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第2051話、わたくし、『アベム○カ』の監督さん自らの実況配信は超必見ですの☆(その11)

ちょい悪令嬢「──さて、前期冬アニメの超問題作『BanG Dre○m! Ave Muj○ca』の、柿○広大監督さんを始めとする、制作会社『サンジ○ン』様のメインスタッフ自らによる、日替わりコメンタリー配信についてご紹介している、本シリーズですが、今回は終盤目前の山場にして、待望のライブ回である第10話ですわよ☆」




メリーさん太「……あー、例の名曲と言うか『迷曲』の、『Impris○ned Ⅻ』の初お披露目回か?」




ちょい悪令嬢「──うおいッ、『Impris○ned Ⅻ』は紛う方なき、『名曲中の名曲』だろうが⁉」




メリーさん太「だって祥○ちゃんてば演奏中、むちゃくちゃ嫌な顔をしていたじゃ無いの?」


ちょい悪令嬢「──うぐぅッ⁉」


メリーさん太「でもまあ、単体で聞く限りは、『Impris○ned Ⅻ』がこの上なくいい曲であることには、あたしにも依存は無いけどな」




ちょい悪令嬢「そりゃあ当然です! まさにそれこそが、『Ave Muj○ca』を始めとする『バン○リ!』シリーズの、最重要ポイントなのですから!」




メリーさん太「へ? 『Impris○ned Ⅻ』のような『作中曲』が、最重要ポイントって、何当たり前のこと言っているんだ? 『バン○リ!』シリーズは『バンド』アニメなんだから、音楽が重要になるのは当然だろうが?」


ちょい悪令嬢「『当然』だからこそ、むしろ『困難』なのですよ」


メリーさん太「はあ?」


ちょい悪令嬢「『Ave Muj○ca』についてはもはや言うまでも無く、3DCGアニメとしては極上だし、ドラマの作り込みも文句なしだし、美少女揃いのヒロインたちも人気抜群だし、制作スタッフの皆様は文字通り全力を尽くして、作品の質を限界を超えて最上級のものに仕上げておられてます──が、」


メリーさん太「『が』?」




ちょい悪令嬢「現実問題として、作中で使用される『楽曲』に対してのみは、最終的にどんなものが出来上がってくるかは、アニメ制作陣としては、手の施しようが無いのですよ」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「そりゃあそうですよね、いくら最高峰のアニメを創られたとしても、あくまでも音楽に関しては『素人』なんですからね。アニメスタッフが真に視聴者の胸を打つ、作詞や作曲ができるわけがありません。──しかし、『ガールズバンド』である限りは、音楽こそが最終的に勝負を分けるのであって、もしも作中曲がコケてしまえば、作品そのものがぶち壊しになりかねないのです」




メリーさん太「──言われてみれば、まったくその通りじゃん⁉」




ちょい悪令嬢「特に今回のライブは、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』の同じく第10話のライブ回同様に、メンバー同士のエモい感情の発露がそのまま楽曲となっていて、視聴者を感動の渦に呑み込んでいくと言った展開が期待されているから、失敗は許されませんからね」




メリーさん太「『MyG○』のほうが、と○りちゃんからそ○さんへのメッセージだとしたら、『Ave Muj○ca』のほうは、初○ちゃんから祥○ちゃんへの『秘められた思いの丈』の大爆発ってところか」


ちょい悪令嬢「──それで、問題のライブシーンが実際にどうだったのか、蓋を開けてみたら、」


メリーさん太「『みたら』?」




ちょい悪令嬢「『Impris○ned Ⅻ』を始め、全曲『DiggyーM○』節大爆発で、エモ過ぎて聞く者すべてを『エモ死』寸前に追い込むと言う、大成功でした!」




メリーさん太「うん、確かに凄かったよな、第10話のライブシーン!」




ちょい悪令嬢「今回のコメンタリーによれば、作詞作曲を担当なされたDiggyーM○さんご自身の『仮歌』が、むちゃくちゃ素晴らしいそうですよ♫」


メリーさん太「おお、それは是非とも、聞いてみたいものだな⁉」


ちょい悪令嬢「もうホント、DiggyーM○様々ですよ! 『Ave Muj○ca』が最終的に成功したのは、DiggyーM○様の作詞作曲と、初○ちゃん役の佐○木李子様の歌唱力のお陰と言っても、けして過言では無いでしょう!」


メリーさん太「本編のほうは衝撃の展開の繰り返しだったこともあって、批判的な意見も多かったけど、最終話のライブシーンの圧倒的なパワーによって、そのほとんどを黙らせてしまったくらいだからな」




ちょい悪令嬢「……なんか今回は、コメンタリーの受け売りをそのまま文章にしているだけのようではありますが、これって『バンドアニメ』としての『Ave Muj○ca』にとって、最も大事なポイントですからね。一応Web作家である本作の作者は、ストーリーの流れやキャラ作りについては、それなりに考察ができますけど、音楽関係についてはあくまでも門外漢ですから、素直にその素晴らしさを讃えることに専念しようかと思います☆」




メリーさん太「まあ『バン○リ!』シリーズも優に10年も続いているんだから、音楽作りに関しても、もはや万全の体制を誇っているよな」


ちょい悪令嬢「『Ave Muj○ca』にDiggyーM○さんをフィーチャーするなんて、最初は驚きもしたものの、もはやこれ以外は考えられず、制作スタッフ様の『センス』の良さと『選択眼』の確かさには、完全に脱帽ですわね」




メリーさん太「まあ、語ろうと思えばいつまでも語り尽くせそうな、『音楽』方面の話はその辺にして、その他で今回明らかになった『新事実』は無かったのか?」




ちょい悪令嬢「今回はあくまでも『ライブ』主体の回ですので、『ドラマ』方面のほうはそれ程大きな動きは無く、これまでのテーマの『再確認』て感じでしたね」


メリーさん太「『これまでのテーマ』、って?」


ちょい悪令嬢「そりゃあ『Ave Muj○ca』と言えば、『ディスコミュニケーション』では無いですか?」


メリーさん太「──結局、それかよ⁉」


ちょい悪令嬢「作中でそれを象徴していたのが、祥○ちゃんと初○ちゃんが、歌の途中でお互いのほうを見るんだけど、視線とタイミングが絶望的に合っていないところでしょうw」


メリーさん太「ああ、あれはむちゃくちゃ話題になったなw」


ちょい悪令嬢「あれって、『Impris○ned Ⅻ』の歌詞があまりにも酷くて、祥○ちゃんがむちゃくちゃ嫌がっていたと言うのが、ネット上の共通認識でしたよねw」


メリーさん太「『弱っている君』を『閉じ込めて』って、完全に『監禁ソング』だから、身の危険を感じてもおかしくは無いわなw」


ちょい悪令嬢「でも監督さんの某誌のインタビューによると、当時の祥○ちゃんの心境としては、全然違ったようですよ?」


メリーさん太「え、そうなの?」




ちょい悪令嬢「あの『怪文書』だか『犯罪予告』だかの『作詞メール』を送りつけられた際に、『……こりゃ駄目だ』と思ったそうなんです。『初○をここまで追い詰めたのは、わたくしの責任ですわッ』と思い詰めて、『責任を取って、この危険人物を、「Ave Muj○ca」と言う「檻」の中に閉じ込めなければッ!』と決意を固めて、『Ave Muj○ca』を再結成することにしたそうです」




メリーさん太「──完全に『可哀想な人』扱いかよ⁉ 嫌いになったり怖がったりするよりも、余程酷いのでは⁉」


ちょい悪令嬢「今回のコメンタリーによれば、『MyG○』のほうは、メンバーがそれぞれ迷いながらも一つに集まってくるのに対して、『Ave Muj○ca』のほうは、バラバラなメンバーをバンドと言う『鳥籠』だか『箱庭』の中に、強制的に縛りつける物語だそうですしね」


メリーさん太「『Impris○ned Ⅻ』において閉じ込められるのは、祥○ちゃんだけでは無く、むしろメンバー全員だったわけなの⁉」




ちょい悪令嬢「コメンタリーによると、ここで自覚的に動いているのは、実はに○むちゃんだったりするのです。彼女自身ももはや『Ave Muj○ca』でしか生きていけないわけですが、それは他のメンバーも同様で、特に母親と父親に引き続いて最愛の幼馴染みであった、『若○睦』を事実上失った祥○ちゃんこそ、生きるよすがとして『バンド』が必要なのであって、いろいろとキツいことを言っているようでありながら、あくまでもに○むちゃんはそれを自覚させてあげようとしていたのです」




メリーさん太「──むちゃくちゃ、いいやつじゃん⁉」


ちょい悪令嬢「それに対して祥○ちゃんは、あくまでも『義務感』に則って、メンバー全員の人生を背負い込む決意をするわけです」


メリーさん太「……いわゆる、『義務ムジカ』ってやつか? 祥○ちゃんばかり、キツ過ぎるんじゃ無いのか?」




ちょい悪令嬢「それが救済されるのが、次回の第11話と第12話ですので、どうぞお楽しみに♡」




メリーさん太「──いかにもわざとらしく、次回に引いたな⁉」










ちょい悪令嬢「……あと、細かい点ですけど、前から疑問だった、どうしてむ○みちゃんは、ライブの途中から急にギターの腕が上がって、これまで苦手だった『ライブパフォーマンス』さえも積極的にやり始めたのかについて、明確に回答を示していただきました」




メリーさん太「え、それは是非とも聞きたいな!」




ちょい悪令嬢「これも本格的に音楽をやっている人じゃ無いとわからないことなんですが、実際のライブにおいて、グダグダ考えながらプレイしていたんじゃ、いい演奏なんてできるはずが無いのです。つまりあのライブの途中で、む○みちゃんとモーテ○スの両方共が消滅して、『人格』が皆無になったお陰で、何も考えずにプレイに専念できることになって、『真のギタリスト』として覚醒できたそうです♫」




メリーさん太「ええっ、むしろむ○みちゃんやモーテ○スが死んでしまったほうが良かったなんて、いくら『死を司る騎士モーテ○ス』とはいえ、それは無いだろ⁉」




ちょい悪令嬢「まあ宗教によっては、『死』と『再生』は同義ですからね。これまでの『人格』が消滅することによって、真に理想的な『若○睦』に生まれ変わったと、捉えることもできるのでは無いでしょうか?」

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