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2032/2222

第2032話、わたくし、『アベム○カ』の監督さんの『メ○ミマガジン』でのインタビューに完全同意ですの☆(その2)

ちょい悪令嬢「──さて今回も、本作の作者における本年冬アニメ私的覇権作にめでたく輝いた、『BanG Dre○m! Ave Muj○ca』について現在物議を醸している、柿○広大監督さん自らの『メ○ミマガジン』5月号掲載のロングインタビューにおける、特に注目すべき記事についてご紹介して参りますわよ☆」




メリーさん太「あ、前回の続きをやるんだ。それならちょっと聞いてみたいことが有るんだけど?」


ちょい悪令嬢「はい、何でしょうか?」




メリーさん太「前回紹介した、『ギター特化型の若葉む○み』の人格が消失したのに、最終ライブでギターを弾けたのは、身体がギターテクを覚えていたからで、人格の有無には関係無いってインタビュー部分が、何と本作の作者の別作品の『記憶喪失メモリーズ』に、ほとんど同じ記述が有るって言うのは、偶然にしてはできすぎているんじゃ無いのか? ──かと言って、『Ave Muj○ca』の制作スタッフ様が、こんな無名の作家が昔書いた短編作品なんか知るわけが無いし、『記憶喪失メモリーズ』のほうも数年前に作成したものなので、お互いに影響し合うはずが無いんだけど?」




ちょい悪令嬢「ああ、実はそれって、少なくとも本作の作者の作品については、『元ネタ』が有るんですよ」


メリーさん太「……『元ネタ』、だと?」




ちょい悪令嬢「今から十年ほど前に発行されたラノベに『多重人格』を扱ったのが有って、同一のヒロインなのに人格が幾つも有ったりして、ある時は学園きってのアスリートとして、またある時は超人気のギタリストとして活躍しているけど、あたかもまるで別人のように主人公の男子高校生に接すると言う、どこかの『疑似ハーレムアニメ』みたいな様相を呈したのですが、こちらの作品でもいきなりすべての人格が消失してしまって何もできなくなり、自分に自信が無くなって引きこもってしまうって展開だったのですよ」




メリーさん太「──それって、『Ave Muj○ca』のむ○みちゃん、そのまんまじゃねえか⁉」


ちょい悪令嬢「でもうちの作者としては、この作品を読んだ時、非常に違和感を覚えたのです」


メリーさん太「『違和感』て?」




ちょい悪令嬢「まず、現役女子高校生のヒロインが、人並み以上の実力を誇るアスリートとギタリストに、同時になれたことです。単純に言って、これを両立することなんて、プロのアスリートでも不可能でしょう。アスリートが短い選手生命の間で成功を掴むには、学生時代は各種大会で常に実績を示さなければならないし、社会人になったら四年に一度のオリンピックや世界的大会において上位に食い込まなければならないので、数少ないチャンスを確実に掴むためにも、自分に許された時間をすべて鍛錬につぎ込まなければ間に合わず、学生時代にいっぱしのギタリストに成り上がる暇なんて、到底有り得るわけがございません」




メリーさん太「──言われてみれば、まったくその通りじゃん⁉ そんなのはラノベやアニメの中だけの、『御都合主義のつくられたスーパーヒロイン』だけだよな!」




ちょい悪令嬢「次に、これは前回述べたことにも繋がるのですが、アスリートとギタリストとでは、もしもそれぞれの頂点を極めようとしたら、完全にそれに特化した『肉体』をつくり上げなければならず、当然ながら運動競技と音楽的技術とでは、筋肉の付き方等適正な肉体構造が大きく異なってくるので、物理的に両立できるはずが無いのです」




メリーさん太「それはまあ、そうだよな。どう考えても、アスリートとギタリストを両立させた肉体構造よりも、アスリート特化型の肉体構造や、ギタリスト特化型の肉体構造のほうが、究極的には有利になるだろうよ」




ちょい悪令嬢「そして何よりも最大の違和感を覚えたのが、このヒロインがすべての人格を失った時に、卓越した運動能力もギターテクニックも失ってしまったことなのですが、そんなこと絶対に有り得ないのです!」


メリーさん太「え、何で?」




ちょい悪令嬢「たった今申したでしょう? 運動能力や音楽的技術は、肉体を改造してしまうほどに、身体に覚え込まされているのだと。たとえそれまでの人格が失われようが、記憶喪失になろうが、ひとたび走らせたり、ギターを弾かせたりしたら、自然と超絶技巧のテクニックを発揮できるはずなのです!」




メリーさん太「ああっ、むしろこっちのほうが、創作物としては良く有るパターンだよな⁉ 『……なぜだ、俺はすべてを忘れ去っているはずなのに、こうしてギターを握るだけで、俺の全然知らない曲を弾くことができるんだッ⁉』とか!」


ちょい悪令嬢「それなのに『Ave Muj○ca』においても、『ギター特化型のむ○み』ちゃんが消失した際に、モーティスがギターを弾けなくなったのを不思議に思ったのですよ」


メリーさん太「でもあれって、『特殊な例』だったんだろ?」




ちょい悪令嬢「そうなんですよ、『モーティス』と言うのは人格と言うよりも『演技に特化した才能の塊』であって、む○みちゃんが唯一自らの努力によって手に入れたギターテクは、生まれつきの才能には含まれておらず、モーティスではギターを弾くことができないのであり、モーティスが主人格を担っている場合においては、肉体には関係無く、ギターの才能が『オフ』状態になっているみたいなものなのです」




メリーさん太「だから最終話でモーティスさえ失い『人格が無くなった』状態になったほうが、肉体側で勝手にギターが弾けるようになったわけだな?」


ちょい悪令嬢「柿○監督の弁によると、『ギター特化型』の人格ならぬ『役』が、演じていたそうです」


メリーさん太「……何で監督さんは、くだんのラノベ作家とは違って、その結論に至れたんだ?」




ちょい悪令嬢「十年以上も『ガールズバンド』を題材モチーフにした『バン○リ!』を制作し続けたスタッフの皆様には、当然自分自身バンド活動をやっていた方も少なくは無いと思われるのですよ。──だったら、たとえ創作物ならではに非現実的に、突然人格が変わり果てたり記憶喪失になったりしたところで、身体に染みついた音楽的技術が完全に失われたりはしないことを、十分承知しておられるのではないでしょうか?」




メリーさん太「なるほど、合点がいったぜ!」


ちょい悪令嬢「むしろ、音楽的経験は幼少時のピアノレッスン程度しか無い本作の作者が、もはやプロ級のバンド知識の有る『バン○リ!』スタッフの皆様と同レベルの知識が有ったことのほうが、驚きですわね♫」


メリーさん太「──隙あらば、『自画自賛』を挟み込むのはヤメロ⁉」




ちょい悪令嬢「まあとにかく、前回の補足はここまでにして、これ以降はむ○みちゃん以外にインタビューで述べられた、『重要キャラ』についてご紹介して参りましょう☆」




メリーさん太「……『重要キャラ』と言うと、やはりむ○みちゃん同様話題を集めた、『Ave Muj○ca』のメインキャラである、豊川祥○ちゃんや三角初○(○音)ちゃんか?」


ちょい悪令嬢「あ、いえ、むしろ当インタビューにおいて、思わぬ事実が発覚した、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』の千早愛○ちゃんです!」


メリーさん太「え、今更、前シリーズの『MyG○』の、愛○ちゃんなの⁉」


ちょい悪令嬢「だって今回の『Ave Muj○ca』においても、何度も『男前』なところを見せて、ストーリーを上手く回してくださったでしょう?」


メリーさん太「ああ、確かに『MyG○』ではどちらかと言うと、『三枚目』や『狂言回し』と言った役回りだったのに、えらく扱いが違ったよな?」


ちょい悪令嬢「それはすべて、彼女自身の『成長』の賜物なのですよ」


メリーさん太「『成長』、って?」




ちょい悪令嬢「『メ○ミマガジン』の監督さんのインタビューによると、愛○ちゃんは一見いい加減なように見えて、中学時代に生徒会長を務めていただけ有って、人の気持ちを察するのに長けているのですよ。前シリーズではその能力を自分が目立つようにバンド編成をしよう等々と、主に利己的に使おうとしていたんですけど、実は彼女も『高松と○りちゃんに口説き落とされた』キャラの一人なのであって、一度『と○りちゃんと一生バンドをやっていこう』と腹をくくったからには、その鋭い人間観察力と、『MyG○』や『Ave Muj○ca』のキャラには珍しい抜群の行動力とを、と○りちゃんを始めとする『MyG○』のメンバーや、と○りちゃんと関係浅からぬ『Ave Muj○ca』のメンバーたちのために、惜しむこと無く発揮していくことになったのです! なぜなら監督の弁によると、『愛○は彼女自身が思っているよりもずっと、親切心が強くて、ごく自然に人のために動くことができるし、その結果を共に喜ぶことのできる人』なのだから♡」




メリーさん太「──監督さん、愛○ちゃんのことべた褒めじゃん⁉ ええっ、彼女ってあんな短期間で、そんなに成長していたの⁉」


ちょい悪令嬢「そしてその結果、彼女は今、非常に『安定』しているのですよ」


メリーさん太「……『安定』、とは?」




ちょい悪令嬢「まず何と言っても、『MyG○のギタリスト』と言う地位です。そのもはや揺るぎようの無い地位を確立したことで、それまでのふらふらとした根無し草のような態度は鳴りを潜め、少々のトラブルに直面しても、昔みたいに逃げずに踏ん張られるようになったのです」




メリーさん太「──確かに最終話のライブでの愛○ちゃんのギターって、むちゃくちゃ上達していたよな⁉」




ちょい悪令嬢「そして何と言っても前シリーズのラストで、と○りちゃんと一緒に一生バンドをやって行こうと、お互いに約束したことが大きいでしょう! これによって自分こそがこれから一生と○りちゃんの隣に立ち続ける、『唯一無二のパートナー』だと自覚することで、この先どうなろうがと○りちゃんの信頼だけは守り抜くと言う、決意を固めたのです!」




メリーさん太「ええーっ⁉ ちょっと待って! それじゃ『あのとも』決定なの⁉ 『ともさき』は⁉ 『ともたき』は⁉ 『あのそよ』は⁉」




ちょい悪令嬢「そんなファンの妄想レベルのCP(カプ)厨の話では無く、まさしく『魂の絆』レベルの話であって、何よりもこれは監督さん自らのお言葉によるものなので、これで『確定』と言っても過言では無いでしょう☆」



メリーさん太「──むしろ、今回のインタビューにおいて、最も話題になるべきなのは、ここじゃ無いのか⁉ 何でみんな、む○みちゃんや祥○ちゃんや初○ちゃんのことばかりを騒いでいるんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「それは機会が有れば、次回以降で説明いたしますわ♫」

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