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2103/2221

第2103話、わたくし、今期春アニメ各作品考察、終盤戦スタートですの☆(その2)

ちょい悪令嬢「……今回も、残念なお知らせが有ります」




メリーさん太「えっ、それって、もしかして⁉」


ちょい悪令嬢「ええ、いよいよ大詰めとなりました、本作の作者による今期春アニメの『私的覇権レース』ですが、最終候補に残っていた作品の中から、またしても『落伍者』が出てしまいました」


メリーさん太「………一体、どの作品が?」




ちょい悪令嬢「『ウ○娘 シンデレラグ○イ』、ですわ☆」




メリーさん太「──なッ⁉ よりによって、それかよ⁉」




ちょい悪令嬢「……『よりによって』、とは?」


メリーさん太「いや、それってゲームの『ウ○娘』のスピンオフ的コミカライズ版を、原作にしているやつだろ? アニメ版や漫画版のファンの方はそうでも無いけど、ゲーム版のファンって、常時『ブル○カ』ファンや『FG○』ファンとバチバチやり合っている、『過激派オタク』の巣窟なんだから、あまり刺激をしないほうがよろしいのでは?(※偏見です)」




ちょい悪令嬢「──そんなの関係ございませんわ! 今はあくまでも『アニメ版』の話をしているのであって、しかも本作の作者が視聴したばかりの第9話は、まさしく『よりによって』、他ならぬアニメ視聴者を『愚弄』した内容となっているのですから!」




メリーさん太「……作品が、視聴者を、『愚弄』しただと?」


ちょい悪令嬢「(唾を吐き捨てながら)ペッ、『日○ダービー』ですよ」


メリーさん太「──ああああああああッ! そうか、あれか⁉」




ちょい悪令嬢「……あのなあ、こちとら純粋にアニメ作品を楽しみたいんであって、ゲーム版の『ウ○娘』の萌えキャラとしての人気度はもちろん、リアルの競馬の『日○ダービー』とかに、まったく興味が無いんですよ? ただ単に、『ウ○娘』メディアミックスの中で、『シンデレラグ○イ』の漫画版が『ゲーオタ』以外にも評価が高かったので、アニメ化された機会に視聴して、確かにその『硬派』な内容が気に入って、視聴を継続していたんですけど、何ですか、第9話の、いかにも人を馬鹿にしくさった、雑な『叙述トリック』は⁉」




メリーさん太「ああ、うん、あれは何と言うか、オチ的に、完全に『肩すかし』だったよな?」




ちょい悪令嬢「『シンデレラグ○イ』は、ストーリーもキャラも他の『ウ○娘』メディアに比べるまでも無く、しっかりと高評価を獲得しているのだから、今更『小細工』する必要なんて無いんですよ! それなのに何で、あんな『視聴者』を惑わすようなことをするんですか? そんなに『日○ダービー』って大事なんですか?」




メリーさん太「そ、そりゃあ、『ウ○娘』どころか、リアルな競馬関係者やファンにとっても、むちゃくちゃ重要だと思うぞ?」




ちょい悪令嬢「そのくらい、競馬オンチであるわたくしだって知っておりますわよ! わたくしが言いたいのは、『日○ダービー』に出場できなかったら、その時点で『競走馬生命』が絶たれてしまうほどの、文字通り『致命的な重要性』が有るのかって、聞いているんですよ!」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「『日○ダービー』に出場できなかっただけで、競技生命が絶たれるどころか、その後のレース人生に何らかの『不利益』さえも、生じるわけではありませんよね? 今回出場できなかったからって、『もうおまえは中央に居場所が無いから笠○に帰れ』なんてことも無いし、むしろここからが『オ○リキャップの栄光の伝説』の始まりであって、足枷になるどころか、むしろ『失意を奮起に変えて』スタートダッシュすると言う、ある意味『お定まりのパターン』でしか無く、このエピソードも素直に定石通りのストーリーを組めば良かったのですよ」




メリーさん太「ああ、例えばストーリーの構成的には、ダービーはダービーで熱戦を繰り広げつつ前半パートを終えて、続く後半パートでは、失意に暮れていると思われたオ○リキャップが、けして楽勝では無い中央のGⅡレースで圧倒的勝利を飾って、むしろこれからに期待できる展開になるとかな(※史実通りです)」




ちょい悪令嬢「そもそもわたくしのような『競馬ニワカ』にとっては、『日○ダービー』と他のGⅠレースとの違いなんて、知ったこっちゃ有りませんしね。むしろ『天○賞』が一番格式が高いとさえ思っていましたから」




メリーさん太「そもそも故長○茂雄氏が、名実共に『球界のスーパースター』と認められるようになったのも、昭和の時代の『天覧試合』において、陛下の御前で劇的なサヨナラホームランを打ったからだしな」




ちょい悪令嬢「おっ、上手い具合に『時事ネタ』を挟み込んできましたね? ナイス♫」




メリーさん太「まあとにかく、あんたの言いたいことは、十分理解できたよ。『日○ダービー』の重要性や、オ○リキャップの参加エントリーがどうしても認められなかったことや、その悔しさをバネに奮起する彼女の心意気等々を描くにしても、他にやりようはいくらでも有るし、少なくともあんな視聴者をコケにしたようなのは、『論外』と言うわけだよな?」




ちょい悪令嬢「ええ、これで完全に見る気が失せてしまいましたわ。元々メインメディアのゲーム版どころか、原作漫画版のファンでも無かったことですし」




メリーさん太「そういやこの作品て、今期はずっと『私的覇権候補』に入れていたけど、ここに至るまでそれ程褒めてはいなかったしな」


ちょい悪令嬢「確かに平均以上の水準に達しているのは認めますが、これといった『抜きん出ているところ』が無いのも、また事実ですからね」


メリーさん太「むしろ、『ウ○娘』どころか『競馬』自体に興味が無い視聴者を惹きつけるには、それなりの『特別なる魅力』が無いと、話にもならないよな」




ちょい悪令嬢「最大限『擁護』するとしたら、実際の競走馬をモデルにした『ウ○娘』においては、すべてのメディアミックスが『史実』に縛られてしまい、物語づくりにおいて常に『制約』がつきまとうことになって、主人公といえども、常に劇的に活躍するようコントロールすることが難しくて、今回のような『アクロバッティング』な構成にせざるを得なかったかも知れませんがね」




メリーさん太「でもその結果、最後まで見て『オチ』がわかってから、見ていた人に『……何だそりゃ?』とか思わせてしまったんじゃ、制作者として『負け』だがな」


ちょい悪令嬢「……いやこの場合、別に難しくは無かったでしょうに。何度も申しますが、別に『日○ダービー』に出られなくても、『致命的な影響』が有るわけでは無く、『良く有る普通の試練』として、『普通の物語づくり』をすれば良かったのですよ」




メリーさん太「……うわあ、結局最後まで『けちょんけちょん』にやり込めてしまったなあ。このまま終わるのもなんだし、逆に何か別の作品で、ここに来て評価が上がったやつなんかは無いのかよ?」




ちょい悪令嬢「作品自体では無く、今期春アニメにおける、『最優秀殊勲助演男優』が決定いたしましたわ!」




メリーさん太「……『殊勲助演男優』って、どの作品の誰のことだよ?」


ちょい悪令嬢「『小○民』の、瓜○高彦君でございます!」


メリーさん太「はあ⁉ 瓜○君て、あの絵に描いたような『かませ犬』の⁉ よりによって、どうして彼が⁉」


ちょい悪令嬢「いえね、現在は彼が活躍した『秋』パートが終わって、すでに『冬』パートに入っているんですが、なんか思ったよりも面白くないのですよ」


メリーさん太「あ、そうなの?」




ちょい悪令嬢「──それでわたくし気がついたのです! そもそも第1期からしてそれ程面白くなかった『小○民』が、第2期に入った途端俄然面白くなったのは、何と言っても瓜○君と言う、『こいつはどんなに追い込んでも構わないヘイトキャラ』が、いたからこそだと!」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「むしろ彼のような『叩かれキャラ』がいてくれたお陰で、小○内さんの『岐阜のまっくろくろすけ』と言う本性を存分に発揮できたわけであり、『小○民』の『秋』パートの盛り上がりも、彼の存在が有ったからと言っても過言では無いのですよ☆」

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