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2118/2221

第2118話、わたくし、今期春アニメ『私的覇権作』最終選考開始ですの☆(その7)

ちょい悪令嬢「──さて、既に始まっております、今期春アニメの『最終回ラッシュ』ですが、今回も本作の作者の『私的覇権候補作』の一角である、『ロックは淑女○嗜みでして』がフィニッシュしましたよ!」




メリーさん太「もうホント、すでにほとんどの作品が、最終話を迎えているよな?」


ちょい悪令嬢「……つまりは、それだけ見る作品が少なくなってしまったと言うことで、非常に寂しい思いをしておりますの」


メリーさん太「うちの作者が『私的覇権候補作』に挙げていたやつだと、あと何が残っているんだっけ?」


ちょい悪令嬢「『薬屋○ひとりごと』と、『アポカリ○スホテル』と、『九龍ジェネリ○クロマンス』と、『忍者と殺し屋○ふたりぐらし』と、『LAZAR○S ラザ○』くらいですね」


メリーさん太「──少なッ! こうなると、この前見逃した『アポカリ○スホテル』の最終話も、慌てて見なくて良かったかもな」


ちょい悪令嬢「ずっとどんな『オチ』になるのか、楽しみにしていた作品ですものね」


メリーさん太「でも、せっかく再会できた『人類』に対して、なぜかヤ○ヨさんが怒り狂っていると言う、ラストシーンは見てしまったんだろ?」


ちょい悪令嬢「そこだけ見ても意味不明だから、ノーカンですわ!」


メリーさん太「まあ、それはともかくとして、そろそろ『ロックは淑女○嗜みでして』の最終回の話に移ろうぜ」




ちょい悪令嬢「……う〜ん、それがあんまり、語ることが無いんですよねえ」




メリーさん太「──うおおおおおおいッ! 言うに事欠いて、何たることを⁉」




ちょい悪令嬢「いえね、これについては以前も申しましたけど、現時点で連載が続いている原作モノのアニメ化は、どうしても中途半端なところで終わらざるを得ず、単体のアニメ作品として評価がしづらくなるのですよ」


メリーさん太「……それは確かに、そうかもな」


ちょい悪令嬢「これが『邪○ちゃんドロップキック』のような『ギャグ作品』だったら、原作の流れなんか完全に無視して、まるで今回ですべてが終わってしまうかのようにシッチャカメッチャカにして、視聴者を爆笑させてくれるんですけどね」


メリーさん太「今期春アニメで言えば、『忍者と殺し屋○ふたりぐらし』みたいなやつか?」




ちょい悪令嬢「普通なら、『ガールズバンドアニメ』はもちろん、『ゾンビラ○ドサガ』のようなアイドルアニメだと、最後にはこれまでの憂さ晴らしと言った感じで、全力の『ライブ回』で締めてくれるのですが、今回の『ロックは淑女○嗜みでして』の最終話は、そこまでのカタルシスは無かったんですよねえ……」




メリーさん太「やっぱ、『ボーカル』がいないせいかな?」




ちょい悪令嬢「いえ、洋の東西を問わず『インストバンド』だって、世界的な人気を誇っているのも数多あまた存在しますので、そんな単純な話では無く、原作者様は『インストバンド』の何たるかを知らず、アニメスタッフ様は『バンドアニメ』の何たるかを知らないとでも、言うべきでしょうか?」




メリーさん太「──ある意味『全否定』じゃねえか⁉ プロの皆様に対して、何で上から目線なの⁉」




ちょい悪令嬢「これについては本作において、すでに散々語って参りましたが、『ゾンビラ○ドサガ』の何が凄いかと申しますと、『ゾンビならではの非現実的な演奏』と『アニメならではの非現実的な演出』が、何よりも素晴らしいのであって、『インストバンド』をただの『インストバンド』として描いただけの、今回の『アニメ化』は、言葉は悪いのですが、『能が無い』の一言で終わってしまうのですよ」




メリーさん太「──うッ⁉」




ちょい悪令嬢「原作者様のほうも、一言で言うと、『漫画と言う表現に甘えている』と言わざるを得ませんね。漫画だと、本当なら『大絶賛されていないライブ』でも『大絶賛されている』ように、表現することができますが、本当に『ボーカルのいないロックバンド』が、ちゃんと『ボーカルのいるロックバンド』と対バンして勝てるかと言うと、非常に疑問に思うんですけど?」




メリーさん太「──ううッ⁉」




ちょい悪令嬢「同じ漫画や小説が原作である、『四○は君の嘘』や『響け!ユーフ○ニアム』が大ヒットしたのは、元々ボーカルが必要無い『クラッシク』や『吹奏楽』をモチーフにしたからであり、そんなに『ボーカル』抜きのジャンルでやりたかったら、他にも『ジャズ』とか『テクノ』とか『フュージョン』とか、いくらでもやりようが有るのに、なぜ一番ボーカルを必要とする『ロック』でやったのか、理解に苦しみますわ」




メリーさん太「──うううッ⁉」




ちょい悪令嬢「まあ、批判ばかりしていたら、ただの『アンチ』になってしまいますので、最終話における『見所』についても、ちゃんと述べておくことにいたしましょう。──本作の作者にとっての最大の『注目ポイント』は当然、『ロックレデ○(バンド名)』が、『オスガキバンド』のグルーピーどもを、『総取り』したところですわね♫」




メリーさん太「──はあああああああああああ⁉ 何馬鹿なこと言ってるの⁉」




ちょい悪令嬢「……むっ、何ですか、メリーさん。人のことを馬鹿と言うほうが、馬鹿なのですよ?」


メリーさん太「『男バンドのルックスだけに惚れ込んでいる女ファンどもを、女バンドに振り向かせることなんて、現実には絶対不可能なのだ』と言うのが、最終話を見た視聴者全員における、『統一見解』だろうが⁉」


ちょい悪令嬢「むしろだからこそ、特に本作の作者的には、『素晴らしい』んでしょうが?」


メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「つまりこれって、『ロックレデ○』の変態レズビアンどもの、凶悪極まる『百合の波動』によって、その場にいた単なるオス狂いだったメス豚どもを、全員『百合堕ち』させたってことじゃん? これを絶賛しないで、何が『百合大好きな♡百合作家』ですかッ⁉」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「まあわかりますよ、メリーさんも、『ロックは淑女○嗜みでして』の視聴者様も、これをお読みの読者の皆様も、すっかり『毒されて』しまっていて、『常識的感覚』と言うものを、完全に見失ってしまっていたのですよ」


メリーさん太「な、何だよ、『毒されて』とか、『常識的感覚』って?」




ちょい悪令嬢「この世の半分は男性だと言うのに、『Ave Muj○ca』や『MyG○』の観客には、女性しかいないことを、全然()()()()()()()()ことですわ★」




メリーさん太「──ああッ、言われてみれば確かにあたしも、すっかり『当たり前のこと』だと受け容れていたわ!」




ちょい悪令嬢「『ロックは淑女○嗜みでして』は間違いなく、『女同士の友情物語(※できるだけ無難な表現)』であり、つまりこの作品は紛れもなく『ユリシーズ・サーガ(?)』なのだから、男の存在なぞ必要なく、女性客はすべて、女性バンドだけを崇め奉ればいいのですッ!」




メリーさん太「……こ、こいつ、言い切りやがったッ⁉」




ちょい悪令嬢「言うなれば『ロックは淑女○嗜みでして』は、最終話の最後の最後で、間違った『世界線』を、正しく修正しただけだったのです!」




メリーさん太「──『ゼク○ヴァ』かよ⁉………………つまり、り○さちゃんは、ラ○ァさんだった?」


ちょい悪令嬢「なんか、名前の語感も似ていますからね☆」


メリーさん太「何でもかんでも、『機動戦士Gund○m GQuuu○uuX』に結びつけるなよ⁉ 『ガノタ』かよ!」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、『ロックは淑女○嗜みでして』は、惜しくも本作の作者における『私的覇権作』には届きませんでしたが、百合作家としては心からの共感を覚えたのは間違いなく、これからも原作漫画版を全力で応援しつつ、アニメ版の2期についても首を長くしてお待ちしたいかと存じます♡」

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