第2109話、わたくし、今期春アニメ各作品考察、終盤戦スタートですの☆(その7)
ちょい悪令嬢「──ええと、本作で取り上げる話数の順番としては前後するかも知れませんが、『機動戦士Gund○m GQuuu○uuX』第10話について、言及するのを忘れたことがあります」
メリーさん太「……え、今更なんだよ? もう第11話が放映&配信開始済みだと言うのに」
ちょい悪令嬢「ほら、以前この座談会において、今期春アニメの各作品──特に『GQuuu○uuX』みたいな、何かと謎多き作品については、これから先の展開に関して『予測的な考察』をしないと、宣言していたでは無いですか?」
メリーさん太「ああ、基本的にアニメ鑑賞においては、うだうだと講釈を垂れずに、頭を空っぽにして楽しむべきだとか何とか言っていたよな?」
ちょい悪令嬢「その件については、今も考えは変わっていないのですが、実はそれ以前に『GQuuu○uuX』を含めて幾つかの作品に関して、すでに『考察』を行っていたりするのですよ」
メリーさん太「例えば『GQuuu○uuX』だったら、現在ニャ○ンが持ち主となっている、小型ロボットの『コ○チ』が、同じ鶴○監督作品である『フリ○リ』に登場していた、ラスボスロボットのターミナルコア──名付けて『たっくん』とそっくりだから、両作品の関連性が窺えるよな」
ちょい悪令嬢「いえ、むしろ第10話で明らかになったのは、鶴○監督の過去作とは『別の作品』との、関連性なのです」
メリーさん太「『別の作品』、て?」
ちょい悪令嬢「ヒントは、『ニャ○ン』の声優さん(の最大の代表作)ですが、彼女は第5話において、何と叫んだでしょうか?」
メリーさん太「ニャ○ンの『中の人』と言えば、石○由依さんだけど、第5話って、ニャ○ンの初戦闘イベントだったから、いろいろと叫んだと思うけど?」
ちょい悪令嬢「その中でも印象に残ったのは、『──自由だ!』、でしょう☆」
メリーさん太「──そ、それって⁉」
ちょい悪令嬢「ええ、かの『進○の巨人』のクライマックスにおいて、ついに主人公のエ○ンが『地ならし』を発動した際に、感極まって叫んだセリフですよ」
メリーさん太「──ッ」
ちょい悪令嬢「それで冗談半分で、『もしかしたらこれ以降の展開として、ニャ○ンがエ○ンそのまんまに、「人類大虐殺」をしでかしたりしてね★』と申したのですが、第10話を見た時点で的中しそうになっていて、びっくり仰天した次第なのです」
メリーさん太「……う、うん、第10話の時点で既に、多数のジ○ン軍部隊が駐留していた、『ア・バ○ア・クー』要塞を、壊滅させてしまったからな」
ちょい悪令嬢「しかも次の攻撃目標が、地球そのものであり、司令官であるキシ○ア様の目的が、『地球人類の滅亡』だなんて、完全に『頭エ○ン』では無いですか?」
メリーさん太「まあ、どこまでニャ○ン本人が、『イオマグヌ○ソ砲』の馬鹿げた威力を自覚して、ぶっ放しているかは疑問だが、犯してしまった罪は、もはや取り返しがつかないよな」
ちょい悪令嬢「いえ、被害の規模の問題では無いのですよ。たとえ犠牲が必要最小限だとしても、彼女の目的が『……またキラキラできたら、シュ○ジと会えるかな♡』と言う、どこかの『小市民』を騙った『モリアーティ系ヒロイン』そのまんまの、『八百屋お七』思考であるからこそ、擁護のしようが無いのです」
メリーさん太「木造建築物が密集していた江戸の街で火事を起こしたりしたら、犠牲者数は莫大なものになったろうしな!」
ちょい悪令嬢「しかも下手したら、地球人類の大量虐殺すらも、しでかしかねない状況ですしね」
メリーさん太「──『JK(偽)の色恋沙汰』なんかの『個人的事情』で、地球人類が滅ぼされて堪るかよ⁉」
ちょい悪令嬢「まあ、第11話の時点においては、そんなニャ○ン自身にとっても『致命的な暴挙』に対しては、ジークア○ス(機体名)に乗って駆けつけたマチ○や、それこそ予告編に出ていたシュ○ジによって、阻止されたとは思いますが、実は彼女に関する考察と言えば、現在ネット上においては、それどころでは無い状況だったりするのです」
メリーさん太「な、何だよ、十代の女の子が人類大虐殺に手を染めることなんかよりも、ネット上の論争の的になっている大問題って?」
ちょい悪令嬢「これは劇場先行上映の時点で取り沙汰されていたのですが、『ニャ○ン』と言うのは、タイやベトナム等の東南アジアでよく見られる『人名』だそうです」
メリーさん太「あ、そうなの?」
ちょい悪令嬢「──ただし、『男性名』とのことです」
メリーさん太「はあ⁉」
ちょい悪令嬢「第10話で彼女(?)は、『カオマンガイ』と言う料理を作ってましたが、これはタイ料理として有名だそうです」
メリーさん太「へ、へえ?」
ちょい悪令嬢「ちなみにタイは、アジアきっての『ニューハーフ』大国として知られており、『モロッコ』と並んで『性転換手術』が盛んだそうです」
メリーさん太「………」
ちょい悪令嬢「………」
メリーさん太「………」
ちょい悪令嬢「………」
メリーさん太「………」
ちょい悪令嬢「………」
メリーさん太「──ちょっと待って、まさかニャ○ンって⁉」
ちょい悪令嬢「ちなみに作中においては、ニャ○ンの『性別』が明言されたことは、一度もございません」
メリーさん太「そ、そりゃあ、あんな一目見て『女子高生』だとわかるキャラに対して、性別に疑問を持つ視聴者なんているわけ無いし、別に説明なんて必要じゃ無いだろ⁉」
ちょい悪令嬢「おや、お忘れですか? 彼女は非合法に『イ○マ・コロニー』に棲みついている『難民』であり、何よりも身分を隠さなければならず、そもそも『女子高生』と言うこと自体『偽装』であって、『女の子』であること自体も信憑性が無いのでは?」
メリーさん太「こ、この作者、下手に理詰めで『考察』をさせると、『無敵』かよ⁉ ──禁止! 考察禁止! やっぱり本作の作者は、考察なんかやっちゃ駄目え!!!」
ちょい悪令嬢「いえいえ、現在『ニャ○ン男の娘』疑惑で盛り上がっているのは、ネット上の連中であって、うちの作者は今回補足説明をしただけですよ」
メリーさん太「──ちょっと待て! ニャ○ンとキシ○ア様が、妙に仲がいいのって……」
ちょい悪令嬢「ララ○さんとシ○ア大佐の関係の、『性別逆転』ヴァージョンだったりして★」
メリーさん太「『ガン○ム』シリーズの根幹を司る『男女関係』を、穢すなよ⁉………まあ確かに、あの二人の関係も、いろいろと問題が有るけどなッ!」
ちょい悪令嬢「いやまあ、ニャ○ンはあくまでもコロニー生まれのスペースノイドで、地球のタイで生まれ育ったわけでは無く、『一年戦争』時は小学生くらいの年頃だったので、『性転換手術』なんか施されているわけが無いので、少なくとも今回本作で述べたことに関しては、論理的に破綻しているのですけどね♫」
メリーさん太「──こ、こいつ、最後の最後にきて、すべてをひっくり返しやがった⁉」
ちょい悪令嬢「とはいえ、先ほども申しましたが、『難民』として可能な限り自分の素性を隠すために、『性別』をごまかしている可能性は、いまだ否定できませんけどね」
メリーさん太「……一応下着姿姿になったシーンは有ったけど、『放送倫理』的に『あの部分』を明確に描写するはずも無く、イマイチ確証を得ないよな」
ちょい悪令嬢「──さて、ニャ○ンは本当に女の子であるか否かは、これからの展開においても最大の焦点になるかと思いますので、読者の皆様も最終回のラストシーンまで、是非とも目を皿のようにして注目していただきたいかと存じますわ♡」
メリーさん太「──いやいやいや、そんなものが『焦点』になって堪るか⁉ ニャ○ンの『性別』で騒いでいるのって、ネット上の『ガノタ』や『アニオタ』くらいのものだろうが⁉」