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第2072話、わたくし、今期春アニメの私的『推し作品』をご紹介しますの☆(その2)

ちょい悪令嬢「──さて、今期春アニメも各作品共、すでに五、六話ほど放映されて、それぞれの評価が固まってきたところですが、その中でも本作の作者が特に推しているうちの二作品が、今回やってくださいましたよ!」




メリーさん太「……二作品て、どれとどれのことだよ?」


ちょい悪令嬢「『完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣○に売られる』と、『LAZAR○S ラザ○』です!」


メリーさん太「へえ、今回はその二作について語るんだ? でも『ラザ○』が何かしらしでかしたのはわかるけど、『完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣○に売られる』のほうは、一体何をやったんだ? あれって女性向けの『追放されて隣国の王子様から溺愛されるワタクシ♡』パターンのやつだろ? むしろうちの作者が敬遠していたジャンルじゃねえか? どちらかと言うとシリアスで『おとなしめ』な作風のはずだけど、何をやらかしたと言うんだ?」







ちょい悪令嬢「忍者、ですよ」







メリーさん太「……はい?」







ちょい悪令嬢「忍者が、すべてを、解決したのです」







メリーさん太「──おまえは一体、何を言っているんだ⁉」




ちょい悪令嬢「いや、本作の作者自身も、びっくりしたと言うか。『大爆笑』でしたね。知っての通り主人公の『完璧聖女』様は、なぜか完璧ゆえに嫌われて(※まずこの設定から意味不明)、祖国にいる間は孤立無援だったものの、さすがに隣国に移って『世界的危機』を知ってしまったからには、唯一自分のことを慕ってくれた妹(※現在の祖国の聖女様)に知らせておこうと手紙を書いたのに、なぜか馬鹿両親がそれを握りつぶして、祖国が絶体絶命の大ピンチに陥ると言う」




メリーさん太「──それって、主人公だけをageるために、周囲のやつらの知能をsageると言う、『なろう系』ならではの最悪のパターンだよな⁉」


ちょい悪令嬢「だけど、現在の祖国で数少ない良識の持ち主である妹さんは、それで諦めること無く、今度は自分からお姉さんに救援要請の手紙を書いたところ、それによって自分の手紙が途中で握りつぶされたことに気づいた聖女様が、どうにかして確実に妹に連絡を取る手段が無いかと、現在の側近の者たちに相談してみたら、」


メリーさん太「『してみたら』?」




ちょい悪令嬢「『忍者』の女の子を紹介されて、『忍者』だったら絶対に手紙を届けることができて、そのまま現在孤立無援状態になっている妹さんを、守ることすらもできると言われたのですよ」




メリーさん太「だから何でそこで、『忍者』なんだよ⁉ これって舞台が『ナーロッパ』──つまりは、中世ヨーロッパ風ファンタジー世界なんだろ⁉ 完全に場違いじゃ無いか! 世界観ぶち壊しじゃん!」




ちょい悪令嬢「……しかし、国家的規模で邪魔をされて、実の両親すら信じられず、姉妹間の通信手段が無いとなると、後は『忍者』にでも頼る他は無いのでは?」


メリーさん太「凄い信頼度だな⁉ どうして剣と魔法のファンタジーワールドなのに、日本独特の忍者が、そんなに『万能』の扱いを受けているの⁉」


ちょい悪令嬢「まあ、『裏家業』や『工作員』と言う意味で、『暗殺者』や『盗賊』が別格扱いされるようなものですよ。『忍者』ってなんか、『忍者』って言うだけで、ほとんど根拠無しに、不可能を可能にするって感じじゃ無いですか?」


メリーさん太「確かに『忍者』や『暗殺者』や『盗賊』に、そんなイメージが有るのはわかるけど、あたしが問題にしているのは、いかにもファンタジーRPGの世界観にあって、『暗殺者』や『盗賊』ならわかるけど、何でいきなり『忍者』なんかが登場するのかってところなんだよ⁉」


ちょい悪令嬢「だから先ほど申しましたでしょう、うちの作者も驚くよりは、『大爆笑』したってw」


メリーさん太「──つまり、むしろ唐突の『忍者登場』が、あの逆張り野郎の琴線に触れてしまったってことか⁉」




ちょい悪令嬢「いやあ、初めてこの作品を見た時に、どちらかと言うと嫌いなジャンルのはずなのに、なぜか惹かれたんですよね! その『勘』は正しかったですわ! 本来敵キャラであるはずの『何もかも奪い取った妹』ちゃんは、むしろヒロインに『ゲキ重感情』をいだいているし、しかもここぞと言う時の『お助けキャラ』が、世界観ぶち壊しの『女忍者くのいち』ちゃんなんて、もはや本作の作者の『大好物』と言っても過言では無いでしょう!」




メリーさん太「……それで別にギャグなんかでは無く、今も『シリアス』テイストを維持しているんだから、凄いよな?」




ちょい悪令嬢「実は今期春アニメのお気に入りには、珍しく『なろう系』が多かったので、うちの作者自身もちょっと悩んでいたのですが、現時点では『選択眼』的には確かでした! 『俺○星間国家の悪徳領主!』や『勘違いの工○主~英雄パーティの元雑用係が、実は戦闘以外がSSSランクだったというよくある話~』共々、視聴継続決定ですわね!」




メリーさん太「……うんまあ、前期の『想星のアクエリ○ン』や、前々期の『魔法使いになれなかった女○子の話。』のようにならないことを祈っているよ」


ちょい悪令嬢「──その二つの話は、しないでください!」


メリーさん太「……『忍者と殺し屋○ふたりぐらし』といい、単にうちの作者が『忍者好き』だけのような気もしてきたけど、まあいい。ところでもう一つの『ラザ○』のほうは、一体何を『やらかした』んだ?」




ちょい悪令嬢「──はっきり言って、今回の第4話は『神回』でしたわ! 『インパクト』と言う意味では、同日に見た『完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣○に売られる』のほうに持って行かれましたが、『アニメーションの質』と言う意味では、『完○聖女』のみならず、今期春アニメ全作品の中でも、『随一』と言っても過言では無いでしょう☆」




メリーさん太「──手放しの大絶賛じゃ無いか⁉ そんなに凄かったのか?」




ちょい悪令嬢「まあ幾分は、本作の作者の『個人的嗜好』が含まれていますけどねw」


メリーさん太「『個人的嗜好』、って?」




ちょい悪令嬢「──『宮○アニメ』ですよ、『宮○アニメ』! 今回の『ラザ○』は、少なくともうちの作者にとっては、真に理想的な『宮○アニメの進化形』だったのです!」




メリーさん太「はあ⁉ 今期春アニメのたかが一作品が、『宮○アニメ』で、しかも『進化形』だと⁉ 何だよ、『宮○アニメ』扱いするだけでも畏れ多いのに、よりによって『進化形』って⁉」




ちょい悪令嬢「そもそもいにしえの『漫画映画愛好家』にとっては、『未来少年コ○ン』と、『カリオスト○の城』と、『死の翼アルバト○ス』と、『ド○ボーは平和を愛す』と、『名探偵ホー○ズ』以外は、真の『宮○アニメ』とは認めていないんですよ」




メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「ぶっちゃけ申しますと、宮○監督は『ジ○リ』時代に入って、どこかのプロデューサーの差し金なのか、『一般受け』を狙い始めて、完全に『堕落』してしまったのです」




メリーさん太「──うおおおおおおおおおおおいッ⁉ 言うに事欠いて、『堕落』はえだろ⁉」




ちょい悪令嬢「でも、かの『エヴ○』の庵○監督も、似たようなことをおっしゃっていましたよ? 『もしも宮○アニメが無かったら、僕自身アニメの道を選ばなかったかも知れないが、「ジ○リ作品」に関しては、悪口しか言えない』──とか何とかw」


メリーさん太「そんなに違うのか⁉ 『ジ○リ』以前と以後で!」


ちょい悪令嬢「それはもう、珍しくうちの作者と庵○監督の意見が、一致するくらいですからね」


メリーさん太「いや、それがクリエーターとして、『進化』するってことだろうが⁉ いつまでも昔の作風のままでは、むしろ『クリエーターとしての死』なんだから、ちょっと自分の望まない方向に作風が変化したくらいは、ファンなら受け容れてやれよ⁉」




ちょい悪令嬢「──それではここで、真の『あるべき進化』と言うものを、ご覧いただこうではありませんか? さあ、これがくだんの『ラザ○』第4話です!」




(※三十分経過)




メリーさん太「──『宮○アニメ』だ! これぞ進化した、『未来少年コ○ン』であり、『カリオスト○の城』であり、『死の翼アルバト○ス』であり、『ド○ボーは平和を愛す』であり、『名探偵ホー○ズ』だ!」




ちょい悪令嬢「ね、最新のアニメ技術を使って、『オタク受け』の作品を創ろうとも、ちゃんと『進化した宮○アニメ』を実現できるでしょう?」


メリーさん太「……だったら、間違いなく世界最高峰の技術を使って創られている、現在の『ジ○リ作品』て」




ちょい悪令嬢「『金儲け』に魂を売った、単なる『商業作品』ですよ。そもそも『アニメ作品』において、プロフェッショナルである『声優』を使わずに、人寄せパンダの『ジ○ニタレ』や『コピーライター』とかの素人を使っているところが、『堕落』しているって言うんだよ!」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「それに比べて『ラザ○』の第4話は、『アニメ職人』の意地を感じましたね! 真の娯楽作品にはどこかのスタジオみたいな、『地球環境保護』とか『ポリコレ』とか要らないのですよ! 『アニメとしての面白さ』さえあればいいのであり、『原点回帰』としての意味でも、『ラザ○』はすべてのアニメファン並びにクリエーター必見と申せましょう♡」

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