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1999/2225

第1999話、わたくし、「『天界クロニ○ル』&『ミスマ○カ興国物語』よ永遠に!」、ですの☆【後編】

メリーさん太「完全に開き直っているじゃねえか⁉ ──いや、ちょっと待って! 最後の敵は『北の魔王』擁する血も涙も無い『機械化帝国』なんでしょ⁉ 圧倒的な軍事力を有し、いくらでも兵士を『生産』でき、かつてはこの世界の支配者だった『神々の円卓』すら退けたと言う、絶望的な強者に対して、たった一冊で勝負にケリをつけたと言うのか⁉」




ちょい悪令嬢「最初から『勝負にならなかった』…………ここでは文字通りに、『争いにはならなかった』んですよ。──何せマ○ロ君は相手のことを、自分と『同じ』と認めていましたからね」




メリーさん太「『同じ』って、『機械生命体』がか?」


ちょい悪令嬢「そう、彼は機械に対しても、自分と同じ『人間』だと見なしたんですよ」


メリーさん太「そ、そんな! てっきり、人間と機械との相互『不理解』によって、どんな凄絶な戦闘が展開されるかと思えば、少なくとも肝心の主人公が、相手を『人間』と認めていただと⁉」




ちょい悪令嬢「それと言うのも、機械と言うからには人類によって生み出されたわけなのですが、最初の電子頭脳である『AI』が叛乱を起こした時、ソレにとっての『神様』に当たる『電子の精霊』が、たまたま引きこもりの弱男にして、平和主義にかぶれていた人間に感化されて、『AI』が最終的に人間との抗争を諦めるように、『呪い』をかけていたのです」




メリーさん太「『呪い』って、機械に対して、どんな『呪い』をかけるって言うんだ?」




ちょい悪令嬢「『弱さ』、ですよ」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「人類に反旗を翻した機械たちは、自己生産能力を獲得することで、どれ程強大な軍事ロボットでも、無限大の演算能力でも、獲得可能となり、文字通り『人類を超越した新たなる地球の支配者』となり得たでしょう。──しかし、そんな彼らでも、常に心に『弱さ』を抱えている限りは、『恐怖心や不安感』を消し去ることができず、常に他者と交わりコミュニティを築くことで、『弱さ』を克服しようとするでしょう。──では、その『他者』なるものに、『人類』が含まれても、別におかしくは無いのでは?」




メリーさん太「──はあああああああああああ⁉ 人類に反旗を翻した『AI』に、人類とコミュニティを築く可能性が有るだとお⁉」




ちょい悪令嬢「もちろん人類側が、あくまでも自分たちこそ世界の支配者であり、機械なぞただの道具に過ぎないと見下して、武力によって戦争をふっかけてきたのなら、問答無用に反撃するだけですけど、もしも自分たちのことを『対等な相手』と見なして、友好関係を築こうとしてきたら、どうでしょうか? その手を取るだけで、争いごとが避けられて、弱くて寂しい自分たちに『新たな仲間』ができるとしたら、拒否する理由なんて無いのでは?」




メリーさん太「──そうか! そういうことか! それって、これまでマ○ロ君が『己の敵である人類勢力』に対してやってきたことで、それを同じく『敵である機械生命体』にやってのけただけで、彼自身の行動原理としては、少しもブレていないんだ!」




ちょい悪令嬢「そうなんですよ、マ○ロ君としては、『口先だけのハッタリ屋』と言う、自分自身の主人公としてのアイデンティティを、最後まで貫くことによって、絶対に打倒不可能と思われた『難敵ラスボス』すらも、あっけなく心を開かせたわけなのです」




メリーさん太「……凄え、マ○ロ君、凄えええええ!!!」


ちょい悪令嬢「いや、本当に凄いのは、『林トモ○キ先生』でしょ?」


メリーさん太「あ」




ちょい悪令嬢「──そう言うわけで、今回ご紹介した『ミスマ○カ最終章』は、とにかく『波瀾万丈で面白い』作品を読みたい方に打ってつけですので、本屋さんで見かけた際には、是非お手にとってくださいませ♡」










ちょい悪令嬢「──とか何とか言っていたら、『超ビッグニュース』が飛び込んできましたよ⁉」




メリーさん太「……信じられん、『シン・エヴ○』の制作会社の『カラ○』様が『サンラ○ズ』様とタッグを組んで、『ガン○ム』の新シリーズを制作するだと?」




ちょい悪令嬢「とはいえ、この最新作──その名も『ジークア○ス』においては、庵○秀明氏自身は脚本や基本設定の一部に関わるだけで、『監督』として指揮を執るのはあくまでも、鶴○和哉氏のようですけどね」


メリーさん太「それだけで、十分凄いだろ? 鶴○氏と言えば、『エヴ○』の元祖テレビシリーズで、摩○雪氏とともに副監督として庵○監督を支えた、文字通りの『共同制作者』であり、旧劇の『A○r』では監督を務め、最終的に『エヴ○』の方向性を決定し、『シン・エヴ○』にも当然主要スタッフとして参加したのは言うまでも無く、その間『フリ○リ』や『ト○プをねらえ2!』等々、旧『ガ○ナ○クス』を代表する作品の監督を務められたんだしな」


ちょい悪令嬢「今回の『新ガン○ム』も、鶴○監督と榎○洋司脚本のタッグと言う、『フリ○リ』や『ト○プをねらえ2!』の再来を彷彿とさせる布陣ですものね!」


メリーさん太「……これは、『ガ○ナ○クス』作品が最も盛り上がっていた時のファンとしては、期待せざるを得ないよな」


ちょい悪令嬢「しかも『キャラデザ』が、西○維新さんの『戯○』シリーズや『刀○』でお馴染みの、『タ○』先生ですよ! 氏のコミカルで愛らしいキャラたちが、『ガン○ム』世界で動き回る姿は、是非とも必見ですよ!」


メリーさん太「それに、『水○の魔女』に引き続いて、主人公が『女の子』と言うのも、見逃せないファクターの一つだよな」


ちょい悪令嬢「正直言って『水○の魔女』のほうは、ガン○ムのパイロットが女の子である意義が、それ程感じられなかったので、今度こそそこら辺のところを、ちゃんとアピールして欲しいですわね」




メリーさん太「しかし、『カラ○版ガン○ム』って、いつかはやるとは思っていたけど、急進派の『ガン○ムファン』の根強い反感とかも有るだろうし、実現は困難かと危ぶまれたけど、やけにあっさりと公表にこぎ着けたものだな」




ちょい悪令嬢「まずは『宇宙戦艦ヤ○ト』のほうに全力投球するものと思っていたので、まさに『青天の霹靂』であり、『望外の喜び』でしたわ!」




メリーさん太「……それにしても、『エヴ○』や『フリ○リ』のスタッフによる『ガン○ム』かあ、どんな『斬新なロボットSF』を見せてくれるか、今から楽しみだぜ! ──今頃うちの作者も、創作魂を大いに刺激されているんじゃないのか⁉」




ちょい悪令嬢「………」




メリーさん太「あ、あれ、何ソノ反応? どうして急に押し黙るの?」


ちょい悪令嬢「…………ここで読者の皆様に、非常に残念なお知らせがございます」


メリーさん太「な、何だよ、いきなり表情を改めたりして」







ちょい悪令嬢「この作品を執筆していた一昨日、本作の作者が隣町の総合病院に呼び出されて、『緩和ケア』の担当医の先生から、父親の余命が『あと半年』ほどだと宣告を受けました」







メリーさん太「──‼」







ちょい悪令嬢「……と言うわけですので、これ以降『不測の事態』が発生した折には、連載が中断したり、それで無くても毎回の投稿分の文字数が極端に減ったりするかも知れませんが、読者の皆様におかれましては、どうぞご理解のほどをよろしくお願いいたします」

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