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2010/2223

第2010話、わたくし、作者の父親がもはや年を越せそうに無いことに錯乱しておりますの⁉

ちょい悪令嬢「……読者の皆様、本作の続行に当たって、非常に由々しき状況となりました。昨日本作の作者におきましては、実家の父親の転院先の病院からも、【余命半年】どころか、『この年末まで保つかどうかも予断を許さない』と言う、担当のお医者様からの宣告を受けて、現在(おも)に『精神的』に、ドツボの状態に陥っております」




メリーさん太「あれ? 前の病院で同じような宣告を受けた際に、既に覚悟を決めていたんじゃ無かったのか?」




ちょい悪令嬢「あの時点では、幾分『快復』の傾向も見えていたので、まだそれ程『現実味』が無かったのですよッ!」


メリーさん太「な、何だよ、後期高齢者に対する【余命宣告】の、『現実味』って?」







ちょい悪令嬢「まさにこの作品を作成している今この時にも、病院から『何らかのネガティブな』電話がかかってくるかも知れないと、常に戦々恐々していて、ガチで『気が狂いそう』になっていのですよッ!」







メリーさん太「──確かにそれは、むちゃくちゃキツいな⁉」







ちょい悪令嬢「……ホント、前の病院では【余命半年宣告】を受けた直後に、奇跡的に持ち直しましたからね。これだったらひょっとしたら大丈夫かと、明るい希望を持ったものの、今度はいきなり転院が決まって、当然のごとく病院間の移動で体力的に負荷をかけて、精神的にも環境が激変することによって痴呆が悪化したために、完全に衰弱してしまって、もはや『半年』どこから『半月』保つかどうかも怪しくなった、自分の父親の姿をまざまざと見せつけられてしまっては、自分一人実家に帰っても、常に『……今にでも病院から、最悪の電話がかかってくるかも知れない』と、『強迫観念』に苛まれ続けている次第でございます」







メリーさん太「うわあ、あいつ本当に、大丈夫なのか? もはやWeb小説なんか、書いている場合では無いのでは?」


ちょい悪令嬢「……いやそれが、このように『他のこと』に熱中している間は、いろいろなことを忘れられるから、むしろ助かっているのですよ」


メリーさん太「完全に、『現実逃避』に走っているな?」


ちょい悪令嬢「昨日なんて病院の帰りに『ダン○ち』のスピンアウト小説を買い込んで、家に帰って時間を忘れて読みふけっておりましたわ」


メリーさん太「──いやいやいや、父親にもしものことが有った場合、いろいろとやらなきゃならないことが目白押しなんだから、そっちの準備や各関係方面への根回しをやっておけよ⁉ 趣味の本を読むよりも、有意義なことで忙殺されるほうが、精神的にも望ましいだろうが⁉」


ちょい悪令嬢「そうは言われましても、父親に関することに気を回すと、どうしても精神的にドツボにはまってしまいそうで、なるべく考えないようにしたいんですよねえ……」


メリーさん太「う〜ん、その気持ちもわからないでも無いけど、『相続問題』ってむちゃくちゃ手続きが多くて、しかも落ち度無く適切にやらないと、後からいろいろと問題になりかねないから、土壇場になって慌ててやらないほうがいいぞ?」




ちょい悪令嬢「それはそうなんでしょうが、ホント現在の作者って、精神的に参っておりましてねえ。昨日も夜遅くまで、ほとんど興味の無い某アニメ作品を全12話だらだらと見続けて、ただ今睡眠不足に陥っておりますの」




メリーさん太「──いや、ただでさえ精神的にも肉体的にもキツいのに、ちゃんと睡眠をとらないと、作者自身のほうが先に限界を迎えてしまうぞ⁉ そうで無くても、ほんの数日前まで風邪で寝込んでいて、本当に全快しているか怪しいと言うのに⁉」




ちょい悪令嬢「そうは言っても、そもそもここ数年間の本作の作者は、その生活のすべてを、父親の介護のために捧げていたのですからね。もはや『終末医療施設』に収容されて、完全に自分の手から離れてしまった今となっては、父親のための食事の用意も生活必需品の買い出しも必要が無くなり、自分自身の食欲すら、ほとんど感じなくなってしまっているのです」




メリーさん太「ほんの一月ほど前までは、『在宅介護計画』が分単位でガッチリ決まっていて、それに沿ってすべてを進行すれば良かったしな。それが一挙に無くなってしまったとなると、『生活の張りが無くなる』も当然か? ──こりゃあ、ガチでヤバいぞ? ゼリータイプの栄養食でもいいから、少しでも口にしておけよ⁉」




ちょい悪令嬢「実はお昼に朝食兼用で食べるのなら、大抵大丈夫ですので、ご心配なく」


メリーさん太「──それってつまりは、『一食抜いている』だけじゃん⁉ 駄目だって、むしろこの『体力頼り』の状況で、一食でも抜いたら命取りだろ⁉」


ちょい悪令嬢「……それが、一月前に父親が緊急入院して以来、ほぼ毎日のように自転車で隣町の病院まで通っていたところ、ついに足腰に来たようで、昨夜は一晩中足がつって眠れなかったし、現在も両脚がだるくて、全体的に力が入らないそうです」


メリーさん太「駄目じゃん⁉ もう作者自身こそ、小説執筆やお見舞いを休んで、静養してろよ! ホンマ、倒れるぞ⁉」




ちょい悪令嬢「でも、一日でも多く父親に会いに行かないと、下手したらそれっきりになるかも知れないし、先ほどメリーさんがおっしゃっていたように、『もしもの時』に備えて、いろいろと準備をしておかなければならないから、休んでいる暇は無いんですよねえ……」




メリーさん太「──うッ⁉」




ちょい悪令嬢「しかも、最近どんどん寒くなっているので、自転車での移動が辛くなってきており、 先日のように風邪をひいてしまったら、もはや父親のことに手が回らなくなって、すべての意味で『おしまい』ですしね」




メリーさん太「……なるほど、こんな時こそ『気力』でどうにかすべきだけど、まさにその『気力』からまず駄目になってしまっている作者は、文字通り『八方塞がり』ってわけか?」




ちょい悪令嬢「そうは言っても、いくら『できないこと』ばかりあげつらっても、仕方ありません。ここは常識的に、『姉』の力を借りるべきでしょう」




メリーさん太「──ああ、そうか、その手が有ったか⁉」




ちょい悪令嬢「何度も何度も申しておりますように、作者の姉は、作者や父親が住んでいる自治体の大幹部ですからね。これからいろいろと必要になってくる『公的手続き』については、これほど頼りになる相手はいないでしょう」




メリーさん太「た、確かにッ!」


ちょい悪令嬢「でもですねえ、実は作者の姉君って、過去のいきさつから、実家と一悶着有って、作者や父親とは折り合いが悪いんですよねえ」


メリーさん太「え、そうなの?」




ちょい悪令嬢「実際作者が実家に戻ってからも、数えるほどしか父親に会いに来ませんでしたし」




メリーさん太「……あー、特にお互い大人になった実の親子って、様々な事情から、『疎遠』になりやすいからなあ」


ちょい悪令嬢「特に『他家に嫁いだ娘』なんて、下手したら『他人』と言ってもおかしくはありませんしね」


メリーさん太「だったら、どうするんだよ?」




ちょい悪令嬢「やはりここはあくまでも、作者自身が主体的に動いて、その補助を姉に頼むってのが、鉄板じゃないでしょうか?」




メリーさん太「ああ、それだったら、協力を得やすいかもな」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、今回も作者の個人的事情で終始してしまいましたが、もはや心の余裕さえ無くなりかけていますので、このまま連載が途絶える恐れも有り、読者の皆様におかれましては、どうぞご理解のほどよろしくお願いいたします」

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