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第2087話、わたくし、今期春アニメの私的覇権作の『中間発表』ですの☆(その2)

ちょい悪令嬢「──さて今回は、前回述べました、今期春アニメの本作の作者における『私的覇権候補作』の【中間発表】について、少々補足を行いたいかと存じます!」




メリーさん太「あんだけたくさんの作品について、それぞれ詳細に語ったと言うのに、まだ何か言うことが有るのかよ?」


ちょい悪令嬢「いえいえ、一部の作品については、むしろ語り足りなかったとも思うのですけど」


メリーさん太「……『一部の作品』、て?」




ちょい悪令嬢「『機動戦士Gund○m GQuuu○uuX』と、『ウ○娘 シンデレラグ○イ』と、『薬屋○ひとりごと』のことなんですけど、いわゆる超人気シリーズの最新作なので、それなりに評価に値する内容となっていますが、他の有力候補作と比べて、イマイチ『インパクト』に欠けており、今後に期待するところであります──と言ったふうに、十把一絡げの寸評をしただけで、それぞれの個性的な内容自体には、まったく触れていなかったのです」




メリーさん太「そういや、そうだったな」


ちょい悪令嬢「むしろ作品の方向性としては、てんでバラバラですしね」


メリーさん太「この三作品については、むしろ『何も語っていなかった』とさえ、言い得たりして」




ちょい悪令嬢「まず『薬屋○ひとりごと』については、既に以前述べましたが、第2期のメインヒロインの一人で、主人公の猫○の親友にして、いかにも何の変哲も無い侍女だったはずの子(その名も『子○』)が、とんでもない『正体』を隠していたことが発覚して、その予想外の『大どんでん返し』に、本作の作者も舌を巻いたところであります」




メリーさん太「だったらもっと高評価を与えて、『覇権候補作』のトップグループに入れても良かったのでは?」


ちょい悪令嬢「いえ、この場合、お手本のような『大どんでん返し』であり、『インパクト』がむちゃくちゃ大きかったからこそ、問題なのです」


メリーさん太「へ?」




ちょい悪令嬢「前回も申しましたが、今期春アニメはまだまだ中間地点を通過したばかりなのです。それなのにこうも早々と『大どんでん返し』を披露してしまっては、この後に控えている『山場』や『オチ』において、これ以上の『大どんでん返し』を見せないことには、下手したら作品全体が『尻つぼみ』で終わってしまいかねないのですよ」




メリーさん太「──なるほど! 一理有るな⁉」




ちょい悪令嬢「それで無くても、他の有力作品においては、これ以降の山場で『どんでん返し』の連続になると思われ、『薬屋○ひとりごと』のインパクトが薄れていくことになりますからね。今回以上の『大どんでん返し』を見せなければならないとなると、かなり『ハードルが高い』と言わざるを得ないでしょう」




メリーさん太「まさに『自分で自分の首を絞めている』って、感じだな? この高過ぎるハードルを飛び越えるには、どんな『ネタ』が考えられるんだ?」


ちょい悪令嬢「そりゃあまあ、現在やられっぱなしの『主人公』の猫○が、鮮やかな超名推理で、子○たちの陰謀を抑え込むのと同時に、彼女たちの一派ができるだけ処罰されない形で、国内の混乱も未然に防いで、八方丸くおさめると言う、『パーフェクトハッピーエンド』を実現するしか有りませんね」




メリーさん太「……いや待てよ、それってあまりにも──」




ちょい悪令嬢「ええ、あまりにも『御都合主義』過ぎる、予定調和の『大団円』となってしまって、むしろ『インパクトに欠ける』と言ったオチとなる怖れも有るでしょう」


メリーさん太「──駄目じゃん⁉」




ちょい悪令嬢「まあでも、この作品にはまだまだ『壬○の正体』と言う、『爆弾』が残っていますからね。それが公に明かされた時、猫○がどういった態度を取るかに、物語の結末が大きく左右されて、それの及ぼす『インパクト』も計り知れず、アニメスタッフの料理次第では、本作の作者の『私的覇権作』となる可能性も捨てきれないでしょう」




メリーさん太「まあな、何と言っても本作のお気に入りキャラの、猫○の父親の羅○の本格的介入も、当然有り得る状況だからな。今後の展開が大いに期待されるぜ!」




ちょい悪令嬢「次に『シンデレラグ○イ』についてですが、この作品自体は今のところ『一応可も不可も無く楽しめている』てな感じですけど、実は以前の『さす九』回を始めとして、本作においてこれまで語ってきたことを踏まえて、少々述べておきたいことがございます」




メリーさん太「『これまで語ってきたこと』って? しかもまたしても『さす九』関係の話なのか?」


ちょい悪令嬢「ほら、本作の作者を含めて、『東京に幻想をいだいて、親の反対を押し切って上京する、世間知らずの田舎娘』問題ですよ!」


メリーさん太「へ? それが『シンデレラグ○イ』と、何の関わりが有るって言うんだ?」


ちょい悪令嬢「第6話において、地方のレースで最大のライバルに勝利することによって、ついにオグリキャ○プ(ウ○娘)が、中央の競馬界──すなわち、東京は府中市にある『トレ○ン学園』に移籍が決まったのでございます!」




メリーさん太「つまり、『上京』することになったってわけか? ──いやいや、アニメのしかも『ウ○娘』と、現実の女の子を一緒にするなよ⁉ しかもオグリキャ○プはそのずば抜けた実力を認められたと言う、納得の理由が有るのだし、単に東京に憧れているだけで後先考えていない、無鉄砲極まる『夢見る田舎娘』とは、根本的に違うだろうが⁉」




ちょい悪令嬢「──そうです! わたくしが言いたいのも、まさにそれなのです!」




メリーさん太「はあ?」


ちょい悪令嬢「もうね、呆れることには、SNSなんかで文句を垂れている田舎娘どもの言い草ときたら、『──私だって東京近辺で生まれていたら、好きなアーティストのライブを気楽に見に行けたのにッ』とか言ったのばかりなのですが、『開いた口が塞がらない』とは、まさにこのことですわ!」


メリーさん太「それって、前にも指摘していただろうが? うちの作者の経験上、たとえ東京で暮らしていても、仕事や学業で忙殺されるし、何よりもそんなに気安くライブに行けるほど、金銭的に余裕は無く、それこそ水商売とかであぶく銭を稼ぐしか無く、そんなことをやっていると結局身を崩して、破滅するしか無い──とか何とかって」


ちょい悪令嬢「そうなんですよ! これが何よりも大前提で、そんな『子供じみた駄々』で東京を目指すことは、『間違い』に過ぎないのですが、何と今回の『シンデレラグ○イ』においては、『正解』を示してくださったのです!」


メリーさん太「『正解』って、『田舎娘』が東京に憧れることのか?」




ちょい悪令嬢「つまり、他人のライブを見るのでは無く、自分自身がライブをするためにこそ、東京を目指せ──って、ことなのですよ!」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「いや、ちょっと前の世代だったら、『普通の感覚』に過ぎないのですけどね。わざわざ故郷を捨てて東京に行くのなら、自分自身が大好きな音楽の世界に飛び込んで、大好きなアーティストと肩を並べる存在になりたいと言うのが、ごく自然な流れと言うものでしょう」




メリーさん太「現在のネット&スマホ万能時代においては、プロどころかインディーズに至るまで、ライブ映像なんて入手し放題で、別に東京のライブハウス等に行かなくても、田舎にいたままで見放題だしな」


ちょい悪令嬢「昔では考えられないことですよ。そんな『信じられないほどの贅沢』が、今や『当たり前』になってしまったことこそが、若者の『夢』や『欲望』と言ったものを、むしろ『低俗化』してしまって、あくまでも『受け手側』にとどめさせることになってしまったのかも知れませんね」




メリーさん太「現在『さす九』とか言っている『九州アンチ女』どもが、せっかく東京に出てきてもまったく幸せになれず、『逆ギレ』そのまんまに、いつまで経っても故郷を罵り続けるわけだ。あいつら別に『目的意識』を持たぬまま、故郷を捨てて東京に出てきただけなので、何ら掴み取るものも無いまま、過酷な都会暮らしの中で『擦り切れて』いくばかりだしな」




ちょい悪令嬢「いろいろと考えさせられた『シンデレラグ○イ』については、この辺にしておいて、残るは『GQuuu○uuX』ですが、これについてはあまり『語りたくない』んですよねえ……」




メリーさん太「あれって、現在むちゃくちゃネット上で話題になっているじゃ無いか⁉ ──特に、『悪い意味』で!」




ちょい悪令嬢「本作の作者は、『アイドル界』についても、『ドルオタ』の生態についても、完全に門外漢ですので、コメントを控えさせていただきますが、はっきり申しまして、これ以上『考察』を行うこと自体が、馬鹿馬鹿しくなりましたよ」




メリーさん太「『考察』って、何か言っていたっけ?」


ちょい悪令嬢「実は『GQuuu○uuX』は、『ガン○ム』や『エヴ○』だけでは無く、『進○の巨人』のエッセンスも、多分に含まれているのでは?──ってやつです」


メリーさん太「ああ、そんなことも言っていたな?」




ちょい悪令嬢「例えば、『超大型巨人』そのまんまな『サイコガン○ム』がコロニー内で暴れることで、多数の死傷者が出て、その中に主人公のマチ○の母親も含まれていて、それ以降の彼女は、『──この世からガン○ムを、一匹残らず駆逐してやる!』と宣言して実行に移る、『復讐鬼』と化したりしてね☆」




メリーさん太「──完全に『進○の巨人』の、エ○ン=イェーガーじゃねえか⁉」




ちょい悪令嬢「今ではそんな『考察』も、完全に馬鹿馬鹿しくなって、やってられないんですけどねw」


メリーさん太「確かに」




ちょい悪令嬢「まあ、『GQuuu○uuX』の監督さんが、本当に『ドルオタ』かどうかは別にどうでも良く、とにかく『面白く』してくれれば文句は無いわけで、『フリ○リ』等で実績の有るその手腕に、最後まで期待したいものですわね♫」

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