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第2058話、わたくし、突然の『MyG○』ヴァージョンの『春○影』のMV公開にびっくり仰天ですの☆

ちょい悪令嬢「──うおおおおおおおおおおおッ! 前回と前々回において、アニメとしての『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』と『BanG Dre○m! Ave Muj○ca』は、一段落したものの、作中で使われた新曲のMVを始め、リアルライブやゲームの『ガ○パ』等々、公式様からの『供給』はむしろこれからが本番であり、ファンの皆様『バン○リーマー』の盛り上がりもこれからですよ☆──と言ったばかりだと言うのに、またしてもやってくださいましたよ!」




メリーさん太「はあ? アニメ最終話で最も盛り上がった『か(オー)』と『聿日○秋』のMVは既に公開されたし、合同ライブ『わかれ道○、その先へ』も大成功だったし、それと合わせて発表された『ガ○パ』の、主に『Ave Muj○ca』のキャラをフィーチャーしたガチャストーリーも話題騒然だったのに、これ以上何が有るって言うんだ?」




ちょい悪令嬢「そりゃあもちろん、『春○影』に決まっているでしょう!」




メリーさん太「……またそれかよ? まさに今言ったばかりの合同ライブでも、二日間で二つのバンドが三回にわたって演奏して、現地の観客もライブ配信を見ていた視聴者も、大満足で終わったと言うのに、これ以上何を擦り続けようと言うんだ?」


ちょい悪令嬢「MVですよ、MV!」


メリーさん太「MVって、『春○影』のか?……………ああ、そういえば、アニメ版の演奏シーンの『切り取りMV』は、二〜三種類ほど公開されていたけど、バンドとしての『CRYCH○C』オリジナルのMVは存在していなかったっけ? つまり今回の合同ライブで『CRYCH○C』が期間限定で再結成したから、それを記念して新たにMVが作られたとか?」


ちょい悪令嬢「違うんですよ! 『春○影』は『春○影』でも、『MyG○』ヴァージョンなのです!」


メリーさん太「え」




ちょい悪令嬢「そうなんです! 今おっしゃったように、合同ライブで『CRYCH○C』として演奏したから、そのMVが新たに作られたのなら、予想の範疇だったのですけど、あえて『MyG○』ヴァージョンとして作られたから、ネット上の各スレにおいても現在(リアルタイムでは28日の夜から29日の未明にかけて)大騒ぎとなっているのですよ!」




メリーさん太「──そりゃあそうだろう! 何でまた、ここでいきなり『MyG○』ヴァージョンなんだ⁉ 『春○影』はあくまでも、『CRYCH○C』の曲だろうが⁉」







ちょい悪令嬢「……果たして、そうでしょうか?」







メリーさん太「へ?」


ちょい悪令嬢「わたくしたち視聴者はどうしても『メタ的視点』で、『春○影』はあくまでも『CRYCH○C』のオリジナル曲であり、『MyG○』として演奏したのは『アクシデント』のようなものと見なしておりますが、果たして本当にそうなのでしょうか?」


メリーさん太「……それはそうだろう? 『春○影』が創られたのは、作詞を担当したと○りちゃんが『CRYCH○C』に在籍していた当時だし、そもそも作曲を担当した祥○ちゃんは、現在別のバンドを率いて活動しているのだから、世知辛い話『権利関係』においても、『春○影』を『MyG○』の曲だと見なすのはもちろん、勝手に演奏するのもマズいんじゃ無いのか?」


ちょい悪令嬢「そのような『現実的事情』で屁理屈をこねれば、そう言う結論に至るかも知れませんが、『MyG○』はあくまでも『青春ドラマ』なのですよ? そこに『大人の理論』を押しつけるのは、あまりにも無粋と言うものでは無いでしょうか?」


メリーさん太「なッ⁉」







ちょい悪令嬢「て言うか、むしろ現実的に見れば、国内のファンにおいても、中国等の海外のファンにおいても、『MyG○=春○影』と言っても過言では無く、今や『春○影』は『MyG○』の代名詞とも言えるのですよ☆」







メリーさん太「──ッ」







ちょい悪令嬢「確かに『MyG○』が初ライブで『春○影』を演奏したのは、アクシデントによるものだったかも知れませんが、その影響力ときたら、作品中屈指のイベントとも言えて、聴衆に『MyG○=高松と○りの作詞力&歌唱力』をまざまざと印象づけたことを始めとして、せっかく結成したばかりのバンド自体を解散に追い込み、一度バラバラになったからこそ、再びと○りちゃんの『うた』の力で再結成することで、以前よりも固い絆で結びつくようになったことの──つまりは、『MyG○』と言うバンドのすべてについての、『起爆剤』となったわけで、全編を通した『神の視点』で申せば、『春○影』無しには、『MyG○』を語ることすら不可能なのですよ!」




メリーさん太「……言われてみれば、確かにそうだな。そもそも『MyG○』において一番印象に残ったセリフと言えば、何と言っても『なんで春○影やったのッ⁉』だしな」


ちょい悪令嬢「『……それでも、「春○影」が「CRYCH○C」のオリジナル曲と言う事実は、否定できないじゃ無いか?』と、思っている方もおられるかも知れませんが、元々『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』と言う作品はあくまでも、『MyG○』と言うバンドが主人公なのであって、『CRYCH○C』とはあくまでも、『舞台装置』でしか無いとも見なせるのですよ」


メリーさん太「……あー、ちょっと穿った見方になるけど、確かに今回のリアルの『合同ライブ』には、『CRYCH○C』と言うバンドも登場したけど、それはリアルの『MyG○』と『Ave Muj○ca』のメンバーの一時的な寄せ集めでしか無く、極論すれば『CRYCH○C』なんて、『実態の無い幻のようなもの』とも言えるんだよな」


ちょい悪令嬢「そうなると、『春○影』と言う曲自体も、『MyG○』に演奏されることによって初めて、『実態』を得たとも言えるんですよね」


メリーさん太「それで今回の、正式なる『オリジナルMV』の公開と言うわけか? 確かに理に適っているぜ」


ちょい悪令嬢「あと、これは現実の音楽シーンでも十分有り得ることなのですが、『CRYCH○C』と言うバンドが解散によって存在しなくなった段階で、『春○影』という超名曲が埋もれてしまうのはあまりにも惜しく、リードボーカルだったと○りちゃんを軸に結成された、ある意味『後継バンド』とも言える『MyG○』に引き継がせるのは、一応納得できる話なのでは?」


メリーさん太「──それって、実際にも十分有り得そうな話だよな⁉」




ちょい悪令嬢「そして肝心の『MV』の内容のほうですが、『聿日○秋』同様『MyG○』ならではのエモいアニメーションによって描かれており、時系列的には初ライブで『春○影』を演奏した直後と思われて、既にバンドが解散状態になっていて、みんなバラバラになるものの、一度は絶望の淵に陥りながらも、『言葉』の力を再認識して歌い続けることで、仲間を再び呼び寄せていき、今度こそ固い絆でバンドを再結成させて、昔の仲間に別れを告げつつ、その思い出を胸に新たなる春を迎えて、今の仲間たちと迷いながらもバンドを続けて行くことを決意する──と言ったストーリーを、と○りちゃんを主軸に据えて描かれております」




メリーさん太「全編にわたって、祥○ちゃんとの出会いを象徴する『桜』をアピールしていて、最後には満開の桜の木々に見守られながら幕を閉じると言う、まさに一編の『青春ドラマ』を見せられているようだよな。──なるほど、同じくと○りちゃんの『決意表明』を歌った歌でも、新曲でこれまた超名曲の『聿日○秋』が、主に祥○ちゃんとの『別れ』を歌っていたのに対して、『春○影』のほうは、『春』と言う季節に代表される、新たなる『出会い』を歌っているってわけか?」




ちょい悪令嬢「そうなんですよ、何度悲しい別れが有ろうとも、また出会いの季節である『春』が来ることを象徴しており、そしてこの『MV』こそは、まさしく『春○影』の『春』をイメージした、エモ過ぎる映像となっておりますので、どうぞ『春』真っ盛りである今こそご覧になられることを、超お薦めいたしますわ♡」

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