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2012/2222

第2012話、わたくし、『ダン○ち』のシ○ちゃんがベ○君やリュ○さんに無茶ブリするのは昔からだと思いますの☆【後編】

メリーさん太「──何ソレ⁉ むしろフレ○ヤ様なんかよりもシ○ちゃんのほうが、余程『ラスボス』じゃん⁉ だったらどうしてその力を利用して、ベ○君の独占を始めとして、実際に『オラ○オ』を自分の意のままにしないわけ?」




ちょい悪令嬢「この点についてはアニメ版でも触れていましたが、そもそもベ○君はヴ○レン何某さん以外になびかないようになっているし、シ○ちゃん自身もあんまり『おイタ』が過ぎると、監視役の『ミ○母さん』から拳骨げんこつを落とされてしまうし、そもそも対立派閥の『ロ○・ファミリア』の主神のロ○様が、シ○ちゃんの正体を把握しているので、滅多なことができないと言う、各種『縛り』がございますからね」




メリーさん太「だったら、そんなに好き放題には、実力を発揮できないのでは?」


ちょい悪令嬢「それが幸運なことにも、彼女はリュ○さんと出会ったからこそ、すべてが理想的に進行していったのです!」


メリーさん太「へ?」




ちょい悪令嬢「フレ○ヤ様って、『魂が透明』である人物が大好きで、ベ○君に惚れ込んだのもそれが理由なのですが、『正義の申し子』であり『人助け』が信条のリュ○さんも、最大級に『好ましい』手合いなのですよ。しかも『潔癖主義』を絵に描いたような種族であるエルフのリュ○さんのほうも、心の汚れた人物に対しては生理的に接触を忌避し、『握手』すらも拒むほどですが、ある意味純真無垢そのものの『女神様』であるシ○ちゃんの手は、至極当然のようにとることができましたので、お互いに全幅の信頼を寄せ合うようになったのです」




メリーさん太「ああ、なるほど、『女神様』でありながら、(まさにアニメ版第5期そのままに)『魔女』にもなり得るシ○嬢(=フレ○ヤ様)だけど、つるむ相手が『正義の味方』そのまんまのリュ○さんだったことが功を奏して、むしろ『世直しコンビ』を結成することになったんだ!」




ちょい悪令嬢「ただですねえ、正義は正義でも、その『やり口』に、明確にシ○嬢の『悪どさ』や『小悪魔』っぷりが顔を出して、相手側の悪玉たちはもちろん、リュ○さんや毎度巻き込まれ体質のベ○君が、始終翻弄されるのは、さすがはその本性が『無敵の女神様』ってところですわね♫」




メリーさん太「ええっ、【スピンアウト】のシ○ちゃんて、そんな『いい性格』をしているの⁉」




ちょい悪令嬢「『凄く意外でありながら同時に凄くわかりやすい』例えを挙げますと、例のアニメ版第5期の問題のシーンにおいて、フレ○ヤ様の『本性』を現したシ○ちゃんが、ア○ニャちゃんを情け容赦なく追い込んで絶望の淵に叩き落としたり、リュ○さんにベ○君との『3(ピー)』を申し出ると言う、(『人外』ならではの)『気持ち悪さ』を全開にしましたが、実は各種【スピンアウト】においては、シ○ちゃんて元からあんな感じで、むしろア○ニャちゃんやリュ○さんのほうこそ、『……今更何を驚いているんだよ?』とも言い得るのですよ★」




メリーさん太「──はあああああああああ⁉ つまりそれって、シ○ちゃんが普段から、『3(ピー)』とか平気でやりかねないってことなの⁉」




ちょい悪令嬢「何度も申しているじゃないですか? フレ○ヤ様はとにかく、『魂が透明な人物』が大好きで、全面的に受け容れられるって。つまりその意味では、ベ○君とリュ○さんは『同等の存在』であり、三人で溶け合うように愛し合おうが、シ○ちゃんにとっては嫌悪感も忌避感も無く、むしろ本望だったりするのです♡」




メリーさん太「いやいやいや、そんなの潔癖症のリュ○さんが、絶対に拒むだろ⁉」




ちょい悪令嬢「これについても言及済みですが、彼女が潔癖なのは、『事象』や『行為』よりも『人物』そのものが判断基準なので、シ○ちゃんとベ○君を完全に受け容れてしまっているからには、たとえ『3(ピー)』であろうと絶対に拒むとは限らず、そもそもシ○嬢に対しては、『自分を再び立ち直らせてくれた』と言うことで、絶対の信頼と忠誠心を寄せており、ベ○君のことはシ○嬢の『理想の伴侶』として遠慮しているけど、もしシ○さんのほうから、『リュ○もベ○さんのことを「二人占め」しようよ♡』と提案されたのなら、実は頑なに拒む理由は無くなるのです」




メリーさん太「……え、でも、アニメ版では拒んでいたじゃんか?」


ちょい悪令嬢「あれはリュ○さん自身と言うよりも、敬愛するシ○嬢にとって『真に正しい在り方じゃ無い』ことを、本能的に見抜いたからこその、拒絶だったのですよ。それはアニメ版第5期を最後までご覧になればわかります」


メリーさん太「──うちの作者の『ダン○ち』に対する理解度は、一体何なんだ⁉ もはや原作者レベルじゃ無いのか⁉(※【作者注】この『思い上がり』は、この後原作ラノベ版最新刊(第20巻)を読むことで、もろくも打ち砕かれてしまいましたw)」


ちょい悪令嬢「これはア○ニャちゃんの件も同様で、実はフレ○ヤ様がずっと演技をして騙し続けていたのは、すべてア○ニャちゃん自身のためだったのです」


メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「心優しきフレ○ヤ様は、少々実力不足のア○ニャちゃんが、武闘派集団である『フレ○ヤ・ファミリア』に居続けるのは厳しいし、何よりも『妹《ア○ニャ》』とは違って実力十分だけど『超絶シスコン』である、兄のア○ン君の成長すらも阻害しかねないと見て取って、ア○ン君自ら覚悟を決めてア○ニャちゃんを捨て去るように仕向けることで、二人を離れ離れにしたのです」




メリーさん太「ええっ、『シスコンの兄様』と『ブラコンの妹ちゃん』を、無理やり引き離したのか⁉ フレ○ヤ様って、鬼か⁉」




ちょい悪令嬢「ところがどっこい、気配り上手のフレ○ヤ様は、ちゃんと双方をフォローしており、ファミリアを追い出されて行き場を失ったア○ニャちゃんに対しては、『シ○』の姿となって『豊○の女主人』で拾ってやり、その後も親身に面倒を見てやったし、しかもそれに加えてフレ○ヤ様が『シ○』として『豊○の女主人』で働いている間は、ア○ン君に護衛を命じることで、常に『シスコン兄様』に最愛のア○ニャちゃんを見守るチャンスを与えたわけなのですよ♫」




メリーさん太「──むしろ、至れり尽くせりじゃ無いの⁉ 何でアニメ版のリュ○さんやア○ニャちゃんは、あんなに怒ったの⁉」




ちょい悪令嬢「そりゃあ、アニメ版はもとより、原作ラノベ版の本編についても、【スピンアウト】版は読んでいないことを前提にストーリーを組み立てなければいけませんので、シ○ちゃんの【スピンアウト】ならではの『小悪魔』っぷりは、知られていないことになっているのですよ」




メリーさん太「……何と、【スピンアウト】をちゃんと読んでいれば、アニメ版どころか原作ラノベ版の本編すらも、その印象が180度違ってくるわけか⁉」




ちょい悪令嬢「──と言うわけですので、現在絶賛放映&配信中の『ダン○ち』第5期がお気に召された方は、原作ラノベ版本編はもとより、数多く出版されている【スピンアウト】版も手に取られることを、是非ともお薦めいたしますわ♡」

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