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第2053話、わたくし、『アベム○カ』の監督さん自らの実況配信は超必見ですの☆(その13)

ちょい悪令嬢「──さて、前期冬アニメの超問題作『BanG Dre○m! Ave Muj○ca』の、柿○広大監督さんを始めとする、制作会社『サンジ○ン』様のメインスタッフ自らによる、日替わりコメンタリー配信についてご紹介している本シリーズですが、今回は『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』の第10話同様、ストーリー上においては実質的な最終回である第12話ですわよ☆」




メリーさん太「おおっ、そうか⁉ それで最終的『結論』としては、どうだったんだ⁉」







ちょい悪令嬢「……何も、解決しません、でしたッ!」







メリーさん太「──ちょっとおおおおおおおおおお! 何ソレ⁉」







ちょい悪令嬢「『何それ』も何も、監督さん御自身のコメントですし★」


メリーさん太「ホントに柿○監督がおっしゃったのか⁉ そんなどこかの調○兵団の元団長が、自分が犬死にさせた団員の遺族に向かって、土下座しながら言ったようなことを!」


ちょい悪令嬢「『進○の巨人』かよ⁉…………………いやいやいや、これについては以前から前もって、何度も述べておいたではありませんか?」


メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「今回も監督さんを始めとして、各主要スタッフの皆様もおっしゃっていたのですが、前シリーズの『MyG○』も含めて、それぞれの最終話までに伏線をちゃんと回収して、一応の『落着』は見せるものの、各キャラクターの人生はその後も続いていくのだから、たとえバラバラだったバンドが再結集して、最終話のライブが大成功しようが、それぞれのキャラがかかえている問題がすべて解決したわけでは無く、それからも問題山積の人生を闘い続けるのだと」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「特に今回においては監督さん御自身の弁で、このシリーズは特に『主人公』を設けず、あくまでも『群像劇』であることを目指したと言うことで、それぞれのキャラの関係における問題や事件が、また他のキャラに波及していくことで、ストーリーが転がっていくと言った有り様を、制作陣がそのままスケッチしていくと言うていをとっているとのことで、明確な『すべてが解決した諸手を挙げてのハッピーエンド』を最初に設定して、それをゴールにストーリーを組んだわけでは無いとおっしゃっていました」




メリーさん太「まあ確かに『群像劇』であるのには納得だけど、その反面『Ave Muj○ca』においては、豊川祥○こそが明確に『主人公』であったと言えないか? どう見ても彼女を主軸にストーリーが展開していたように見えるけど」




ちょい悪令嬢「それに関しては、実は『MyG○』の時からそうなのですが、各々のシーンにおいては、一番『感情が動いた』キャラこそが、『主人公』であるかのように描写されることになるとおっしゃっていました。『MyG○』で言えば、一見と○りちゃんや愛○ちゃんが主人公のように見えるけど、本編の山場において一番感情が激しく動いたのは、そ○さんとも言えるし、下手したら続編の『Ave Muj○ca』のメインキャラでありすべての元凶でもある、祥○ちゃんが『陰の主人公』に見えなくも無いですしね」




メリーさん太「……た、確かに」




ちょい悪令嬢「これが『Ave Muj○ca』になると、やはり全体的に最も感情の変化が激しかったのは、間違いなく祥○ちゃんであり、彼女を主体としてストーリーが動いていき、その結果彼女こそが『主人公』と目されがちとなるのです」




メリーさん太「……自分で『神様』になるとまで言っているのに、それでも作品世界においては、明確な『主人公』とは言えないわけか?」


ちょい悪令嬢「今回のコメンタリーによれば、『メタルロックは神を否定するところから始まる』そうですから、あの『神様宣言』は、『Ave Muj○ca』を再始動するための、『通過儀礼』のようなものだったのですよ」


メリーさん太「ああ、実はあのシーンって、祥○ちゃんが『絶望的な現状』に対して、ある意味諦め半分に吹っ切れての『ハッタリ』みたいなものらしいからな。──つまり、祥○ちゃん自身においても、本当は何も解決していないものの、たとえ自分自身を神と僭称しようとも、現在の仲間たちを束ねて前進していかなければならないって、心境なんだよな」


ちょい悪令嬢「う〜ん、それに関しては今回のコメンタリーでは言及は無かったものの、これまでの柿○監督さんのインタビュー等を踏まえると、ちょっと違った見方ができるのですよ」


メリーさん太「と、言うと?」




ちょい悪令嬢「以前も申しましたが、初○ちゃんが自分に対する『ゲキ重感情』を炸裂させた、『Impris○ned Ⅻ』の歌詞を送りつけられた際に、『……こりゃ駄目だ、こいつをこんなふうにしてしまったのは、わたくしにも責任があるのだから、これからは「Ave Muj○ca」の中に閉じ込めて、わたくしが面倒を見てあげよう』と言う、後ろ向きな感情をいだいていたんですけど、まさに初○ちゃん自身が『気持ち悪い』とまで言い放った、実の『叔母と姪』の関係であることが明らかになった時、むしろ祥○ちゃんにとっては、あのむちゃくちゃ気持ち悪かった『Impris○ned Ⅻ』の歌詞についても、『何だ、血縁だったら、そんなにおかしい話でも無いじゃないか』と、初○ちゃんが自分に過度に依存してくることに納得し、しかも『唯一無条件に頼れる相手』を見つけたことで、(ある程度いい意味での『共依存』的に)精神的安定を図れることになったんじゃ無いかと思うんですよ」




メリーさん太「ああ、それで第12話のラストで、全メンバーの前でいかにも吹っ切れたように、『Ave Muj○ca』の再始動を宣言したわけか⁉」


ちょい悪令嬢「もうちょっとその辺のところに言及が有るかと思ったら、今回は有りませんでしたので残念でしたわ」


メリーさん太「まあ、その辺のところについては、さっきあんたが言ったように、これまで散々別のインタビューで述べてきたことだから、今更言及する必要は無いと思ったんじゃ無いか?」


ちょい悪令嬢「ええ確かに、今回冒頭に述べたように、第12話のテーマは『……何も解決しませんでしたッ』ですから、あえてそれに反することは控えようとしたのかも知れませんね」




メリーさん太「その辺については納得の『落着』の仕方だったと思うけど、今回のコメンタリーによってその他に、新たに明らかになった『新事実』とかは無かったのか?」




ちょい悪令嬢「『新事実』と言うわけではございませんが、本編ではあまり触れられ無かったことについて、スタッフさんたちの『補足』が有りましたわね」


メリーさん太「ほう、それはどういう設定ポイントについての話だったんだ?」




ちょい悪令嬢「ほら、現在の豊川家の御当主様って、祥○ちゃんにとっては『お祖父様』だけど、叔母の初○ちゃんにとっては『お父さん』では無いですか? だけど本編中においては、あまり『父親と娘』であることを強調アピールしたシーンは無いんですよね」




メリーさん太「言われてみれば、確かにそうだよな⁉」


ちょい悪令嬢「なんか年格好からして、初○ちゃんにとっても『お祖父様』みたいな印象のほうが強かったりして」


メリーさん太「あえて意識して見ていないと、ついそう言うふうに認識しがちだよな⁉」




ちょい悪令嬢「それで今回のコメンタリーにおいては、祥○ちゃんに『叔母さん』であることを名乗れなかったように、本当は御当主さんに対しても『お父さん』と呼びたくても呼べないことに、実は結構葛藤をいだいていると言うのを、監督さんが明らかにしてくださいました」




メリーさん太「……あー、あの二人だってれっきとした、『実の親子』だしな」


ちょい悪令嬢「特に御当主様からしたら、娘の姿を通して、かつて愛した母親の面影を見ているかも知れないし、本当は『親愛の情』に葛藤していたりして」


メリーさん太「そういや、ネット上で盛り上がっていたけど、あの初○ちゃんの母親であり、御当主様のみならず、続け様に地元の漁師さんにも求婚された女性って、むちゃくちゃ美人に違いないよな⁉」




ちょい悪令嬢「まあ、そんなこんなで大詰めを迎えて活況を呈している、『Ave Muj○ca』と『MyG○』のコメンタリーシリーズですが、ついに次回が最終回ですので、ご興味がお有りの方は、是非ともご視聴なされることをお薦めいたしますわ♡」

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