていて、例えばアニメ作品として絶対にやるべき、『クライマックスにおけるカタルシス表現』が、全然できていないし、それをごまかすための『小賢しい子供だましの演出』も鼻につくので、『覇権候補』から外すとともに、第2期以降の視聴を切るって申したではないですか?」


メリーさん太「──言いたい放題だな⁉ 『ウ○娘』ファンには『過激派』が多いから、あまり悪口を言うのはやめておいたほうがいいぞ⁉」




ちょい悪令嬢「『悪口』なんかじゃありませんよ、『いちアニメファン』として、あまりにも『アニメファンを馬鹿にした』作品づくりに対して、苦言を呈しているだけなのです! そもそも本作の作者としても、『ゲーム版ウ○娘』の『デ○ス地球推し』とか『いまだにブルマ推し』とか言った、狂ったムーブメントは大好きだし、『アニメファン』としても、アニメ版の第1期と第2期と『RT○T』は、いまだに高く評価しているし、そして何よりも『シンデレラグ○イ』の原作漫画版に対しては、まったく文句は無いしで、むしろ『ウ○娘』のアニメ版の『大ファン』として、今回のアニメ化に対して苦言を呈していると言う、真っ当なる『支持者』としての言動だと言えるのです!」




メリーさん太「──確かにこれまでの言動を顧みれば、どちらかと言うとうちの作者は、『ウ○娘ムーブメントに対する正当なる大ファン』だよな⁉」




ちょい悪令嬢「特にアニメ版第2期の『ラ○スシャワー』ちゃんは、大好きです♡」


メリーさん太「あ、これは『ガチ』だわ(※いい意味でも悪い意味でもw)」


ちょい悪令嬢「そう言った意味も含めまして、一度は見放そうとした『シンデレラグ○イ』アニメ版ですが、せめて最終話だけは見ておこうと思い直しまして」


メリーさん太「もしかしたら、最終話で予想外の『大どんでん返し』を見せてくれて、むちゃくちゃ感動して、評価がひっくり返るかも知れないからな」


ちょい悪令嬢「ええ、むちゃくちゃ予想外の最終話でしたよ」


メリーさん太「おお、そうか⁉ 一体どんな『大どんでん返し』が⁉」







ちょい悪令嬢「主人公のオ○リキャップでは無く、他のウ○娘が『天○賞』で優勝して、オ○リのほうは、せっかく笠松の仲間たちを捨てて中央に来たと言うのに、クラッシックは参加登録自体に間に合わないわ、肝心のGⅠレースに一勝もできないわと言った、『いいとこ無し』の負け犬ならぬ『負けウマ』の状態のままで、第1期を終えてしまったのですよ」







メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」







メリーさん太「──駄目じゃん! 全然駄目じゃん‼ 駄目駄目じゃん!!!」







ちょい悪令嬢「分割二クールで、三ヶ月後の10月にすぐに続きが見られるとはいえ、まがいなりにも『最終話』で、主人公が勝たずしてどうするのです? ここのアニメスタッフって、『最終話には何よりもカタルシスが必要』と言う、アニメづくりの鉄則も知らないのかよ?」


メリーさん太「……たった今、最終話を実際に視聴したんだけど、何これ? 事もあろうにライバルのウ○娘のほうが、『謎の力』に目覚めてしまっているじゃんか? そういうのはむしろ、『主人公の特権』なのでは? 特に最終話なら、主人公こそ目覚めさせろよ⁉」




ちょい悪令嬢「こういうことを言うと、『史実だから仕方ないじゃん!』とかほざく、『馬鹿の一つ覚え』の擁護勢がいるけど、そんなこと、こっちだってわかっているんだよ⁉ そう言う『史実』を前提にしつつ、『最終話』等の節目においては、ちゃんと『主人公が勝って』、視聴者に『カタルシスを与える』演出をするのが、プロのアニメ制作と言うものだろうが⁉」




メリーさん太「まさか、オ○リキャップが中央に進出してから、『重賞レース』で一勝もしていないってわけじゃ無いんだろ? だったら『重要なレースで勝利を飾った』瞬間こそを、最終話にもってこいよ、このボケカススタッフどもが⁉」




ちょい悪令嬢「何度も申しますが、本作の作者におきましては、これまでのアニメ版も含めて、『ウ○娘』ムーブメント全体に対して不満が有るわけでは無く、『シンデレラグ○イ』の原作漫画版が超傑作であることも、重々承知しております」


メリーさん太「それを踏まえても、前回の『日本ダービーでの小賢しい演出』に引き続いて、最終話に『あえて主人公を負けさせる』と言うやり口は、『アニメ勢』としてはとても許せるものでは無く、第2期の視聴は謹んで辞退させていただきますッ!」




ちょい悪令嬢「……まあ、胸糞悪い話題はこの辺にして、最後に明るい話題をちょっとだけ述べておくことにいたしましょう」




メリーさん太「おいおい、『胸糞悪い』って、あくまでも本作の作者の個人的感想なんだから、そんな言い方はやめておいたほうがいいぞ?」


ちょい悪令嬢「大丈夫です、本作の作者はそこらの『アンチ』どもとは違って、自分の非に関しても素直に認めることができますので。──次の話題である、『サマポケ』こと『Summer P○ckets』アニメ版のようにね」


メリーさん太「ああ、これについても、あわや『視聴切り』するところだったんだよな」


ちょい悪令嬢「それでもちゃんと、第1クール終了の区切りまで見続けていたら、『あ○ちゃんルート』から俄然面白くなって、己の不徳を反省し、めでたく視聴継続を決定いたしましたの♫」


メリーさん太「しかも今回は、そのルートの『クライマックス回』だったんだろ? 実際に見て、どうだった?」


ちょい悪令嬢「興味深い点が、二つほど有りましたね」


メリーさん太「ほう?」




ちょい悪令嬢「まず一つは、前回本作において、『空門あ○ちゃんは現役の巫女さんだから、「集合的無意識への上位のアクセス権」を有しているので、複数の「七○蝶」と接触して、多数の他人の記憶をインストールしても平気なのだ』と申しましたけど、そんなことはありませんでした★」




メリーさん太「はあ⁉」


ちょい悪令嬢「それどころか、どうやら七○蝶が見えるのは家族の中であ○ちゃんだけのようで、『代々不思議な力を受け継ぐ巫女の一族』と言うのも、眉唾だったりして?」


メリーさん太「え、そうだったの?」


ちょい悪令嬢「あ○ちゃんたら既に、他人の記憶に支配されそうになっているし」


メリーさん太「……それも心配だけど、そもそも空門家の人すら認識できない七○蝶を、どうして何の関係も無い主人公が見ることができるんだ?」


ちょい悪令嬢「実はそれこそが、今回の二つ目の『見所』だったするのです」


メリーさん太「ほう?」




ちょい悪令嬢「先述の通り限界を迎えたあ○ちゃんに代わって、一般人の主人公が無理して複数の七○蝶に触れるのですが、そこでインストールされた記憶と言うのが、謎の同居人の加藤う○ちゃんを含む、他のルートのヒロイン関係の記憶だったりするのです!」




メリーさん太「え、でも、こういった『ギャルゲ(のアニメ化)』って、基本的に他のルートのヒロインとは、(本格的には)接触したりしないのでは?」


ちょい悪令嬢「いわゆる、『存在しない記憶』ってやつですね」


メリーさん太「……そんなもの、丁度全二クールの折り返し地点と言う、中途半端なところで見せてどうするんだ? う○ちゃんのなんて、下手すると『ネタバレ』になるのでは?」


ちょい悪令嬢「いわゆる、『臭わせ』や『伏線』みたいなものでは?」


メリーさん太「まあ、『ギャルゲアニメ』──特に、『ループ作品モノ』においては、『アルアル』かもな」




ちょい悪令嬢「これってどうせなら、『最終ルート』に持ってきて、そこで初めて主人公が七○蝶に触れることで、本来なら現在のルートでは関係を持つはずの無かった、『別ルートのヒロイン』たちとの触れ合いの記憶がインストールされることによって、シリーズ全体を総括すると言った、『ひぐ○しのなく頃に卒』や『ジークア○スのラ○ァさん』的な展開でも、良かったのではないでしょうか?」




メリーさん太「……すべてのヒロインとの『触れ合いの記憶』が、甦るってことは、もしかして」




ちょい悪令嬢「ええ、下手したら『ハーレムエンド』になってしまうかも☆」




メリーさん太「──駄目じゃん⁉ あ、でも、う○ちゃんとしては、『母親候補』が多ければ多いほど、自分が『誕生する』可能性が高まるんだから、好都合かも?」




ちょい悪令嬢「実は彼女こそが、主人公(=未来の父親?)がハーレムエンドを迎えられるように、暗躍していたりして♡」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ