第2086話、わたくし、今期春アニメの私的覇権作の『中間発表』ですの☆(その1)
ちょい悪令嬢「──今期春アニメにおきましては、既に各作品共折り返し地点を通過し、場合によっては山場に差しかかった作品も有るようですので、そろそろ本作の作者による『私的覇権候補作品』の、【中間発表】を行いたいかと存じます☆」
メリーさん太「おお、もうそんな時期なのか? ──それで、どういった作品が、候補に挙がっているんだ?」
ちょい悪令嬢「以下順不同で、『薬屋○ひとりごと』に、『アポカリ○スホテル』に、『ある魔女○死ぬまで』に、『ウ○娘 シンデレラグ○イ』に、『俺○星間国家の悪徳領主!』に、『勘違い○工房主~英雄パーティの元雑用係が、実は戦闘以外がSSSランクだったというよくある話~』に、『完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣○に売られる』に、『機動戦士Gund○m GQuuu○uuX』に、『九龍ジェネリ○クロマンス』に、『小○民』に、『忍者と殺し屋○ふたりぐらし』に、『LAZAR○S ラザ○』に、『ロック○淑女の嗜みでして』に──って、ところですかね」
メリーさん太「──いくら何でも、多過ぎだろ⁉」
ちょい悪令嬢「まだまだ『選考過程』ですからね、一応前向きに視聴継続している作品は、全部挙げておきました」
メリーさん太「……『前向き』って、視聴継続しているのに、『後ろ向き』な作品なんか有るのか?」
ちょい悪令嬢「はい」
メリーさん太「──本当に有るのかよ⁉」
ちょい悪令嬢「『GUILTY GE○R STRIVE DUAL RUL○RS』と、『Summer P○ckets』と、『リコリス・リコ○ル Friends are thieves ○f time』の三本ですが、一応今のところ視聴継続しておりますけど、それぞれの理由で『覇権候補』からは外しております」
メリーさん太「『それぞれの理由』、って?」
ちょい悪令嬢「『GUILTY GE○R STRIVE DUAL RUL○RS』は、原作ゲーム版としては大人気シリーズであり、しかも前期冬アニメの私的覇権作の、『BanG Dre○m! Ave Muj○ca』と同じ制作会社なので注目していましたが、残念ながらゲームの知識が無いと世界観自体がちんぷんかんぷんで、肝心の『作品としての面白さ』がちっとも感じられないので、そのうち視聴を切るかも知れません」
メリーさん太「……前期で言えば、『想星のアクエリ○ン』枠か」
ちょい悪令嬢「『Summer P○ckets』については、これまで何度も申しているように、『ギャルゲ原作アニメ』の最大の欠点として、とにかく『古臭くて』、『ギャルゲファン』でも何でも無い本作の作者ではついていけないのですよ。一応『春アニメ』としては最後まで見るつもりですが、何と連続二クールも有るそうで、さすがにそこまで付き合うつもりは無いですね」
メリーさん太「何か『SF』的ギミックが隠されているそうだから、うちの作者好みの展開になれば、また話は変わってくるかもな」
ちょい悪令嬢「最後に『リコリス・リコ○ル Friends are thieves ○f time』ですが、これは既に定評の有る超人気作品の最新ショートムービーと言うことで、内容的に文句は無く、十分楽しめており、最後まで視聴継続を決定しておりますが、あくまでも本格的な続編への『繋ぎ』のようなものに過ぎず、内容のほうも『日常的イベント』に徹しており、一応今のところは『覇権候補作』から外しております」
メリーさん太「そりゃあ、ただでさえあれだけ『覇権候補作』が有るんだから、過去作の【番外編】なんかじゃ太刀打ちできないよな」
ちょい悪令嬢「それでその肝心な『覇権候補作』なんですが、現在のところ特に有力な作品を挙げますと、『小○民』と、『忍者と殺し屋○ふたりぐらし』と、『ある魔女○死ぬまで』と言った感じになります」
メリーさん太「ほう、一応現時点でも、絞り込むことができるんだ?」
ちょい悪令嬢「とは言っても、他の候補とは、『僅差』に過ぎないんですけどね」
メリーさん太「『小○民』の第1期は、小○内さんがつまみ食いして酷い目に遭ったり、小○君がつまみ食いをして酷い目に遭ったりと言った、地味な話が延々と続いていくばかりだったけど、第2期になって、そんなに面白くなったのか?」
ちょい悪令嬢「はい、第1期の終盤でも見せていた、小○内さんの『黒さ』が、第2期に突入した途端一気に『大爆発』して、『ドM』の視聴者を中心にして、毎回大興奮&大絶賛の嵐なのですよ!……………ああ、私も小○内さんのような、自分よりも身長の低い『羊○妃那さんボイス』の女の子に、悪し様に罵られて蔑まれたいものですわあ♡」
メリーさん太「──おいッ、まるで『小○民』ファンが『ドM』しかいないような、『風評被害』をまき散らすのはよせ!」
ちょい悪令嬢「『忍者と殺し屋○ふたりぐらし』は、まさに久方振りの『シ○フト節』全開で、回を追うごとに面白くなっており、これぞ『アニメならではの魅力』の宝庫と言え、文句なしの出来であり、毎回楽しまささせていただいております」
メリーさん太「──手放しの大絶賛だな⁉ 確かにうちの作者みたいなひねくれ者にとっては、『これぞ理想的なアニメ』ってな感じなのは、わかるけどッ!」
ちょい悪令嬢「『ある魔女○死ぬまで』については、『アニメ』と言う以前に、『物語』として逸品ですわね。『オチ』については大方の予想通りかと思いますが、とにかく作品の世界観と各キャラの造形が素晴らしく、上質な『ジュブナイル小説』を読んでいるようでいて、ちゃんと『萌えアニメ』としての外連味も有ると言う、本作の作者自身、非常に高評価の作品でございます」
メリーさん太「同じ高評価でも、まさに三者三様だな? これじゃ甲乙つけ難いんじゃ無いのか?」
ちょい悪令嬢「それはこれからの展開次第ですわね。場合によっては他の候補作品が、一気に急浮上するかも知れませんし」
メリーさん太「そういや、この三作品と、他の作品とでは、どう違うわけなんだ?」
ちょい悪令嬢「『機動戦士Gund○m GQuuu○uuX』と、『ウ○娘 シンデレラグ○イ』と、『薬屋○ひとりごと』は、前評判においてはピカイチの、超人気シリーズの最新作なので、それなりに評価に値する内容となっておりますが、有力候補三作品と比べて、イマイチ『インパクト』に欠けており、今後に期待と言うところですね」
メリーさん太「……超人気シリーズだからこそ、評価が厳しくなるってわけか? わからないでも無い話だな」
ちょい悪令嬢「『俺○星間国家の悪徳領主!』と、『勘違い○工房主~英雄パーティの元雑用係が、実は戦闘以外がSSSランクだったというよくある話~』と、『完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣○に売られる』については、現在のところ『なろう系にしては面白い』レベルですので、今後うちの作者の予想外の展開を見せてくれることを、期待しているところでございます」
メリーさん太「逆に言うと、いつまで経っても『なろう系のセオリー』の範疇のままなら、容赦なく視聴を切るってことか」
ちょい悪令嬢「次に『ロック○淑女の嗜みでして』ですけど、これは今季唯一のガールズバンド作品と言うことで見始めたのですが、一応十分に面白く視聴継続するつもりであり、もしも予想外の展開を見せていただければ、私的覇権作になる可能性も無きにしも非ずってところですかね」
メリーさん太「特に新メンバーの『王子様系副会長』が、文字通りに予想外に『よわよわキャラ』だったから、一気にうちの作者のお気に入りになったしなw」
ちょい悪令嬢「残る『アポカリ○スホテル』と、『LAZAR○S ラザ○』と、『九龍ジェネリ○クロマンス』ですが、この三作品に共通しているのは何と言っても、『渋い大人向けのアニメ』ですかねえ」
メリーさん太「ああ、それはわかる!」
ちょい悪令嬢「『アポカリ○スホテル』は、キャラ造形は十分に『萌え』系でありながら、内容のほうはかなり本格的な『SF』作品となっており、30分延々と宇宙人のためにウィスキー作りをやったりすると言った、非常に独特の作風なので、好き嫌いが大きく分かれるかと思われ、『SF好き』の本作の作者がどのような評価を下すかは、大いに楽しみでありますわね」
メリーさん太「ネット上での評価も結構高いけど、『一般受け』は難しいかもな」
ちょい悪令嬢「『LAZAR○S ラザ○』については以前も述べたように、同じ監督さんの作品の『カウボ○イビバップ』の正統な後継作品であると同時に、『宮○漫画映画』の真に理想的な『発展形』でもあって、世界観や作画については申し分無いのですが、問題は『ありきたりなストーリー』のほうで、散々使い古されたネタを、最後の最後でどう料理してくれるのか、不安半分期待半分で楽しみにさせていただきます」
メリーさん太「現時点で既に、一定以上の評価をしているんだから、文字通り『後一押し』って感じだよな」
ちょい悪令嬢「最後は『九龍ジェネリ○クロマンス』ですけど、アニメファンにおいてもあまり話題になっていないのですが、これってなぜだかやけに『郷愁』を感じるのですよね。東京にもほんのこないだまで『同潤会アパート』とか有って、若いアーティストが個展等を開いていて、見るからに古びてオンボロだったけど、妙な熱気にあふれていて、当然本作の作者は現実の『九龍城』のことは知りませんが、『古きものへの憧れ』と言う意味では、同じものを感じざるを得ないのですよ」
メリーさん太「しかもうちの作者が大好きな、『SF的ギミック』も見え隠れしているからな。下手したらこの作品こそが、今期春アニメの最終的な『私的覇権作』になったりして☆」
ちょい悪令嬢「──と言うわけで、今期春アニメにおいて、現時点で本作の作者が気になっている作品を取り上げて、それぞれ詳細に解説をしたのですが、参考になりましたでしょうか? もちろんこれ以外にも素晴らしい作品が有ることと思われますので、読者の皆様もご自分なりの『私的覇権作』を見つけられることを、心よりお祈りいたしておりますわ♡」