第2022話、わたくし、今期冬アニメ覇権レース、ラストスパートですの☆(その4)
ちょい悪令嬢「──しまった! またやってしまった!」
メリーさん太「……何だ、開始早々から。一体何をやったって言うんだ?」
ちょい悪令嬢「もちろん、今期冬アニメに関してですよ! あれだけ大言壮語していたくせに、本作の作者ってば、結局やらかしてしまったのです!」
メリーさん太「やらかしたって、何を?」
ちょい悪令嬢「実家の父親の死亡による、各種相続手続きで多忙の折だと言うのに、またしても『虚無アニメ』を無駄に見続けることによって、貴重な時間を費やしてしまったのですよ!」
メリーさん太「──またかよ⁉ 学習能力の無いやつだな!」
ちょい悪令嬢「第2019話においては、ちゃんと『毎回面白く』、いかにも『今後の展開に何か有る』と思わせる作品だけを見ろ!──とか何とか言っていたくせに、またしてもドツボにはまってしまうとは……」
メリーさん太「……つまり、毎回全然面白くなく、それ以降の展開にも何ら期待を持てないと言う、『ダメダメ作品』を見続けていたわけか?」
ちょい悪令嬢「つい魔が差してしまったのです! ──DV男から離れられない、駄目女みたいに!」
メリーさん太「──ある意味的確な例えはよせ! 『いつか面白くなるなる詐欺』か⁉ それで、一体何て言う作品だったんだ?…………もしかして、『グリザ○ア』最新作の『ファントムト○ガー』のTV版とか?」
ちょい悪令嬢「ああ、あれも、キャラデザも作画もアクションもいいけど、ストーリー的な『意外性』や『外連味』がまったく無く、紛う方無き『虚無』でしたね。その『落差』がわかりやすくて、3話で切りましたよ」
メリーさん太「『グリザ○ア』じゃ無いとしたら、何だよ? まさか、既に『今期覇権作の最終候補』として挙げたやつの、どれかだったりするんじゃ無いだろうな?」
ちょい悪令嬢「いえいえ、これまで完全に沈黙を守ってきた、『想星のアクエリ○ン Myth of Emoti○ns』でございます☆」
メリーさん太「──完全に、『目に見える地雷』を踏んだだけじゃねえか⁉ キャラデザも作画も問題だらけで、放送前から大顰蹙を買っていただろうが⁉」
ちょい悪令嬢「ああいうあえて『外した』作風だったからこそ、『何か有るんじゃ無いか?』と期待しちゃったんですよ! ──それに、うちの作者は知らなかったけど、『アクエリ○ン』と言うのは、結構長きににわたって展開されている、大人気シリーズだと言うことだし」
メリーさん太「……ああ、いつもの『天邪鬼』気質が、まんまと裏目に出たわけか? ──しかし、『グリザ○ア』や『空色ユーテ○リティ』なんかは早々に切ったくせに、こっちは最終話目前まで見続けるなんて、どこが違ったんだ?」
ちょい悪令嬢「一応、『二つの世界』をキャラデザを変えてまで同時に描いていたから、とんでもない『大どんでん返し』でも有るんじゃ無いかと期待していたんですよ!」
メリーさん太「……だったら、最終話まで見続ければいいじゃないか? 最後の最後で、アッと驚く『大どんでん返し』が有るかも知れないだろ?」
ちょい悪令嬢「ここまで全然面白くなかったなら、最後でどんな巻き返しを図ろうが、今更手遅れなんですよ!」
メリーさん太「──ホント、どうしてこれまで、見続けることができたんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「『もめん○りー・リリィ』なんかは、すんなり2、3話あたりで切ることができたのです。大昔の魔法少女アニメでもあるまいし、初っ端でメインキャラを死なす展開なんて食傷気味でしたし、その後でむちゃくちゃエロい水着回や入浴シーンが有ったと言う話を聞いても食指が湧かなかったし、しかも後半戦に突入するや、世界観的にもキャラ的にも文字通りの『大どんでん返し』が有ったそうですけど、もはや全然興味を惹かれませんでしたからね」
メリーさん太「──『アクエリ○ン』との差は、一体何なの⁉ そっちは作画もキャラデザも良かったじゃん⁉」
ちょい悪令嬢「……あの制作会社様の最近の画風が、個人的に受け付けなかったのですよ。──特にあの、髪の毛の無駄にうねうねした『動き』とか★」
メリーさん太「ああ、確かにあれって、いろいろな意味で作画が過剰だし、どことなく『動き』がキモいよな」
ちょい悪令嬢「最近の『G○Hands』様の作品で支持できるのは、『デキる猫は今日も憂○』くらいでしょうか」
メリーさん太「……うん、まあ、いくらストーリーが良くたって、作画面がどうしても好みに合わなければ、視聴継続も辛いものにならざるを得ないのはわかるけど、せっかくの『大どんでん返し』作品だと言うのに、もったいないよな」
ちょい悪令嬢「それについては先程も述べましたが、冒頭でメインキャラをあっさりと退場させたことが、いくら何でも視聴者を馬鹿にしているように思えたので、完全に見る気が失せてしまったのですよ」
メリーさん太「でもそれって、まさに件の『大どんでん返し』に関わってくる『伏線』だったとも、見なせるんじゃ無いのか?」
ちょい悪令嬢「──たとえそうでも、今更『マ○さんモドキ』を見せられたんじゃ、その時点で大方の視聴者にあきれ果てられて、視聴を切られても文句を言えないでしょうが⁉」
メリーさん太「それは確かに、しょうがないかな?」
ちょい悪令嬢「それに対して『アクエリ○ン』のほうは、明確な『欠点』が目につかなかったから、ズルズルと見続けていて、ついに最終話直前にきてしまったのですよ!」
メリーさん太「いやむしろ、あの『キャラデザ』は、完全に『地雷』だったじゃんか?」
ちょい悪令嬢「……うちの『逆張り』作者ときたら、『──あれだからいいんだ! きっと本編の途中でどんでん返しが有って、キャラデザも一変するはずだ!』とか、知った風なことを散々わめいておいて、結局ドツボにはまってしまったと言うw」
メリーさん太「ああ、放送前にも、『あれは仮想世界であり、キャラは全員「アバター」みたいなものだ』なんて予想が立てられていたっけ?」
ちょい悪令嬢「でもどうやら最終話まで、あのキャラで行くようでして」
メリーさん太「──駄目じゃん⁉」
ちょい悪令嬢「まあ、ここまで来たんだから、一応最終話も見るつもりですが、まさに『毒を食らわば皿まで』の心境ですよ。………ッたく、時間の無駄でしたわ」
メリーさん太「そこまで言うなよ⁉ 制作スタッフやファンの皆様に失礼だろうが⁉」
ちょい悪令嬢「まあ、今回の特定の作品に対する考察と言うか愚痴はこのくらいにして、余った字数は『他の作品』について使いたいかと存じます」
メリーさん太「……『他の作品』、て?」
ちょい悪令嬢「もちろん、最終話放映を目前にして、現在話題騒然の、『BanG Dre○m! Ave Muj○ca』です!」
メリーさん太「──まさか、『あの件』について、突っ込むつもりかよ⁉」
ちょい悪令嬢「いえいえ、本作は『炎上商法』は厳禁ですので、『あの件』にはまったく触れる気はございません………………が、」
メリーさん太「『が』?」
ちょい悪令嬢「今回の主題に合わせて言及すると、あの『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』の監督&メイン脚本コンビで創られた、『なれ○れ』こと『菜なれ花○れ』が、『アクエリ○ン』や『魔法使いになれなかった女○子の話』並みに面白くなかった理由を、今更ながらに納得しましたわ★」
メリーさん太「──今回の騒動について、暗にあげつらうのはヤメロ!」
ちょい悪令嬢「それで話をまったく変えまして、『MyG○』大好きな本作の作者が、その続編である『Ave Muj○ca』に対して、若干説明不足と思われている点についての『補足』を、これから詳細に述べていこうかと思うのです!」
メリーさん太「な、何だよ、『補足』って」
ちょい悪令嬢「祥○ちゃんの実のお祖父様である豊川定○さんが、『おまえは豊川家の本当の恐ろしさを知らないのだッ!』などと、豊川家の現当主でありながら、まるで『他人事』のように言っている件ですわ」
メリーさん太「……それは作中で散々述べられているように、定○氏が婿養子だからだろうが?」
ちょい悪令嬢「そんなことはありませんわ。──考えてもみなさい、他でも無く自他共に認める『豊川家直系の後継者』であられる祥○ちゃんから見れば、実の祖父であり現当主である定○さんこそが、『恐ろしいまでに絶大なる権力を有する豊川家』そのものであるはずでしょうが!」
メリーさん太「あ」
ちょい悪令嬢「これって本作において『夫婦別姓』問題に絡めて、日本を代表する自動車メーカーである『ス○キ』様を例に挙げて、既に説明したことに他ならないのですよ。確かに四代目社長の鈴木オ○ム氏は婿養子であり、本来鈴木家の人間では無かったかも知れませんが、現在の社長であられる本家直系のサラブレッドの鈴木俊○氏からしたら、『直系の実の父親』であり、何よりも『ス○キ』と言う会社を格段に発展させた『中興の祖』でもあって、現在の『ス○キの代名詞』と言っても過言では無いのです!」
メリーさん太「そうか、現在のインド市場で大躍進を続けているス○キのスタート地点を、オ○ム氏がス○キ直系のお嬢様と結婚して『鈴木』を名乗り始めて、インド市場を開拓し始めた時だと見なせば、彼こそが『ス○キ新体制の始祖』とも言えるのか⁉」
ちょい悪令嬢「そうなのです、たとえ長きにわたる伝統を誇る家系であっても、後継ぎが結婚をするごとに新たなるスタートを切るのだと見なすと、男女のどちらかが改姓するとか問題では無く、夫婦どちら共が『鈴木』であり『豊川』であって、これが『夫婦は同姓を名乗るべき』の最大の理由なのですよ!」
メリーさん太「自分たちが新たなる歴史を築いていくと言うのなら、別に親の姓を強制させられているわけじゃ無いし、現実にもオ○ム氏は立派に『鈴木家の代名詞』になられたんだからな。『夫婦別姓派』は、反論の余地も無いだろうよw」
ちょい悪令嬢「だから、『Ave Muj○ca』においても、婿養子だからと言って『豊川家の恐ろしさ』にビクビクすることは無く、実の祖父に対して啖呵を切った祥○ちゃんは、非常に正しかったわけなのですよ♡」