表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1983/2229

第1983話、わたくし、国民の受信料を中○に貢ぎ続ける某公共放送局が許せませんの★

 100万ドルの夜景に彩られた、上海のウォーターフロント街。




 たった今、中国における『スクールアイ○ル』コンサートにおいて、家族に対して自分の夢を切々と歌い上げた少女に対して、万雷の拍手と喝采が捧げられていた。




「──クゥク○ちゃん!」


「サイコー!」


「わざわざ日本から駆けつけた甲斐があったわ!」


「貴女こそ、わたくしたち『リ○ラ!』の誇りですわ!」


「文字通り、日本と中国の架け橋よ!」


 そんな中でも特に耳目を集めたのが、彼女の留学先の日本における仲間たちであり、去年国内の『スクールアイ○ル』の頂点に立った、『リ○ラ!』のメンバーの面々であった。


「──か○ん、千○都、おまけに『グソクムシ』! ありがとう、心からの応援、ありがとう! あなたたちこそ、私の『永遠の朋友とも』なのデス!」


 もちろんステージ上のクゥク○も、その感謝の気持ちを日本語で応じた。


 まさしく、国境を越え、国籍を超えて、『リ○ラ!』の心が一つになった──




 ──かと思われた、まさにその刹那。




「なッ⁉」


「ちょッ」


「何で私たち『リ○ラ!』のメンバーのスマホだけが、一斉に『警告音』を鳴らし始めるのよ⁉」


 コンサート中に騒音は迷惑の極みだから、一斉にスマホを取り出して、慌てて画面を確認する一同。


「は? 『在上海日本国総領事館』の、公式サイトですって?」


「しかも『警告文』て、突然何よ?」


「……ええと、




【上海周辺におられる日本人の皆様に対する、注意喚起】


 現在中国各地で刺傷事件など相次いで発生しており、外出する際には周囲の状況に十分留意し、大勢の人が集まるような場所では特に御注意を。


 単独での夜間外出は控えて、特に日本語で大声で話をしないでください。




 ──って、何これ⁉」




「ちょ、ちょっと」


「これって、むちゃくちゃ、ヤバいんじゃないの⁉」


「私たち今まで、日本語で叫び通しだったし!」




 気がつけば、周囲の中国人の視線がすべて、少女たちのほうへと集中していた。




「……日本鬼子」


「……日本鬼子」


「……日本鬼子」


「……日本鬼子」


「……日本鬼子」


「……日本鬼子」


「……日本鬼子」




 むしろ自分たちこそが『鬼気迫る』表情をして、少女たちのほうへ詰め寄ってくる観衆たち。


「──嫌、来ないで!」


「まさか私たちを、殺すつもり⁉ ──最近の中国各地の、連続無差別殺人事件のように!」


「──助けて! クゥク○ちゃん、助けて!」


 必死に泣き叫ぶ、日本人少女たち。


 それに対して、一人ステージ上の安全圏にいる、中国人ハーフの少女はと言うと、




「あんたら、誰ネ? クゥク○、日本鬼子に知り合いなんかいないアルヨ★」




「「「──クゥク○、貴様ああああああああああ!!!」」」




 それからのち、『リ○ラ!』の日本人メンバーの行方は、杳として知れなかったのである。




   ☀     ◑     ☀     ◑     ☀     ◑




メリーさん太「……何だ、こりゃ」




ちょい悪令嬢「某公共放送の教育番組専門チャンネルで放映された、某超人気『アイドルアニメ』なんですけど、なぜかいきなり舞台を中国の上海に移したんですよ!」




メリーさん太「──またヤバい作品を題材モチーフに選んだものだな⁉ あそこのファンは『ガチ』な方ばかりなので、控えたほうがよろしいのでは?」


ちょい悪令嬢「別に、登場キャラや作品そのものや脚本の花○十輝先生に、文句が有るわけでは無く、諸悪の根源は『放送局自体』なのです!」


メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「とにかく、作内の上海の描写が、むちゃくちゃ手が込んでいて美麗に描かれていて、中国にまったく興味の無い本作の作者まで、つい行ってみたくなるほどだったのです!」




メリーさん太「別にいいじゃないか? 上海は昔からの『経済特区』として栄えているし、『国際都市』として海外客にもオープンだし、本作の作者を始めとする視聴者が、旅行したくなっても構わないのでは?」


ちょい悪令嬢「……わたくしが言いたいのは、仮にも日本の公共放送が、外国の都市の『PR』みたいなことをしても、いいのかって話ですよ!」


メリーさん太「これくらいだったら、問題無いんじゃないのか? そんなこと言っていたら、海外を舞台にしたアニメなんて、まったく放送できなくなるじゃ無いか?」


ちょい悪令嬢「そりゃあ、実際に旅行に行っても、本当に『安全&安心』ならね」


メリーさん太「……何だと?」




ちょい悪令嬢「【突発短編】の中で描いたことは、概ね『事実』なのです。先頃『在上海日本国総領事館』におきましては、最近中国各地で起こっている凶悪事件を鑑みて、邦人に対して『外出する際には周囲の状況に注意を払い、大勢の人が集まるような場所では特に留意し、くれぐれも単独での夜間外出は控えて、特に日本語で大声で話をしないこと』等々と、注意を喚起したのでございます」




メリーさん太「──いくら外国だからって、日本人に日本語を話すなって、むちゃくちゃじゃないか⁉」




ちょい悪令嬢「それだけ、現地の一般大衆における『反日感情』には、ただならぬものが有るのですよ」


メリーさん太「そ、そんなにかよ⁉」


ちょい悪令嬢「それどころか、当の中国人すらも、コロナ禍の際の『ロックダウン』に始まった、政府による『統制の強化』に嫌気がさして、日系企業に転職し日本本国の職場への配置を希望して、事実上上海から『移住』してくる者も少なく無いことを、『ヤ○ーニュース』等で盛んに取り上げられてるほどですしね」


メリーさん太「……つまり、上海の『実情』は、日本人どころか中国人にとっても、かなり厳しいものが有ると言うことか?」


ちょい悪令嬢「それなのに、某教育テレビによる某アイドルアニメの『上海礼賛』ぶりは、どうでしょうねえ? あんなのに乗せられて上海に旅行した熱狂的ファンの『ラ○バー』たちが、現地の『黒社会』の魔の手に落ちて、バラバラに解体されて各種『臓器』としてぱらわれたりしてしても、責任を取ってくれるんでしょうかねえ?」


メリーさん太「……あー、確かに。上海とか香港とかには、昔からそんな『黒い噂』が絶えないよなあ」




ちょい悪令嬢「とにかく『犬HK(仮称)』には、用心するに越したことは無いのですよ。あそこはかつて日本国民から搾り取った莫大なる受信料を湯水のように使って、中国(の主に辺境地域)の発展に寄与したと言う、『前科』が有りますからね。中国のためなら、『視聴者=日本人』がいくら犠牲になろうとも、痛くもかゆくも無いでしょうよ★」




メリーさん太「うん、そういや最近も、ほとんど詐欺まがいの中国の通販会社をベタ褒めしていたからな。それこそ『PR』そのものであり、幾重の意味でも『日本の公共放送』失格だよな」




ちょい悪令嬢「さすがは『犬HK』! 香港《HK》の──つまりは、中国の『狗』! 『尖閣諸島は中国の領土!』とか堂々と宣言する、不逞中国人スタッフを、平気で長年勤めさせるだけありますわ! とにかくこれをお読みの皆様も、たとえそれが(アニメすらも含む)どんなジャンルの番組であっても、必ず『裏に何かがある』と疑ってかかって、ゆめゆめ『洗脳』なされないように!」










メリーさん太「……そう言う意味では、今回の斎○元彦氏の知事選大勝利は、良かったよな」




ちょい悪令嬢「別に本作の作者は新知事さんの支持者ではありませんが、『オールドメディアに鉄槌を下した』と言う点において、大喝采ですわ♡」










ちょい悪令嬢「──あと、誤解しないでいただきたいのは、本作の作者は『ラブラ○ブ!』自体に関しては、あくまでも大ファンと言うことなのです!」




メリーさん太「特に今期秋アニメの『スパ○タ』第3期においては、鬼○冬毬ちゃんの練習着が非常にエロくて、目が離せませんからなあ♡(※ゲス顔で)」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ