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第2049話、わたくし、『アベム○カ』の監督さん自らの実況配信は超必見ですの☆(その9)

ちょい悪令嬢「──さて、前期冬アニメの超問題作『BanG Dre○m! Ave Muj○ca』の、柿○広大監督さんを始めとする、制作会社『サンジ○ン』様のメインスタッフ自らによる、日替わりコメンタリー配信についてご紹介している、本シリーズですが、今回はまたしても作品の核心に迫る、衝撃の第8話ですわよ☆」




メリーさん太「……え、今回の第8話と次回の第9話は、次のライブ回の第10話に向けての、谷間の【日常回】じゃ無かったのか?」




ちょい悪令嬢「確かに、前シリーズの『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』も含めて、『バンドリ!』作品て、『ライブをやればすべて解決!』ってのがお約束みたいなものですが、残念ながら前回の第7話でライブしたのは『CRYCH○C』であって、『Ave Muj○ca』自体の諸問題は、何も解決していないのですよ」


メリーさん太「あ」




ちょい悪令嬢「実は『MyG○』においても、第7話の初ライブの後の第8話と第9話は、解散どころか『自然消滅』同然の『どん底』の有り様でしたが、あちらはそ○さんさえどうにかすれば良かったのに対して、『Ave Muj○ca』のほうは、全員が全員バラバラの方向を見ている──どころか、『同一人物』さえも別々の方向を見ていると言う、わけのわからない状況ですからね」




メリーさん太「『同一人物』って………………ああ、む○みちゃんとモーテ○スのことか?」


ちょい悪令嬢「何とモーテ○スのほうが、『Ave Muj○ca』の再結成に積極的なのに対して、事もあろうかむ○みちゃんのほうは、『CRYCH○C』の継続を望んでいると言う」


メリーさん太「それって、リアルタイムで見てた時に、びっくり仰天したよな? 我々視聴者としても、てっきり『CRYCH○Cはあれで終わり』って思っていたしね」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、今回の第8話のAパートにおいては、む○みちゃんとモーテ○スとの、更なる『衝撃の事実』が判明いたしますよ!」




メリーさん太「……『衝撃の事実』って、今更?」


ちょい悪令嬢「今更も何も、母親のみ○みちゃんの口から、む○みちゃんが幼い頃からプロの女優である自分顔負けの、『演技』をしていることを明かされるのが、この回なんですよ」


メリーさん太「──ええっ、それってとっくに済んでいたと思っていた! 第8話とかの、後半エピソードに入ってからだったっけ⁉」


ちょい悪令嬢「すべて視聴し終えた今となっては、『すべて知っている』わけですから、ついそう言った認識なってしまうんですよね」


メリーさん太「……じゃあ、モーテ○スの口から、『祥○ちゃんは誤解しているようだけど、「む○みちゃん」なんて、最初からいなかったんだよ?』と言う、すべてをひっくり返しかねないセリフも、この第8話だったんだ?」


ちょい悪令嬢「やはり初めてそれを聞いた時、衝撃でしたよね」


メリーさん太「考えてみれば、『若葉む○み』の中身が、これまでのむ○みちゃんでもモーテ○スでも無く、『その他大勢』の無数の『役=人格の予備軍』のみになった最終話って、元々の『初期状態』に戻っただけとも言えるよな」




ちょい悪令嬢「実はまさに今回のコメンタリーにおいて、この件についてより深い理解を促してくれる、新たなる『裏設定』を開陳してくださったのですよ!」




メリーさん太「えっ、ホンマか⁉」


ちょい悪令嬢「これまで本作の考察においては、む○みちゃんの『解離性同一性障害』のことを、アニメや漫画やラノベ等でお馴染みの『多重人格』と見なして、うちの作者の別作品である『記憶喪失メモリーズ』や『三つ子の魂いつまでも』を絡めて説明してきましたが、今回監督さん自ら、もっと具体的かつ深い解説を行ってくださったのです」


メリーさん太「『具体的で深い』、って……」


ちょい悪令嬢「本作においても、いわゆる『千の仮面』を有する『ガ○スの仮面』の北島マ○ちゃんになぞられていましたけど、今回監督さん自ら明確に、『憑依型役者』と見なすべきだとおっしゃったのです」


メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「つまり、多種多様な『仮面』を被ることで、どんな演技でも行えると言うことは、デフォルトの『演技をしていない素の自分』は、『のっぺらぼう=誰でも無い』と言うわけなんですよ。北島マ○ちゃんだって、そんな感じでは無いですか? いかにも『自分に自信が無くネガティブな女の子』として描かれていますが、それって極論すれば『自分と言うものが無い』からこそ、どんな『役』でも演じることができるとも言えるのですよ。それを極限まで突きつめたのが、『Ave Muj○ca』における『若葉む○み』と言うキャラクターであって、普段の『む○みちゃん』も、そのカウンターパンチであったはずの『モーテ○ス』さえも、『何者でも無い』彼女にとっての『仮面やく』の一つに過ぎず、しかもそれは容易に壊れやすい『ガラス』製なのだから、作中に有ったように両方共壊れて失われてしまうかも知れないけれど、予備の『仮面やく』は無数に有るから、ただ着け替えるだけで良く、何の問題も無いわけですよ」




メリーさん太「──なるほど! 『仮面』と言い換えるだけで、俄然わかりやすくなったな⁉ 確かに役者って『仮面』を着け替えることで、様々な役をやりこなすのは普通のことだし、『仮面』によって日常生活すらやりこなせているのなら、素顔は『のっぺらぼう』で構わず、最終話の『若葉む○み』って、まさにこの『のっぺらぼう(デフォルト)』状態そのままであって、何もおかしな話でも無かったわけだ⁉」




ちょい悪令嬢「それこそ最後のライブシーンの鏡の中に映ったのは、む○みちゃんの素顔では無く、『モーティの仮面』だったと言う解釈も成り立ちますしね」


メリーさん太「……そうか、本当の『若葉む○み』は何者でも無い『のっぺらぼう』だから、無数の『仮面』を必要とするわけか? それこそ『サイコサスペンス』作品に有りそうなオチだよな」


ちょい悪令嬢「監督さんて、絶対『これ』がやりたくて、『Ave Muj○ca』の全体的なストーリーを、(あえて初期構想から組み替えて)創られたと思いますが、まさか『MyG○』の続編が──すなわち、あのクーデレキャラの代表格だった『若葉む○み』が、こんなことになるなんて、想像だにできませんでしたわ」


メリーさん太「まあ彼女に関しては、ファンの間でも『賛否両論』だったけど、この『キャラ設定』が有るか無いかでは、作品に対する反響も段違いだったろうよ」




ちょい悪令嬢「──そして、今回のコメンタリーで明かされた『新事実』としては、特にこの『若葉む○みの衝撃の真相』に関連して、祥○ちゃんについての『ネタ』のほうも、述べないわけにはいかないでしょう!」




メリーさん太「……え、祥○ちゃんに関して、何か有ったっけ?」


ちょい悪令嬢「今回に限っての話かと思いますが、なぜか祥○ちゃんがいきなり、む○みちゃんの心象世界に入り込んできたじゃないですか? しかも最後には涙を流したりして、当時ファンの間でも大いに話題になっていましたし」


メリーさん太「──ああっ、そういえばそうだった! あれって一体、何だったんだ?」


ちょい悪令嬢「コメンタリーよると、実はあれは単なる、『ストーリー上の必要性』だったそうですよ?」


メリーさん太「は?」




ちょい悪令嬢「あれって監督さんによると、『若葉む○み』の中で人格交替を行うための『楽屋裏』のようなものとのことですが、む○みちゃんとモーテ○スが言い争いをするのはいいんだけど、モーテ○スとしては『部外者』の祥○ちゃんにも言いたいことが有ったので、本来有り得ないはずの祥○ちゃんのご登場と言うことになったものの、あくまでも『部外者』であるので、反論をするどころか身動き一つできなかったわけです」




メリーさん太「じゃあ、最後に涙を流したのは、どうしてなんだよ?」


ちょい悪令嬢「あれは、『ノリ』です」


メリーさん太「──『ノリ』い⁉」




ちょい悪令嬢「あそこでAパートが終わってCMに入るんですが、ただ人形のように静止している祥○ちゃんのアップで終わるのは芸が無いから、ついポロッと涙をこぼすと言う、いかにも『意味深な』カットにしたのだと、演出兼コンテ担当のスタッフ様がおっしゃっていました」




メリーさん太「本当に『ノリ』だけだったのかよ⁉ いろいろと考察していた、ファンの皆様が馬鹿みたいじゃないか⁉」




ちょい悪令嬢「──このように、『演出のノリ』だけで意味の無いカットって、結構有るようですので、考察厨の方は、くれぐれもお気をつけくださいませ♡」

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