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2018/2223

第2018話、わたくし、親の介護をしながらWeb小説を書いている方は『化物』だと思いますの☆

ちょい悪令嬢「……いや、昨日は大変な目に遭いましたわ」




メリーさん太「何だ、今回は開始早々、一体どうしたんだ? そんないかにも疲れ果てた表情なんかして」




ちょい悪令嬢「いえね、前回は優に三ヶ月ぶりに、四千字ほどの作品を、一から作成したわけじゃ無いですか?」


メリーさん太「前々回のは、半分以上下書きが作って有ったしな」


ちょい悪令嬢「それで、本当に久し振りと言うことも有って、下書きから仕上げまでに五時間以上もかかって、お昼頃にWeb公開するとともに力尽きて、後の半日は何もできずにぐったりとしていたのですよ☆」


メリーさん太「え、何ソノていたらく?」




ちょい悪令嬢「それで思ったんですけど、基本的に父親の介護で日中ほとんど忙殺されていた作者って、よくもまあほんのわずかな合間を見繕って、小説なんて書けたものですよねえ?」




メリーさん太「あ」




ちょい悪令嬢「しかもこんな、結構体力を使うことを、毎日欠かさず続けていたなんて」




メリーさん太「……ああ、特に末期の本格的在宅介護に突入してからは、父親の状況が急変する怖れが有ったから、四六時中気を張っていなければならず、夜中に二階で寝ていても階下からうめき声が聞こえたら、急いで駆けつけなければならなかったからな」


ちょい悪令嬢「介護自体も、一日に三回も父親の汚れ物を洗濯をしなけらばならないほど、キツいものになりましたしね」


メリーさん太「で、でもそれって、作者にとっては、親父さんの介護が『生き甲斐』で、その合間を縫ってのWeb小説作成が『息抜き』であったからこそ、どうにか両立できていたわけだろ?」




ちょい悪令嬢「──それはあくまでも、『精神面』での話ですわ! 『肉体的』には、高齢者介護とWeb小説作成を、両方共本気(ガチ)で両立させるなんて、とても正気の沙汰とは思えませんわ!」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「……ホント、11月に父親が緊急入院するまで、一体どうやって生活していたのか、今となっては作者自身も首をひねるばかりですの」


メリーさん太「──自分自身のことなのにかよ⁉」


ちょい悪令嬢「だって、読者の皆様はご存じの通りここ数年間は、(二年前の作者自身の緊急入院時以外は)一日も休むこと無く連載を続けていたのですよ? ──それも、この上なき重労働であり、精神的にもまったく気の抜けない、父親の介護をしながら!」


メリーさん太「……た、確かに」


ちょい悪令嬢「はっきり申しまして、少なくとも体力的には、今から同じことをやれと言われても、とてもできそうにはありませんわ」


メリーさん太「──実際に、自分自身でやっていたことなのにか⁉」


ちょい悪令嬢「やはり、あの文字通り『化物じみた』原動力は、父親の介護をしなければならないと言う、『使命感』に基づいたものだったのでは無いでしょうか?」


メリーさん太「……ああ、なるほど、その肝心要の父親を失った今、そもそもの『モチベーション』自体も失ったわけか?」




ちょい悪令嬢「言い換えれば、『緊張感』ですわね。本来気力体力共に限界を超えて頑張っていたところ、父親が亡くなってしまって、緊張の糸がぷっつりと切れてしまったと言うことでしょう」




メリーさん太「──ええっ、それって、むちゃくちゃマズいんじゃ無いのか⁉」




ちょい悪令嬢「そうなんですよ、父親が亡くなってからと言うもの、食事もろくに喉を通らず、何もする気が起こらず、気力体力共にどんどんと低下していき、これではいけないと思って、無理やりWeb小説を書き始めたのですが、以前通りの日常を取り戻すどころか、更に自分の限界を思い知らされて、これからどうしたらいいのか、改めて絶望感に苛まれていると言う」




メリーさん太「……うわあ、下手したら、ガチで『断筆』も有り得るんじゃ無いのか?」




ちょい悪令嬢「精神面だけに限って言えば、『Web小説』を書いてさえいれば、前向きに生きていけるとしたら、親の介護なんて言うものは、時間と体力を奪う余計な重労働に過ぎず、むしろ父親が亡くなれば『解放』されて、小説作成に専念できるものと思っていたら、逆にモチベーションをすっかり無くしてしまったわけでして」




メリーさん太「つまりそれだけ作者にとっては、介護と言うか親父さんの存在そのものが、『生きる糧』であったわけか?」


ちょい悪令嬢「今のところ、作者が立ち直るためには、父親が生き返るしか無いのですが、そんなことは絶対に有り得ませんからね」


メリーさん太「──有ったら、困るわ!」




ちょい悪令嬢「だとしたら、今度は『別の人』の介護を行うとか?」




メリーさん太「…………へ?」




ちょい悪令嬢「実は、作者の亡き母親の妹さん──つまり、叔母さんが、八十歳後半のご高齢でありながら、隣町で独りっきりで暮らされているのですよ」


メリーさん太「──さすがはド田舎! 一軒家の独居老人には事欠かないな⁉」


ちょい悪令嬢「作者の従兄弟に当たる長男ご夫婦が県庁所在地で暮らされているのですけど、実家に戻るのは月に一度くらいで、それ以外は大きな家で一人だけで過ごされているそうです」


メリーさん太「……それはちょっと、不用心だな?」


ちょい悪令嬢「住宅街のど真ん中だから、大きなスーパーに行くのにも、(一時間に一、二本しかない)バスを乗り継いで数十分ほどもかかるし、誰か同居人がいたほうが、何かと便利でございましょう」


メリーさん太「そりゃまあ、そうだろうな」




ちょい悪令嬢「まあ、いくら血縁者とはいえ、数十年も東京と田舎とでまったく交流が無かった者同士で、いきなり一緒に住むなんて有り得ませんけど、時たま家事手伝いに訪れて、旧交を温めるのはアリかと思うのですよ」




メリーさん太「うん、それで作者の『生き甲斐』を取り戻せるのなら、悪い話では無いわな」


ちょい悪令嬢「やはり人の出入りが多いほうが、防犯面でも好ましいし、買い物等の家事の補助もできて、何かと重宝してもらえるしね」


メリーさん太「何だ、別に完全に絶望的状況ってわけじゃ無いんだ? それなら、最悪『断筆』は免れるようだな」




ちょい悪令嬢「まだまだ予断は許せませんが、悪いことばかり考えて気落ちするんじゃ無く、こういった前向きなことも考えていくほうが、やはり精神的にプラスになるのは間違い無いでしょうね♡」













メリーさん太「……え、今回はもうおしまいなの?」




ちょい悪令嬢「ですから、現在の作者は、気力体力共にガタ落ちだって申したでしょう?」


メリーさん太「それにしたって、少な過ぎだろ? 作者の個人的事情で、読者様に迷惑をかけたくないってのは、嘘だったのか?」


ちょい悪令嬢「……仕方ないですねえ、だったら前回の【アニメ談義】の補足を行いますか」


メリーさん太「『補足』って、何をだよ?」


ちょい悪令嬢「本作の作者における、今期冬アニメの覇権本命作は、『BanG Dre○m! Ave Muj○ca』ですが、それに対するライバル作である、覇権次点候補についてです」


メリーさん太「おっ、あの『Ave Muj○ca』に匹敵する、覇権候補作が有ったのか⁉ それって一体──」




ちょい悪令嬢「ズバリ、『花○羅』こと『花は咲く、修○の如く』ですわ!」




メリーさん太「………………………………へ?」




ちょい悪令嬢「何ソノ、うっすい反応は⁉」


メリーさん太「い、いやでも、『花○羅』って、あまり話題になっていないし、ストーリーも極ありきたりな、『学園部活作品(モノ)』って感じじゃんか?」




ちょい悪令嬢「ふっふっふっ、ネタバレ防止のため多くは語りませんが、実はあれって『Ave Muj○ca』に負けず劣らず、『近親者ゲキ重レズ展開』が待ち受けているのですよ」




メリーさん太「──ええっ、そうなの⁉」




ちょい悪令嬢「視聴者の皆様には、一方のキャラがただ単純にもう一方のキャラに憧れの感情をいだいていると言う、『熱血青春作品(モノ)』ではありがちなパターンのようにミスリードしていますが、実は相手のほうが『ドロドロゆりゆりの情念』を隠し持っていると言う☆」




メリーさん太「ホンマかよ⁉」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、百合展開好きの『Ave Muj○ca』ファンのみならず、『花○羅』のこれからの展開は俄然要注目ですので、どなた様もお見逃し無く♡」

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