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2107/2221

第2107話、わたくし、今期春アニメ各作品考察、終盤戦スタートですの☆(その5)

ちょい悪令嬢&メリーさん太「「──『LAZAR○S ラザ○』及び、『完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣○に売られる』の原作者並びに、アニメ制作スタッフ様、そしてそれぞれの作品のファンの皆様、誠にすみませんでしたッ!!!」」




ちょい悪令嬢「……いやホント、第2102話においては、まだ物語の決着もついていないのに、早とちりも甚だしいことを申して、お恥ずかしい限りです」


メリーさん太「しかもどちらも『上から目線』で、生意気なことばかりほざいていたからな」


ちょい悪令嬢「やはり勝負と言うものは、最後までわからないのですねえ……」


メリーさん太「本作で述べたことが、ことごとく『見当違い』だったとはな」




ちょい悪令嬢「まず『ラザ○』についてですが、第2102話では、今頃になって敵対勢力を登場させて、無駄に話を盛り上げようとしているけど、本筋的には『何もしなくても人類滅亡エンド』なのに、そんな暇が有るのか⁉──と言った主旨の批判をしたのですが、これにはちゃんとした『理由』が有ったのです」




メリーさん太「……いやまさか、あの『ED』が、壮大なる『伏線』になっていたなんてな」


ちょい悪令嬢「『ED』の最後で無数の死体の中から一人だけ、アク○ル君が立ち上がるのは、タイトルのモチーフとなった聖書の『ラザロの復活』をメタファしているだけのことだと思っていたら、むちゃくちゃ重要な意味が隠されていたとはッ!」


メリーさん太「本作においても、実は彼こそが『物語の鍵を握る最重要人物』であることは、何となく掴んでいたと言うのに、まさか存在自体が『ハ○ナに対する特効薬』だったとはッ!」


ちょい悪令嬢「そりゃあ、国家的勢力が『超凄腕の刺客』を差し向けて、生死を問わずその『肉体』を手に入れようと焦るわけだ」


メリーさん太「『人類生存の大逆転』を実現できるどころか、『特効薬』を独占することで、莫大な富が手に入るのはもちろんのこと、他国を政府からすべて言いなりにすることができるからな。『ハ○ナ騒動』が終結した後の世界の『覇者』になることだって、十分可能だろうよ」


ちょい悪令嬢「他の国や諸勢力も当然、同じことを考えているわけで、居所が不明なス○ナー博士よりも、アク○ル君のもとに、各国から凄腕の刺客が次々と送られてきたりしてね」


メリーさん太「……あ、有り得る」




ちょい悪令嬢「そう言うわけで、アク○ル君と刺客との対決──と言うかおそらく、『追いかけっこ』は、作品的にもドラマ的にもアクション的にも、最大の山場にして見所になるのは間違いありませんので、やはりこの作品は『最後まで目が離せない』と言わざるを得ないでしょう☆」




メリーさん太「続いては『完○聖女』のほうだけど、こっちについての『反省点』とは?」


ちょい悪令嬢「こちらに関してはやはり本作の第2102話において、いかにもな『テンプレなろう系』と批判してしまいましたが、6月12日より『ア○マTV』様で無料公開された最新第10話にて、『逆転満塁ホームラン』をかっ飛ばしてくださったのですよ!」


メリーさん太「『テンプレを逆転』したってことは、本作の作者の大好きな、『大どんでん返し』が有ったってことか?」


ちょい悪令嬢「ええ、最近の『完○聖女』って、主人公のフ○リア様よりも、妹君のミ○嬢のほうをメインに据えていたでしょう?」


メリーさん太「うん、『重度のシスコン』の彼女が、愛する『フ○リア姉さん』を不幸のどん底に叩き落とした輩に対して、国の後継者である王子であろうが、自分の実の両親であろうが、情け容赦なく断罪していったよな」


ちょい悪令嬢「それが何と、彼女の『復讐の対象』は、そんなレベルでは済まなかったのですよ」


メリーさん太「……はあ? 婚約者の王子様や、父親や母親よりも、レベルの高い相手って、そんなのいるのか?」


ちょい悪令嬢「『自分』、ですわ」


メリーさん太「はい?」


ちょい悪令嬢「──つまり妹君は、『自分自身』さえも、『姉の復讐の対象』にしていたのです!」


メリーさん太「なッ⁉」




ちょい悪令嬢「……考えてみれば確かに、妹君が生まれなかったら、フ○リア様は祖国や家庭において、あそこまで不幸にはならなかったのですよ。両親も実の子としては愛さないとしても、公爵家の唯一の後継者として、それなりに尊重はしただろうし、婚約者の王子にとっても聖女のなり手が他にいないのなら、いろいろと『利用価値』が有るから手放さなかっただろうし、少なくとも他国に売り飛ばされることは無かったでしょう」




メリーさん太「そ、そんな、あんなにお姉さんのことを愛している妹ちゃんが、自分が生まれたからこそ、フ○リア様を不幸にしたと思い込んでいたなんてッ⁉」


ちょい悪令嬢「だからこそ彼女は、自分に対しても、『復讐』を実行しようとしたのです」


メリーさん太「……『自分に復讐』って、一体どうやって?」




ちょい悪令嬢「第10話において、大挙して攻めてくる魔物に対して、妹君がついに魔力切れを起こすのですが、自分の生命活動のためのエネルギーさえも魔力に変えて、攻撃をし続けるのです。そんなことをしていれば、当然命が尽きるわけですが、一応『国を守る聖女』としての役目を果たしたと言うことで、『自分に対する復讐としての自殺』であることを隠し通すことができるのですよ」




メリーさん太「──何と、そこまで覚悟を決めていたのかよ⁉ そんな壮絶な『シスコンキャラ』なんて、前代未聞だな!」


ちょい悪令嬢「ええ、ここまでやられてしまっては、ひねくれ者の本作の作者も認めざるを得ず、軽々しく『テンプレなろう系』などと決めつけたりして、大変申し訳ございませんでしたッ!」


メリーさん太「いやいやいや、うちの作者なんてどうでもいいから、妹君のほうはどうなったんだよ⁉」


ちょい悪令嬢「そりゃあ当然、いきなりフ○リア様が現れて、妹君の命を救ったのはもちろん、自分の元祖国もついでに救ってあげましたけど?」


メリーさん太「──『世界の救世主』レベルの偉業を、いかにも何でも無いように、さらっと言うなよ⁉ どれだけ凄いんだ、フ○リア様って⁉」


ちょい悪令嬢「あと、コミカライズ版ではまだ、その存在がほのめかされたばかりに過ぎない、『ラスボス』さんが、今回のラストシーンでご登場なされたのも、ポイント高いですわね」


メリーさん太「おっ、と言うことは、アニメ版の最終話で、すべてのケリをつけるつもりか⁉」


ちょい悪令嬢「ええ、あえて第2期まで引き延ばそうとはしない潔さは、他の『なろう系』作品も見習って欲しいところですわね」


メリーさん太「ホント、この『完○聖女』にしろ、『ラザ○』にしろ、安易に視聴を切らなくて良かったな」


ちょい悪令嬢「やはり物語は最後まで見ないとわかりませんので、その点は重々反省しております」




メリーさん太「だったら、同じく視聴を切ってしまった、『Summer P○ckets』と『ウ○娘 シンデレラグ○イ』のほうも、視聴再開してみるとか?」




ちょい悪令嬢「──ああ、それは有りません。元々本作の作者は『ゲーム音痴』ですので、その両作品の原作ゲーム版には、何の関心も有りませんでしたからね」




メリーさん太「つまり、『アニメ版』が余程面白くなければ、そもそも評価のしようがないってことか」


ちょい悪令嬢「その点は、既に『覇権候補』から外した、『GUILTY GE○R STRIVE DUAL RUL○RS』と御同様ですわね」


メリーさん太「元々『ソシャゲのアニメ版』て、成功率が壊滅的に低いしな」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、更に混沌とした本作の作者による『私的覇権作レース』ですが、今回取り上げた作品以外においても、これからいよいよ『山場』に突入して、評価が爆上がりするのが幾つも出てくるかも知れませんし、読者の皆様におかれましても、これはと思われた作品については、最後まで目を離されぬよう、お気をつけいただきたく存じますわ☆」

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