第2061話、わたくし、『一夫多妻制』によってこそ、誰もが納得の『夫婦別姓』を実現できると断言しますの!(その1)
ちょい悪令嬢「──さて今回はまず最初に、今期春アニメの良作や注目作をご紹介しようと思いますが、何と以前本作において『最推し』作品としてご紹介したばかりの『忍者と殺し屋○ふたりぐらし』が、早速やってくれましたよ!」
メリーさん太「……何だよ、またあの『萌えアニメ』の皮を被った『倫理規程違反スレスレ』アニメが、とんでもないことをやらかしたんじゃ無いだろうな?」
ちょい悪令嬢「やらかしたと言えば、やらかしましたねッ!」
メリーさん太「──マジかよ⁉ やらかしたって、一体何を! まさか、ヒロインが通っている学校の級友どころか教師も含めて、全員『SATSUGAI☆』したんじゃ無いだろうな⁉」
ちょい悪令嬢「ほら、この前やはり本作の作者の推し作品である『ある魔女○死ぬまで』が、重度のコミュ障の『羊○妃那キャラ』を、たった一話でオトすと言う、『快挙』を成し遂げたと申したではないですか?」
メリーさん太「う、うん」
ちょい悪令嬢「実は『忍者と殺し屋○ふたりぐらし』の第3話においては、それ以上のことを成し遂げたのですよ!」
メリーさん太「な、何だよ、難攻不落の『羊○キャラ』を、たった一話で陥落させること以上の『やらかし』って?」
ちょい悪令嬢「何と、ヒロインの一人で抜け忍のさ○こちゃんを追ってきた巨乳の女忍者の『中の人』が、これまた今期春アニメの各作品でメインヒロインを担って大人気の羊○さんだったのですが、あっさりと一話で殺害されて、挙げ句の果てには忍法で葉っぱに変えられてしまったのです!」
メリーさん太「つまり『羊○キャラ』を、たった一話で退場させたのか⁉ もったい無さ過ぎるだろ⁉」
ちょい悪令嬢「友情や恋愛でオトすのなら、むしろそれ以降出番が増えるでしょうが、地獄にオトしてしまったのでは、それっきりですしね★」
メリーさん太「──誰が、うまいことを言えと言った⁉」
ちょい悪令嬢「ああ、忍者なんだから、『飯綱落とし』のほうが良かったですかね?」
メリーさん太「あの作品の『殺し』は、『殺し屋ヒロイン』のほうの担当だろうが⁉」
ちょい悪令嬢「まあとにかく、今期春アニメでは、羊○さんのファンの皆様におかれましては、ただ単に主演数が多いだけでは無く、その『扱い』のほうにも、是非とも注目していただきたいものですわね☆」
メリーさん太「……一応今のところ、『恋愛』的にも『生命』的にも、オトされそうの無い、『小○民』シリーズの小○内さんと言う、自分自身が『ラスボス』キャラもいるけどな」
ちょい悪令嬢「むしろ彼女のほうこそ、他のキャラを恋愛的にはもちろん、(社会)生命的にも、オトそうとしていますけどねw」
メリーさん太「──それはそれで、嫌だな⁉」
ちょい悪令嬢「前期冬アニメの『BanG Dre○m! Ave Muj○ca』の高松と○りちゃんは、確かにコミュ障キャラとはいえ、あんなにいい子だったのに、今期春アニメは何なのでしょうねw」
メリーさん太「ま、まあ、それだけ演技の幅が広がっているってことで、ファンとしてはむしろ喜びつつ、これからのご活躍を温かく見守って行こうや」
ちょい悪令嬢「そうですね、新人の頃に担当キャラのイメージを固定せずに、いろいろな役柄にチャレンジしたほうが、将来大成できそうですしね」
メリーさん太「……と言うわけで、一応この話題にはオチがついたわけだけど、これ以降も新作アニメの話を続けるのか?」
ちょい悪令嬢「あ、いえ、実は今回の【本題】は別にあるのです」
メリーさん太「『別』って、何だよ?」
ちょい悪令嬢「現在開催中の国会はもちろん、フェミや野党支持者の間で話題沸騰の、『夫婦別姓』問題であり、実は何と本作の作者におきましては、『完璧な解決策』を思いついたのです!」
メリーさん太「はあ⁉ 『夫婦別姓』問題の『完璧な解決』って、ホンマかよ⁉」
ちょい悪令嬢「と言うよりも、夫婦親子における『姓』にまつわる問題を、すべて解決したと言っても過言では無いでしょう!」
メリーさん太「──ええっ、そんなこと、本当に可能なのか⁉」
ちょい悪令嬢「はい、この本作の作者考案の『新制度』においては、夫婦間で別姓にしたい者は別姓にできるのはもちろん、これまで夫や父親と同じ姓になりたくてもなれなかった人たちですら、ちゃんと同姓になれるようになると言う、『姓』におけるすべての問題に対する『救済』を実現しているのです!」
メリーさん太「望む者は誰でも『別姓』にできるだと⁉ うちの作者は『夫婦別姓反対派』じゃ無かったのか⁉ それに『同姓にしたくてもできない人々』って、そんなのいるのか?」
ちょい悪令嬢「これまで本作において、全然深刻度の低い『夫婦別姓派』に対してのカウンターパンチとして挙げてきた、本当に不幸で優先的に救済すべき、『愛人』や『非嫡出子』の皆様のことですよ。何か『女性のキャリアを守るため!』とか、どうでもいいことで無駄に権利を主張している慮外者どもなんかよりも、こういった、夫や父親の姓を名乗ることのできない『日陰者』の人たちこそを、優先して救済すべきでしょう!」
メリーさん太「──ッ」
ちょい悪令嬢「それで、彼らを救済する新しい法律を考案したところ、何と『夫婦別姓』問題についても、希望者をすべて別姓にできると言う、完璧に理想的なシステムが実現したのです!」
メリーさん太「な、何だよその、『新しい法律によるシステム』って?」
ちょい悪令嬢「……そうですね、名付けて『選択的一夫多妻制』と言ったところでしょうか?」
メリーさん太「──はああああああああああああああああああ⁉ 何だよそりゃ! そんなのフェミ的に、絶対認められないだろ⁉」
ちょい悪令嬢「むしろフェミだからこそ、認めざるを得ないのですよ」
メリーさん太「何で⁉」
ちょい悪令嬢「だってあいつら、『馬鹿の一つ覚え』みたいに言っているじゃ無いですか? 『選択的夫婦別姓』は『選択的』なんだから、嫌ならやらないでいいし、賛成派の邪魔をするな!──って。だったらこの『選択的一夫多妻制』だって、自分たち夫婦が嫌ならやらなければいいだけの話で、たとえフェミ女個人が許せなくても、文句を言う筋合いじゃ無いのでは?」
メリーさん太「──何かいかにも詭弁ぽいけど、一応筋が通っているな⁉」
ちょい悪令嬢「しかもこのシステムだと、『夫婦別姓』も実現できるのですから、文句のつけようが無いでしょう」
メリーさん太「……何だと?」
ちょい悪令嬢「このシステムが正式に施行されたら、戸籍の様式も変更されて、『夫』の記入欄はこれまで通り一つだけですが、『妻』に関しては新たに『正妻』と『愛妻』とに分けられて、『正妻』の記入欄は一つだけですが、『愛妻』のほうは複数有って、夫と『同姓』にできるのは正妻の欄に記入した女性だけであり、その子供たちも強制的に父親と同じ姓になるのですけど、『愛妻』の欄に記入した女性は夫の姓を名乗ることができず、生涯生まれた時の姓のままで、その子供たちも母親の姓しか名乗れないのです」
メリーさん太「『愛妻』ってつまりは、『愛人』のことか?」
ちょい悪令嬢「いえいえ違いますよ、ちゃんと正式に戸籍に記入されるのですから、正当な夫婦であり、子供たちもたとえ父親と姓が違っても、無条件で相続権のある嫡出子扱いされます」
メリーさん太「……母親が『愛妻』欄の記入を選んだだけで、子供の姓が全員母親の姓に決定されるのは、どうなんだ?」
ちょい悪令嬢「『選択的夫婦別姓』成立における最大の問題が、『子供の姓をどちらにするか?』なのだから、このようにもう法律で決めちゃえばいいではありませんか?」
メリーさん太「……でも旦那さんのほうにしたら、自分の姓を継いでくれる子供が一人もいないなんて、認められるわけ?」
ちょい悪令嬢「何かフェミどもの話では、妻のほうが『別姓派』の夫婦では、なぜか旦那のほうも『別姓に理解の有る彼氏君』ばかりだそうなので、子供がすべて自分と別姓になることも許容してくれるのでは? 何せあいつらの言い分では、『別姓であろうとも家族の絆は壊れない』そうだから、こんないかにも『男の面子を丸つぶれ』にするようなことでも、あくまでも『老害の偏った意見』として、完全に無視して構わないのでしょうwww」
メリーさん太「でもこれって、男性にあまりにも不利で、法案の成立自体に反対するんじゃ無いのか?」
ちょい悪令嬢「そんなことはありませんよ、このシステムは『夫婦別姓』以前に『一夫多妻制』なのだから、もしも現在妻に『愛妻』しかいない場合なら、夫の独断で新たに『正妻』を迎えて、当然自分と同じ姓を名乗らせて、生まれてくるすべての子供たちにも自分の姓のみを名乗らせて、名実共に『家系』を存続させることができるのですから☆」
メリーさん太「──なッ⁉」
(※次回に続きます)