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第2080話、わたくし、今期春アニメの私的『推し作品』をご紹介しますの☆(その6)

ちょい悪令嬢「──さあて、現在はリアルタイムで5月12日の未明の真夜中ですが、ついにネット上で話題騒然の、『機動戦士Gund○m GQuu○uuuX』の第5話を視聴しましたよ!」




メリーさん太「おおっ、やっと見たのか⁉ それで、どうだった?」




ちょい悪令嬢「……やっぱりネット民のたわ言なんて、まったく当てになりませんね。むちゃくちゃ『重要回』でした! 下手すると、ニ○アンと言うキャラどころか、『GQuu○uuuX』と言う作品自体、ひいては鶴○和哉監督ご自身の、『本質』と言うものがえぐり出されていたと言っても、過言では無いでしょう!」




メリーさん太「──そんなにかよ⁉」


ちょい悪令嬢「それなのにネット上では、主人公のマチ○の、『水着シーン』だとか、『下着シーン』だとか、ニ○アンへの『嫉妬シーン』だとか、ニ○アンの予想外の『戦闘能力』や『凶暴性』とか言った、いかにも『センシティブ』なところばかり話題にして、何と『浅い』ことでしょう!」


メリーさん太「それ以外に、見所なんて有ったっけ?」


ちょい悪令嬢「実は『GQuu○uuuX』は、『ガン○ム』でも『エヴ○』でも無く、『進○の巨人』だったのですよ」


メリーさん太「へ? 『進○の巨人』の監督さんが演出を担当したのは、前回の第4話だったのでは?」


ちょい悪令嬢「あんな『立体○動』がどうのこうのとか言った、『表面的』なことでは無く、文字通りに『本質』的なところですよ!」


メリーさん太「……『進○の巨人』の『本質』、って?」




ちょい悪令嬢「『ク○ンバトル』に決着がついた時に、ニ○アンが言ったじゃ無いですか? 『──私は、自由だ』と」




メリーさん太「──そ、それって⁉」




ちょい悪令嬢「そう、『進○の巨人』の主人公のエ○ンの『決まり文句』であり、彼が引き起こす『人類大虐殺』の『行動原理』を、端的に表した言葉ですよ」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「……くくくくく、もしかしたらこれから先、ニ○アンによる宇宙世紀の『巨人』である、無数のモビルスーツを使っての、『スペースノ○ド』か『アースノ○ド』か、はたまたその両方をターゲットにした、『人類大虐殺』が始まるかもよ?」


メリーさん太「うぐっ⁉………………あの『Vガン○ム』の『地球クリーン作戦』回を制作した、富○御大の前例が有るから、完全に否定できねえ!」


ちょい悪令嬢「そもそも『難民』の子供であるニ○アンこそが、この作品における『貧困』と『抑圧』──すなわち、『不自由』の象徴であり、『進○の巨人』で言えば、まさしく主人公のエ○ンに相当すると言えるのですよ」


メリーさん太「……つまり、ニ○アンはけしてサブヒロインレベルでは無く、マチ○と並ぶ『もう一人の主人公』であると?」


ちょい悪令嬢「下手したら、エ○ン同様、監督の鶴○氏の『投影』的キャラだったりしてね」


メリーさん太「は?」


ちょい悪令嬢「なぜ『カ○ー』の鶴○氏が監督していると言うのに、今回の『ガン○ム』最新作が、『エヴ○』だけでは無く、『進○の巨人』のテイストも強いのかと言うと、実は鶴○氏における創作力の源となった『原体験』が、『進○の巨人』の作者であられる諫○創氏と、ほぼ同様なものだったのですよ」


メリーさん太「と、言うと?」




ちょい悪令嬢「諫○氏の故郷が、大分県の山の中の盆地の高いダムの壁に囲まれた、エ○ンが生まれ育った『壁の中の街』のモデルであったのと同様に、鶴○氏の故郷は、新潟県の山の中の盆地で、どこまでも続く田んぼに囲まれていて、見渡す限り外界への『出口』が見つからないと言う、『閉塞感』に囚われ続けていたとのことです」




メリーさん太「──ああ、そういえば、監督の代表作の『フリ○リ』のプロローグとかで、主人公のナ○太が毎回同じようなことをつぶやいていたっけ⁉」




ちょい悪令嬢「実は今回の『GQuu○uuuX』も同様で、円筒形のスペースコ○ニー内では、世界のすべてが『地面』に取り囲まれており、まさしく『無限に続く田んぼ』を象徴していると申せましょう」




メリーさん太「……確かに、現代日本のド田舎も、極小化された世界である『スペースコ○ニー』も、そこで生まれ育った者としては、『閉塞感』を覚えざるを得ないよな」


ちょい悪令嬢「特に現在においては、TVどころかスマホ一つ有れば、世界中の最新情報が手に入るのだから、むしろ自分の現在の『絶望的状況』を思い知らされて、何としても『外の世界』に憧れざるを得ないしね」


メリーさん太「もう一人のメインキャラであるシ○ウジの、『地球に行きたい』と言う願いが、まさにそれを象徴しているってわけか?」


ちょい悪令嬢「鶴○氏としては、『進○の巨人』を見ていた時に、『──これこそが俺自身が、言いたいことだったのに⁉』と、盛大に嫉妬したのでは無いでしょうか?」


メリーさん太「そんな『クリエーターとしての意地』が創らせたのが、今回の『GQuu○uuuX』ってことかよ?」


ちょい悪令嬢「もちろんそれだけじゃ無いでしょうが、この第5話と、それに合わせて発表された、某アニメ誌での監督のインタビューを見るに、作品にとっての最重要ポイントの一つであることは、間違いないでしょう☆」


メリーさん太「う〜ん、第4話で『進○の巨人』の監督の荒○哲郎氏に、演出を依頼したのは、別に一話限りのお遊びとかじゃ無くて、鶴○監督の『決意』が秘められていたってわけか?」


ちょい悪令嬢「だとしたら、クライマックスは、『人類大虐殺』イベントだったりして★」




メリーさん太「──いやそれは、むしろ『コ○ニー落とし』がお得意技の、『ガン○ム』のほうが『元祖』であって、十分予想される展開なのでは?」




ちょい悪令嬢「──『人類大虐殺』が得意技って、嫌なアニメだな⁉」




メリーさん太「……まあとにかく、これで話も一段落ついたようだけど、また中途半端に字数が余ってしまったな?」


ちょい悪令嬢「それでは、今期春アニメにおける、もう一つの『話題のロボットアニメ』について、述べることにいたしましょう!」


メリーさん太「他の『ロボットアニメ』って……………ああ、『俺○星間国家の悪徳領主!』か?」




ちょい悪令嬢「『忍者と殺し屋○ふたりぐらし』で、ございます」




メリーさん太「──その作品のどこに、『ロボット要素』が⁉」




ちょい悪令嬢「本作の作者がさっき見たばかりの第5話で、『ロボさ○こ』ちゃんが登場するのですよ」


メリーさん太「何で、そんなことに⁉」




ちょい悪令嬢「今回新たに、『天才ロリ美少女科学者殺し屋』が登場するのですが、彼女は密かに、自分と同じく不器用で殺し屋ランキングを低空飛行していたこ○はちゃんに、親近感を拗らせた(ストーカー気味の)ライバル心を燃やしていたのですが、こ○はちゃんがこのところ急にランキングを急上昇し始めたので不審に思ったところ、アホだけど『死体や無機物を葉っぱに変えることができる』と言う、チート忍法を有するさ○こちゃんの存在に気づき、彼女を我が物とするために誘拐すると同時に、超高性能AIを搭載した『ロボさ○こ』ちゃんをこ○はちゃんのところに送り込んで、チート忍法が使えなくなった彼女のランキングを落とそうと謀ったのです!」




メリーさん太「結構長い間一緒に暮らしていた女の子を、ロボットにすり替えたわけ? それで気づかれないなんて、そんなに人間にそっくりなロボットだったの?」




ちょい悪令嬢「いえそれが、いかにも『昭和』って感じの、『ブリキでつくられたおもちゃのロボット』そのまんまでした」




メリーさん太「──何で気がつかないんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「このエピソードの見所の一つが、まさにそこのところで、騙されているこ○はちゃんが、全編フラットで何の感情の起伏も無く、ロボさ○こちゃんを受け容れるし、その正体が暴かれても騙されていたことに驚いたり怒ったりしないし、戻ってきた本物のさ○こちゃんに対しても、喜んだりこれまで気づかなかったことを謝ったりしなかったのです」


メリーさん太「え、一番作品の中で振り回されたキャラだと言うのに、そのフラットさは何なの? 実は『サイコ』さんなの?」


ちょい悪令嬢「『サイコ』と言えば、むしろさ○こちゃんのほうでしょう!」


メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「こ○はちゃんに自分のほうが本物であることに気づいてもらうためとはいえ、彼女の目の前であっさりとロボさ○こちゃんを葉っぱに変えてしまうし、何ヶ月も一緒に暮らして一応上手くやっていたロリ科学者とは、別れの言葉の一つも無く、あっさりとこ○はちゃんと『元サヤ』に戻ろうとするしで、まったく『信用が置けない』ところは、『Ave Muj○ca』の海○ちゃんのごとしですわ♫」




メリーさん太「──あのギスギス『Ave Muj○ca』を、自分一人だけ『仲良しグループ』だと思い込んでいる、かの『信用モンスター』の海○ちゃん同然だなんて、『サイコ』以外の何物でも無いよな⁉」

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