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第2117話、わたくし、今期春アニメ『私的覇権作』最終選考開始ですの☆(その6)

ちょい悪令嬢「──さて、今期春アニメの本命中の大本命だった、『機動戦士Gund○m GQuuu○uuX』も無事最終話を迎えて、めでたくも『ある魔女○死ぬまで』と並んで、本作の作者における『私的覇権作』に決定いたしましたが、その他の各作品の『最終回ラッシュ』は、まだまだこれからですよ!」




メリーさん太「……と言うことは、残りの作品も最終話の評価次第では、『覇権作』になれる可能性が有るってことか?」


ちょい悪令嬢「決定済みの二作に並ぶのは、至難の業かと思われますけどね」


メリーさん太「現時点での『有力候補』としては、何が有るんだ?」


ちょい悪令嬢「……そうですねえ、『アポカ○プスホテル』と、『九龍ジェネリ○クロマンス』と、『忍者と殺し屋○ふたりぐらし』と言ったところでしょうか」


メリーさん太「結構、絞り込んだんだな?」


ちょい悪令嬢「そりゃもう、既に各作品共、最終段階だし。──もちろん、これ以外の作品も最終話次第では、一気に『私的覇権作』に確定する可能性も否定できませんけどね」


メリーさん太「そういや、これまで『覇権候補作』に挙げていた中で、最終話を迎えた作品は、他に無いのか?」


ちょい悪令嬢「ああ、有りますよ。丁度今リアルタイムで、『完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣○に売られる』の、最終話の無料配信をやっておりますわ」


メリーさん太「え、何で今、それを見ていないの?」


ちょい悪令嬢「……以前も申しましたが、これって結局『テンプレなろう系』でしか無く、最終話も『みんなで悪者を退治しましょう☆』そのまんまな『勧善懲悪』モノだし、しかもお定まりの『隣国の王子様と♡ラブラブエンド』に落着すると言う、もう途中で視聴を切ってしまうレベルでございました」


メリーさん太「……うわあ、うちの作者の、最も嫌いなパターンじゃ無いか」


ちょい悪令嬢「あと、『アポカ○プスホテル』の最終話も、さっきまで動画配信サイトの『ア○マTV』様でやっていたんですけど、」


メリーさん太「おっ、たった今挙げた、本命の一つじゃん⁉ 当然見たんだろ、どうだった⁉」


ちょい悪令嬢「……いやそれが、開始時間を間違えて、最後のほうだけしか見られなかったんですよ〜(泣)」


メリーさん太「──駄目じゃん⁉」


ちょい悪令嬢「なんか、ついに人類が帰ってきたみたいなのですが、全然『ハッピーエンド』では無くて、なぜかヤ○ヨさんが怒り狂ったままで、物語が終わると言う」


メリーさん太「……え、何それ、まるで意味がわからないんですけど?」


ちょい悪令嬢「一応、どうして人類が地球に住めなくなったのか、アッと驚く『新事実』が解明されるそうですけどね」


メリーさん太「ほう、やはり最後まで、本格的なSF路線を貫くわけか?」


ちょい悪令嬢「わたくしが気になったのは、SF面と言うよりも、『風刺』面ですわね」


メリーさん太「『風刺』、って?」




ちょい悪令嬢「地球人用につくられた地球のホテルが、宇宙人の客ばかりになって、従業員もいつの間にか宇宙人に乗っ取られた形となり、地球人の客は滅多に訪れなくなった──なんて、地球人を『日本人』に、宇宙人を『外国人』に置き換えれば、まんま現在の日本の『インバウンド』優先政策そのものじゃん?」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「そもそも、突然『謎のウイルス』が世界中に蔓延して、人口のほとんどが死に絶えて、生き残りの人類が宇宙に脱出しなければならなくなったのって、某国発の『コロナウイルス』によって、現実の世界経済が壊滅的打撃を受けて、特に日本の旅客業の多くが倒産寸前の憂き目に遭って、某国人のようなマナーの悪い『地球のルールガン無視の宇宙人』そのまんまのやつらを笑顔で迎え入れざるを得なくなったり、酷いのになると宿泊施設そのものを乗っ取られたりしたことを、如実にメタファしているとは思いません?」




メリーさん太「……何と、『アポカ○プスホテル』には、そう言う見方も有ったのかッ⁉」


ちょい悪令嬢「あくまでもこれは、本作の作者個人の『穿った見方』に過ぎず、実際に最終話を見てみなければ、何とも言えませんけどね」


メリーさん太「ま、まあ、『危険球』的な発言はそのくらいにして、他に最終話を迎えた作品は無いのか?」


ちょい悪令嬢「『私的覇権候補作』については、既にお伝えしているもので全部ですが、それ以外の作品で、ちょっと気になるのが有るんですよ」


メリーさん太「へ? どれだよ」




ちょい悪令嬢「『Summer P○ckets』の、第12話です」




メリーさん太「──それって連続二クールだから、最終話どころか、『春アニメ』でも無いじゃんか⁉」




ちょい悪令嬢「とはいえ、本作としてはとても見逃せない、『特殊設定』をお披露目なされたのです!」


メリーさん太「『特殊設定』って、一体何の?」


ちょい悪令嬢「『七○蝶』についてです」


メリーさん太「『七○蝶』って、あれか? 夜とかに光って出てくるやつで、島の中でも、巫女少女の空門あ○ちゃんのような、一定の特別な人間にしか見えないとか言う」


ちょい悪令嬢「『七○蝶』が見えた場合、それに触れたらどうなると思います?」


メリーさん太「う〜ん、例えば、つ○ぎ=ヴェンダースちゃんのように『神隠し』に遭ったり、加藤う○ちゃんのように『別の世界線に転移』したり、するとか?」


ちょい悪令嬢「惜しいですね、結構いい線を突いてます。う○ちゃんの場合なんて、事実上同じようなものですからね」


メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「『七○蝶』とは、未練を強く残した人の『記憶』が、蝶の姿となって現世に留まったものであり、これに触れると他人の記憶を自分の脳にインストールすることになり、他人の人生を強制的に追体験してしまい、下手するとそれ以降、二人分の『人格』を有するも同然となるのです」




メリーさん太「そ、それって⁉」




ちょい悪令嬢「そうです、『集合的無意識へのアクセス』によって、他人の記憶をインストールして、擬似的に『前世』や『多重人格』等の、『不思議現象』を実現するようなものなのですよ」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「しかも、他人の記憶なんて一人分だけでも手に余るのに、現役巫女のあ○ちゃんなら、何人でも受け容れることができるなんて、本作で言うところの、『集合的無意識への上位のアクセス権』の保有者そのものですからね、本作とむちゃくちゃシンクロ性が高くて、これからの展開が大いに楽しみであり、ホント視聴を切らなくて良かったですわ♫」




メリーさん太「ぶっちゃけ、これが異世界を舞台にした物語で、七○蝶が『現代日本人の記憶』を宿していたのなら、それに触れた異世界人は、脳みそに『日本人の記憶』をインストールすることになり、事実上の『異世界転生』の出来上がりだからな」




ちょい悪令嬢「つまりこの『七○蝶』と言う『特殊ギミック』を上手く使えば、ほとんどすべての『不思議現象』が実現可能となるわけですよ」




メリーさん太「──何と『Summer P○ckets』って、『集合的無意識論』や『量子論』に裏打ちされた、『リアル系論理SF』だったのか⁉」




ちょい悪令嬢「これまで散々、『何でこんな狭い島の中で、次々に御都合主義的に、「不思議現象」が起こるんだよw』と揶揄してきましたが、その理由がちゃんと論理的に説明できるとなると、もはや文句が言えないのは当然として、これからどんな『不思議現象』を見せてくれるのか、大いに期待しながら見ていきましょう♡」

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