第1968話、【祝!矢○永吉50周年】わたくし、熱狂的ファンなら『レアアイテム』の一つや二つ持っているはずだと思いますの☆【後編】
ちょい悪令嬢「──そうなんですよ、よってウィーンでのゲリラライブの動画についても、矢○さんサイドにちゃんとオリジナル映像が保管されているものと思われますが、現在は有料無料を問わず公開されておらず、原則的に視聴する機会は無いと言う状態なのです」
メリーさん太「……そりゃあ、元々テレビ局の企画なら、いろいろと権利関係が複雑だろうな」
ちょい悪令嬢「そんな貴重な映像を、うちの作者はフルヴァージョンで持っているわけなのですよ」
メリーさん太「そりゃあ凄いな⁉ 他にもそう言ったのが、有るわけなのか⁉」
ちょい悪令嬢「やはりテレビ番組の『MUS○C FAIR』で歌われた、『天使たち○場所』ですね。むちゃくちゃ心に響くバラードを、日本のジャズ界の超ベテラン勢をバックに、最高にセンチメンタルに歌い上げる矢○さんは、普段の『ロックの矢○』とは一味違って、これまた『レア中のレア』と申せましょう!」
メリーさん太「そういや彼の曲には、ジャズ調やラテン調の曲も多いよな」
ちょい悪令嬢「後その他にも、下手すると矢○さんのファンでもほとんど知られていないかと思われる、超目玉動画が存在しているのです!」
メリーさん太「ファンでも知らないって、どうしてだよ?」
ちょい悪令嬢「だって、矢○さんのライブ映像どころか、楽曲等も全然扱っておらず、そもそも矢○さんの番組では無いんですもの」
メリーさん太「えっ、御自身の番組では無いのに、本人が登場するなんて有り得るのか?」
ちょい悪令嬢「昔フ○テレビにおいて、当時では珍しい『ライブ動画の完全ノーカット版』を、深夜に放送するってやつが有ったのですが、何と贅沢なことにも、ド○ービーブラザーズの解散コンサート(※現在は再結成済み)の映像を流す前に、かなりの時間を割いて、矢○さんに御自身の『ド○ービーズとのなれそめ』を、熱く語ってもらったのです!」
メリーさん太「何ソレ⁉ つまり矢○さんを、『解説役』のためだけに、出演を依頼したわけなのかよ⁉」
ちょい悪令嬢「昔の深夜番組は、わけのわからないところに、お金を使っていましたからね」
メリーさん太「……確かに、同じく超傑作映画を完全ノーカットで放送していた、『ミ○ドナイトアートシアター』なんて、ソフトを買えば一万円前後する希少な作品を、惜しげも無く毎週のごとく流していたからな」
ちょい悪令嬢「後は、やはり権利関係が複雑だったのか、なかなかソフト化しなかった、矢○さん主演のテレビ番組の『ア○よさらば』の放映時のビデオなんかも、超貴重でしょうね」
メリーさん太「……そんなのこそ、ネットに上がってるんじゃないのか?」
ちょい悪令嬢「──『違法だよ、ア○ル君』?」
メリーさん太「うぐぅッ⁉」
ちょい悪令嬢「今確認したところ、公式の動画配信サイトのどこもサブスク化していないようですので、がちで『レア映像』ですわ」
メリーさん太「あれって、毎回ラストに無理やり音楽シーンをねじ込んで、いきなり矢○さんが歌い出していたからな。そう言った意味でも必見のやつだろ」
ちょい悪令嬢「このように、映像作品だけでも、レア物ばかり所有している本作の作者ですが、残念ながら来年のイベントにおいて『スタッフ』になれるどころか、そもそも参加すること自体不可能だったりします★」
メリーさん太「……何でだよ? これだけ『お宝の山』を持っているんなら、余裕で参加できるだろう?」
ちょい悪令嬢「いやいや、『要介護5』の父親を残して、横浜まで行けるわけが無いでしょうが?」
メリーさん太「あ」
ちょい悪令嬢「──と言うわけで、もしかしたら『レアアイテム』だけ主宰者様にお渡しして、本人は参加しないと言うパターンも有り得るかも知れませんので、ご来場なされた方で、今回の前後編にて紹介した映像作品が上映されたりしていた場合は、本作の作者が提供したものと、思し召してくださいな☆」
メリーさん太「………うん、それはそれでいいんだけど、うちの作者の『矢○永吉レアコレクション』て、まさか『映像作品』だけじゃ無いよな? 他にはどんなのが有るんだ?」
ちょい悪令嬢「やっぱ、毎年のように全国ツアーをなされている矢○さんなら、コンサート会場でのその年限定の物販品なんかが、過去に遡るほど、入手困難な逸品となりますわね」
メリーさん太「やっぱ、ツアーパンフレットとか、来年の特大カレンダーとかか?(矢○さんのライブは、毎年年末の12月に千秋楽を迎えるのが恒例なのです)」
ちょい悪令嬢「──ど素人が! 矢○さんのツアーグッズと言えば、『これ』だろ⁉」
メリーさん太「ああ、そうか、『タオル』か! 矢○さんを象徴する『ロゴ』が大きくプリントされた、バスタオル大のやつ!」
ちょい悪令嬢「『バスタオル』と言うよりも、『ビーチタオル』ですけどね。コンサートのクライマックスでは、客席で無数のタオルが舞い上がるのが、矢○さんのライブの定番となっております☆」
メリーさん太「……いや『定番』と言うのなら、『レア』では無いだろ? あんたが今矢○さんそのままに、肩で背負っているやつだって、一番有名な、『E・YAZ○WA』の文字を、真ん中のデフォルメ化された『Z』で貫いているやつだし」
ちょい悪令嬢「おやおや、その目玉は節穴ですかあ? ようく見てくださいよ、まさにその『Z』の部分を」
メリーさん太「……あれ、そういえば、このタオルの『Z』って、いつもの『雷鳴をイメージしたようなギザギザのやつ』では無く、まるで『怪傑ゾ○が犯行現場に残した、いかにも気障でスタイリッシュなやつ』だよな⁉」
ちょい悪令嬢「これは、1995年リリースのアルバム『こ○夜のどこかで』で用いられた『特殊ロゴ』なのですが、その年のライブでの物販コーナーで販売された各種タオルのロゴとしても使用されたものの、何とそれ以来再使用されることは無く、まさに30年前に販売されたタオル限定の、超レアアイテムなのですよ」
メリーさん太「へえ、矢○さんのタオルって、各種のロゴを使い回ししているものと思ったんだけど、その年限定のやつも有ったんだ?」
ちょい悪令嬢「特にこのロゴはセンス抜群なので、本作の作者のお気に入りなのです♫」
メリーさん太「確かにこれもレアっぽいけど、映像作品とタオル以外に、何か他のやつは無いのか?」
ちょい悪令嬢「矢○さんを特集した雑誌類は、ほぼすべて所有しておりますわ☆」
メリーさん太「──うちの作者は、どんだけ矢○さんのファンなんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「映像作品なら、レアなやつやかなり古いやつでも、Y○uTubeあたりに上げられる可能性が有りますけど、さすがに紙の雑誌の記事ともなると、そのすべてをネットに移行するのは困難でしょう」
メリーさん太「……むしろ『アナログ』だからこそ、この『デジタル』全盛期において、価値が有るってことか? 何とも皮肉な話だな」
ちょい悪令嬢「……後はそうですねえ、『カラオケCDーBOX』でしょうか?」
メリーさん太「──はあ? 『カラオケ』って、何ソレ⁉」
ちょい悪令嬢「昔公式ファンクラブ直営ショップが中野にあった際に、矢○さんのそれまでのアルバムのすべての曲を『歌』無しで収録して、購入者が『カラオケ』として使用できるようにした、CDーBOXが売られていたのです」
メリーさん太「公式がか⁉」
ちょい悪令嬢「当時は『カラオケ全盛期』だったので、ファンのニーズも旺盛だったのですよ」
メリーさん太「ああ、昔のシングルCDには必ず、『カラオケパート』が設けられていたって話だしな」
ちょい悪令嬢「これって定価が馬鹿高くて、それ程購入者もいなかったようだから、現在においては『超レアアイテム』だったりしてw」
メリーさん太「……すげえ、うちの作者が、どんどんと『億万長者』になっていく」
ちょい悪令嬢「まあ、売ったりはしませんけどね、何せうちの作者は、ガチの『矢○マニア』ですから♡」
メリーさん太「──うちの作者ってば、とうとう『単なるファン』では無く、手遅れ気味の『マニア』であることを、自らカミングアウトしやがったぞ⁉」